帝国軍に敗れたクローンの生き残りは、KDY社に裏取引で入手したヴェネター級三隻で帝国領域外
の脱出を試みるも帝国軍の艦隊の包囲網によって三隻の内二隻のヴェネター級を失い、一隻だけ
艦隊の包囲網を抜け、帝国領域外の脱出に成功する。
しかし脱出成功の束の間、クローン達は未知の惑星に不時着し、この星の住人との初接触を相手が
攻撃して来た為、安全確保の為にその住人を拘束すると言う形となり、最悪なファースト・
コンタクトとなってしまった。
「だから悪かったって、まさかあの船に人が乗っているなんて思いもしなかったんだよ」
「あのなぁ、扉が開かない場合はプロトン魚雷擬き?をぶっ放すか普通?常識的に考えて………」
私達の船にプロトン魚雷擬きを右ハンガーゲートにぶん投げた本人もとい、彼女を拘束した。因みにもう拘束は解いている。誰だって“攻撃を受ければ防御本能が働き、自分の身を守る為に反撃する”のだ。彼女から名前を聞いた時、彼女は“天龍”と答えた。しかし、天龍がぶん投げた魚雷何だが、我々の物と比べてかなりのローテクを使用しているのが分かった。彼女に何の魚雷を投げたのかを聞き出すと…。
「あぁ、
天龍がそう言っているが、それ以前にアレが
「…いや、その事は仕方なかったんだ。我々も如何して此処に来てしまったのか判らない故に、未知の島に不時着して右も左も判らない状況だったから誤って君を拘束してしまって、本当に申し訳ない」
「あぁ…いや、此方も見た事も無い戦艦が沖と林の間に上がっていたの発見してな、もしかしたら未知の資源が見つかるかと思って………ん?いやちょっと待て!?」
「?どうした?」
「アンタ今、
私の会話の中でここまで見抜くとは、中々の洞察力だ。此処は下手に隠すより一部分を明かした方が良いな。
「…あぁ、君の言う通り詳しくは言えないがこの船は空を飛ぶ事が出来る。空を飛べるのはある動力機関の御蔭で、惑星上空や宇宙、銀河を航行する事が可能だ。だが、それはあくまで
「( ゚д゚)」ポカーン
私の説明を聞いた天龍は、唖然とした。私達の場合は普通なのだが、やはりこの星の技術水準が大きく違うのか?只でさえ61cm酸素魚雷の威力が此方のプロトン魚雷と同等の物だと初めて知ったと言うのに……
そう考えているとクローン・エンジニアの一人が報告しに来た。
「キャプテン、リベルタスの動力機関室を調べた結果、動力機関が“異常なし”との報告が入りました。しかし、いくら異常なしとは言え念のために上空を飛ばさず海上に航行した方が良いと推薦します。」
「そうか、分かった。他に何かあったか?」
「いえ、特には……【ppp……】?あぁ、俺だ。何っ?!それは本当か?………分かった、キャプテンに話す。キャプテン、他のエンジニアから報告です。動力室に
「何?妙だな……。船に乗船する前に確認したのだが女性船員はマーメイラとグリフィスを含めて乗せた覚えが無い」
出航するタイミングで密かに乗り込んだのか?いや有り得ない。カミーノには女性のクローンは居なかった。私達が気絶中にこの星の住人が偶然機関室に入った?NO。ゲートは左右共閉まっていたし、上の格納ゲートもそうだ。じゃあ一体どうやって機関室に入って来たんだ?
……そう言えば気になる点が一つあった。動力室にいた女性の容姿と容態の確認だ。
そう思いついた私は、エンジニアに動力室に居る女性の素顔をホロプロジェクターで確認した。
……一応言っておくが、私は変態じゃない。、“何をいっているんだ?此奴”と思われるかもしれんが念のために言っておくが、私は変態じゃない、絶対にだ!
