複製兵団が鎮守府に着任ス   作:コレクトマン

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指揮官は、時に辛い決断をしなければならない。


深海棲艦の襲撃!これを察知したレイ率いるクローン達は新任提督である蒼月守から正式に防衛線及び、ARCトルーパー少数精鋭の強襲部隊を編成し、展開するのであった。そして艦娘達もクローン・戦術アドバイザーのゼノの指示の下で襲撃して来た深海棲艦の迎撃行動に移るのであった。その最中で、深海棲艦にはある援軍がいることをレイ達はまだ知らなかった。


EP4 通商連合の遺産

 

 

深海棲艦と交戦に入ったレイとカーター率いるARCトルーパー部隊と艦娘達を援護するトルーパー達。その戦闘は激化していき、鎮守府で迎撃するトルーパー達にも被害が及んでいた。elite級のル級達の左右に16inch連装砲二基と計四基の砲撃がブラウン小隊やグリーン分隊に襲いかかる。

 

 

「ぐわぁぁっ!」

 

「一名負傷っ!誰か衛生兵をよこしてくれ!」

 

「このブリキ擬きがっ!…があぁぁっ!」

 

「チィッ!艦娘擬キノ白イ兵隊共メ…邪魔ダ!」

 

 

ブラウン小隊とグリーン分隊がDC-15Aブラスター・ライフルで深海棲艦のル級を攻撃するも、深海棲艦特有の障壁がブラスター・ライフルのプラズマ弾を防いでいたのだ。だが完全にではなく、ある程度ダメージを軽減している程度で、ル級達にはなんとか少なからずダメージを与えていた。

 

 

「えぇい、ブリキ擬きめ!結構タフな事なこったっ!」

 

「少なくとも効いている、このまま撃ち続けろ!」

 

 

一部のトルーパーが悪態を吐き、ジャズはブラウン小隊とグリーン分隊のトルーパー達に激を出させて深海棲艦の攻撃から呉鎮守府を防衛するのであった。

 

 

 

所変わって、金剛率いる艦娘達はグリーン分隊が撃ち漏らした左方に展開する深海棲艦のelite級の重巡リ級の迎撃を行うのであった。しかし、いくら一人とはいえelite級の強者であることに変わりはなく金剛率いる天龍や吹雪の練度が低い分、砲撃も尽く躱されるのであった。

 

 

「shit! ここに来て練度の差が出てくるとはネ!」

 

「て…敵が速すぎて砲撃は当たりません!」

 

「だがよ、ここで俺達が下がったら鎮守府が崩壊する危険がある、絶対に引けないぞ!」

 

 

金剛と天龍にいたっては実戦経験はあれど、吹雪に至ってはレイ達が呉鎮守府にやってくる二日前に着任したばかりで実戦経験は皆無であったのだ。その結果、リ級を追い詰めるどころか逆に追い詰められていたのであった。すると鎮守府の専用の出航口からある艦娘が出てきたのだ。そのある艦娘とは……リベルタス(艦娘)である。

 

 

「大丈夫?かなり危険そうだったから救援にきたわよ!」

 

「リベルタス!?お前も出撃してきたのか?」

 

「当たり前でしょ?こんな所でじっとしてる訳にはいかないし、レイ達や貴女達が帰る場所を守んなきゃならないからねっ!」

 

 

天龍はリベルタス(艦娘)が救援に来た事に驚きながらもリベルタス(艦娘)は自前の専用ボウガンに矢が入った専用の矢筒の箱を装填し、ボウガンを上空に向けて矢を射出する。すると射出された矢が炎をまとった瞬間拡散し、矢はレイ達の主力宇宙戦闘機である攻撃型偵察機“ARC-170スターファイター”とインコム社とサブプロ社が共同開発で産まれた宇宙戦闘機Z-95ヘッドハンターの亜種である“クローン・Z-95スターファイター”に形を変えて多数が空へと飛んでいったのである。これを見た金剛達は驚きを隠せないでいた。

 

 

