物語館   作:むつさん

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どうも夢子です。

約一月。お久しぶりです。

気長に作文してましたので内容はブレっブレですが

ご了承ください…


ではごゆっくり


新たな居場所。

「はぁ…はぁ…ここまでこれば多分大丈夫かな…」

 

凍えるような寒さの中、必死に階段を駆けのぼった。

 

 

 

逃げ始めてからもう半日経った…少し前に逃げていることがバレて。ずっと隠れていたけど、もう里から離れて逃げるしかなかった。

 

「もう足が…」

 

階段を登りきったその時目の前に人が見えてた、でもその瞬間意識が薄れていった

 

意識が薄れていって次の瞬間には体に力が入らなくなって倒れてしまった。

 

「ちょっと!大丈夫!」

 

微かに聞こえたその声は。何処となく聞き覚えのあるような声だった。

 

……………………………

 

意識が戻って目を開けると目の前には見覚えのない景色が広がっていた。

 

「ここは…どこ…」

 

「目が覚めたのね」

 

声の方を向くと紅白の衣装を来た巫女。博麗霊夢がいた、

 

「霊夢さん…?」

 

「あんたね…いきなり来て倒れるなんてびっくりするじゃない」

 

「あの…ごめんなさい…」

 

「まぁ…いいのよ。どうしたの何かあったのかしら。」

 

しばらくは思い出せなかった。必死に何かから逃げたのは覚えていて、でもそれしか今は覚えていなかった。

 

「あっ、えっと…」

 

思い出そうとすると嫌な気がした…

 

「まぁ。思い出してからでいいわ」

 

そう言って温かいお茶を出してくれた

 

「ありがとうございます。」

 

「あんたって里の子よね。」

 

「はい…そうです…けど…」

 

里…その言葉を聞いて思い出した。

 

「そうだ…里…」

 

「どうしたの?」

 

「僕…親に捨てられて、知らない人に売られて、ずっと働かされてて…」

 

「そう…」

 

「ずっと辛い仕事ばかりで。それで逃げて…」

 

「そういうことね…」

 

逃げたのはいいがそれからを考える余裕なんてなかった

 

「僕は…どうすればいいんでしょう…」

 

「まぁ…逃げてるってことはあんたを探してる輩がいるわけよね。」

 

「はい…」

 

「なら、ここに居るのはあまり良いとは言えないわね。」

 

「どうしてですか…?」

 

「少なからず私の元を訪ねてくる人は居るでしょう。匿うのは構わないけどバレたら面倒だからあんまり私は好ましくないわ」

 

「そう…ですか…」

 

「とはいえ、そのまま置き去りにするのも腑に落ちないから、、そうね。まぁ仕方ないからしばらくここに居なさい。」

 

「はい…ありがとうございます。」

 

外を見るととっくに日は暮れて暗くなっていた。

 

「もう夜…」

 

「あんたがここに来たのが、たしか日暮れの前ぐらいだったかしら。結構時間は経ってるわ。」

 

「誰も来てませんよね…?」

 

「まぁ、こんなとこに人探しで来る人間なんてそうないけど 、あくまで参拝しに来る人にあんたを探してる人がいないとは言い切れないわ。」

 

「そう…ですよね…」

 

「まぁ。安心しなさい。あんたの拾い先が見つかるまでは匿ってあげるわ。それにまだ子供だってのに重労働させるなんて許せないのもあるし」

 

「できることならここにいる間は、なにか手伝います。」

 

「できることねぇ…特にないのよね。」

 

「そうですか…」

 

「まぁ、とりあえず今日は寝なさい。時間も時間だし。また明日考えるわ。」

 

「は、はい。おやすみなさい。」

 

霊夢さんも隣で別の布団で寝る。

こんなも静かで安心して寝れるのは久しぶりで…逆に不安になって寝れなかった、

 

どうにも寝れなくて寝返りを何度もしていた、

 

「落ち着いて寝なさい」

 

「…はい…」

 

目を瞑って暫くするとやっと寝入った。

 

 

 

 

「起きなさい。朝よ。」

 

「…ん?、うぅん…」

 

「朝ご飯用意したから。ほら、早くしなさい。」

 

「え…?あ、はい。」

 

布団を仕舞って。部屋を移動すると。

机の上に朝食が用意されていた。

 

温かいご飯に魚や漬物と汁物

 

以前なら考えもしなかった…

 

「これが…朝ご飯ですか?」

 

「そうよ、不満かしら?」

 

「いえ…なんていうか…」

 

「贅沢だと思う?気にしないでいいわ。」

 

複雑な思いで朝食を食べ終えた…

 

「食器貸して、洗ってくるわ」

 

「あの…僕洗います。」

 

「えっ…?いやいいのよ。」

 

「でも僕は何か恩を返したくて…」

 

「まだ子供なんだからいいのよ。」

 

「…はい…」

 

まだ…子供…

たしかに、寺子屋にも通ってて。身なりも幼い…

 

そう考えながら。神社の縁側に座りこんだ。

 

「あんたいくつよ」

 

「いまは…11です」

 

