本っっっっっ当にすいません!!(土下座)
今回から執筆をスマホ執筆に変更して少しずつでも続けていこうと思います。
あと、本話から暫くアストレイ側の一夏はイチカと表記させていただきます。
「イィチィカァァァッ!!!!」
「妖精一人に手玉に取られた挙句、俺への憎悪に我を忘れるか?無様なものだ」
突如として現れた三人組の一人・・・一夏と同じ顔を持つ男。
その男を見るや否や激情と憎悪に身を任せて突撃するチフユ。
そんな様子に男は口を三日月のように吊り上げて嘲笑う。
「殺す!殺してヤるぞ!!一夏ぁぁっっ!!」
「来い・・・!」
目を細め、鋭い眼光を放ちながら男は突進してくるチフユを見据え、自身の機体を展開する。
フルスキンのその機体は腰部に二丁の拳銃、背部には剣らしき装備が備えられたウィング、頭部にはV字型のアンテナを備えた漆黒の機体だった。
「ガン、ダム・・・?」
思わず簪がそう呟いた。
ロボットアニメに造詣が深い彼女にとってその機体は良く知ったものだった。
「ストライク、ノワール・・・!?」
「あら?アナタ、私達の機体を知っているのですか?」
「この世界のMSは
こういう所、ボク達が元いた世界の簪と一緒だね」
簪の呟きに取り巻きの少女二人・・・セシリアとシャルロットに似た女が妖しく笑った。
「折角です。アナタ方もしっかり見ておく事をお勧めしますわ。
一夏さんの、あの方の強さを・・・」
「ボク達の一夏と渡り合えるぐらい強くなきゃ、この世界の天災には勝てないからね・・・」
冷酷に、冷徹にそう言い放つ二人の言葉は、一夏達に有無を言わせず戦いを注視させる。
皆感じていたのだ。彼女達の言葉が事実だという事を・・・。
・ ・ ・ ・ ・
「ガアアァァッ!!」
「フン、まるで獣だな?」
血走った目で咆哮をあげながら刀を構えて襲い掛かるチフユに嘲りを込めた視線を向けながら、イチカは己が愛機『ストライクノワール』に装備された二振りの剣、フラガッハと名付けられたビームブレイドを展開する。
「100年ぶりに思い出させてやるよ。
この俺に、文字通り首を獲られたあの時の屈辱と恐怖をな・・・!」
「ほざけェェーーーーッッ!!」
憎悪のまま刃を目にも留まらぬ速度で振るうチフユ。
しかし、イチカはそれを嘲笑いながら軽々と躱し、次々に受け流していく。
「なるほど、確かに以前より力を増しているな?
擬似的とはいえ異界の力を得ただけの事はある」
「そうダ!この力さえ有レバ、全て斬り捨てられル!!
貴様も!貴様の女共モ!!私に味方しなかった愚弟やソノ仲間モ!!
例え転生していようが、見付け出して絶対殺シテヤ『黙れよ・・・!!』・・・グゴォッ!?」
口汚く恨み節を吐き続けるチフユの言葉を遮るように、イチカのミドルキックがチフユの鳩尾にぶち込まれる。
「取らぬ狸の皮算用・・・とは言うが、流石に不愉快だな。
アイツらに、お門違いの恨みを向けられるというものはな・・・!!」
「ぐ.、グエェェ・・・ぎ、ギサ、マぁぁ・・・!!」
鳩尾を抑え、胃液を逆流させながら怒りと屈辱に表情を歪ませるチフユ。
そこに間髪入れず、イチカは手首からアンカーを放ち、ワイヤーをチフユの首に巻き付けようとする。
「ひっ!!」
迫るワイヤーにチフユの顔が恐怖に引き攣り、咄嗟に腕を首周りに移動させて防御体制を取る。
しかし、ワイヤーはお構い無しに腕を巻き込んで頭部に巻き付いた。
「ククク・・・怯えてるぜ?」
「っ!?」
ワイヤーを引き寄せ、イチカはチフユに急接近し、片手に拳銃型ビームライフル『ビームライフルショーティー』を構えて笑う。
「やはり、首を引き千切られたあの時の恐怖は消えてないようだな?
