題名がだめ考えつかなかった
ではごゆっくり
そうだ、早苗
はい
外の世界行ってこいよ。
はい?
それじゃ行ってこい!
えぇ!
……………………
「またこっちの世界に来てしまいました…」
幻想郷にいた早苗は諏訪子のイタズラで外の世界に飛ばされた。
「弾幕と奇跡も使えないから…こっちの生活は大変なんですよね…」
飛ばされてすぐついた場所は
人の去った神社だった。
「神社…と言っても巫女も神様もいないようですね…捨てられてしまったのでしょうか」
一言つぶやくと後ろから足音が聞こえた
「珍しいな、こんな神社に参拝者か。」
「珍しい…と言う事は」
「あぁ、ここは秋宮神社、昔は神様すらいたとされる神社だ。」
「秋宮神社。なぜこのような状態に?」
「ここを奉る人たちが減ったからだ。いや、正確にはここが廃れているからか。」
「そうですか…廃れる…そんなこともあるんですね…」
「そんなあんたはなぜここに」
「訳を話すと長く…なりませんけど、多分信じえもらえませんね…」
「別に聞かないわけじゃないけどな」
「貴方こそここに来る理由はなんですか?」
「俺か?この秋宮神社にはちゃんと巫女がいたんだその知り合い、でね。初代が俺の婆さん、二代目が俺の母親で三代目が姉。四代目も俺の幼馴染とまで決まってたんだが」
「三代目で止まってしまったのですね」
「……」
男は黙ったまま神社を見つめていた。
「何か訳があるんですね、」
「もう誰もいないんだ。」
「どういうことなのですか?」
「この神社での奉り事がある前日の日、俺はここで奉り事の準備をしていた、一頻り準備…まぁ飾り付けだけどな。それを終えて家に帰ると。形相を変えた両親の知り合いがいた、」
「一体何か?」
「交通事故で…両親と姉が亡くなったんだ。しかも俺が準備を終えた直後ぐらいに。」
「そんな…」
「先代の婆さんはとっくに逝ってるし。幼馴染はまだ巫女になれる年じゃなかった。」
「と言う事は、まだ何年か前の話なのですか?」
「ざっと10年前だな、俺がまだ11のころだから」
「そんな…」
「もちろん後日の奉り事は延期なしの中止。ひと月後には参拝客もかなり減って。」
「そこからこの神社は…」
「あぁ、幼馴染は巫女になることを諦めて、今はデザイナーをやってる。俺はまだ学生。」
「そうなのですね…」
「もう、俺くらいしかここには来ないと思ってる。深い関わりを持っているのは俺くらいだ」
「悲しいですね…」
「いいんだ、なるべくしてなったんだろ。」
「……」
「あんたはなんでここに?」
「えっと、、私、東風谷早苗って言うんですが。さっきまで別の世界にいまして…」
「別の世界。ね」
「そこで…知り合いがわたしをこっちに飛ばしまして…」
「災難ですね。」
「ええ…まぁ…」
「で、宛はない感じか。」
「はい…」
「とりあえずうちに来なよ」
「そうさせてもらえると助かります、」
二人は神社を後にして男が住む家に向かった。
「あがって。」
二階建ての普通の一軒家。
男はそこに一人で住んでいた、
「お一人なのですか?」
「さっき行ったとおり。家族はもういないからな。」
「そう…ですか」
「まぁ、気にしないでいい」
「はい…」
「こんな時間だし。夕食用意するから待っててくれるか。」
「はい。わかりました。」
男が夕食を用意している間。
早苗はTVのニュースを眺めていた。
「結構変わってしまったようですね…」
そう呟くと男は食事を持って来た。
「何か知ってるのか?」
「元々、こっちの世界で神社にいて私の知り合い…まあその神社の神様の信仰を集めていたんです。」
「へぇ、そうだったのか、、」
「でも。次第に私たちは忘れられていって…それで幻想郷という。別の世界に移り住んでいたんです。」
「なるほど、新しい信仰を集めるためにか。」
「はい。ですが…幻想郷にはもう一つ神社があって…」
「何か?」
「その神社の巫女…彼女にはどうしても勝てなくて…結局は私の神社は信仰は少ないままなんです。」
