物語館   作:むつさん

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どうも悠樹です。

過去話の人達がたくさん出てくるお話

どうぞごゆっくり


恩返し

目が覚めると外は雪が降り積もっていた

 

「肌寒いな…」

 

隣のベットではまだチルノが寝ている。

 

「やっぱり。寒いのには強いんだろうな。」

 

上着を着て寝室を出たとき。

一瞬、めまいのような感覚に陥った

 

「寝起きだからか?さっきから体がおかしいな…」

 

倦怠感が治まらず。なんとなく寒気がする。

 

「熱があるのか?…今日は大人しくするか。」

 

軽くお茶を飲み寝室に戻ると丁度チルノが起きていた

 

「ああ…レイ、おはよう」

 

「おはよう、今日は出掛けるんだったよな?」

 

「うん?レイ、顔赤いよ?」

 

「赤いか?そうか…」

 

「熱があるのかな。出かけないほうがいいよね」

 

「いや、大丈夫だよ。寝ておけば治るさ」

 

「ほんと?気をつけてね」

 

チルノは身支度をすると家を出た。

 

「さてと…もう一眠りしよう…」

 

ベットに戻るが次第に体の節々に痛みを感じてきていた。

 

「もうこれは風邪だな…」

 

寝ようにも寝付けないので

とりあえず食事を済ませて薬を飲む

痛み止めとか効くだろうか…

 

薬の副作用からか眠気が来たおかげで

ようやく寝付くことができる

 

ベットに戻ると少しもしない内に寝付いた

 

……

 

起きてすぐ

やはり寒気は止まらなかった。

 

「あー…これはしんどい…」

 

薬の効果が切れたのか体中に痛みが走る。

 

「水分は取らないと…」

 

寝室を出てお茶を飲む。

小腹を埋めるのにパンを少し食べ。

また薬を飲む。

 

そうして寝室に戻ろうとした時。

家の入り口の扉のドアノブを動かす音だけが聞こえた。

 

「うん?チルノなのか?」

 

その後抵抗するような唸る声と怒鳴る男の声が聞こえた。

 

「おいっ、まさかっ…!」

 

慌てて家から飛び出す。風が吹いていて冷える

いや冷えるどころか震える。

 

気を失っているチルノを担いで男達が走っていた。

 

「待てっ!待てよ!」

 

思うように体が動かない。

 

「クソッ…」

 

飛ぶ力はなくとも走れはするが速度が出ない。どんどん遠くに行ってしまう。

寒さのせいもあるのか体が動かなくなって来ていた

 

「せめて紅魔館に…ああ…クソッ…」

 

積もる雪に足が取られて歩くことすらままならない。

 

「ああ…最悪だ…」

 

「何が最悪なのよ」

 

「その声は…博麗の巫女か」

 

返事をしたのは霊夢だった…

 

「あんた。風邪?ちょっと大丈夫?」

 

「いや…なにも大丈夫じゃない…頼むからチルノを助けてくれ!」

 

「えっ?ちょっと。どういうことよ。」

 

「チルノが誰か知らないやつに攫われたんだよ!俺はいいから早く助けに行ってくれ!多分人里だろ…」

 

「あんたはどうするのよ、」

 

「近くに家がある…なんとか自力で戻るよ…」

 

「そんな状態で自力ってあんたね…」

 

「頼むから早くチルノを…」

 

霊夢は腕を掴むと立ち上がるのに協力してくれた。

 

「まともに動けないのに自力とかバカ言ってんじゃないわよ。」

 

「すまない…でもチルノが…」

 

「あー…もー…めんどくさいなぁ…」

 

霊夢はそう呟くと思いっきり叫んだ。

 

「ちょっと紫!手伝いなさい!」

 

そう叫ぶと紫はすぐに隙間から顔を覗かせた

 

「叫ばなくても聞こえてるわよ」

 

「チルノをさらった男達が人里に向かってると思うから探して。すぐ襲わず根城を特定して頂戴」

 

「珍しく乗り気ねぇ。」

 

「文句ある?早くして」

 

「わかったわ」

 

紫はスキマに入って消えていった

 

「ほら、しっかりしなさい。」

 

