今回は寝る前に時間を取って書きました
とは言っても何日かに分けてます。
だって…一夜で書ききれるほど…語彙力も作文力もないんだもん…
ではごゆっくり
紅魔館の一室で本を読んでいた。
普段は寝ている時間だが。
どうにも眠れないものだから、手元用のスタンドライトを机に置いて、軽く明るくして読んでいる。
雨の降る音だけが聞こえる中
静かな空間が広がっていた
そんなときに。
隣のベットでゴソゴソと動く音がした
「どうしたレミィ。眠れないのか?」
「ん、うん。」
「そうか。すまん。明るくしないほうが良かったか?」
「別に構わないわ。貴方も眠れないのでしょう?」
「あいにくな、」
「そう。」
レミリア・スカーレット。
紅魔館の主であり。
俺の愛人。
そして、俺は彼女の執事
レミリアはベットから起き上がると机を挟んで対面の椅子に座る。
机に伏せるようにして顔を覗かせてくる。
「どうした。寝ないのか?」
「ふとんの中、暑苦しいのよ。」
「まぁ、雨も降ってるしな。」
「本。何読んでるの、」
「これか?知り合いが里から持ってきたやつで、旅人の話だ。」
「そう。貴方、旅がしたいの?」
「旅なんてする必要はない。定住地もあればお前もいる。旅なんて俺には無関係だ」
「そうね」
本を閉じてレミリアと向かい合う。
レミリアもよそ見をしていたのを視線を変えてこちらを向く、
「相変わらず、あなたは優しい目をしているのね。」
「生まれつきらしい。俺は気にしたことがない」
「見た目だけじゃなくて貴方は本当にやさしいものね。」
「よく言われる」
「そんな貴方が私は愛おしい」
「その発言は何回目か」
「さぁ、わからないわ」
そのひとことで黙り
また静かな空間が広がった
お互いに真剣な眼差しで見つめ合い
そして、お互いに目をよそに向ける
そこに恥ずかしさなどはなく、
単に違う景色を移すためだった
しばらくの間話さなかった
まるで心が通い合っているように、
たまに目を合わせてはまたそらし。
何かあれば目を合わせてまたそらす、
その繰り返しをしていた、
次に声を出したのはレミリアだった
「…ねぇ…」
「ん?」
「寝ましょ…」
「眠たいか?」
「…ん…うん…」
「そうだな、寝るか」
本を仕舞い、ライトを消し。
レミリアと同じベットで横になる。
俺は寝るときはすぐ寝る。
しかし、どうも今日はひたすら寝れない。
眠たそうにするレミリアを撫でながら、眠るのを待つ。
帽子のつけていないパジャマ姿のレミリア。
普段の風格を感じられない姿の彼女からは女の子らしさと今だけは寂しさを感じていた
レミリアは、すすり泣くような声を出し、蹲るように体制を変える。
「どうした、泣いてるのか?」
「……」
何も答えずに抱き着いてくるレミリア。
そっと抱き返し。落ち着かせる。
「どうした。何か気に触ることでもあったか。」
「貴方は…本当に…優しすぎるのよ…」
この発言も何度も聞いた
「優しいのは…罪か?」
「…いいえ…でも、私は貴方を傷付けてしまったのに…それを許しているは…罪なのかもしれないわ…」
「レミィは…まだあの時の事を?」
「だって…私は貴方の全てを奪ったのよ…」
「確かに…俺は家族を失くして、家を失くして、死にかけた、」
「ええ…だから…私は…」
「でも、だからこそ。俺は半妖となり。レミリアと逢い。こうしてここにいる。」
「……」
何も言わず更に強く抱きしめてくる
「…俺はな、誰かを恨んだり憎んだりするのは苦手なんだよ。だから、別にレミィに対してそういうふうには思ってないぞ。」
「私が…悔しいのよ…」
「気にするな…」
「だって…全部奪って…傷付けて…挙句、私と付き合わせることになって…」
「…俺はレミィが好きだし…もっと言うなら、これ以上無いほど今幸せだと思ってる。」
「私は貴方に何もしてあげれないのよ…」
「俺を死の縁から救ってくれた。それだけで充分だ。」
「…なんでなのよ…」
「なにが…?」
「何で私は…貴方に良くしてあげれなくて…それで…貴方はいつも私に優しくするの…」
「レミィ…あのな、」
「もう…私は貴方に何をすれば…」
「レミィ、」
「…うん…」
「何もしなくてもいい、いつもみたいにレミィはレミィとしていてくれればいい。」
「でもそれだと…貴方が報われない…」
「報われる必要なんてないだろ。」
「なんで…貴方だって…」
「報われたいとは思ってないし、報われて何が変わる?今のままでも俺は充分満足してる。それにあの頃が一番の最悪だったとしたなら、それを乗り越えて今は幸せなんだ。」
「でも…私は…」
「もういいんだよ、それとも、レミィは満足できない?」
「うん…」
「なら、レミィの思うやり方でいい。少しずつ優しくなればいいんじゃないか。」
「優しくなる…それだけかしら…?」
「俺はいつも人に優しくしているんだと思う。他人が言うように。だから、レミィも優しいと言われるようになればいいんじゃないか。」
「うん…」
「そうすれば、自然と誰かに何かしてあげることができるだろうし。」
「…私は貴方に優しくすればいいのかしら…?」
「もちろんそれもそう。でも俺だけじゃない。俺だけにするんじゃただの不公平だから。」
「優しくなる…そうね…やれるだけやってみるわ…」
そういうとレミリアは静かにまた抱き着いてきて。そのまま落ち着くように寝てしまった。
「おやすみ、レミィ」
その数秒後に俺もやっと寝ることができた。
今回は短めに終わりましたね。
ちょっとしたシナリオでした。
では、また会えたら会いましょう