ていうかもうそんな時期じゃないですね
どうも松K.です
なんだかんだしてたら半月経ちました。
今年ものんびり書いていきますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではごゆっくり
幻想郷にも、冬季が来た。
雪が降り積り一面に白い景色が広がっていた。
「全く…これじゃ外に出る気もないわ…」
博麗の巫女はこたつに入り猫のように伸びてだらけていた。
そこに一人の妖怪が現れる、
「相変わらず、だらしたいわね」
「なによ。毎回冬になるとそうやって茶化しにきて。」
「なにも、貴方のだらしない一面を見に来ただけよ」
現れた妖怪は、冬の妖怪、レティ・ホワイトロック。
冬が訪れると現れる妖怪だった。
「あんたね…見物じゃないんだからいい加減その趣味なんとかしなさいよ。あと、寒いから襖締めて頂戴。」
「寒くていいじゃない、と言いたいとこだけどあなたを不機嫌にするといいことないから襖は締めるわ」
そういうとレティは襖を締めてこたつに入りこんだ
「あんた、冬の妖怪の癖にこたつにはいるのね…」
「別に暑いのが苦手なわけじゃないから。でも温まりすぎると体には毒みたいなものね」
「ふーん」
半分無関心な返事をすると霊夢は横になった。
「温まってるとこに寒気を強くしようと思ったけど、もう意味なさそうね。」
「勘弁してよやっと暖かくなってきたんだから」
「そうみたいね、そろそろ行くわ。あなたのだらしなさも確認できたし」
「悪かったわね」
「また合いましょう」
レティはそういうと襖を開けたまま冬の空に飛んでいった
「せめて締めて行きなさいよ…」
霊夢は襖を締めてまたこたつの中でまるくなった。
レティが飛んで、霧の湖に向かう途中一人男に会った。
「あら、こんな空中で人に出会うなんて珍しいこともあるものね」
「人?俺は妖怪だが。」
「あら、これは失礼したわ、」
「それはいいんだが、人を探してて。」
「誰かしら?わたしの知ってる人?」
「知ってたら教えてほしい。レティホワイトロックっていう妖怪をみかけなかったか?冬の妖怪だと聞いてもういるんじゃないかと探してるんだが…」
「あら、私のことだわ。」
「あんたが、レティホワイトロックなのか」
「そうよ。私に何か用?」
「妖精が探してた。見つけたら紅魔館に来てほしいとかって言ってたぞ。」
「紅魔館?まぁいいわ、有難う。」
「とりあえず、俺も呼ばれてるから行くか」
二人は紅魔館にむけて飛んでいった。
「ところで貴方、名前は?」
「スノウ、いつもこう呼ばれてるな」
「スノウ…そう。スノウね、」
二人は紅魔館に着くとすぐ大妖精が出迎えた。
「レティさん!やっと来てくれたんですね!」
「ええまぁ、それで何かあったの?」
「チルノちゃんが…体調悪いみたいで…レティさんなら何か知ってるかなって思って。」
「ただの熱じゃないの?」
「なのかな…」
慌てる大妖精を追いかけるようにパチュリーがやってきた
「ちょっと…慌てて飛び出して…はぁ…大丈夫だって言ってるでしょ…はぁ…はぁ…」
紅魔館の応接室のベットでチルノは落ち着いた様子で眠っていた
レティ達が応接室に戻るとレミリアが不機嫌そうにチルノを見つめていた。
「はぁ…私は医者じゃないのに」
「そんなこと言わないで、レミィ、」
そんなことはお構いなしにレティがチルノを診る。
「ただの熱よ、安静にしていればすぐ良くなるわ。」
大妖精は安心したようでほっとしていた。
「あなたがいるということは、もう冬なのね。」
「ええ、これだけ冷え込んでいるもの冬でもおかしくないわね。」
スノウはレティを見つめてつぶやいた
「冬の妖怪か。」
「何かしら?」
「いや…」
パチュリーはスノウの意図することがわかった様子で自慢気に話した
「スノウはレティが気になるのね、まぁ冬好きの妖怪ならわからなくもないわ」
「冬好きの妖怪、ね」
「まぁ、今まで噂でしか聞いたことなかったからな、見てみたいというのはあったが。」
「あら、私ってそんなに珍しいのかしら」
「そうでもないと思うけど」
「珍しいと言うより、やっぱり興味だな、」
「ほら、気になるんじゃない。」
「んー…まぁそういうことにしておくか。」