「この人が……動力室に居た女性?」
その女性は我々の提督の服に似た少しボロボロの服装をしていて、手には惑星キャッシークのウーキー族が使っているのと似ているレーザー・クロスボウのボウキャスターを持っていたのだ。ボウキャスターにしては少し原始的なフォルムなのだが特に気になったのがクロスボウの形だ。そう、いくら何でも
「あれ?此奴もしかして、俺と同じ艦娘か?」
(艦娘?この星の種族の類か?)
天龍が動力室に居た女性を艦娘と言った。この星の生態系に人間以外にも艦娘と言う種族が居たのか?と私はそう考えたが何かが違うと思った。艦娘と言う人型ヒューマノイドの女性だと言うのは
分かるが、あの酸素魚雷を見た時に重くないのかと思ったのは自分だけだろうか?そもそも私達が使うプロトン魚雷は意外と計量であり対艦船用兵器の一種で、重砲兵器の一つなのだ。だが天龍が使う魚雷はどうだろうか?あの真っ直ぐとした弾頭、独特なフォルム、そしてゲートに投げて爆発したあの威力。あれは間違いなく、爆薬の量と酸素量と魚雷本体の重さが合わさってこその威力だ。なのに天龍はその重さを気にもせず平然な顔をし、普通に携帯して持ち歩いているのだ。本当に艦娘とは一体何なんだ?
「なぁアンタ、この子よく見たら“中破状態”じゃないか?もし治療するなら内の鎮守府で入渠すると良いぜ」
「鎮守府?何処かに軍港の場所が有るのか?」
この惑星にも軍事勢力が有るのか。まぁ、この星のテクノロジーじゃまだ宇宙進出が出来ていないから、私達で船を直すしかないな。そう考えていると、天龍がある話を持ちかけて来た。
「あぁ、俺の………いやっ、俺達の家みたいなもんか?彼処ならアンタ等の船を修理する場所が取れるしさっきの艦娘を治療出来る訳だし、良いんじゃないか?まぁ、決めるのはアンタに任せるよ」
どうやら天龍が持ちかけて来た話の内容は“リベルタスを鎮守府で修理しないか?”と“動力室にいた
まぁ、本当の理由は別に有りそうだな。とりあえず艦内コムリンクを使い、各艦内ブロックにいる
トルーパー達に艦内放送で、これからの方針を伝えるのだった。
《あーあー、こちらキャプテン・レイ。各艦内ブロックにトルーパー達に通達する。エンジニアから報告によると動力室のエンジンが無事だったのことだ。だが、何故か動力室に女性が倒れていたの確認した。因みに天龍から聞いた話によると、天龍と同じ艦娘でその女性を治療出来るのは天龍が言う鎮守府と言われる基地に専用の医務室が有るとの事だ。これより我々は、天龍が住まう基地に向かう。そこで動力室にいた女性の治療とリベルタスの修理を行おうと私は考えている。何かしらの疑問が有れど、資源にも限界があるし食料だって同じだ。だから我々は、天龍が言う鎮守府と言われる基地に向かい、そこで資源と食料、そして艦娘と喚ばれる者達と交流しリベルタスの修復を行いつつ、これからの方針を決めていこうと思う》
ざわ…ざわ…
『マジかよ……』
『まあ、俺達もこの星に来たばかりだからな仕方ねぇよ』
『艦娘か……言い得て妙だな、艦が擬人化した娘さんか』
『まさか、俺達の船に女性が居たとはな』
『それも、俺達が拘束した女性と同じ奴だよな?彼奴が艦娘って言うのか』
『確か、天龍だっけか?結構可愛かったよな』
『↑それな……』
『↑お前等な……』
ざわ…ざわ…
《……とにかく我々は鎮守府に向かい、そこでリベルタスの修理を行い、動力室に居た艦娘の女性を治療する為に出航する。全員、分かったな?各員出航準備!》
『サー・イエッサー!』
艦内コムリンクを切った後、天龍に我々が向かう場所を伝える事にした。
「そう言う事だ、天龍。これより我々は、君の言う鎮守府に向かう。其所でリベルタスの修理と動力室に居た艦娘を治療する為に鎮守府から医療施設を借りる。これが我々の予定だ。何か質問有るか?」
