ポケモンカードに沼った。
まだ半月経ったかなくらいなのに8万程溶けてる
そんなことより前回の続きのお話です。
チルノと紫という殆ど無いカップリング。
誰がそんなの求めるのかっていう。
ではごゆっくり
八雲紫はあるものを探していた
幻想郷は紫にとって庭の模型図同然だが、それでも見つからないものがあった
「まぁ…見当たらないのが当たり前よね。」
「何か探されているのですか?」
「あってはならないものをね。ただ見つかったらそれはそれで良くて悪い。少なからずすぐには見つからない」
「無いもの探し…異変の予兆とかですかね?」
「予兆ではないわ原因の方よ」
「既に事は始まってるのですね。」
「そう、だから私が動かないといけない」
「私でよろしければお手伝いいたしますが」
「それには及ばないわ。協力者は既にいるし藍は私が居ない間しっかりと幻想郷の監視をして頂戴」
「かしこまりました。ところでその協力者というのは誰ですか?」
「チルノ、氷の妖精よ。」
「あの妖精ですか?何故彼女なんです?」
「私以外に唯一異変に触れた…関わった人物だからよ、恐らく彼女が必要になるわ」
「そうなんですね。博麗の巫女は?彼女は動かないのですか?」
「まだ幻想郷には目に見える直接的な影響がないわ、だから巫女が自発的に動いたとしても無駄よ。さっきも行ったとおり幻想郷にはないものを探しているから私は居ないといけないけれど霊夢は必要ではないわ。私の読みが間違わなければそれほど脅威でもないでしょうから」
「わかりました。ひとまず私はこれで」
「ええ、頼んだわ。」
紫は幻想郷を一通り見回した。
冥界、天界、旧都や人里。
どこを寄っても探ってもそれは見つからなかった。
「あと考えられるとしたら。一つしかないわね」
そう呟くと、霧の湖に向かった。
湖の畔の岩陰でチルノと妖精妖怪達が集まっていた
「少しお時間よろしいかしら?」
「紫さん。いきなり来るんだね…」
チルノ以外は身を強張らせ緊張しているようだった
「みんなちょっと待ってて。」
チルノは湖を凍らせ話の聞こえないところまで離れた。
「紫さんが来たということは何かわかったのかな」
「わかったこと、そうね。確信的な部分はないけれどこの幻想郷では見つからないから、貴女に協力してもらおうと思うわ。」
「いいよ。どんなこと?」
「またあっちに行くわ」
「…んーと、ここにはなくて向こうに原因があるかもってこと?」
「ただし向こうに行くのは私と貴女の二人だけ」
「霊夢とか魔理沙は?」
「彼女達は万が一幻想郷に何かあったときに動ける状態でいて欲しいから連れて行かないわ。そもそもこの話を知っているのは私とあなたとあの二人だけだけど」
「他の人は知らないんだ」
「まぁ、知る必要はないし大袈裟なことであれば噂くらい自然と耳にも入るでしょう、誰も知らないってことはそういうことよ」
「わかった。どうすればいい?」
「ひとまずついてきて頂戴、その前に友達には一言掛けておきなさいよ。」
「あっ、うん。」
チルノは妖精達のもとに戻りまたしばらく会えなくなると話をすると酷く心配された。
「大丈夫だよ、紫さんは味方だしあたいは皆んなより強いんだから必ず戻ってくるよ。」
そう言って妖精達と別れた。
「もういいかしら?」
「うん、行こっか」
二人はスキマの中に入っていく
「向こうに原因があるっていうのは、確証はないんだよね?」
「そうね。でも幻想郷では何も見つからなかっただから、異変だとして原因があるなら、向こうにあると考えられるわけ」
「消去法的にって感じかな。」
「案外賢いのねまぁ、そんな感じよ」