スノウは半分納得していなかったが面倒だと思い。そこで打ち切った、
チルノの無事がはっきりしたところでスノウは紅魔館をあとにした。
レティはスノウを追いかけて見ることにした。
「ちょっと。いいかしら。」
「なんだ?何か用か?」
「あなた、冬好きの妖怪なのよね。」
「まぁな。この時期はたしかに好きだし。気分もいいと思う。」
「そう。そうね。」
レティが考えているとスノウは気が済んだのかまた人里に向かって飛んでいこうとした。
「あっ、ちょっと。」
「なんだ?俺はまだ他にも用事があるんだが」
「あなたのスペルカードが見てみたいわ。」
「どれも小細工ばかりでそんな美しいものでもないぞ。」
「ほんとにそうかしら。」
「大したスペカはないぞ。」
「なら見せてもらってもいいかしら?」
「避けれるならな。」
その一言でレティはスペカを用意し大きく下がり回避の姿勢をとった。
スノウも何枚かのスペカを用意し。構えていた。
「いつでもいいわ。」
スノウが手慣らしに弾幕を打ち出す、
それを朝飯前かのように優雅に避ける。
「あら、この程度なのかしら。」
「…」
無言で弾幕を張っていく。
「私から行くわね。」
レティが隙を突いて弾幕を張りながらスペカを用意していた。
「冬符!」
スペカの宣言をかけた瞬間レティの視界からスノウが消えた。
「なっ、」
辺りを見渡し探すも見つからず。
スペカをしまって警戒していた。
「雨符【レインシャワー】」
その宣言が聞こえた瞬間、レティは真上を警戒した。
確かに頭上から弾幕は降っているが。
肝心のスノウはレティの正面斜め下にいたのだ。
「こんないきなり…危なかった…」
レティは当たらないぎりぎりのところで避けきっていた。
スノウは間髪入れずに次の宣言の準備を始めていた。
「曇天【雨水の踊り】」
レティがやっとのことで避けきったとき次のスペカが宣言された
レティの周りが急に曇り始め。視界が薄暗い中、自然発生した弾幕が無作為かつ自由に動き回る。
その外側の4つの雨雲からレティ目掛けて弾幕が放たれる。
「こんな段幕っ!ありえない!」
レティは避けることに専念してスノウを探すことを諦めた。
「くっ…」
弾幕が弱くなり避けきったとき。
離れた先、正面にスノウが現れた。
「はぁ…はぁ…まだあるわけ…?」
「…」
スノウは答えず次のスペカを宣言する。
「景符【ダイアモンドダスト】」
その瞬間スノウとレティを含め広範囲が氷漬けとなった。
もちろんその状態では身動きが取れない。
氷がいきなり割れて。
その細かな破片が弾幕へと豹変していく。
「なにっ?今の…」
理解が間にあう前に無数の弾幕が、四方八方上下左右斜めからレティ目掛けて走っていく。
「体が、思うように動かない…!」
氷漬けになっていたせいで体が冷え込んで縮こまり、激しい行動が取れなくなっていた。
レティは必死に避けるが
遂に被弾してしまう。
「はぁ……はぁ…私の負け…」
「これでいいか。」
レティは満足そうに頷いた。
だが、スノウは半分不機嫌そうにしていた。
「あら、せっかく勝ったのにその表情はこちらも嬉しくないわね。」
「あんた…いやレティ…」
スノウはレティが姿勢を整えるのを手伝い。
真正面から向き合った。
「な、なによ、」
「やっぱりそうか…」
スノウはレティを確認し直すとあることに気がついた。
「なに…私になにか…?」
「…久しぶりだな…」
「久し…ぶり?」
レティには何かよくわかっていなかった。
「見覚えがないのだけど…」
「それもそうか、もう何年も前のことだしな。」
レティは思い出そうとするがイマイチ宛がなかった。
「冬の祠、覚えてるか、」
「冬の祠…?それが何か…?」
「ほら、図書館でよく話をしたじゃないか。スノウって覚えないか。」
レティは考えると一瞬で思い出した。
「あっ!あなたは…」
「まさかとは思ったけど。俺もさっき思い出したよ」
「帰ってきたのね…」
「あぁ、元気にしてたか。」
「ええ…まあ、」
レティは当時のことを思い出していた。
「どうした、何かあったか。」
「いえ…何でもないわ」
祠を捨てた冬の妖怪。
彼らを許すことのできなかったレティは
もう昔の仲間のことを忘れていた
「ここも変わったんだな。」