「そうは言っても体がほとんど動かない…立っているだけでもかなり苦しいんだ…」

 

「家ってあれね?」

 

「ああ。そうだ。」

 

無事に家に戻り寝室のベットに寝かせてもらえた。

 

「全く…ほんと世話焼けるんだから。」

 

「すまない…」

 

「あとは任せなさい。」

 

「ありがとう。」

 

「さて。私の機嫌を損ねたことを後悔させてやるわ」

 

霊夢は鬼の形相で家を飛び出していった。

 

……

 

人里に着くと紫がスキマから出てきた。

 

「見つかった?」

 

「ええ。」

 

「足止めとかしてるわよね。」

 

「もちろん。」

 

「あっ!霊夢さん!」

 

話しかけてきたのは郵便屋の椿。

 

「なに?忙しいから手紙ならあとにしてくれる?」

 

「あっ、ハイ…」

 

「いいや、むしろあんた協力しなさい」

 

「えっ?えっと今は…」

 

「今の彼女に逆らうのはおすすめしないわよ?」

 

「えっ…あっ…ハイ…」

 

半ば無理矢理だけど、一人追加できた。

 

「あと…もう一人欲しいわね。」

 

「悠でいいんじゃない?」

 

「そうね」

 

歩くのが面倒だったから紫のスキマで近道したけど、悠の家を訪ねても反応がない

 

「居ないのかしら。」

 

「ああ、霊夢?今戻ったよ」

悠と祐奈は手に袋を持ってる。

買い出しから帰ってきたところかしら。

 

「買い出しご苦労様。早速で悪いけど、悠を借りてくわよ」

 

「荷物だけ置かせてくれるか。」

 

「早くしなさい」

 

少しすると悠はいつもの木刀持って出てきた

 

「霊夢と紫が二人で居るってことはなんかあったんだよな。」

 

「大したことはないけど。相変わらず木刀なのね。ちゃんとした刀を持てばいいのに」

 

「あくまで護身用だからな殺傷性はなくていい」

 

「あっそ。それで紫、足止めの方は?」

 

「そろそろ向かいましょう。ちょうどいい頃合いだと思うわ。」

 

スキマを通り抜けると。

廃墟のような場所の手前についた

 

「ここが根城?」

 

「みたいよ」

 

「廃墟というか…」

 

「廃墟だな。」

 

「廃墟が住処なんてだらしない。容赦なく潰してやるわ。」

 

「今日の霊夢は殺気が強いわねぇ…?」

 

「私の機嫌を損ねたのが悪いのよ」

 

「ちょっと先に見てくる、退魔札とかあると良くないからな。」

 

「そうね、丁寧にいきましょ。」

 

 

扉を開けるとそこは広場になっていて奥の方で手足を縛られたチルノがいた。

 

「輩達は奥の部屋か?」

 

チルノ以外の姿は見えないが

奥の方の小部屋は電気がついているようだ。おそらく輩達はそこにいるだろう。

 

「さて、丁寧にって言ってたからな、強行突破はやめておくか。」

 

入り口で軽く見渡すと。何箇所か札が張り付いていた。

 

「察しの通りってことか。」

 

一枚ずつ丁寧に札を剥がし、すべて破り割いて効果が出ないように処理する

 

「うまく行けば気づかれずに済むな」

 

チルノの所まで行くと足音に気づいたのかチルノが目を覚した。

 

「あなた誰…?」

 

「君を助けに来た。騒がないようにしてくれよ?」

 

「う、うん…」

 

相当怖かったのだろう顔に涙の流れた痕が見える。チルノを傷付け無いように手足の紐を解く。

 

「とりあえずチルノは無事だが。どうする?」

 

紫に話しかけてみる。

 

「輩達は?」

 

「こちらに気づかず小部屋の中で浮かれて騒いでるみたいだ。」

 

「いいわ、戻ってきなさい。」

 

「おっけ、」

 

「えっと…あの…」

 

「心配しないで、俺以外にもいるからな。」

 

「ありがとう…」

 

「歩けるか?」

 

「大丈夫。」

 

無事に気づかれずに廃墟を出ることができた。

 