「残念だな。」
「でも、幻想郷なら私の神社の神様は、消えることはないですから。」
「んで、その神様達にこっちに飛ばされたんだな?」
「はい…ごもっともです…」
「なんという乱暴な神様だよ。」
「なんとも…」
「まぁ、冷める前に食うか。」
二人は用意した食事を食べ終えて。
一息ついていた。
「コーヒーなんて、久しぶりに飲みました。」
「俺はまぁ2日に一回は飲むけど。」
「さてと…風呂どうするか。」
「お風呂は先にどうぞ」
「そうか、なら先に失礼するかな。」
男が湯に浸かっていると…
「失礼しますね。」
早苗が風呂場まで割り込んできた
「失礼しますね。じゃないよ、何してんだよ…」
「何って一緒にはだめでしたか?」
「いや…普通混浴はしないだろ…」
「そうなんですね…」
そう言いながらも浴室に入る、
「いや、だから」
「まぁいいじゃないですか。」
「…はぁ…」
二人は浴室から出て。
男は疲れたようにぐったりしていた。
「なんか…疲れた。」
「大丈夫ですか?」
「眠たいだけだから気にしなくていい。」
「そうですか。」
男はリビングのソファに座ったまま居眠りしていた。
「男の子…ですもんね。」
早苗はすぐそこにあった薄い毛布を掛けた
「ホントはゆっくり寝たほうがいいですが。無理に起こすのも気に触りますし。」
早苗はリビングの電気を消すと隣で寄添うように寝入った。
「母さん……」
男は呟くように寝言を言った。
次の朝、
男は調理器具の音で目が覚めた。
「なんだ…なんかいいにおいするな…」
「起きましたね。朝ご飯、準備できてますよ。」
「あぁ…ありがとう。」
男は振り向くと視線が止まっていた
「どうしました?」
男は普段見ない光景に戸惑っていた。
気がつくと目からは涙を流しており、何も話せなかった。
「どうしたんですか?」
「あっ…いや…なんでも…」
男にはとても懐かしい光景に思えていた。
「すまん…情けないとこ見せた…」
「なんで泣いていたんです?」
「誰かと暮らすなんて久々で…何というか、すまない…」
「気になさらないでください。」
「ありがとう。」
二人は朝食を済ませた。
その時も男はやはり懐かしさを感じていた。
「さてと…俺は出かけてくる」
「どこに行くんですか?」
「いや…学校に用事があってな。」
「ついていきますよ。」
「いや、来るなよ」
「私一人、残すのですか!」
「あ~もぅ…わかったよ。」
「でもどうしましょう。」
「何が?」
「流石にこの格好で行くわけには…」
「あぁ…巫女服か…何か着れるものないか、探してみるか。」
家の中を探していると…
「あっ…そうだ。あいつの服が着れるか」
男の幼馴染の服がいくつか仕舞ってある。
たまに泊まりに来るのだがその時のものだ、
「はい。これならサイズも丁度いいですし、大丈夫そうです。」
「そりゃ良かったよ。」
家を出て歩いて学校に向かう。
休日なので普通は学校は休みだが。
部活はやっている。
男は先日部活でやり残したことがあるため後処理のため向かった、
校舎に付き部室まで向かう、
その途中運動場の端を歩いていると野球部のボールが飛んできた
男は勢いの落ちたそのボールを素手で受け止めた。
「ナイスキャッチ!流石楓さん!」
「ナイスキャッチじゃねぇ、ちゃんと打て」
「ただのホームランですよ、あいつは下手な打者じゃないですから。」
「そうか」
ボールを投げ返して校舎に入った、
部室に着くと、部員たちは作業をしていたが忙しそうな風景はなかった。
「終わったか?」
「あと点検です。問題なく打ち出せれば使えますよ、」
「それじゃ、裏の森借りるか、」
男…楓の部活はサバイバルゲームをする部活だ、二年前大人達が校舎の森を借りたいと申し出をだし、了承をした。
その際学生達で流行り。部活として承認された。
楓はその部長で。ゲームではトップを走っている
「機関銃がたくさん…」
「あっ、下手に触らないでくださいね。」