「ええ、関係を絶っていた頃とは大違いよ。」
「あぁ、吸血鬼や神社の巫女と仲良くさせてもらってるしな」
「あの場所も亡くなってしまったものね。」
「やっぱりそうなのか。」
「仕方ないわ。護り手達が居ないのだもの。」
「…そうだな…」
二人は祠のことを残念に思っていた、
「ところで何故人里に?」
「彼らと別れてからここに戻ってきたんだ。それで祠に戻ってもと思って。人里に住むことにしたんだ。」
「そう。」
「うちくるか。いろいろと話さないといけないこともあるしな。」
「何か重要なことでも?」
「まぁ、な」
二人は人里につくと家に入った。
「あなたにしては質素ね。」
「昔はちょっと派手だったからな。今はおとなしめのほうが好みだな。 」
「そう、それで話って?」
「彼等、のことだ」
「彼等?」
「あぁ…祠から離れたあのあと。外の世界の北を目指したんだ。」
「外の世界…」
「だが…俺達幻想郷の存在は外の世界の者とは合わない…」
「そう…」
「彼等は人間達の無理な提案で騙され…身を滅ぼした…散り散りになり。体を売られ…皆…」
「そう…終わったのね…」
「俺は途中で別れてから離れて人に紛れて彼等を見ていた、」
「なぜ助けなかったの?」
「…俺は彼等を見捨てたんだ…今更彼等を助ける義務も権利もない…」
「あなた…それでも仲間なの?」
「…俺は彼等を止めようとした。外に行ったってこうなることはわかってた、だから、俺は離れたんだ…」
「…そう…、」
「祠は…捨てるべきじゃなかったんだ…あのとき俺含め何人かは止めようとしたんだが、長が振り切ったせいで…」
「それで…祠から離れていったのね…」
「その段階で何人かはとっくにどこか行った。俺の知り合いも幻想郷にとどまってるらしい。会えたら会いたいが…」
「そのうちの一人が私というわけね。」
「あと、チルノもな。」
「そうね。」
「丁度二人は祠に居なかったんだったな。」
「ええ、チルノが…」
「そうだ、人が入り込んでチルノを拐ったんだったな。」
「ええ、助けに行った私だけはそのことを知らなかったのよ。」
「それなら、知らなくても仕方ないな…」
「もういいのよ。」
「すまなかったな、手助けしてやれなくて。」
二人はその後も話をしていた。
途中スノウには何人か客人か来ていた。
その中の一人に珍しい客人もいた。
「おーい、スノウ、暇か?」
「いや、昔の知り合いと今いるんだが。」
「昔の知り合い?ってなんだレティじゃないか。」
「あら?こんなところに神様が来るなんて。」
スノウを訪ねてきたのは山の神社の神様、洩矢諏訪子だった。
「昔の知り合いってことは、この前言ってた故郷の話かい?」
「あぁ、レティがまだ妖怪として半人前だったときに仲良くしててな」
「彼にはよく世話になってたわ。」
「へぇ〜、それじゃぁ幼馴染みたいなもんだなぁ」
「まぁ、そんなとこだな。」
「どうだい、レティ、こいつは」
「どう…ってそうね。」
「昔と変わったからその質問は難しいだろう。」
「私的には今の彼はとてもいいと思うわ。」
「おう、そう来るかい。」
「まさかとは思うがレティ…お前…」
「レティも…狙ってたりするんだな?」
「少なくとも幼い見た目の神様よりかはいいと思うのだけど?」
「おいおい…お前ら…」
「別に私は神様だから?もっといい男でもいいんだよ?」
「ならそうしてもらえるかしら、彼は私の幼馴染みたいなものなのよ。」
「おい…今決まったことを直ぐ使うな…」
「あなたはどうなの?」
「俺を攻めるな。この状態じゃ権限なんかないようなものだろ」
「あははは!レティはムキになってるなぁ」
「別にムキになってなんかないわ。」
「好きにしなよ。私は本気じゃないさ、あんた等をからかってみただけだからね」
「俺は大迷惑だよ全く。」
「でもまぁ、昔仲良しだったのはあるな。すごくお似合いに感じるよ」
「そうかしら?」
「いっそ付き合っちまいなよ。そのほうが丸く収まるんじゃないか?」
「何がどう収まるのやら。」
「そりゃ、昔のこともあんたらの関係も。お前さんのお悩みもだよ。」
「馬鹿、俺は別に…」
「神様にバカはひどいなぁ、氷の妖精じゃあるまいし。」
「どっかの妖精は置いといて、諏訪子さんは何のようだ。」
