でも個人的に個性のある式神(オリジナル)は何時かは出したいです(願望)。
烏森学園、生徒指導室ーーー
「ハーイ、では改めてご紹介!!私、不思議英語教師三能たつみとその仲間たち、右からーーー攻撃担当、ロクサーヌ!防御担当、シモーヌ!癒し担当、ジョセフィーヌ!それでは一同ーーー礼!」
三能が合図をすると、三匹の蛇は一斉に礼をする。
その光景を墨村真守美と雪村時音は何も言えず見ていた。
「おっと!もちろん、お楽しみはこれからさ。君達のために仕込んだ特別の芸をお見せしよう!」
「さぁ並んで」と、蛇達と準備を始める。
「……三能先生、どうしてその様なことを?」
真守美が三能の奇行の理由について聞くと、嬉しそうに話し始める。
「だって僕、うれしくて…君達みたいに変わった力を持った人に会えたの…初めてだから…。それに君達は僕の恩人だしね!」
そう言いながら時音の手を握る。真守美にしないのは以前したら訴えられそうになったからである。
「だから愛すべきお仲間に、ここ数日、寝る間も惜しんで鍛え上げた渾身の芸をプレゼントするよ!!ヘイ、ロクサーヌカモォーン!!」
「帰るわよ、真守美」
「ん」
「悪い人ではなさそうだけどね…」
「…そうだね」
「でも正直、前の方がかっこよかったかなーー」
「…?」
真守美はいまいちピンとこなかった。
「そういえば、真守美って他の異能者の人に会ったことってあるの?」
「…まぁ、兄さんが裏会の夜行で頭領しているから、何人かは。時音さんは?」
「あるよ。裏会の紹介で、流しの術者の人、何人か家でお世話したし」
「…うちはそういうの無いな」
「ああ…あんたのお母さん、すごい術者なのに裏会の要請さんざん蹴ってたからね…。お母さん今、どうしてるの?」
「…さぁ。”あの人”の事は私もよく分からないから」
「そう…」
二人の間に微妙な空気が流れる。
「じゃぁあたし、図書室に本返しに行くから、先に帰ってて」
「…待ってる」
「え?」
「待ってるよ」
「で、でも!もう遅い時間だし...」
「なら尚更、時音さん一人で帰すわけにいかないよ。待ってるから一緒に帰ろ」
「う、うん...///」
夜、烏森学園ーーー
斑尾と散策していると、直ぐに異変に気付く。
「斑尾」
《あぁ、あっちだよ!》
急いで異変の起きた場所に向かう途中、時音と白尾と合流する。
《まだ匂いは残ってるけど、邪気がすぐ消えた。もう外に逃げてるかもねェ》
《侵入はこの辺りからだな》
周辺を警戒していると、
パキッ
「キャーーーーーーーーー!!」
ズザーーーーーードスゥン!!!!と、何かが落ちてきた。
「いたぁ…」
「え?夜未さん!?こんな所で何を…」
「わーーーー!!違う!違うのよ!!実地調査の対象が、実はこの土地で、こそこそかぎ回ってたなんてことは、絶対にないのよ!!」
聞いてもいないことを説明してくれた。
「そうよ、極秘任務なのだから…」
「…知り合い?」
「うん…裏会の紹介で今、家でお世話してる人…」
「(裏会の…?)」
「もしかしてさっきの異変って、夜未さんが…?」
「あ、そうそうごめんなさい!それは私の能力が…」
そこまで言うと、彼女はハッとし、口を手で押さえる。
「あわわ、嘘よ!そんな術者が能力を自ら明かすなんて失態、あり得ませんわ!!」
「フーーーッ」と、勢いよく息を吐き、落ち着く。
「ところでそちらのあなた…もしや墨村さんの…?」
「…えぇ、そうですが」
「わぁっ、やっぱり!どーも私、春日夜未と申しますっ」
「…墨村真守美です」
「で、お二人とも。私が此処に居たことは秘密ということで…ね」
「「はぁ…」」
「でもせっかくですから…お茶にしません?」
春日夜未の用意された敷物に座る真守美と時音。
「これがないと生きていけないってものあるでしょ?私はお茶ね。お茶が無いともーダメ。本当は淹れたてが良いのですけど…移動が多いものですから、水筒でガマンですわ」
彼女の話を興味なさげに、膝に置かれた斑尾の頭を撫でる真守美。
「あの、失礼ですけど…あなたが墨村の22代目の…?」
「…えぇ」
「へーー…」
「…」
「あ、私ね…雪村の時雄さんとは親しくしていただいてましたのよ」
「…そうなんですか」
「えぇ。あ、でも…墨村の方とはあまり…やっぱり、私などとは格が違ってらっしゃるので…。でも、時雄さんには本当によくしていただいて…」
真守美が横で座っている時音を見ると、その横顔は、なんだか寂しそうであった。
「…」
墨村家ーーー
真守美は帰ってくると、電話を掛ける。
「…もしもし…うん、久しぶり。ごめんなさい、こんな時間に…うん、少し聞きたいことがあって………そう、よかった。時子さんからもう連絡がいってたんだね。うん…うん…わかった。何とかしてみるよ、おじいちゃんにも報告しておくね。……うん、明日また連絡する……うん、お休み
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兄さん」