「11歳の子供に仕事させるなんてね。まぁ普通なら考えられないわ、寺子屋は?けーねの寺子屋は行ってるの?」

 

「はい、寺子屋は行かせてもらえてました。」

 

「けーねには相談しなかったの?」

 

「何度か相談はして…でも…」

 

「そしたら?どうしたのよ、」

 

「けーね先生が…暴力振るわれたんです…」

 

「あらそう…別にけーねなら勝てるでしょうけど。」

 

「たしかにけーね先生は力は強いですけどその時は、何人も男の人がいたので…」

 

「まさに数の暴力ということね。」

 

「はい…」

 

「まったく…まぁ容赦がないわねぇ。」

 

そう言いながらも霊夢さんはお茶を飲んでいた。

僕も用意して貰った煎餅を食べた。

 

「まぁ、なんていうか。」

 

霊夢さんはまた一口飲んで話し始めて。

 

「そこまで酷いならちょっと見てこようかしら。気に入らなくなってきたわ。」

 

「えっ…?」

 

「けーねとは仲良くしてるし、人里でそんなことが起きてるなんて知ってちょっと腹が立っただけ。」

 

「そう…ですか」

 

「普段ならこんなことないのだけどね。なんか気に触れたわ。」

 

そう言うと霊夢さんは上衣を着て歩きはじめて僕を誘った。

 

「ほら、行くわよ。」

 

「えっ?僕もですか?」

 

「子供一人神社で放って置くわけにも行かないから。ほらこれ着て。」

 

ちょっとサイズの大きい温かい上衣。

それを着て人里に向った。

 

道程はそう特に何もなく。

気持ち早く人里についた。

 

 

人里はいつも通り静かで、でも、どこか賑やかな風景が続いていた。

 

「やっぱり問題っていうのは探らないとわからないものね。」

 

見てわかる事なんて平和に過ごす人たちが居る程度。

商いをする人、立って話し込む人

仲良く歩く夫婦、元気に騒ぎ遊ぶ自分と同じぐらいの子供。

 

やっぱり、そんな風景ばかりだった。

 

「こうもこんな風景ばかりだから、あんたの昨日の話が疑わしく思えてくるわ。」

 

「そう…ですね…こんなに平和だから…」

 

「別に否定してるわけじゃないんだから気を落とされても困るわ」

 

「は、はい」

 

しばらく歩くと寺子屋についた。

 

「あっ…そっか今日はお休みなんだ。」

 

「ふーん、休みね」

 

そう言うと霊夢さんは扉をあけて中に入って行った。

 

「あっ!ちょっと!」

 

おいて行かれないように早歩きで、ついていった

寺子屋のけーね先生の部屋に行くと

座って書類の整理をしてた。

 

「あれ霊夢じゃないか。それに、ゆう、どうした?」

 

「けーね、あんた、この子の事情知ってるのよね。」

 

「えぇ…まぁ…」

 

「まぁ、少なからず暴力で解決するのは…教 え子達に悪影響を及ぼしてしまうでしょうね」

 

「話の通じない相手だしな…妹紅にも相談してみたんだが、あいつは面倒だって言って協力してくれなかった。」

 

「そもそも、妹紅は人里が嫌いなのよ。」

 

「まぁ。それは知ってるが。」

 

「それにしても、11歳の子供に仕事させるなんてね。いい身分よね。」

 

「まぁ…なんとも言えないな…」

 

「今この子ね、うちの神社で匿ってるのよ。」

 

「えっ、そうなのか?」

 

「はい…昨日ちょっと…」

 

「夜逃げみたいなものよ、」

 

「あぁ、そういうことか、」

 

「けーね、この子の家わかる?」

 

「んー…わからないな。仕事してる場所で寝泊まりしてるってのはわかるが、」

 

「なら早いわ、訪ねてみるわね。」

 

「おい、本気か、」

 

「別に、本気ではないけど、気にいらないだけよ、」

 

「気をつけていけよ。」

 

「大丈夫よ。」

 

 

それから、僕達は仕事場に向かった。

 

ちょうどその時は人が少なかったから、

若い人が出迎えた。

 

「おや、博麗の巫女さんがこんな土木屋に来るなんて珍しいな。」

 

「ちょっと色々あるのよ。ここの偉い人はいるかしら?」

 

「頭ならいま休憩中ですね。向かいの団子屋にいませんかね。」

 

「ありがとう、訪ねてみるわね」

 

それからすぐ向かいの団子屋の体つきのいい男の人を訪ねた。

厳つい雰囲気の人だけど、霊夢さんはなんの遠慮もなく話しかけていた

 

「あなたがあの向こうの土木屋の頭領かしら?」

 

「ん?あぁ、そうだが、」

 

「少し話があるの。」

 

「巫女に目をつけられちゃ、参るな、話とは。」

 

「一人子供を預かっていてね、その子がちょっと問題になってるよ。」

 

「隣のちっこいのか、」

 

「そう、この子がそこで働いているの。理由はわかるのかしら。」

 

「ちょっと待った、その子はいくらだ、」

 

「あの…11です…」

 

「今なんて言った。11?」

 