細胞が怖気てるんだよ!!」
「グギャアアアアァァッッ!!!!」
そしてそのままゼロ距離で射撃。
無慈悲に放たれたビームは絶対防御で防がれこそすれど、その熱は完全に防ぎきれずに伝わり、チフユの顔面を焼く。
「う、うわ・・・エグっ」
情け容赦の無いイチカの戦い方に思わずそんな言葉が霊夢から出る。
特に一夏の表情は曇っている。
自分と同じ顔の男が、愛する姉であり恋人である千冬と同じ顔の女を痛めつけている。
別人と分かっていてもなかなか割り切れるものではないだろう。
『こりゃちょっとまずいねぇ。彗ちゃん!」
「了解だ」
不意に上空聞こえて来た聞き覚えのある声、何事かと思い上空を見上げると天井を突き破って表れる箒と同じ顔をした女・・・箒の半身・篠ノ之彗が大量の無人機を携えてこちらを見つめ、邪悪な笑みを浮かべる。
「吹き飛べ・・・!!」
彗の合図と共に電源が切れたように落下してくる無人機の大群。
例外として、数機のみチフユを回収に向かい、イチカに攻撃を仕掛ける。
「まずい!全員退避しろぉっ!!」
何かに気付いたイチカはチフユを放り、一夏達を一喝する。
それと同時にセシリアとシャルロットに似た女二人も近くにいた者を出来る限り掴み、壁を破壊して輝針城から脱出を計る。
そして、全員が脱出して数秒後、輝針城は眩い光と共に大爆発を起こした。
・ ・ ・ ・ ・
「・・・やれやれ、ヤバくなったら自爆とはね。悪役のお約束過ぎるだろ」
焼け落ちていく輝針城を遠目に眺めながら、イチカは呆れたように呟く。
そんな中、一夏、霊夢、魔理沙といった主力陣は魔力を強めながら身構える。
「助けてくれた事は感謝する。だけど、お前達は何者だ?
何故、俺やセシリア達と同じ顔をしている?」
「・・・そこら辺は、これからゆっくり話してやる。お前らの代表も交えた上でな。
あと、お前らには、もっと強くなってもらうぞ。あのイレギュラーな存在を殺せる程に、な・・・・・・」
「アナタ達の強さは見せて頂きました。基礎と素養は申し分ありませんが、少々外道相手に対する経験が不足しているようですわね」
「持ってきたお土産、早速役に立ちそうだね」
一夏からの問いに三人の来訪者は不敵な笑みを浮かべながら答える。
これが新たな戦いの序曲となるのは、今はまだ誰も知らない。
次回予告
帰還した千冬と弾、そして幻想郷の賢者・八雲紫を加えて開始される並行世界の使者達との会談。
一先ず協力関係を結んだ両陣営だが、その一方で束達も戦力を整え、本格的な攻撃準備に入りつつあった。
その標的となった罪を抱える少女の運命は・・・?
次回『戦力強化計画』
シャルロット「並行世界のボク達・・・?」
セシリア「しかも、二人揃ってイチカさんの、妻・・・///」
千冬「そちらの世界の私は、罪を犯し続けたんだな・・・」
イチカ「驚いたな?こっちじゃ弾も操縦者かよ?」
セシリア(?)「更識さん、ですわよね?髪型が変わってて印象が・・・」
?「アナタのせいで、アナタの兄は去った。アナタの家庭も壊れた!
彼はもう戻らない。戻る必要も無い。だって彼にはアナタより大切な女(ひと)がいるから!」
?「やめてぇぇぇーーーーーっ!!!!」