「Wow! スターファイターまで搭載されているなんて、提督が見たら驚くネ!」

 

「何だ、あの航空機?見た事無い機種だぞ...てか金剛、アレを知ってるのか?」

 

「はぁっ…凄い……!」

 

「さてっ…ARC-170のゴールド中隊にクローン・Z95のブルー中隊、深海棲艦とか言うブリキ擬き共を平らげてやりなさいっ!」

 

《イエッサー!野郎共聞いたな?連中をスクラップに変えちまえ!》

 

《ドロイドと深海棲艦とどう違うか、見させてもらおうじゃないか!》

 

 

ARC-170スターファイターとクローン・Z-95スターファイターに搭乗しているクローン・トルーパー・パイロットのフルフェイス・マスクを被った妖精達とARC-170スターファイター専用ヘルメットを被った妖精達がスターファイターを操縦して、深海棲艦に向けて攻撃を行うのであった。その時flagship級のヲ級が敵航空機が空母か航空戦艦のどちらかが発艦されたとこに気づいた為に

空母護衛の航空機を飛ばして敵航空機と接敵させるのであった。しかし、この時ヲ級はある事に気付かなかった。敵航空機は宇宙戦闘用にも対応出来る高度なスターファイターであることに。そしてスターファイターに搭乗する妖精達がヲ級の航空機隊と接敵するのであった。

 

 

《敵ファイターだ!各機Sフォイル攻撃体制、突っ込むぞ!》

 

 

ゴールド中隊を指揮するゴールドリーダーが各機にARC-170のSフォイルを展開するように指示を出し、そのまま敵深海棲艦の航空機と接敵するのであった。

 

 

《ブルー中隊!ゴールド中隊にあまり獲物を取られるなよ!俺達も突っ込むぞ!》

 

《イエッサー!》

 

 

ブルー中隊を指揮するブルーリーダーもゴールド中隊に美味しい所を持っていかれない様にブルー中隊は敵航空機部隊に突っ込むのであった。深海棲艦の航空機は敵航空機を目視した瞬間搭載されている機銃で掃射する。しかし相手は機銃掃射を軽々と回避し、その航空機(ARC-170)からお返しと言わんばかりに翼に搭載された機銃らしきものから緑色の光弾が無数発射される。その光弾に被弾した敵航空機は一瞬で爆散し、撃墜されたのだ。そしてクローン・Z95スターファイターが敵航空機を標準コンピューターが捕捉すると翼端レーザー・キャノン2基から青色のレーザーの光弾が敵航空機に向けて発射し、敵航空機を撃墜した。

 

 

《グッキル!グッキル!》

 

《ブルーリーダー、こちら6!敵3機に後ろを取られた!》

 

《振り切れ、ブルー6!今、そっちへ向かう!》

 

 

ブルーリーダーが自分の部下を救援に向かおうとするが、ブルー6が振り切るのが無理とブルーリーダーに通告した。

 

 

《クソッ、駄目だ!振り切れない!助けてくれあぁっ!》

 

 

ブルー6のクローン・Z95スターファイターに敵航空機の機銃が多数に直撃し、機体が炎上する。そして機体はそのまま海へと墜落していった。

 

 

《クソッ!ブルー6が喰われた!》

 

《怯んでいる時間は無いぞ!まだ敵機がいる、全部撃墜するまで油断するな!》

 

 

味方のスターファイターが落されたことに動揺する時間もなく、ただ只管に敵航空機を迎撃するのであった。そして金剛達もリベルタスの行動に続く様に攻撃を再開した。

 

 

「さて、敵航空機は私のファイター達が迎撃するわ。後は、重巡リ級を撃沈するわよ!」

 

「へっ?お前、対艦戦闘できるのか?」

 

「当たり前でしょ?私はこれでも、対スター・デストロイヤー戦を想定して作られた大型艦船よ!敵が重巡だろうと戦艦だろうと問題なく戦えるわ!」

 

「大丈夫ネ、天龍。リベルタスは提督が知るあのスター・デストロイヤーだから問題ないネ!」

 