「ええ、11歳よ、まさか知らないの?」

 

「若いのが一人入ったとは聞いたが、俺は基本的に外に出て建てるのが仕事だから店で角材作るのは任せっきりで、店の方は知らねぇんだ。」

 

「隠蔽ね…ありがとう、あなたに否はなさそうね。」

 

「ちょっと待った俺も戻る。その話は隅に置けねぇよ。誰がこんな子供を働らかせるか、危なすぎる。」

 

 

それからさっきのお店に戻った。

男の人は半分焦っているようだった。

確かにこの人に合うのは初めてだから、お店の方には来ていなかった思う。

 

お店につくと若い人がまた出迎えた。

 

「おや、さっきの巫女さんにお頭、どうかされましたか?」

 

「一旦店閉めてくれ、話がある、」

 

「はぁ、わかりました、」

 

「あと、二等を呼べ、」

 

「二等は今設計で奥で篭ってますけど。」

 

「構わん、呼び戻せ。」

 

 

それからお店の奥で、頭領と二等と呼ばれる人が向かい合って睨み合っていた…

 

「頭、設計やってて呼び戻すなんて、何事です。」

 

「お前も大概設計だから、店のことは知らんと思うが、この子はわかるか、」

 

「いや、その子供がなにがあるというんです、」

 

「うちの店で働かせてるらしい。おかしな話だ。何か知ってるか、」

 

「いや、こっちには基本的に図面しか来ないんですよ。」

 

「となると、平八か」

 

「でしょうね。」

 

平八…よく聞き慣れた名前…

いつも厳しくしてくるのはこの平八という人とその周りの人達だ

 

「若いの、」

 

「はいお頭、」

 

「平八とその連れはいるか、」

 

「ええ、いますよ、かしこまりやした、ちっと待ってくださいね、」

 

 

名前を呼ぶと平八さんとその連れの人達が皆来た。

 

「なんすか」

 

「お頭が呼んでるんだその態度はよせ。」

 

「随分と生意気になったな、平八」

 

「頭、それに二等、珍しいですね、こっちに来るなんて、」

 

「そんなことはいいんだ、おまえこの子はなんだ」

 

「あぁ、連れ帰ってきたんすか、」

 

「どういうつもりだ。」

 

「うちに預けられてたから働かせてただけすよ。それが昨日逃げたみたいだけですけど。」

 

「それだけか。」

 

「なんすか、」

 

「子供を働かせろと誰が言った。」

 

「いかんのですか」

 

「ふざけるな!大馬鹿者!」

 

「なっ。」

 

「11の子供に土木の仕事をさせる阿呆がどこにいるか!」

 

「いや、頭、目の前にいますよ」

 

「二等の兄貴、冗談はよしてください」

 

「いくら土木を任せられていても常識というものはあるだろう」

 

「別に子供一人いいでしょう」

 

「おまえ、何様のつもりだ。」

 

「なんですか、」

 

「もういい、平八お前は降りろ」

 

「なっ、まだ現場の分残ってますよ。」

 

「降りろと言ったんだ、わからないのか」

 

「わかりました、はい降りますよ、あとはおまかせします」

 

平八さんとその連れの人はみんな帰っていって…

 

それから僕の行き先の話になった。

 

「さて。巫女さんよ、その子はどうするか」

 

「そうね、両親に売られてるからね…しばらくは預かってもいいのだけど、いつかは引き取り先が見つかるといいわ」

 

「そうか…弱ったな…」

 

「寺子屋は行ってるんですよね。」

 

「はい…寺子屋は通ってます」

 

「上白沢の姉さんは?」

 

「けーねはあれでも物事を教える立場の人よ、訳有でも教え子を預かるのは良くないわ」

 

「名前はなんていう、」

 

「ゆう。です。」

 

「そうか、ゆう、うちに来るか」

 

「えっ…?」

 

「頭、本気ですか」

 

「どうせ二等は篭って相手にできねぇだろ、それに若い衆に任せるのも癪に触れる。」

 

「私の神社にいつまでも居させるわけには行かないわ。」

 

「だろ、ちょっと口うるさい家内がいるがそれでもよければ、うちに来るか、」

 

「いいんですか?」

 

「家内には話をつけるさ、それにうちは子供一人といないからな、家内も嬉しいだろうからな。」

 

「養子みたいなものね、良かったじゃない。」

 

「はい、えっと、ありがとうございます。」

 

それからは頭領さんと暮らした。

 

普通の子供の普通な生活。

 

それがとても嬉しく思えた。

物心付く頃にはすでに辛い思いしかしていなかったから、今の生活がとても幸せに感じていた。

 

たまに頭領さんやおばさんにも怒られたりはするけど…でも以前に比べると違った感じがした。

 

寺子屋の生活でも少し環境が変わった感じがした。

今までは嫌われ気味なのがあったのかもしれないけど、一連の事が済むとみんな仲良くしてくれた。

 

 

頭領さんにも霊夢さんにもとても感謝していて、いつも仲良くさせてもらっています。




次もこんな感じで間隔空くかもしれませんのでどうか気長にお待ちください。


ではまた会えたら会いましょう
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