スキマを抜けると。
一面雪と木ばかりだった。
「やっぱり雪だらけだね〜。」
「同じ景色ばかりでつまらないわ」
「村に向かってみる?」
「まぁ、情報収集からね。」
そう話をしていると二人を見かけた人間がいた
「おいあんたら。見かけない身なりだなどこのもんだ?」
「えっ?あたいらは幻想郷から…ってあぁ!」
「おまっ!この前の妖精だなぁ?!」
「あの村にまだ襲いに行ってるなら許さないよ!」
「襲いになんか行かねぇよ!」
「なら結構!」
「お話の最中で遮って悪いけど、この辺に書斎的な場所はないかしら?」
「いーやぁ…書斎かぁ…村ごとに規模や内容が違うからなぁ」
「そう…あともう一つ。この雪はいつまで降るとかわかるかしら?」
「それに関しては…俺も気になってる、ただ昔っからずっと降ってるから自然現象とは思えねぇんだよな」
「訳があるのね。話して頂戴」
「俺の親父が生まれるもっと前から雪は積もって…ずっとこのままらしいんだ。実の所俺は太陽と言うものを見たことがない。そんな具合にずっと晴れないんだ」
「何が原因なのかしらね」
「そりゃ、誰かの仕業だろうな。俺達も何で雪降らせてんのか知りたいくらいだ、聞いた話じゃそれこそ同じ時期にくらいに魔女の話が上がってたからそれかも知れないが」
「魔女の仕業?魔女が居るの?」
「そうさ、お前達が世話になった村が魔女に関わってるって、俺が住んでいる村の古い本に書いてあった。それで皆んな躍起になってあの村を狙ってんだ。俺はもう勘弁だけどな、別に太陽が拝めなくてもこうして生きてるしわざわざ他人襲う必要はもう無えと思ってんだ」
「その本読ませてもらっていいかしら」
「俺は構わねぇよ、まぁ村まで案内するぜ」
男に連れられてこの前とは別の村に向かう
「村と言うには広いわね。」
「まぁ町って感じだな。書庫はこっちだ」
書庫に入るとたくさんの本が棚に並べられていた。男は本棚の先の扉に入っていく。
「えっと。これだよ」
紐で括られた本を手に取り読む
…
最近ずっと雪が降っている…
戦争が終わって暫くしてからずっとだ。
今日も雪が降っている
これでは作物も育たないし皆も寒さに凍えてしまう何故ずっと雪が降っているのだろうか
降り始めてから数日は経っているな。
雪が降り始めてから数百日は経つ
作物も死んでしまうし、家畜たちも耐えきれず凍死したりしてきた。寒さに耐える方法を探さなければ。
雪が降り続けて約数千日。
自然現象ではありえない。
何が原因なのか調べなければ…
噂になっている魔女というのがこの降り続ける雪と関係があるのだろうか。
しかし誰も見たことがないし、噂になっているだけだ。他の村でもそれらしい話は聞いたことがないという…
戦争が終わったあのあとに何かあったというのか…?
いくつか他の村を巡ってみた。
どれも雪に耐えなんとか暮らしているが
ひとつだけ滅びた村があった、その村は雪に埋もれていた様子だったから降り始めたのと同じくらいに滅びているだろう。
ただおかしな事に人の声が聞こえる。家の跡地から楽しそうな会話や。叱りつける声。場所によっては歌すらも聞こえるが人影はない上に同じ情景を繰り返している。
この村は恐らく戦争で滅んだ村だろう…
戦争の被害に遭った村だ…この様子だと武器や兵器はなく。荒れ方から察するに拠点とされている。
村の中から一つのキレイなアクセサリを見つけ持ち帰るとした。長い間放置されたはずなのに比較的新しい様子だ
青白いブローチ。
何故だろう、これを見るたびに悲しい気持ちになってしまう。魔法の一種なのだろうか