「そういう事!じゃあさっさと片付けるわよ!全砲門、一斉射ッ!」

 

 

リベルタス(艦娘)がそういうと艤装に装備されている“DBY-827ヘヴィ・デュアル・ターボレーザー・タレット”をリ級に向けて一斉射する。そのヘヴィ・デュアル・ターボレーザー・タレットから青いレーザーがリ級に直撃すると爆発し、リ級は轟沈した。この圧倒的火力を見せつけられた金剛達もどう口で表現していいのか判らなかった。

 

 

「Oh My God...」

 

「嘘だろ...( ゚д゚)」

 

「す…凄い!」

 

「ほらほら、惚けてないでブラウン小隊とグリーン分隊の援護に向かうわよ!」

 

「Oh! そうでしたネ!私の活躍、提督に見せつけて見せるネ!」

 

「…っと、惚けてる場合じゃねえな!よしっ吹雪、俺から離れるなよ!」

 

「は…はいっ!」

 

 

金剛達とリベルタス(艦娘)はグリーン分隊の取りこぼしを迎撃した後、深海棲艦と交戦しているブラウン小隊とグリーン分隊の援護に向かうのであった。

 

 

 

その頃、flagshipと交戦状態に入ったレイとカーター率いるARCトルーパーはアーサーが作った新装備で水上を艦娘同様にスムーズに移動が出来ていた。そのままレイ達はブラスターをflagshipのル級やレ級、ヲ級に向けて発砲をした。しかし、敵の障壁がブラスターのプラズマ弾を防いで対してダメージを与えられていなかった。

 

 

「コイツ等ッ…何時ノ間ニ!エェイ、鬱陶シイ!」

 

 

ル級が左手に持つ16inch連装砲二基をARCトルーパーに向けて砲撃するが、ARCトルーパーは己が身体能力でこれを難なく回避する。そしてお返しと言わんばかりにDC-15Aブラスター・ライフルのアンダー=バレルに接続されているアンダー=バレル・グレネード・ランチャーをル級に向けて発砲し、直撃させる。その時にル級は咄嗟に左手に持つ砲塔で防御するが、その左砲塔の二基の砲身が破壊されル級の攻撃力を奪われたのであった。

 

 

「ウワッ…コイツ等ガ輸送機デ奇襲シテ来ルナンテ予想外ダワ。シカモ赤白ト青白ノ連中、ル級ノ砲撃ヲ軽々ト躱スワデ、コレハコレデブッチャケコレ…結構ヤバイ系?」

 

「レ級!ボヤイテナイデ()()()()ヲ此処ニ来ル様伝エナサイ!」

 

「分カッテルヨ、直グ呼ブカラ!」

 

 

レ級はル級に急かされてレ級の服?の懐からある円形の物を取り出した。するとその円形の物から水色の立体映像の細々しいロボットが映し出されていた。

 

 

《アー、何デショウカ?》

 

「悪ィ、アンタ等ノ軍隊ヲ援軍ニ回シテクレナイカ?此方ハ此方デ結構ヤバイ!大至急援軍ヲ寄越シテクレ!」

 

ラジャラジャ(了解了解)

 

 

レ級が持っていたのはレイ達が持つ個人用ホロプロジェクターの一種であるイメージキャスターである。先ほどレ級が通信していた相手とは、通商連合および、分離主義勢力のドロイド軍の主力として作られたB1バトル・ドロイドであったのだ。そのバトル・ドロイドが居るある孤島では多数のNR-N99パースウェイダー級ドロイド・エンフォーサーがあり、そこにOOMコマンド・バトル・ドロイドが他のB1バトル・ドロイドのB1バトル・ドロイドに指示をだす。

 

 

「オ前等、深海棲艦カラ援軍要請ガ来タゾ。スグニスネール・ドロイドニ搭乗シロ!」

 

『ラジャラジャ』

 

 

B1バトル・ドロイドはNR-N99パースウェイダー級ドロイド・エンフォーサーことスネール・ドロイドの左右側に乗り掛かり、そのままレ級達の救援に向かうのであった。

 