部員の一人が注意喚起を促すも早苗には聞こえていなかった。
手に取ろうとしたとき、先に楓がそれを取った、
「素人の触るものじゃないからな。興味があるなら着いてこい。」
部員二名と楓、そして早苗は機関銃の試験射撃を行うため校舎の裏手の森に向かった。
「ところで部長、」
「どうした華森。」
「その女の人は?」
「訳ありの知り合い。」
「いかにして訳ありなんです?」
「聞くな、説明したくない、」
「さいですか、」
「私ですか?私はですね。」
「頼むから、言わなくていいから。」
「えー、」
「えー、じゃない。」
そんな会話をしていると、森についた、
「さて、試してみるか。」
早苗を除く三人は機関銃を持って試験射撃を始めた。
早苗は離れて見ていたが発泡音に耐えれず楓に声をかけた。
「あの…」
「どうした?」
「耳が…」
「あぁ、すまん、これつけて。」
早苗にヘッドホンを渡すとまた早苗は離れて見ていた
お互いに交換して試射をして数分経った頃終えた。
「どれも問題なさそうですかね?」
「ひとつだけ威力が高すぎる。まだ調整がいるな。それ以外は良さそうだな。」
「それじゃ少し緩めてお終いですね。戻ります?」
「あぁ、これで全部か?」
「はい。もちろん。」
「なかなか早いな、今まだ11時だが、いつからやってた?」
「たしか…7時?」
「早いわけだ。」
校舎に戻る間も少しばかり会話をしていた、
部室に戻ると部員は減っており室内もすごくおとなしく整理されていた。
「挨拶もなしに帰るなんて薄情な奴らだな、」
「仕方ないですよ元々休日ですし。」
「まぁ、そうだな、、」
「模擬戦やります?」
「いや。このメンツでは足りないな」
「自信満々ですねぇ。」
「五人だろ?十人でも探しきれないのにやれるのかよ」
「まぁ、無謀ですね。」
「だろ?」
楓達は室内を片付け学校を後にした。
家に戻り楓はソファでゆっくりしていた。
「さて…休みは暇だな…どうせ練習も呼ばれないだろうし…」
「じゃあ。この辺を散歩しましょう!」
あまりにも暇だったので
唐突な提案に乗ることにした
「散歩か、まぁ、軽く街を紹介していくよ」
楓と早苗は住宅街を抜けて大通りに出る
商店街とビル街、古い町並みから自然の多い通り、川の名前の由来などいろいろな話をしていた。
「それで、最後が、」
「秋宮神社…」
「そうだ。ここだ。」
ひと気のない神社。
神すら捨てたように寂しく建つ社
そこには気配も妖気も感じられなかった。
「静かですね…」
「巫女も神も居ない神社…か」
二人は何も言わずに神社を後にした。
夕方頃家に戻り二人は夕食を済ませ、風呂を一緒に(早苗が無理やり割り込み)済ませた
それから深夜の話。
「何故でしょう…なかなか寝付けません…」
早苗は夜中に目が覚めてしばらく寝れなかった。
喉が乾いて飲み物を取りに降り、お茶を飲んでから部屋に戻ると楓が起きて座っていた。
「なんだ、茶か」
「はい、喉が乾いたので…」
「うん。寝るか」
「それが…なかなか寝付けなくて。」
「そんなときもあるさ。」
楓はまた布団に入る。早苗は楓のベットで横になるが。やはり寝付けなかった。
「あの…楓さん…」
「どうした。」
「少しばかり話。しませんか?」
「これまた唐突な」
「だめでしょうか…」
「いいさ。俺も変に寝れないしな」
二人は横になったまま話をする
「一人では寂しくないのですか?」
「むしろ一人のほうが楽なことが多い。寂しいと思う時はもちろんあるけどな。」
「やっぱり…」
「ただ、俺にとって他人っていつのは未知なんだ。」
「未知?」
「あんたもそうだが、俺は人を簡単に信用しない。あんたをうちに上げるのも本意ではなかった。」
「ならなんで…」
「なんでだろうな…人は信じないくせに、人には優しくしちまうんだよ。他人なんて嫌いでうしろめたいと思うばかりなのに…」
「優しいのですね」
「さぁてな。人に善を尽くそうと思ったってそれが相手には迷惑だったりする。」