開閉式のブローチの中には二人の少女が映っていた。この少女達は知っている、レティとチルノだ、幼い頃よく一緒に遊んだ
そうか…あの村が滅んだのか…
子供の頃よくお世話になったあの村が滅んでしまったのか。
大人になってから忘れてしまったが。
まさか…そんなことが…
…
「チルノとレティ…?」
「ねぇ、おかしくない?」
「この二人…」
紫とチルノは明らかにおかしな現象に気づいた。
「どうしたんだ?」
「本というよりかは日記だけれど。おかしなことになってるわ。」
「どういうことで?」
「チルノとレティこの二人は雪が降り始める前から亡くなっている?」
「なのに、紫さんはレティに会っていて、あたいはチルノ…妹チルノに会った」
「顔も見た目も全く同じ…何故?」
「お、俺は実際にその二人のことは知らなかったからな、あとはお前らに任せるぜ。」
男はその場を後にした。
「仮にあの村が一度滅んでしまったとして…どういう過程を経てあれだけ栄えているのか。」
「それよりもどうしてこのチルノとレティが二人並んでいるかじゃないの?」
「私がここに来た頃はチルノは居なかった、でもチルノの時は妹としてこのチルノがいて昔からいたかのように老婆のレティがいる。」
「絶対おかしいよ。」
「おかしなことになってるわ。まだ先があるわね、読んでみましょう」
…
滅びた村の場所にもう一度向かうと、いくつも墓が建てられていた。
以前のような声は聞こえてこない。
私のもの以外に足跡がある、他の誰かがここに来て死者達を弔ったのだろうか。
この村のことを知っているのだとしたら話が聞けるかもしれない。
後日あの村を訪れたとき一人の少女がいた、あれは恐らく人ではないだろう。
宙に浮いて移動している
昔の噂の魔女かも知れない。仮にそうだとしたら関わるのは危険だ
しかし、ここにいるということは彼女は村の生き残りかも知れない…そうなのだとしたら村のことについて聞けるかもしれない。
村を訪れたとき。魔女らしき少女と鉢合わせになった。
少女は何も言わずその場を立ち去ってしまい、話すことはできなかったが
ただこの村に頻繁に来ているようだ
次会う時は話を聞くべきだろうか
数日後、村をまた訪れると。
少女が墓参りをしている様子が見えた。
やはりこの村の生き残りだろう。
墓参りを終えたあと話しかけるとしよう。
「あなたはなぜここに居るの。」
先に少女が話しかけてきた
「戦争が起きたあと、この村だけは滅びてしまった、何かできることはないかと思ったんだ。」
「あなたに何ができるの。お墓参りくらいでしょう。」
「かもしれないな…そうだ、このブローチ、君に渡しておくよ。村の出口付近で見つけたもので、雪に埋っていたんだ。」
少女はブローチを受け取ると。強く握りしめている。
「ありがとう、これ探してたんだ。」
「名前教えてもらえないだろうか。」
「私の名前はチルノ。あなたは?」
「私はリンだ。」
「そう。」
チルノ、幼い頃とすっかり変わってしまっている…ブローチの持ち主だったのか。
となれば彼女は亡くなっていなかった。
生きていた。少しホッとした気分だ
しかし、レティや他の皆は恐らく…
「レティ…会いたいな…」
レティは助からなかったのだろうか…
「村の事は残念だが…君はこの村にいたのだね」
「そう、そして戦争に巻き込まれた。私は村の外に逃げて助かったけど、私以外はもう居ない。」
「やはりそうなんだね…」
戦争に巻き込まれたか…
「もう行くね。」
「どこの村に住んでいるんだい?また話をしたい。この村について教えてほしい」
「…村には住んでない。」
村に住んでいない…?