 

「ソシテB2ユニット、オ前達ハ鎮守府ト呼バレル基地ヲ襲撃スル為ニドロイド・ガンシップニ搭乗セヨ!」

 

「待テ、何故鎮守府ヲ襲撃スル必要ガアル?」

 

「万ガ一深海棲艦ガ鎮守府ノ攻撃ガ失敗シタ時ノ保険ダ。分カッタラドロイド・ガンシップニ搭乗シロ!」

 

『ラジャー、ラジャー』

 

そしてB2スーパー・バトル・ドロイドはコマンド・バトル・ドロイドの指示の下、ヘヴィ・ミサイル・プラットフォーム・ドロイド・ガンシップの接続固定ユニットに接続し、固定した後にドロイド・ガンシップはB2スーパー・バトル・ドロイドを連れて呉鎮守府に向かうのであった。そしてコマンド・バトル・ドロイドはイメージキャスターをコムリンクと接続してレ級と通信を開く。

 

 

《オーイ、援軍マダカ?此方ハ赤白ト青白ノ兵隊達ニ苦戦シテイルカラ結構ヤバイ!》

 

 

これを聞いたコマンド・バトル・ドロイドは疑問に思った。かつて此処に来る前は共和国グランド・アーミーのクローン軍に対抗する為に密かにこの惑星にドロイド生産工場を建てたのだが時期が悪く、工場の建設が完了した時には既に共和国と通商連合、分離主義者の戦争が終わっており、共和国から帝国に変わると同時にこの惑星を除くドロイド達やドロイド工場が機能を停止させられた事をこの惑星のドロイド達はまだ知らない。余談だが、レイ達の銀河のカミーノの反乱から一年後に分離主義者の生き残りであるジオノーシアン代表のガイザー・デルソーがムスタファーの隠されたドロイド工場を再始動し、帝国に反旗を翻すつもりだったのだが、帝国はガイザー・デルソーの帝国に対する反逆行為を察知し帝国軍の第501大隊がデルソーを法廷に送り出すべく派遣された。溶岩流と火山の噴火からなる地獄のような景観のなかで、このエリート部隊は工場を破壊すると、頑固なドロイド軍の最後の名残を滅ぼしたのだった。その最中、この戦いでデルソーが第501大隊の手によって粛清されたのだ。そしてコマンド・バトル・ドロイドはレ級が言う赤白と青白の兵隊達の特徴を聞き出した。

 

 

「ン?赤白ト青白ノ兵隊達?アノー、ソノ兵隊達ノヘルメットハT型バイザーノ奴デスカ?」

 

《ア?ソウダガ、オ前アイツ等ノ事ヲ知ッテルノカ?》

 

 

これを聞いた時には確信し、不味いと思った。相手はあのクローン・トルーパーなのだ。それも精鋭ともいえるARCトルーパーであったのだ。

 

 

「アッオー…ソイツ等クローンダ!」

 

《クローン?何ダソリャ?》

 

「アー…簡単ニ言エバ深海棲艦ヤ、オイラ達バトル・ドロイドト同ジ様ナ存在ダ」

 

《俺達トオ前等ト同ジ…?アー、察シタ》

 

 

レ級はクローンの意味を分かっていなかったが、コマンド・バトル・ドロイドが補足に自分等深海棲艦とバトル・ドロイドと同じ存在と聞いただけで理解した。レ級は要するに、クローンも深海棲艦で例えるならル級が沢山居る感じである。実際、他のル級の顔は全く同じ顔揃いなのだ。バトル・ドロイドの場合はB1ユニットとB2ユニットはバリエーションが有れどさほど外見の形は同じであり、クローン・トルーパーもジャンゴ・フェットのDNAを元に製造されている為、オリジナルのフェットと同じ顔付きなのだ。

 

 

《...取リアエズ話ヲ戻スガ、援軍ガ此方ニ向カッテイルンダナ?ダッタラ急グ様ニ伝エテクレ!》

 