「でも…良かれと思って…」
「相手が快く受け入れてくれてこそ、善行だろうな。」
「確かにそうですが…」
「……俺はな…いつも一人なんだ…」
「そんな、部活の人も他の方も貴方と仲良くされているのに。」
「…仲良く見えるか?」
「はい、」
「そうか…」
「なぜ…あなたは…」
「言っただろう。他人は信じちゃいない、部活の奴らも学校の奴らも」
「なら…私なんて…」
「…言ってくれるな…」
「私は邪魔ですか…?」
「その問には答え難い…」
「そうですか…」
「俺はな…どうすれば生きればのかわかんないんだよ。」
「生きる…生き方…」
「家族がみんな死んで天涯孤独になって、それでも誰も哀れんでくれないまま施設に入った。そこでも親無しだと虐められ。職員も俺のことに目も暮れず見捨てた。」
「そんな…」
「そんな状態なのにな。俺はどれだけ苦痛を味わっていても人に良くした。自分なんかどうでもいいと。利他主義で生きてた。」
「あなたは一体…」
「わからないさ。何が良くて何が悪いかなんて。独立してからもそうやって生きて。今に至る」
「…」
「変だよな。どれだけ疲れたって体は動く、気を失うほど体は限界だったのに意識が戻ればすぐ体を虐めるように動かし。精神的苦痛を受けても、だんだん薄れてその感覚すらどうでもよくなる。遂には人の言う常識や普通すらわからなくなる。」
「そんな…なんで。」
「なんでかなんて俺が聞きたい。何で俺はこんなにもおかしいのかと」
「私…あの…」
「…すまない…少しこまらせたな…」
早苗はベットから起き上がって楓の布団の真横に座る。
「わ…私…」
楓がそれに気づき早苗と向き合う
そのときには既に早苗を涙を流していた
「何故泣く…」
「だって…辛そうだから…」
「俺はな。既に諦めてるんだ」
「あ…諦める…」
「このままでいい。変化なんていらない」
「……」
「誰かを愛したり、誰かに愛されたり。環境が変わることも、変えられることも、無くていいんだ。」
「それじゃ、つまらないですよ」
「つまらなくて、、いいんだよ」
「そんなの…良くないです…」
早苗は立ち上がってベットに戻った。
横になると泣いたまま寝入った。
楓も少しするとすぐ寝入った、
……
「おはようございます…」
「あぁ、おはよう」
早苗はまた朝食を用意していた、、
「昨日はあんな話して済まなかった。」
「気にされなくても…私は大丈夫です。」
「あんたは…早苗さんは初めて俺に泣いてくれたからな…泣かせてしまったのを謝りたくてな」
「そうですか…私は大丈夫ですよ。」
「あぁ、済まなかったな」
二人は朝食を済ませた。
「ちょっと出かけてくる。」
「どこに行かれるのですか?」
「買い出しだ、晩飯の分の食材買わないと。来るか?」
「家、掃除して待ってますね。」
「そうか、それは助かる」
楓はもよりのスーパーまで歩いて向かった。
その間早苗は家のリビングなど楓の部屋以外はある程度掃除していた。
ある部屋に入ると…
「これは…流石楓さんですね…」
「機関銃と軍服。サバイバルゲームの道具が沢山揃っていた。」
「ここは掃除の必要はなさそうですね。」
整理整頓が部屋の隅々までいきわたっていた。リビングや空き部屋なんて差もないほどの綺麗さだった。
部屋をあとにして昼食の準備をしていると
ドアホンが鳴った。
「どなたでしょう?」
玄関のドアを開けると。
そこには複数の丈夫そうなので男がいた。
「あれ?なんであいつん家に女がいるんだ。」
「あの…どちら様でしょうか…?」
「楓の小僧はどこだ。」
「買い出しに…」
「ちっ、なんだ居ねえのか。じゃあいい、おい女ちょっと来い!」
そう言うと男たちは強引に早苗を家から引っ張りだそうとする。
「なっ!やめてください!やめ…」
一番大きな男が無理やり縛り上げつれ去って行った。
……………
「ただいま。」
その言葉に返事が帰ってこなかった。
「あれ、早苗さん?」
リビングに入っても誰もいなかった。
