物語館   作:むつさん

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どうも悠樹@夢子です。

恋と愛の違いってなんでしょうね?

私は今までに5回ぐらい失恋しました

それでは、ごゆっくりと


嫉妬の混じった愛

ほんと。妬ましいわね

 

何がだい、毎回それじゃないか

 

貴方のその堂々たる態度よ。

どうしてそんなにも意気込んでいられるのかしら。人間なのに

 

俺は誰かに押し付けられながら生きるのは嫌いだからな、それに、

人間も妖怪も心を持ってる。それを大切にすればいいんだよ。

 

妬ましいわね、妖怪をも大切にする心を持てるなんて。

 

それは褒め言葉なのか?

 

どっちでしょうね。

 

とにかく。今日は帰ろうかな。

地底もなかなか楽しいな、こんな商店街みたいな場所があるなんてなぁ。

 

人間のくせに妖怪と仲良くするなんて妬ましいわ。

 

……………………………

 

 

ねぇ、あなたはなぜ毎日地底に来るのかしら?

 

そうだなぁ、

つまらないんだよな。

 

つまらない?

地上にはたくさんの娯楽があるじゃない。

 

それもそうなんだけど。同じものばっかで飽きてねぇ

 

ふーん。そうやっていろんなものな興味が示せるあなたが妬ましいわ。

 

そうやってすぐ妬む君が妬ましいね。

 

あら。本当にそうかしら。

 

言ってみたかっただけさ。

 

そう。真似事なんてつまらないわ

 

そうかな、ちょっと君に興味が湧いてきたよ。

 

あら、嬉しいことだけど。私は妖怪、あなたは人間、そのことはわかってるわね?

 

そうさ、でも、俺は気にしない。

 

そう。

 

ここはすごく面白いところだね。地上よりも楽しい。なんたって暇しない

 

地上の人間なんだから地上で暮らしなさいよ。

 

うーん。私にとって地上は住み難いんだよな。

 

あら、どうしてかしら

 

人間とは仲が悪い。というか、私は嫌われものでね。私がいるとどうも気分を害するらしくてな。

 

あら。残念ね。というか、可哀想ね

 

まぁ、それも仕方ないことなんだけどな。

 

仕方ないこと?

 

うーん。なんて言うか。

地上でいろいろと問題が起きてね。

私がそれに関係してるんだ

 

そう。それであなたに関わりたくないということかしら

 

そうらしい。だから。こうやって地底に遊びに来ているんだ。

 

ふーん。あなたも災難ね

ここにいると何があるかわからないわよ?

 

まぁ、いつ死んでも構わない。

 

そんな恐れ知らずなところも妬ましいわね。

 

何でもかんでも妬んで。君は面白いな

 

それはどうも。

 

さて、地上ではそろそろ夜だろうから帰るとするか。

 

どうせ明日も来るでしょうけどね。

 

まぁ、ここに来ない日はないだろうねぇ

 

………………………………………

 

 

いつもこの店にいるのかしら

 

あぁ、そうだね。ここの紅茶は好みの味なんだ

 

もう地底で居場所を作ったなんて妬ましいわ。

 

なんだか、ほんとに妬まれてる気がしてくるね。

 

あら。妬ましいのはほんとよ?

 

そうかい。まぁそれもそうだろうな。

 

なによ。わかったようないい方するわね。

 

君は地上での居場所がないんだろう。

 

そうね。まぁ、妖怪だし。こんな性格だから。

 

私も居場所はない。

だから私はいつもここにいる。

 

逃げ道を見つけただけじゃない。

 

そうとも言うね。

 

ここにも、飽きたらまた別の場所に行くんでしょ?

 

あぁ、多分そうだろうなぁ。

 

やっぱり転々とするあなたが妬ましいわ

 

なにが妬ましいのかさっぱり

やっぱり君は面白いな。

君と話をしていると飽きないね。

 

ほんとにそうかしら?

 

あぁ、君との会話には暇がない。

 

まるで他の人がつまらないような。

 

そのままだよ、人間はいつも自分中心に会話をする。それを聞いてるこっちはつまらないんだよ。

 

あなたも一緒じゃないかしら?

 

私は誰かに話しかけることが少ない。

話しかけることがあるとしても重要なことか、ちょっとした用事で話すぐらいだ。会話という会話はしないんだよ

 

そう。忙しそうなあなたが妬ましいわ

 

忙しくなんかない。単に話さないだけだ

 

なのに口は達者なのね。

妬ましいわ

 

俺が妬ましいのは、誰かを恨み、

そして誰かを想うことが出来るやつだよ、

 

あらあなた、心があるんじゃないかしら?