「ラジャラジャ。(マァ、万ガ一ッテ事モ有ルシ深海棲艦共ヲ置イテ、逃ゲ出ス準備デモシヨウ)」

 

《アッソレト、責任逃レニ逃ゲ出ソウトスルナラバオ前ヲ解体スルカラナ?》

 

「ラジャラジャ。…エ?」

 

 

レ級が通信を切る前に責任逃れという名の逃亡した場合は解体すると不吉な死刑宣告した後にイメージキャスターの通信が切れた。これを聞いたコマンド・バトル・ドロイドは余りにも唐突な逃亡=死刑という事にショックを受け、落ち込んだ。

 

 

「モウ駄目ダ、オ終イダ…」

 

「ヤッタ!オイラノ昇進ノ可能性ガ上ガッタ!…アーッ!」

 

 

すると他のOOMセキュリティ・バトル・ドロイドが落ち込んでいるコマンド・バトル・ドロイドに煽ると、その事にコマンド・バトル・ドロイドがキレて煽いでくるそのセキュリティ・バトル・ドロイドの頭部を引っこ抜いて海の方に投げ飛ばす。

 

 

「オイラガマダ指揮官ダ!トットト持チ場ニ戻レ!!」

 

「アーウ…ラジャラジャ」

 

 

頭部を失ったセキュリティ・バトル・ドロイドはふらつきながらも自分の持ち場に戻り、コマンド・バトル・ドロイドは自分の地位の危うさに焦るのであった。

 

 

 

所変わって、深海棲艦のflagship級のル級率いる艦隊と交戦しているレイとカーター率いるARCトルーパーはブラスターのプラズマ弾やアンダー=バレル・グレネード・ランチャーのグレネード弾をflagshipのル級やヲ級、レ級などに当てて確実にダメージを与えていた。

 

 

「…クッ!鬱陶シイ奴ラメ!!」

 

「よしっ...敵は怯んでる、続け!」

 

「行くぞお前等!キャプテンに良いところを取られ過ぎるなよ!」

 

『イエッサー!』

 

 

勢い付いたレイ達はそのままflagship級等を戦闘不能状態まで追い込んだ。ARCトルーパーのある者はDC-15Aブラスター・ライフルで確実にダメージを与え、そしてある者はZ-6ロータリー・ブラスター・キャノンと呼ばれる回転式ブラスター・キャノン・チェーンガンで弾幕を張り、ヲ級から発艦される航空機を全て迎撃するのであった。そして旗艦と思わしきル級にレイはDC-17ブラスター・ピストルを右手に構えて、降伏勧告を告げるのであった。

 

 

「お前達の負けだ、降伏しろ。」

 

「黙レ…!私ハマダ負ケテナドイナイ!」

 

「無理に強がるな。負けを認め、残った艦隊を率連れて此処から去れ《キャプテン、敵の増援だ!その増援の奴は、解体された分離主義者の()()()()の連中だ!》…何っ!?」

 

(!...今なら殺れる!)

 

 

ル級はレイが動揺する隙をついて右手に持つ砲塔をレイに向けて一基残っている16inch連装砲の照準をレイに向けた。

 

 

(…勝ッタ!死ネ!)

 

「…ッ!」

 

 

この時ル級は勝利を確信して16inch連装砲の砲弾を放とうしたその時、レイの腰部にぶら下げられていたライトセイバーが独りでに動き、空いてある左手に収まるとレイは直ぐにライトセイバーのスイッチを入れると青色のプラズマ・エネルギーの刃が生成され、そのままレ級の16inch連装砲の砲身を斬ったのだ。この予想外な展開にル級は反応が遅れてしまい、気づいた時にはレイのライトセイバーがル級に向けられていた。これを目撃していたレ級は驚きつつも戦評していた。

 

 

「バカナ…!私ガ、負ケタ…?」

 

「アノタイミングデ巻キ返スカ…マジデ強スギダロ?」

 

「…言った筈だ。お前の負けだと…ガンシップ、ドロイドの数は?」

 