「チルノ。無事?」

 

「うん。霊夢、みんなありがとう。」

 

「さてと。」

 

「まさか行くのか?」

 

「どうしようかなって思ってる」

 

「また来るかもしれないわよ?」

 

「そうね、また面倒事起こされても困るから。突入するわよ」

 

霊夢は勢いよく扉をあけた。

広場ではチルノを探す輩達が忙しそうに動き回っていた

 

「あんた達は何を探しているのかしら?」

 

「うげ…博麗神社の巫女…」

 

「博麗の巫女だからどうしたってのよ。」

 

「お前ら札は貼り直したんだ、どうってことないだろ」

 

「そうだったなあ。」

 

「いつの間に?」

 

輩達は集まると武器を構え始めた。

 

「確かに上手く力が使えない…」

 

「霊夢。紫。あと椿とチルノ。四人とも力が使えないのか?」

 

「私は駄目ね。」

 

「妖力が使えないんじゃスキマも意味ないわねぇ。」

 

「えっと…僕居る意味…」

 

「氷が出ない…」

 

……

 

「しまったな。俺以外は駄目か」

 

困ったことになった。

まさか札を貼り直してあったとは。

 

「四人とも下がってくれ。」

 

「あんた。もしかして一人でやる気?」

 

「それ以外あるか?」

 

「おう、いい度胸じゃねえか、札が効果ないってことはお前は人間か」

 

「人間じゃ悪いか?」

 

「お前は、そこの妖精のイタズラには遭ってないんだな。」

 

「いや。散々嫌な思いさせられたよ。懐かしいな。思えばこんな大人しいチルノも違和感あるね」

 

「散々な目に遭ったならお前も同じじゃねえかそこをどけよ。俺達はその妖精を許さねぇ。イタズラばかりしてきたその報復を今思い知らせてやるぜ。」

 

「残念だがそうはいかない。俺も頼まれてここにいるわけだし。それに俺は別にチルノが憎い訳じゃない。人間が妖精にイタズラされるなんて日常的なものだ。チルノは改心して大人しくなったんなら別に害もないし、そっとしてやればいいだろ?」

 

「言っただろ、散々イタズラされたその報復だって。」

 

「報復ねぇ。」

 

「邪魔なんだよどけよ。」

 

「やだね。断る」

 

「ならおめえから痛い目にあわせてやる!」

 

輩達は鉈や鎌を改めて構える。

 

「野蛮だな…ほんと」

 

そう言って歩いて近寄る

 

「気をつけて…」

 

チルノは呟いた。

 

輩達は襲い掛かってきたが

一人ずつ薙ぎ倒していく。

武器を振ってくるが弾き返して横腹に一撃与える。

 

三人ほど捌いたところで。一人が遠くで鉄砲を構えているのに気づいた。

 

「うーん…鉄砲か」

 

「ちょっと!流石に鉄砲はまずいでしょ!」

 

「へへっ、いい気味だぜ」

 

「この位置…避けたら…」

 

そう。避けたら誰かに当たる。

かと言ってまともに受けたら死にかねない。

 

「まぁ、避ける必要はないからいいか。」

 

あからさまに輩達が下がる。

 

「わかりやすいなぁ…」

 

木刀を構え直す。

 

「へへ、お前もここで終わりだな。」

 

男はそう言いながら発砲した。

 

「さぁね…」

 

弾速はそう早くはない。

弾道も真っ直ぐ。

弾が落ちるまでには距離がいるから

恐らく真っ直ぐ飛んでくる。

 

「まぁ。余裕だな」

 

木刀で弾を弾き返す

跳ね返った弾は発砲した本人の足に当たる

 

「えっ?あんた今何したわけ?」

 

「何って。弾き返しただけだが?」

 

「さも当たり前みたいに言わないでよ。馬鹿じゃないの?!」

 

「こうでもしないと俺か誰か当たるし…」

 

「いやそうだけど…」

 

「てめえ…魔法でも使えるのかよ…」

 

「仮に魔法だとしても魔力は札でかき消される。紛れもない実力って事だよ」

 

「てめえ…」

 

「観念するんだな」

 

偶然足元にあった退魔札を破り割く。

 

