先に言っておきます。
ゆうかりんではない。
そしてえーきさまでもないです。
それではごゆっくり
幻想郷
妖怪の山に神社がある。
この神社には
東風谷早苗という風祝の巫女と
洩矢諏訪子と八坂神奈子
という神様がいる。
守矢神社という名だ
妖怪の山にあるだけはあり参拝客が妖怪の被害を受けることも、多々ある
だが参拝客はそう少なくはない
また、一人の人間がこの神社を頻繁に訪れているようだ。
神社でのんびりしていた諏訪子が人間に気づき話をしている。
「おお。また新しい参拝客かぁ。」
「ここが守矢神社ですか?」
「そうだよ。あんた人間だろ?よく人里からここまで来る気になったねぇ。」
「まぁ少し願い事でもと思ったので。」
「ということはお賽銭かい?」
「ええ、まぁ。」
「来てくれるだけでもうれしいってのにお賽銭までしてくれるなんてほんとにありがたいねぇ。」
「まぁ硬化一枚ですけど」
「いいってことよ、その気持ちだけでもありがたいからね。」
賽銭箱にお金を入れる人間。
諏訪子はそれを見届け改めてお礼を言う。
「こんな所までわざわざすまないねぇ。」
「まぁ、お願いするならあざとい巫女しかいない神社よりも、ちょっと来るのは大変ですけどちゃんとした神様がいるここのほうがいいと思ったので。」
「ありゃ、博麗も見捨てられたもんだなぁ、それでお願いってどんなことなんだい?」
「大したことじゃないですよ。三日坊主の癖が直ったらなぁ、と、思っているだけです」
「そうかそうか、まぁうまく行くと思うよ。」
「そうだといいんですけど。」
「なんたってこの守矢神社にお願いに来ているんだから。」
「まぁ、出来る限り自分でも努力はします」
そう言うと人間は山を下り里に帰っていった。
「三日坊主ねぇ。」
そうつぶやいて諏訪子は少し考え事をしていた。
次の日もその人間はまた守矢神社に参拝に来ていた。
「参拝客ですね!ありがとう御座います!」
「あ、ここの巫女さんかな。」
「はい、東風谷早苗と言います。わざわざありがとう御座います」
「お賽銭、今日は紙を一枚持ってきました。」
「ありがとう御座います!」
紙を賽銭箱にいれ。お願いをして神社の側のベンチに座った。
「ここは静かでいいですね。」
「そうですね。人里とは遠いですし、森の中なので騒がしくなる時はそんなに無いですね。」
「博麗さんのところだとお賽銭ねだりが強くって。落ち着けないですよ」
「霊夢さんのところはいろいろな人が集まりますからね。」
「ここって、参拝客は来てますか?」
「来なくはないですねただ集まって来る方はあまりないです。あなたのように個人で来る方が大体です」
「そうなんですね。」
「それでも来てくれるのはありがたいです。本当にありがとうございます。」
「それじゃ、このあと仕事もあるので私はこれで、また来ますね。」
その一言で人間はまた人里まで帰っていった。
その後も人間は守矢神社に何度も参拝に訪れている。
三日坊主という癖を直すために。
そして、ある日のことだ。
「何度目かな?ここにくるのは?」
「諏訪子さんも飽きずに話しかけてくれますよね。」
「そりゃぁ、お客さんが来たら話しかけるのが普通だろうね。」
「まぁ、そうですね。」
「どうだい?お願い事の【三日坊主】は直りそうかな?」
「うーん。まぁ、まだわからないですね。」
「そうか。まぁこれからも頑張りなよ。」
「諏訪子も意地悪言うもんだな。はっきり言ってやりなよ。」
山の見回りから帰ってきた神奈子が諏訪子に愚痴をこぼす。
「ありゃ。まぁそれもそうか。」
「なんのことです?」
不思議に思う人間。
二人の神様は人間の願いのことについて話し出す。
「あんたの悪い癖、【三日坊主】だったかな。」
「ええ、そうですね。」
「とっくに直ってるんじゃないかい?」
「えっ?なんでです?」
「あんたここに初めて参拝に来たのはいつだい?」
「そうですね、あの日から5カ月ぐらい経ちますね」
「そうだろ?5カ月も経ってるんだそれだけ長い間あんたは参拝に来ているんだよ」
「でも、直るまでは続けるつもりですし。」