《確認したところ、ドロイド・エンフォーサーが5台。その5台には左右にバトル・ドロイドが搭乗している!そして肉眼で捕捉したが、スーパー・バトル・ドロイドを積んだドロイド・ガンシップが真っ直ぐ呉鎮守府に向かっている!》

 

「くっ…不味いな。カーター、直ぐに鎮守府で防衛中のジャズに連絡を入れろ!ジャズに連絡が終わり次第、こちらに向かってくるドロイド共を排除するぞ!」

 

 

レイの指示でカーターは鎮守府で防衛しているブラウン小隊とグリーン分隊を指揮するジャズに敵ドロイド・ガンシップがスーパー・バトル・ドロイドを運んでいることを伝えた後、レイとARCトルーパー達と共にこちらに向かってくるドロイド・エンフォーサーに乗るバトル・ドロイドと迎え撃つのであった。

 

 

 

そして鎮守府を攻撃するelite級の深海棲艦の二艦隊を壊滅させた金剛達は鎮守府を防衛に成功し、勝利を飾っていたのであった。

 

 

「Yes! 私たちの勝利ネ!無事に私たちの鎮守府()を守れたワ!」

 

「や……やった!私………勝てた!」

 

「フゥ……何とか守りきったか。しかし、今回の戦闘でトルーパー達にも被害が出たんじゃねえのか?」

 

《その事なんだが、我々の舞台は多数の負傷者が出たものの、運良く戦死者は出なかったようだ。それと、そこにリベルタスはいるか?》

 

 

戦術アドバイザーのゼノから金剛達にリベルタス(艦娘)のことを聞き出すとリベルタス(艦娘)がコムリンクから直接話しかけた。

 

 

「何?こっちは今、他に敵はいないか調べているんだけど?」

 

《お前な………キャプテンから待機命令を下されたはずだろ?いくら君が艦娘とはいえまだ未知数なところが有るんだぞ?他の艦娘の燃料や、弾薬補給で使う材質では補給出来ない事を君も知っているだろう?あまり無理をするな》

 

「………悪かったわ。いくら危険な場面とはいえ、私の軽率だったわ」

 

《……だが、そのおかげで助かったトルーパー達や艦娘達もいる。今回の事は不問にしておくが、これだけは言っておく。決して無理をするな、無茶と無理では言葉の意味が違う》

 

「…出来るだけ善処するわ……んっ…レーダーに反応?これは………ドロイド・ガンシップ!?」

 

 

リベルタス(艦娘)が特殊なレーダーである機影を捕捉した。捕捉したのはスーパー・バトル・ドロイドを運ぶドロイド・ガンシップであった。そしてゼノの方でもジャズからカーターからの情報の元に全トルーパー部隊に態勢の立て直しの指示を出し、リベルタス(艦娘)達に撤退の指示を出そうとするが…

 

 

《リベルタスに金剛達、そして全トルーパーへ!ARCトルーパーのカーターから緊急事態だ!スーパー・バトル・ドロイドを運ぶドロイド・ガンシップがそちらに向かっているとの情報が入った!全トルーパーは直ちに態勢を立て直し、ドロイド共の迎撃を行え!そしてリベルタス達は……》

 

「こっちでも捕捉したわ!トルーパーが態勢を立て直す前に連中がこっちに来るわ!ここで私が敵を撃撃するわ!」

 

「Oh! それなら私たちも手伝うネ!一人でやるよりみんなでやった方がうまくいくネ!」

 

「俺もやるぜ!俺だって対空迎撃くらいなら手伝えるだろ?」

 

「わ…私も、手伝います!」

 

 

リベルタス(艦娘)と金剛達はそのドロイド・ガンシップを迎撃すると進言してきたのだ。これには流石のゼノも反対し、金剛達に撤退する様に説得する。

 

 

《駄目だ!リベルタスは燃料と弾薬が殆ど空に近い!それに金剛達の砲撃でドロイド・ガンシップを迎撃できるかどうか……》

 