「霊夢。これでどうだ?」

 

「まだどこかにあるみたい。」

 

「厄介だなぁ…札って」

 

視線を輩に戻すと別の男が先程の鉄砲を受け取り構えていた

 

今度は俺を狙わず直接チルノを狙っている様子だった。

 

「質が悪い。間に合うか?」

 

走って射線に入る

 

「邪魔なんだよ!」

 

輩はそう言いながら発砲した。

 

そしてその弾丸を跳ね返す。

ギリギリでうまく跳ね返せなかったからか。

弾丸は天井にあたった。

 

「そろそろいい加減にしないと俺も容赦しないぞ。」

 

「いい度胸だ!やってみろ!」

 

喧嘩を売られた気がして凄く腹が立った

 

「わかった。後悔するなよ?」

 

また一人が襲い掛かってくるが

武器を弾き返し木刀で捌く

悶え苦しんでいるが気絶するまで叩き倒した。

 

「ほら、次は誰だ。」

 

「お、おめえ…ホントにやるのかよ…」

 

「いい加減にしないと容赦しないぞって言ったらやってみろって言ったじゃないか。」

 

「ゆ、悠?その辺にしておきなさい?」

 

「霊夢。俺はケンカ売られた気分で凄く腹が立ってるんだ。だから立ち向かってくるやつには容赦しないって。」

 

「あんたねぇ…」

 

また輩は発砲した。

 

「また撃つのか。」

 

弾き返すと弾丸は発砲した本人に当たる

 

「う…腕が…」

 

「まぁ腕でよかったじゃないか、胴体や頭に当たってたら一大事だもんな。」

 

「巫山戯たことしやがって…」

 

「おい、俺は巫山戯てない、大真面目だぞ。」

 

「てめぇ…」

 

「次は気絶で済ませないが。どうする?多分死ぬぞ?」

 

「ヒッ…」

 

「ほんと、これが木刀で良かったよな、本物の刀だったら今頃…」

 

「もういい!勘弁してくれ!」

 

輩達が白旗を上げるように叫んだ。

 

「もうこんなことはうんざりだ…」

 

「それがいい。」

 

そう言い放って霊夢達の所まで戻った。

 

「こ、ご苦労様…」

 

「うん。終わった。」

 

「人間って怒らせると怖いのね。」

 

「まぁ、紫のような妖怪には太刀打ちはできないよ。弾丸は弾けても弾幕は弾き返せないし。」

 

「そうね。そこは認めるのね。」

 

「事実だからな。幽香さんに一度も勝ったことがないし。手も足も出ないからな。」

 

「あれは特例だから…」

 

「そうなのか?」

 

「まぁ、彼女はね。」

 

「あの…とりあえず出ませんか?」

 

「そうね。椿。ありがとう、特に何もしてないけどご苦労様。手紙あるんでしょ?」

 

「あっ。えっと。はい確かに、それでは僕はこれで…」

 

椿は飛んで次の配達先まで向かっていったようだ

 

「どうする。自警団に突き出すか?」

 

「そうね。そうしましょ。」

 

「私はチルノを送ってくわ。」

 

「スキマって便利ね、お願いするわ」

 

……

 

「ほら、こっちよ。」

 

紫さんに連れられてスキマを通り抜けると

家の中に繋がっていた。

 

「ありがとう。もう大丈夫だと思う。」

 

「今後も気をつけなさい。彼は寝室だと思うから、ちゃんと一緒に居てあげるのよ?」

 

紫さんはそう言ってスキマに入り込み消えていってしまった、

 

「そうだった、レイ熱があるって言ってた」

 

寝室に戻るとレイは寝苦しそうだった。

レイは私に気づくと体を起こそうとしていた

 

「ああ…チルノお帰り…」

 

「無理に動かないで。風邪辛いだろうから…」

 

「自分のことよりチルノのことの方が心配だったからな…これくらい…」

 

「…心配かけてごめんね。もう大丈夫だから無理しないで?。お茶もってくるね。」

 

「ありがとう…」

 

寝室から出ると玄関をノックする音が聞こえた。

 

「誰だろう?」

 