「いや………無いっつうか何て言うか。アンタが言う医療施設なんだが、俺達艦娘もといアンタ等のいうドックの様なもんだぞ?」
「ドックだって?おいおい、普通其所は船や軍艦が入る場所なんだぞ。人=船じゃないんだぞ常識的に考えて」
「いやいや、俺達艦娘は元々人間じゃないんだ。俺達艦娘は、戦争中に沈んだその戦艦の魂が
「はぁ?!戦艦の魂が人の姿に?おいおい、頭が痛くなるぞ」
「そうか?こういうのは当たり前なんだが普通?」
……まさか艦娘が人間じゃなく戦艦の魂が人の姿を具現化した存在だとはな。本来ならこういうオカルトじみた事は信じないのだがジェダイの場合死した後、その持ち主のフォースが幽霊と言う形で具現化するって聞いた事があるな。まぁ、詳しい事はよく分からんが………。
「………とりあえずだ。今は鎮守府に向かおう、話は其所でもできる」
「……?おう、分かった。だったらよう、俺が鎮守府の道を案内してやるよ。さっきの件の詫びの事も有るしよ」
「こちらもその件はすまなかった。とりあえずこの件は無しにしよう。鎮守府の道案内してくれるか?」
「おう、任せておけ!」
そう行きこんだ天龍は、外に出る為にブリッジを出るが……
「おーい、忘れもんだ!」
そんなトラブルも起きながらもリベルタスは、鎮守府に向かう為に天龍の案内のもとに針路をとるのだった。
未知の惑星?滞在日誌 初日
12BBY 1DAY
この未知の惑星に不時着してから私はこれまで起こって来た出来事を日記にまとめて記入する。
この星の住人である艦娘と喚ばれる種族(正確には違うが)と事故?的な感じでファースト・コンタクトをとってしまったが何とか誤解が解け、艦娘もとい天龍から鎮守府に来ないかと誘われた。我々にとって願ってもない誘いだったのでその鎮守府に向かう事にした。天龍から艦娘は元々戦争中に沈んだ戦艦の魂が人の姿に具現化した存在だと知った時は私でも驚いた。多分、他のトルーパーも聞いたら絶対驚くであろう。唯、艦娘が何となく我々に似ている様な気がする。彼女の魂の前世は戦艦だった。戦争の中で戦い、そして海の底に沈んでいった。そう、私達クローンは戦う為に作られた存在。ドロイドを鉄屑に変え、共和国の為に戦った。この星の艦娘も自分の国の為に戦って来たんだろう。最も我々の場合は、まだ帝国が共和国だったころ多くの兄弟達があの
クローン・トルーパー認識番号………いやっ。
ジェダイ・クローン・トルーパー認識番号
JCT-0000 キャプテン・レイ
クローンモデル
航海してから小一時間………
「サー、間もなく目的地に到着します」
「……そうか」
私はブリッジの中で外の景色を見た。鎮守府と喚ばれる軍港は荒れ果てた姿の状態で我々を向かい入れたのであった。……するとコムリンクから天龍の通信を受信した。
「悪ぃ……大事な事を忘れてた。俺の鎮守府は前まではブラックリストに記入された鎮守府なんだ」
「………余計に嫌な予感がするが、そう言うのは置いといて、その鎮守府に高官はいるか?」
「その事何だけどよう、前の提督は過去の戦闘で戦死しちまったんだとさ。俺も此処に着任した時には提督はいなかったんだ」
「……すまん、聞く話を間違えた」
「気にすんなよ、あんま俺も気にしてねぇし。唯、この鎮守府を守りたかったから一人で遠征にでてたんだ。そしたらアンタ等とその馬鹿でかい戦艦を見つけたんだし」
「あの時は結構大胆な歓迎だったな」
「もうそのネタを引っ張んないでくれよ。(汗)………とりあえず改めて、呉鎮守府へようこそ」
これが後にこの惑星の新たな
続く……
とりあえず第1話更新しました。
次回はどんな展開が待ってるのか?は乞うご期待!