 

ゼノが説得して最中にリベルタス(艦娘)がコムリンクの通信を遮断した。ゼノにどうこう言われようが一度やると決めたら止まらないのがリベルタス(彼女)なのだ。

 

 

「あ…あの、勝手に通信を切っちゃって大丈夫なんですか?」

 

「多分大丈夫よ吹雪。それよりも金剛、貴女確か三式弾とか言う対空用の砲弾を搭載しているんだっけ?」

 

「Yes! こんな事も有ろうかと思って用意しておいたネ!」

 

「三式弾か…確かにアレならそのどろいど・がんしっぷ?とやらでも撃墜出来る可能性があるな。……ていうか、無断でコムリンクの通信切っても本当に大丈夫なのか?」

 

「その時はその時よ。今は敵ガンシップを落とさないと!金剛、三式弾を装填した後、信管起爆タイマーを五秒にセットしてくれる?発射タイミングは私が出すわ!」

 

「了解ネ!私の実力、見せてあげるネー!」

 

 

リベルタス(艦娘)は金剛に対空迎撃用三式弾を装填と信管起爆タイマーを五秒にセットした後、リベルタス(艦娘)達は敵ガンシップを肉眼で目視するのであった。

 

 

「来たわ!みんな、対空迎撃開始!」

 

「応っ!」

 

「は…はい!」

 

 

リベルタス(艦娘)の指示でドロイド・ガンシップに向けて一斉に砲撃を開始した。艦娘達が張る弾幕の中ドロイド・ガンシップはランダム回避行動を取り、艦娘の砲撃を躱していたがついに船体が被弾し、高度が少しづつ落ちていった。これを見たリベルタス(艦娘)はこの好機を逃さず直ぐに金剛に発射タイミングを伝える。

 

 

「今よ、金剛!」

 

「Burning...Love!」

 

 

金剛の艤装に搭載されている三式弾を装填した35.6cm連装砲 が一斉に火を噴き、三式弾はそのままドロイド・ガンシップの装甲に減り込む様に着弾し、信管起爆タイマーが五秒経過するとドロイド・ガンシップ内で榴散弾が炸裂し、搭載していたスーパー・バトル・ドロイド達の一部は途中で固定ユニットが破損して空中で切り離されて海に落ちて沈みゆき、残りの一部はドロイド・ガンシップに接続されたまま海に着水し、そのまま沈んでいった。この後の結末は、海の底に沈むたびに水圧によって潰されてネジ一本も残らないであろう。

 

 

「敵ガンシップの撃墜を確認!やったわね、皆!」

 

「Wow! Congratulations! 私たちの勝利ネ!」

 

「…っしゃあ!俺達の鎮守府を何とか守りきったぜ!」

 

「はぁっ……よ…良かったぁ〜」

 

 

艦娘達の一瞬の決断による行動によってトルーパー達の被害は最小限に納まり、鎮守府への被害は無傷とはいかずとも、被害は最小限に抑えられたのであった。そしてレイとカーター率いるARCトルーパー達は敵増援でもあるタンク・ドロイドとバトル・ドロイドと戦闘した結果、二名のARCトルーパーが負傷したものの何とか敵増援としてやって来たドロイド達を殲滅したのであった。その後は襲撃してきた深海棲艦の残存艦隊を逃がし、そのままレイ達は鎮守府に帰還したのであった。因みに余談では有るが、戦術アドバイザーのゼノがリベルタス(艦娘)や金剛達がコムリンクを一時的に無線封鎖した事に対してお怒りとなって約二時間の説教を受けるはめになった。だが事実上、彼女達の決断が無ければ鎮守府やトルーパー達に被害が及んでいたかもしれなかった為にレイは、鎮守府防衛の功績を認めて、リベルタス(船)内の食料庫にあるバンサ・ステーキをリベルタス(艦娘)や金剛達、避難していた他の艦娘達にも振る舞って上げた。しかしここで誤算が起きてしまう。金剛や長門の戦艦型艦娘は補給する際に大量に資源を消費するのだ。その結果、リベルタス(船)のバンサ・ステーキは金剛と長門の胃袋の中に消えていって、リベルタス(船)の残りのバンサ肉は残り三割になってしまった。この時に提督である蒼月守はバンサ・ステーキ食してもらった結果、味は天龍がコメントした内容とは違う答えを出した。守提督曰く、ブランド肉である松坂牛と同じ味だったそうだ。