「私は雪の魔女。村になんか住めない。」
「魔女?本当にそうなのかい?」
「あなたの住む村から北にずっと行けばわかるわ」
そのままチルノはどこかに行ってしまった。
「わかった、今度向かう」
………
「ここまでのようね」
「この村からずっと北に向かえばいいんだね」
「そうね。そうすれば魔女の正体がわかる」
「でもその前に気になることがあるの」
「何かしら?」
「もう一度あの村に行こう。」
「わかったわ。」
二人は村の人達に挨拶だけして村を去った
同じ景色のまま進み続け以前世話になった村についた。
「おや賢者様!それにチルノまで!また来てくれたんだね」
「ええ、少し用事があってね」
「チルノちゃん居るかな」
「あの兄弟なら、家で仲良くやっとると思うが?」
「わかった、ありがとう」
二人はアルと妹チルノの家を訪ねた
「チルノちゃん!久しぶり!」
「うん、久しぶり。」
「入って入って!」
二人は妹チルノに連れられる。
「また会いに来てくれたんだね!」
「うん、でもね、あたい今気になることがあるの。」
「どんなこと?」
「チルノちゃんは魔女の噂を知ってる?」
「うん。知ってるよ。」
「その魔女も名前がチルノっていうんだ、それも知ってる?」
「……うん。」
「そのチルノちゃんの親友にレティって幼馴染みの女の子がいるんだ。」
「うん…わかるよ」
「昔、男の人がある村に訪ねてね、青白いブローチをその魔女に渡したの。そのブローチにはチルノとレティが二人仲良くしてる写真がはいってるんだ。」
「チルノちゃん。」
「うん。」
「お兄ちゃんは寝てるかな、二人とも付いてきてここでは話せないから。」
妹チルノに連れられて村を出る。
「ここからずっと北に行けばわかるよ。私は先に行っているね。」
妹チルノは北に向かって飛んで行った
「チルノ、あなたわかってたのね」
「ブローチ。家の壁に飾ってあったんだ。」
「なるほどね。」
二人は振り返るとそこにあったはずの村が荒れ果てた姿の村になっていることに気づいた
「これは…」
「紫さん魔力感じてなかった?」
「いいえ全く」
「私だけだったんだね」
「あなたには感じていたの?」
「結界の様な何かがあったよ。」
「何故かしら…全くわからなかったわ」
「とにかく、行こう」
二人は雪の中をひたすら進んだ。
道中櫓のような建物を見つけ寄ると。
人間が一人雪を被りながら力尽きていた。
「こんなところで力尽きるなんてね。」
「この人も、魔女を追っていたのかな。」
「…紙切れがあるわね。」
……
結局、魔女については何もわからなかった。
村で書いた日記は誰か読んでいるだろうか。
私は雪が振り続ける原因を知りたかったが…誰かが解明しても私には伝わらないだろう。この紙切れを手にするものがいたなら。ここから引き返すといい。
この先は吹雪が強すぎる。前も見えないくらいに雪風が強く、体力が削られすぎて動けなくなる。私がそう…だ。だから魔…についてはもうあきら…てほしい。
だんだんもじもかけないく らいになつた
ここでおしまい…か。
……
「あの日記の人間かしら。」
「きっとそうだね。」
「吹雪は自然に起きているものでないわ。魔女の仕業でしょうね」
「うん。雪に混じれて、何か違和感を感じる。」
「何か感じるのかしら?私は何も…」
「そっか。なんでだろう。」
二人は吹雪の中をまた進み続けた。
かなり進み続けたとき、崖に辿り着いた。
「落ちたらおしまいね」
「でも下からは何も感じないや」
「深すぎて何も見えないわね、崖の向こうに何かあるわ。あれは…城?」
「城っぽいね。行ってみよう。」
崖を飛んで越え。城まで辿りついた
「ここまで来たからにはしっかりと終わらせないと行けないわ。」
「紫さん。下がって付いてきて。」
「…あなたにそれを言われるのは癪だけれど、全く以て魔力が感じ取れないものね。仕方ないわ。」
「これ、魔力なんかじゃない。もっと違う何か…」
「私が感じ取れないのだから、妖力や霊力とも違うのでしょう?」
「うん、そういう類じゃなくて…力というよりなんだろう…」