台所には切りかけの野菜達が置いてあるのを見ると、何か嫌な予感が過ぎった。
「いや…まさかな、」
テーブルの紙切れを見つけるとそこには小さな文字が書いてあった。
[お前の大切な場所で待つ、来なければ女はどうかなるかわかるな]
楓は一瞬頭に血が登った。
だがすぐに考えが変わった。
「…赤の他人をわざわざ助ける必要なんてないしな…」
そう思うが何故か落ち着けなかった。
台所を片付けても荒々しくされた玄関を片付けても。
「めんどくさい…で済ませる訳にはいかないみたいだな…」
楓は助けに行くことを決心すると。
ある部屋に向かった。
それは楓の大切な部屋。
大きな鞄を肩にかけて。
家を出た。
……………
早苗は秋宮神社に連れてこられた。
「さぁて。あいつは来るかな。」
手足口を縛られているが唸って抵抗しろうとした。
「うるせぇぞ諦めて大人しくしてろ!」
それでも、静かにしようとはしなかった。
男は苛ついたのか必死に怒鳴る
「うるせぇなぁ!何か言いたいことでもあんのか!」
そう言いながら口に貼ってあるテープを勢い良く外した。
早苗は息を整えると男達に呟く
「貴方達には神罰が下りますよ!」
男は何も言わず早苗を一発殴りつけた。
「黙ってろ。」
早苗は地面に顔を打ち付け横に倒れた…
男達はざわつきながらずっと話をしていた。
数分経った頃
秋宮神社の男達がいきなり倒れ始めていった。
「んん?なんだ?」
リーダーのような男が周囲を見渡していると…
周囲の男達は次々と倒れていく。
「一体何が起きてんだ!」
次の瞬間男の足元には小さな缶がとんできた。
それを見た瞬間甲高い大きな音とか目が眩むような光が走った。
「なんだってんだよ!」
男には自分の声すら聞こえてなかった。
男の視界が戻った頃。
男の目の前には拳銃を構えた楓が立っていた。
「女にまで手を出すなんて下衆以下だな。」
「てめぇに言われたか。」
「俺は真っ当な事しかしてない。何かいいたいならはやく言えよ。」
「てめえに情けなんかかけられてたまるか!」
楓は何も言わず引き金を引いた。
その瞬間男は床に倒れた。
楓は早苗の手足の紐を解いた。
「…彼らは…」
「安心しろ、ゴム弾と麻酔弾だ。殺傷性は皆無に近い。」
「そうですか…」
楓は耳に手を当てると一言呟いた。
「終わったんで来てください」
数分後に警察官が数名現れ、男達を捕らえていった。
「ご協力ありがとうございました」
「現行犯逮捕ですから。こちらこそ。」
警察官達は帰っていった、
早苗と楓は家に戻った。
早苗は落ち着くと昼食の準備を再開し、
楓は持ち出した装備を仕舞っていた。
楓がリビングに戻ると早苗が話し掛けた
「彼らは一体なんだったんですか?」
「……気にしなくていい」
「でも。急にあんなことされたんです。わからないままでは気が済みません。」
「……」
「だめでしょうか…?」
「あいつらは…親父の知り合い、」
「なぜあなたに?」
「俺の親父が仕事でうまくいって。それであいつらの仕事を飲み込む形で事が進んだ、」
「それで…」
「確かに恨むのはわかる。でも親父は死んでる。なんで俺にまで関わってくるのか…」
「まぁ…もうそれも終わりだ。」
「そう…ですね。」
楓達は昼食を取り終えてリビングでゆっくり過ごしていた。
その時あることに気がついた。
早苗は隣にいるのに背後に気配を感じた。
「誰だ。隠れてんのか」
「あら、中々、感が鋭いのね」
振り向くと居たのは
妖怪の賢者、八雲紫だった。
「紫さん…どうしてここに?」
「現人神のあなたを向こうに戻すために来たのよ」
「ならわざわざ隠れるようなことするなよ…」
「それじゃつまらないでしょ」
早苗は少し考えていた。
「ここにいるより。その幻想郷ってとこの方か断然安全だろうから戻るのが筋だろ。」
「ですが…」
紫は何も言わなかった
「なぁ紫…っていったか」
「何かしら」
「幻想郷っていうのはどんな世界だ」
「こっちで忘れられた存在が集まる非常識的な世界。ただそれは向こうではそれが常識になるわ。」