 

俺はもうそういうのはわからなくてな

 

なによ。いきなり自信なさげになって。

 

はぁ…つまらない過去があったんだよ

 

興味が湧いたわ、聞かせてもらおうかしら

 

人に裏切られる人生を生きてきただけさ。俺には信じる人も信じられる人も居ない。もちろん。俺を信じてくれる人すらな、四面楚歌、八方塞がりだよ

 

あら。そんな人生を送ってきたなんて、あなた本当に苦労人ね

そんな苦労ができるなんて妬ましいわ

 

君は結局、私を妬むんだな

 

そういう癖、性格よ。諦めなさい

 

そうか、そうだなぁ

さぁ、今日はもう帰ろう、里の宿もいつ追い出されるかな。

 

なら地底で住めばいいのに

 

それもいいけど、そうするとつまらなくなってしまうかもしれないだろ?

 

………………………………………

 

あなた地底に住む気はないのかしら?

 

そうだね。そうしようと思っていた頃だよ。

 

あら?この前はつまらなくなると言っていたじゃない。

 

ついに地上に居場所がなくなった

宿は追い出され。人間には悪態をつかれるようになった。

地上にいても何の得もなくなったね

 

そう。可哀想ね。人間でありながら

人間から拒絶されるなんて。

 

妖怪から嫌われるよりずっとマシなんだろうけどね。

 

そうね、妖怪から嫌われてしまっては、食われるか生きていられなくなるか。だものね。

 

何故か。妖怪とは仲が良いんだ

俺でもわからない

 

ほんと、どんな妖怪とも仲が良いあなたが妬ましいわ

いっそ嫉妬の炎で燃やしてみたいわ

 

そんなことされたら困るなぁ、まだ生きてるから、できるだけこの人生を真っ当してやりたいよ

 

そうね。人間は人生が短いものね、

妬ましいわ

 

そんなこと言われてもなぁ。

 

妖怪は長生きだからその分出来事が多いのよ

 

そうだね。だから嫌なことも多いというわけか。まぁ、嬉しいことも多いだろう?

 

長生きがいいというわけでもないわ。

 

短命がいいというわけでもない

 

どっちとも言えないわね

 

だから、出来る限り生きるんだよ

 

そう。ならここでこうやって私と話していればいいじゃない。

 

そうだな。そうしようか

 

暇がない人生を歩む。私と話をすれば楽しく暇しない。そうでしょう?

 

あぁ、確かにそのとおりだ。

名案だな。助かったよ

 

短命の人間が妬ましいけど、

それを見届けるのも、面白そうだし

 

もしあなたが生きることをやめる時が来たら私があなたを終わらせてあげるわ。

 

あぁ、その時は頼むよ。

 

………………………………………

 

何年経ったかしらね。

 

さぁな。軽く四、五年ぐらいか

 

飽きもしないでよくもまぁここにいるわね。

 

ほんとに暇しないぐらいだからな。何度君に妬まれたか。

 

数え切れないわね。私もわからないわ

 

さて。いつまでこうしていられるかな

 

どういうことかしら。

 

長年ここにいるとどうも体が崩れ始める。人間ここは合わないらしい

それでも、君とここにいれて楽しいから、まぁ、気にはしてないけどね。

 

なら、妖怪にでもなってしまえばいいじゃない。

 

そしたらここにいる理由がなくなる、

 

別にいいじゃない、暇しない生活をすればいいのよ。

 

それもそうだが、どうすれば妖怪になれるか。

 

そうね。ならこうしてあげる

 

………………………………………

 

なぁ、もしかして。

 

何かしら?

 

パルスィって…

いや、そんなことはないか

 

気になるし隠すあなたが妬ましいわ

 

いや、確信がないんだ。言えない

 

そう。早く言えるようになってね

 

な、何だいきなり優しくなって

 

気のせいよ

 

やっぱりそうか。

 

なにがかしら?

 

俺の事を…

 

ええ、そうよ、私はあなたへ嫉妬が混じった愛を持っているわ。

あなたを愛してるのよ

 

だから。俺を地底に、妖怪に?

 

そう。いつまでもいて欲しかった

あなたは私の唯一の拠所なの。

私が抱いたあなたへの愛に気づいてくれなかった。あなたが妬ましかった。

 

パルスィ…ありがとう…

 

そうやってすぐにお礼を言えるあなたが妬ましいわ

 

愛していても妬むのはやめないんだね

 

そういう性格だって言ったでしょ。

 

そうだね。俺もパルスィの事を愛しているよ。これからもよろしく。

 

私の事を愛してくれるあなたが妬ましい。けど。この感じは、

 

嬉しいの方が合ってるかしら

 

 

 




私には心から信じれる人もいません
悲しい限りです

ではまた会えたら会いましょう
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