「とにかく進みましょう。」
二人は城に入ると。
ガラスのような氷の広場が出来上がっていた
「綺麗ね。」
「綺麗だけど…」
「いらっしゃい、よく来たね。」
広場の奥には魔女がいた。
「貴方が魔女ね。」
「そうよ。」
「綺麗なドレスだね。」
「そう言ってくれると嬉しいな。雪の結晶をイメージして作られてるの。昔、村が戦争で亡くなる前、結婚式で来たドレスなのよ。」
「そっか。」
「…あのお兄さんは昔の結婚相手だった、あの村は私の映し出した幻影、私の魔法で作っていた。」
「貴女が居なくなった途端荒れ地に戻っていたわね」
「そう、関係性も何もかも私の思うように作り上げた。あの村で唯一生き残った私の最後の居場所にしたかった。」
「寂しかった。そうでしょ。」
「…寂しくても泣かないって、チルノは言ったよね。」
「うん、泣いても強くなれない何もいいことはないよ」
「うん…」
「貴女は何故、魔女になったのかしら。」
「チルノはわかると思うけど、わたしの気持ちが賢者にはわかるかしら。」
「言われないとわからないわ。」
「紫さん。少し、話をさせて。きっと私のほうがいい。」
そう言われてまた癪だったが素直に引き下がった。
「…わかったわ」
「ねぇチルノ。あなたは今、友達がいるよね?」
「うん、大ちゃんやルーミア、リグルにミスチー、みんないるね。」
「でも、私はみんな居なくなってしまった。同じ境遇に遭ったらあなたはどう思う?」
「そうだね。悲しいかな。悲しいけどそれは仕方ないよ、あたいにはどうしようもないもん。その時は泣いちゃうかもしれない、でも、きっと何かできることを探すと思う。」
「そう。強いんだね、チルノは」
「あたいは妖精だから、あんたよりもできることは少ない、幻影を作ることなんてできないし、きっと本気で戦ったら勝てるかどうか分からないな」
「私は誰かと居たかった。戦いたくなんてない。」
「そうだね、あたいも前は独りぼっちだったから、すごくわかるよ。」
「でも私はその逆。前はみんな居たのに、今は誰もいない。」
「だから、幻影を作り上げた。そうなんだね。」
「うん…だからね。私はずっとあの場所にいるつもり。」
「そっか。あたいね気になることがあるの。」
「どんなこと?」
「あたいや紫さんは、幻想郷にはない力でこの世界に来ちゃったの。だからその原因を探しに来たんだ。それで魔女の話を聞いてあんたに会いにきた。」
「どうしてなのか分からないけど。私のせいかもしれないってこと?」
「この世界に原因はあるの。」
「…どうしてそう思うの」
「まず知りたいのは。あんたはなんで魔女になったの?亡くなってるはずでしょ?」
その発言に紫は言葉を抑えなかった
「チルノ、あなた何言ってるのよ、 日記を読んでいたじゃない。」
「うん、読んだよ、でも結局二人とも生きてないんだ。」
「何を根拠に言ってるのかしら。」
「だって、この世界に戦争が起きているのに、幻想郷に魂は来てない。花も乱れてない。そしてこのお城。普通の魔法じゃなくて、その魂の結界みたいな感じがする。」
「チルノ、わかるのね」
「ねえ。教えて。亡くなってる筈なのに、なんであんたにだけ魂が集まったの?魔女になった理由は…」
「私は魔女なんかじゃない。」
「なら何なの?」
「ただの…亡霊よ…」
「そっか。」
「村は平和で治安も良くて。村の皆は幸せだった。私も結婚をして幸せだった。なのに…戦争に巻き込まれて…全部亡くなって…許せない…」
「それが未練になって、亡霊として残った、それで魂達はあんたに取り憑いた。」
「なんで…私はここにいなきゃいけないのかわからない、あのとき…みんな死んで。私一人、魂だけ取り残されて…」
「戦争をまた起こさないため、じゃないかな」
「確かに、この長く続く雪は私がやったことよ。でも。まだ襲う襲われるが残ってるわ」
「皆戦争のことよりどうしたら豊かに生きていけるかって頑張ってる。雪が振り続けると作物も動物も耐えれないよ、だから、仕方なく奪うしかないんじゃないかな」
「雪を降り積もらせる必要はないのね」