「忘れられた存在が集まる…か」
「何を考えているのですか?」
楓は数分黙ると紫に話し掛けた
「八雲紫の神隠し…そういうんだな」
「あら、向こうに行きたいというのかしら?」
「なっ!」
「俺は天涯孤独で残す物ももうない。だから向こうに行かせてくれ。」
「向こうに行ってどうするのかしら、」
「さあな、でもこの世界から忘れられるならそれでいい」
「そう、別に拒否をする理由もないわ、行きたければ行きなさい、」
そういうと紫はスキマを開いた
楓はスキマを眺めると。
軽く身支度をして
スキマに入っていった。
「ほんとに行くのですね…」
早苗もスキマを通って幻想郷に戻った。
……………
「ここが幻想郷。」
「あんたが神隠しされた人間ね」
「あぁ、博麗さんだったか。」
「私のことは霊夢でいいわ、それで宛はあるのかしら?」
「早苗さんはどこにいるかわかるなら、教えてもらえると助かる。」
「早苗のとこに行くのね、早苗は山の神社よ。ただあの山は妖怪の山、向かったとして道中妖怪に襲われても文句は言えないわ。」
「そうか、妖怪の山か…」
「行くなら勝手に行きなさい、私はついていくつもりはないわ、面倒だし、向こうに行くと何かしら話聞かされて捕まるし。」
そういうと霊夢は博麗神社まで飛んでいった
「忘れられた存在が集まる非常識的な世界…」
楓は山に向かって歩いた。
途中一人の少女…白狼天狗に会う
「貴方は、山に向かうのか?」
「あぁ、東風谷早苗という女性に会いに行くのだが。」
「守谷神社か。誰か付き人はいるのか?」
「いや、俺一人だ。」
「人間が一人で山に向かうとは…仕方ない、案内ついでに私がついていくよ。」
「わざわざ済まない。」
麓から山に入り。長い階段を登っていく。
しばらくすると鳥居が見え。
登りきると。神社が見えた
「ここが…こっちの世界の神社か…」
物心ついた頃から廃れた神社しか知らず。さらに幻想郷の神社を見て感激を覚えた。
「あぁっ!楓さん!」
神社で落ち葉を掃いていた早苗は楓に気づき。走って向かった。
「こっちだとその服が普通なんだな、」
「はい、やっぱりこの服が楽ですよ」
「そ、そうか。」
「犬走さん、わざわざありがとうございました。」
「うむ、それじゃお暇させてもらう」
そういって天狗は飛んでいった
ちょうどその頃、二人の神様が神社に戻ってきた
「へぇ~こいつが早苗を誑かした男かぁ。」
「神奈子よさないか、ご親切にしてもらったんだから。」
「まぁいいじゃないか、」
「お二人がこの神社の神様なんだな?」
「ええ!そうです!」
早苗は待ってましたと言わんばかりに張り切って二人の神様の話を続けた。
十分二十分ほど長々と一人で喋り続けた。
「どうですか!このお二人のこと、知っていただけましたか!」
「まぁ…そりゃ…それだけ長々と話されると、まぁ。」
「ははは!いつも早苗は」
そんなような会話で四人は談笑を続けていた
日も落ちてきて夕暮れる頃。
早苗はあることに気がついた。
「あの、楓さん、宛はどうするのですか?」
「人里とか言うところでとりあえずは済ませるつもりだが。」
「そうなんですね…もし、よろしければなんですが…」
「どうした?」
早苗は中々話出せず。
ずっと躊躇っていた。
洩矢諏訪子はその様子を見ていた
「なんだい早苗、早く言っちまえよ。」
「ですが…」
「言ってもらわないとわからないからな」
「その…よろしければ神社を一緒に守っていただければと思いまして…」
「あぁ、そういうこと。」
「あと…これは我儘なんですが…私と…その、お付き合いもお願いしたい…の、ですが…」
楓はその告白とお願いを受け入れることにした。
「あの…これからもお願いします。」
楓は新しくなった環境を身に染みるほど痛感し、また感激を覚えた。
そして、神社という場所を守るというまた一つの決意していた
なんか長ったらしくなったなぁ…
ではまた会えたら会いましょう