 

 

 

 

 

太陽系第三惑星“地球”滞在日誌 四日目

 

 

 

 

12BBY 4DAY

 

 

 

 

我々アンチ・トルーパー部隊は、この地球に突如と出現した在来種族?の深海棲艦と初めて戦闘を行ったのであった。二日前に提督代理であった長門から聞いていたが奴らは出現したと同時に艦娘もまた同じ時刻で出現したとの事だった。何故深海棲艦が出現と同時に艦娘達も出現したのかも定かではない。ただ分かる事と言えば、三日前に天龍から聞いた話で艦娘は元々戦艦の魂が人の姿を具現化した存在だということだ。…それじゃあ深海棲艦は一体何なんだ?これは私の仮説にすぎないが、艦娘がジェダイでいう光明面で深海棲艦は暗黒面という表裏一体という感じで、元を正せば新海清韓も元は艦娘ではないのかと考えられる。深海棲艦の駆逐艦は別として、戦艦クラスのル級やレ級、重巡のリ級に航空母艦のヲ級。どれも人の形をしており、カタコトではあるが人と同じ言葉を発していた。(ただしヲ級の場合は“ヲ”と発言しか出来ない。打開策としてプロトコル・ドロイドの翻訳機能でヲ級の翻訳が必要である)…もし彼らにも何かしらの事情があるのかもしれない。それともう一つ問題視される事が発生した。それは、活動停止した筈のバトル・ドロイドの残党がこの地球に密かに生き残っていたのだ。このまま奴らを放置すれば、いずれ私たちの障害になる事に違いない。帝国軍からの危機を去ってからのクローン達の因縁であるドロイド残党軍と深海棲艦の連合軍?が相手である為に私達の苦難はまだ続きそうだ。それはそうと明日の夜は満月の日だ。となると、南方連絡海域の何処かの島を捜索する必要があるな。取りあえずこの事は明日の日になってからトルーパー達に連絡を入れておくことにしよう。

 

 

 

 

-南方連絡海域の通商航路ポイントMの孤島-

 

 

 

 

南方連絡海域の通商航路のある孤島で血染めの迷彩をしたアーマーを来たある人物が、たまにやってくる深海棲艦の駆逐ハ級をスナイパーライフルのスコープで目視するとそのまま引き金を引き、青いプラズマ弾がハ級を貫通させて轟沈させたのだ。

 

 

「これで30体目か。……やれやれ、連中もこりないな」

 

 

その人物は旧共和国グランド・アーミーの中で、かの有名なデルタ分隊の一員でもあるクローン・コマンドーの一人、RC-1207“セヴ”である。彼は何故この地球にいるのかは不明だが、彼はここで二週間もこの孤島に滞在しているのであった。セヴはDC-17m交換式武器システムのアタッチメントであるロングレンジパーツからカービンパーツに取り替えた後、武器をしまって四日前の事を思い返していた。その四日前に空から有る飛行物体が何処かの島に不時着したのをセヴは目撃していたのだ。セヴが見たのは、レイ達が乗るヴェネター級スター・デストロイヤーの一番艦“リベルタス”の姿だったのだ。これを見たセヴは、己と同じ状況かに落ちた兄弟達だと悟った。

 

 

「何とか彼らと連絡を取れれば良いんだが……」

 

 

そう思いながらもセヴは、この孤島の脱出と墜落したヴェネター級の捜索を第一に考えるのであった。しかし、逆に彼らが明日ここに向かってくる事をこの時のセヴは知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

続く……。

 

 




次回は、レイがクローン・コマンドーと接触します。
お楽しみに!
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