「今はね、また戦争が起きたときがあるかもしれないけどさ。そのときは誰かが良くないって思うはずだよ。あんたは十分活躍したと思うよ」
「そっか…」
チルノは亡霊魔女に近づく。
「…こないで」
「なんで?」
「私は…」
「もっと近くで話がしたいな」
「私は嫌、だから近寄らないで!」
魔女は吹雪を起こしてチルノを離そうとする
紫は吹雪の来ない上空まで避ける
「すごく冷たいな…ねぇ、もう一つ言わせて」
「…」
魔女は俯いたままだったがチルノは話した
「あんたを悪く言うつもりはないけど。多分幻影は他の世界に影響すると思う。」
「なんで…?」
「本来この世界にはありえないことだからだよ、他の村も誰も、魔法とかは何も使えない。この世界にはそういう力は存在してないから。なのにあんたが無理矢理使っている。だから他の世界に影響するの」
「だから何よ!私は独りは嫌!」
「そうだね…確かに独りぼっちは私も嫌かな」
チルノは更に近付こうとする
「来ないで!」
魔女は更に吹雪を強くした
「雹符【ヘイルストーム】」
チルノの周りには氷の竜巻が出来上がり吹雪を打ち消していく
本来の力である雹は出していなかった
その状態で魔女に近付いた
「来ないでよ!」
チルノは魔女に抱きついた。
「独りが嫌ならみんなの所に行こう。寂しくもないしレティや他の人たちも、きっと待ってるよ」
「私…私は…」
魔女は吹雪を止めると涙を流し始めた。
「なんで…あなたはそんなに強いの…」
「あたいそんなに強いかな、でも他にも強い人はいっぱいいる。だから強くなろうと考えないといけない。」
「私は…強くなくてもいい!でも…寂しいのだけは嫌…」
「うん、みんなの所に行ってもう一回幸せになろう、そうすれば寂しくないよ」
「うん…うん…!」
魔女は少しづつ体が薄まっていき。
時間が経つと姿は消えた。
魂はそこに取り残されてしまっていたがそのうち消えた
「終わったわね」
「うん。帰ろう。」
「ええ。」
紫とチルノはスキマ入り込んだ
暫くすると城は日の光を浴び溶け始めた
……
チルノと紫は博麗神社に来ていた。
「うわ、紫何しに来たのよ」
「暫く留守にしてたけどこっちは何か起きてないかしら」
「なんにも。いつも通り暇よ」
「そう、それならいいわ」
「あれから何も起きてないんだね」
「…ていうかなんであんたらがペアで来るのよ。おかしいわねぇ、何か起こるわ」
「そのカンは外れよ」
「言ってなさいあとに何か起こるわ」
「ううん。もう何か起きたあとだから。外れだよ。」
「そうなの?」
「ちょっと異世界で色々あったからこっちにも影響が出てたのよ。チルノが居なかったら面倒だったかもしれないわ」
「へぇ、チルノがねぇ。」
「…正直に二度と起きてほしくないわ」
「なんで?」
「だって、チルノに指図されるのよ!?賢者である私がただの妖精に。それに場の流れも読み取れないし魔力とかそういうのも感じ取れないし最悪だわ。ほんと」
「あはははっ!チルノに指図される紫って、それは面白いわねぇ、」
「屈辱よ屈辱!」
「えぇ…そこまで言わなくても。」
「まぁ、チルノには感謝してるわ、私ではどうにもならなかったでしょうし適材適所って意味合いではお互いに良かったと思うわ。」
「うん。良かった。かな」
「まぁ、いいわ、じゃあね」
紫はスキマに入り込んでどこかに行った
「チルノもほら、しばらく居なかったなら妖精達も心配してるでしょ」
「うん。」
「…なんかあるのね」
「向こうにいた、異変の原因がね、昔の自分を見てるような感じがして。凄く気が落ち込んじゃって。」
「昔の自分ねぇ。」
「あたいと同じ名前だから尚更、心に残っちゃってる」
「同じ名前。へぇ。そりゃ結構来るわね」
「…もう少しだけ。ここに居ていいかな」
「構わないわ。お疲れ様」
縁側で隣同士で座り込む。
そのうちチルノはうたた寝をしてしまったので。霊夢がチルノに膝枕をしていた。
そのうち霊夢も座った姿勢のままうたた寝をしてしまっていた。
チルノが頑張るお話。
ではまた会えたら会いましょう