「わからないかなぁ。それだけ長い間、参拝に来てるんだよ、参拝しに来ているんだよ。」
「そういうことか。参拝か。これを…」
「あんたの癖を直すための参拝は、三日坊主で終わってないのさ。だからその癖はもう直ってるんだよ。」
「なるほど、これには気づかなかったよ。
二人ともありがとう。」
「いやいや、それだけあんたはこの神社に信仰を持ってくれていたんだ、嬉しい限りだよ。」
三人は少し談笑していた。
神様にお願いをしたことがいかに効果があるかなんて話をしていた。
「そうですね、これからもここには参拝に来ますよ。」
「おっ、ありがたいねぇ」
「癖が直ったお礼とこれからもこの神社に信仰を捧げていこうと思います。」
「うんうん、長く続けることはいいことだ。」
「もちろん信仰のこともありがたいよ。」
「お二人もこれからも頑張ってくださいね」
「あんたも頑張りなよ。」
「ところであんた。名前を聞いてなかったね。」
「名前なんていいですよ。」
「大事な参拝客だからな。大切にしたいんだよ」
「自分の名前なんて無いようなものです。」
「名前がない?どういうことなんだい?」
「生みの親と育ちの親が違って。何度も捨てられて何度も名づけなれて。そればっかりですから。」
「なんて身勝手な…」
「だから、僕に名前なんてあってないようなものです。」
「悲しいなぁ、親に捨てられるなんて…」
「慣れてますから。」
「そんなことに慣れるのはおかしいんだ。そんな粗末な話は起きたらいけないんだよ」
「それでももう変えようのない事実です。」
「毎回違う名前で嫌だろう?」
「もう気にもしてないですけど」
「それなら…そうだな。私にちょっと考えがある。」
「考え?いきなりなんだってんだよ神奈子、」
「名前欲しくないかい?」
「また名前ですか。まともじゃないですね。こんな話した後に、」
「あんたには四つ名前をやるよ。」
「ちょっと神奈子いい加減にしないか。」
「4つですか、僕はそれから選べはいいんですか?」
「いーや、全部やるよ、ただいつも同じ名前じゃない」
「どういうことです?」
「お前、四季は好きかい?」
「ええ、まぁ、嫌いじゃないです。」
「よし、今から命名してやるよ。神様からもらえる名前だ大切にしてくれよ」
神奈子は人間に名付けた。
でもそれには人間は満足をしていた、
その名は…
四季、春夏秋冬
その季節事に変わる名だという
春ならば春季【はるき】
夏ならば夏季【なつき】
秋ならば秋季【あき】
冬ならば冬季【ふゆき】
それぞれ四季で名が変わる
変わった特殊な名前だった。
「それなら、今は冬季ですね。」
「どうだい?気に入っただろう?」
「ええ。これなら面倒でもないですし。今までのように何かあるたびに変わっていくこともないですから。いいですね。」
「なんだ…神奈子が命名するってんだから、また野蛮なのが出るかと思ったよ。」
「そんなセンスも影もないみたいなこと言わないでくれよ。」
「でもまぁ、たまにはいい事言うじゃないか。」
「お名前、大切にしますよ。」
それから数年、人間は守矢神社に通っていた。
四季折々の名前を持ちその神社に、参拝に行く。
面白いことにちょっとした問題も起きたりする。
季節の変わり目のことだ。
「おお、夏季。」
「いやいや、もう、秋季じゃないのか?」
「まだ暑いんだし夏季でいいだろ」
「何言ってるんだ暦の上ではもう秋だぞ。」
「まぁそうだけどさぁ。」
「僕的には夏季でもいいんですけど…」
「ほらぁ!やっぱまだ夏だって。」
「暦は秋なんだから秋季だ。」
「夏季!」
「秋季!」
こんな感じで喧嘩も起きる。
それほど仲が良いことではあるが
二人ははっきりさせるまで止まらない。
一番困るのは人間だった。
まだ、早苗が、いないだけマシと言った感じが、早苗が割り込むとさらにひどいことになることもある。
また今日も一人の人間が参拝に来たようだ。
この人間は守矢神社の常連客となった
神様から名付けられた一人の人間だ
最後ちょっと締まりが悪かったかな…
できるだけやった結果がこれだよ
それではまた会えたら会いましょう