「あぁ、えっとな早苗が呼んでるんだよ。なんでも里の信仰がどうとかって、私達のために頑張ってんだ。手伝ってやってくれないか。」
「またそれか、今回はやめとくよ、疲れてるし、レティもいるし。」
「そうかい。まぁまた今度頼むよ」
そういうと諏訪子は丁度通り掛かった早苗と合流してどこかに行った。
「神様とまで仲良くなるなんて。あなたもよっぽど好かれるわね。」
「うーん…別に俺は興味ないんだがな。あいつから来るんだよ…」
「そう。良かったじゃない。幻想郷に戻ってこれたようなものよ。」
「そうだな。」
「それより。」
「なんだ?」
「相変わらずあなたには敵わなかったわ。それに最後のあのスペカ。流石というべきかしら。」
「あの巫女には敵わないさ。」
「霊夢と弾幕勝負したのね。」
「あぁ、すぐに勝負つけられたよやっぱり巫女だな、」
「そうね。私でも彼女は怒らせたくないものだわ。」
「ちょっと挨拶でもしてくるか。しばらく会ってないし」
「私も行こうかしら、さっき会ったけど。」
二人は博麗神社につくと、襖を勢い良く開けた。
「あんたね…いい加減その開け方やめなさいよ…」
「博麗の巫女たるあんたがこんな怠慢でいいのかよ。」
「いいのよ。少しぐらい」
「いつもそうじゃない。」
「いいから、襖を締めて、寒いの」
呆れた様子で襖を締めて、
それから話をしていた、
「それで、何の用?」
「いや、特に、」
「暇だったからからかいに来たのよ」
「またそれ、いい加減飽きたわ。」
「あらそう。つまらないわね」
「つまらなくて結構。正直面倒だからやめてちょうだい。」
「ここまで素直に言われたら流石にやめたほうが良さそうね。」
そんな会話をしていると。
また襖が勢い良く開いた。
「はぁ…今度は誰よ…」
「おい霊夢!暇か!」
やってきたのは魔理沙だった。
「暇じゃない、あと寒いから締めて。」
「こたつで横になってる、その図は暇人の図に見えるな」
魔理沙は襖を締めてこたつに入り込んだ
「暇人じゃないけど暇な妖怪ならそこに二人いるわ。」
「おい。俺等に振るなよ。」
「どうせ暇なら相手してやりなさいよ。」
「おっ、そういえばスノウとはやったことないな。」
「まぁ、そうだが…」
「せっかくだから相手しろよ。」
「仕方ねぇなあ…」
その後、魔理沙とスノウは弾幕勝負をしたのだが…
「んー…なんか気が済まないなぁ…」
「もういいだろ。俺の負け当たったほうが負けだろ。」
「わざと当たったとかじゃないよな?」
「そんなわけ無いだろ。」
「そうかぁ…」
攻防の末スノウは魔理沙の弾幕が掠れるように被弾したのだ
「まぁいいか。あのままだと私はきっと負けてたし。これはこれでよしだな。」
「負ける自信はあるのか、」
「正直霊夢の次にめんどくさいな。」
「あぁ、そう」
「それじゃ、私はアリスの茶菓子でも頂いてくるよ。」
「じゃぁな。」
そういえと魔理沙は魔法の森の方へ飛んでいった。
「終わったかしら」
遠目で眺めていたレティが話しかける。
「ん、まぁな。負けたけど」
「敢えて、ね」
「面倒だから負けた。って言いたいのか?」
「違ったかしら?」
「否定はしないが避けきれずに当たったのは事実だ。」
「そう、認めるのね」
「負けてしまったのも事実だしな。」
「そうね。」
スノウは溜息をつくと。人里の方に向かった。
「俺は帰るよ。」
「そう。」
レティも特に宛がないため。スノウについていくことにした。
「上がってくか?」
「ええ。そうするわ。」
家についてからは、スノウは読書をしていてレティも棚に積まれた本を眺めていた、
小さな寝息が聞こえてスノウが視線を変えたときにはレティは座ったまま居眠りをしていた。
「疲れてんのか。全く。」
スノウは座ったままのレティを布団に移し、軽く毛布をかけた。
「俺も今日は疲れたな…」
軽く伸びると座椅子にもたれ掛かけ。読書を続けていた。
次第な眠たくなり。気がついた頃にはスノウも寝入った
だらだらと書き連ねる
年明けて一発目にこれだから先行き怪しくなりますね…
まぁ今後も間隔長かったり短かったりと、こんな感じです。
それでもよろしければよろしくお願いいたします
また会えたら会いましょう