扉を開けると、訪ねてきたのは霊夢だった

 

「霊夢さん。どうぞ」

 

「入るわよ。」

 

後ろに続いて永遠亭の永琳さんがついてきていた

 

「風邪なんでしょ?」

 

「えっと…多分」

 

「妖怪が高熱出して苦しむのは滅多にないことだから、霊夢から話を聞いて少し気になったのよ。」

 

「ただの風邪じゃないこともありえるんですか?」

 

「むしろ。普通の風邪の可能性は低いわ」

 

「あの…レイはどうして…」

 

「その為の私よ。」

 

お茶を持って寝室に戻る。

 

「レイ。お茶飲んで。」

 

「おう…ありがとう。」

 

「貴方ね、具合はどう?」

 

「最悪…とは言いたくないが。体は痛いし体を起こすのも辛い。熱も引かないしって感じにいろいろ来るよ。」

 

「そう。それだけ?」

 

「特に他は。」

 

「確かに見た感じ麻疹とかがあるわけでも無さそうよ。」

 

「まさかねぇ…」

 

永琳さんはレイを診察しているけど…

 

「そのまさかのようね。」

 

「どうなんですか?」

 

「ただの風邪よ」

 

「えっ?」

 

「妖怪が高熱出してって話はどこいったのよ」

 

「言ったでしょ。可能性は低いってだけ。」

 

「運がいいのか悪いのか…全くね」

 

「そういう訳だから。日にちが経てば治るわ。」

 

「そうか…よかった…」

 

「ただし無理は禁物。妖怪が風邪になるような強力な病原だったって訳だから、解熱剤飲んで熱が上がり過ぎないようにしなさい。あと食事もしっかり食べるのよ。チルノ、しっかりと診てあげなさい。」

 

「はい。えっと…はい!」

 

「何かあったら、すぐ呼んで頂戴ね。」

 

「ああ…ありがとうな。」

 

霊夢さんと永琳さんは帰っていった。

 

「えっと…」

 

「世話かけて…すまないな。」

 

「ううん、いいよ。早く元気になって欲しいし。」

 

「ありがとう。」

 

「ご飯持ってくるから。ちょっと待っててね」

 

寝室を出ると台所に人がいた。

見覚えのあるメイド服。

咲夜さんだった。

 

「あれ。なんでここに?」

 

「博麗の巫女に頼まれたのよ。」

 

「でも…レミリアさんのことだってあるし。」

 

「ハルがいるから大丈夫よ。それに。レイにはお使いとかいろいろ頼まれて貰っているから。そのお返しだと思って貰えばいいわ。」

 

「わかりました。」

 

「はいこれ。お粥よ、風邪で喉が荒れたり喉の通りが悪かったりするから。固形物よりも食べやすいのよ。味付けも他の具材も入ってるわ。これ食べさせて薬飲ませればいいでしょ。作り置きしてあるから足りなくなったらまた言って。」

 

「えっと…ありがとうございます。」

 

言葉が出ない…

 

「お礼ね。貴方からありがとうなんて聞くのは久しぶり。」

 

確かに…咲夜さんにお礼を言うのは久しぶりかな…

 

「まぁ、いいわ、それじゃお幸せに」

 

咲夜さんは、ふとした瞬間にもう居なくなっていた

 

お粥を持って寝室に戻る。

 

「この匂いは…昼間と同じか…」

 

「昼間と同じ…?」

 

「ああ、咲夜さんが来てな。お粥作ってくれてたんだよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「ほんと…世話かけてばかりだな…」

 

「ううん…気にしないで。みんなレイにお世話になってるから。きっとお礼だと思ってるよ。」

 

「そうか…」

 

「だから、早く良くなってね?」

 

「ああ、ありがとう。」

 

「でも…なんで風邪になんかなるんだろ。」

 

「一昨日くらいに。人里の医院の手伝いしてたからそこからもらってきたのかもな。」

 

「そっか。それは確かにあるかもね、」

 

「なんにしろ。しばらくはゆっくりしないとな」

 

 

その後。レイは数日で風邪が治った

その数日にチルノが体調不良になったとかならなかったとか。

 




ではまた会えたら会いましょう
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