そしてあのキャラ登場!
水曜日、FクラスvsDクラスとの試験召喚戦争が始まった。
俺と美鈴は遊撃隊として臨機応変に動いてくれと雄二に告げられ、今木下と一緒に渡り廊下でDクラスと交戦し始めた。
「美鈴、行くぞ!」
「OK!」
「「
美鈴の召喚獣は華人服とチャイナドレスを足して2で割った淡い緑色を主体とした服装に「龍」の一文字書かれている星形の飾りを付けた帽子を被っている。武器は龍の姿が彫られたガントレットだ。
俺のは黒いシャツの上から赤い胴着と袴と動きやすい服装。武器は素手だ。
『相手の召喚獣は貧相だ!一気に潰せ!』
Dクラスからは二人向かってきた。
Dクラス 秋山勇人 & 斉藤陽翔 vs Fクラス 高町零児 & 西村美鈴
化学 100点 & 99点 vs ???点 & ???点
相手は神父服に本と騎士に剣だ。神父服は俺に、騎士は美鈴に向かってきた
「美鈴!ちゃちゃっと終わらせるぜ!」
「了解!」
相手の召喚獣が本を鈍器として殴ってきた。俺は右に避けると同時に左手で顔を殴り怯ませた後、右手でアッパーを決め右足を軸に左足で回し蹴りで横に吹き飛ばす。丁度美鈴も騎士の召喚獣をこちらに蹴り飛ばしてくれたようだ
「(最初のバトルだ。派手に決めるぜ!)」
「(あれですね♪)」
俺は美鈴にアイコンタクト(という会話)をして召喚獣に視線を戻した。
お互いにぶつかった相手の召喚獣は地面に落ちようとしていた。俺と美鈴の召喚獣は素早く駆け寄り右手で協力なアッパーを放った。
「「双竜拳!」」
見事に顎に決まった相手の召喚獣は光の粒子となって消え去った。
「戦死者は補習!」
『『ぎゃあああああー!』』
やられたDクラスの二人は西村先生に連れて行かれた。そして、遅れて俺と美鈴の点数が表示される。
Fクラス 高町零児 & 西村美鈴
化学 238点 201点
『『なぁにぃ!Fクラスのくせに200点越えだと!』』
『あの二人って点数がいいのか!?』
敵味方問わず皆が驚く。そういえば言ってなかったな。
「俺ら二人は振り分け試験を途中退席してたから無得点扱いなんだが。」
「本当は私達、得意科目と苦手科目以外はAクラス並みなんですよ。」
まあ、こんなに点数がいいのはほぼ毎日、西村先生の教えを受けていたからが一番の要因なんだけどね。
『隙あり!』
と、Dクラスの召喚獣が美鈴に奇襲を掛けたんだが。
「声に出したら奇襲の意味はありませんよ!」
攻撃を避けた美鈴は素早く人の急所である鳩尾、胸、首、顎、鼻、額を殴り、トドメに回し蹴りで吹き飛ばした。その召喚獣も粒子となって消えた。
『二人を囲んで袋叩きにしてやれ!』
Dクラスは俺たち二人が脅威と考えたみたいで、他のFクラスを少人数に分けて残りを俺たちに回したようだ。
「・・・なんだか」
「舐められた気がするな。」
10人か、二人なら余裕な数だな。
「5、5でやるぞ!」
「任せて!」
薙刀を持った相手の召喚獣が斬りかかってきた。俺は近づき薙刀の柄を握るとそれを奪い、右から来た召喚獣の首目掛けて石突で突き薙刀を横に払い首を斬る。
動きを止めず、後ろから来た召喚獣の剣を石突で防ぎ振り返り、脳天から両断した。
茫然としている召喚獣(先程薙刀を奪った奴)の胸を衝き武器と共に消滅した。これで3人目だ。
『なんだこいつ!やけに扱いが上手いぞ!』
『どうしてだ!』
「遅い!」
驚いているDクラスを尻目に4人目の召喚獣を足払いで倒れさせ後頭部に肘突き、右膝で挟むように攻撃し、また粒子と化した。
『く、くそ!』
最後の一人は自棄になり乱暴に斬りかかる。俺はそれを全て避け蹴り上げ、何度も蹴りつける。
「連牙弾!そこからのー!」
また右手でアッパーを放った。
「臥竜撃!」
その一撃で粒子となって相手の召喚獣は消えて逝った。
「戦死者は補習!!!!」
って西村先生!その人数連れていける・・・・連れてったよ・・・
「いつもすげえな美鈴の父親は・・・」
「自慢のお父さんですから!」
美鈴も5人倒したみたい。
キーンコーンカーンコーン≪連絡いたします≫
ん?放送か?この声は須川だな・・・なんだろ?
≪船越先生、船越先生。吉井明久君が体育館裏で待っています。≫
・・・・なんだか嫌な予感が。
≪生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです。≫
「須川ぁぁあああああああああああああああああああああ!」
うお!明久が叫んだ!無理もない。船越先生は婚期を逃し、生徒の単位を盾に交際を迫るようになったひとだからな。
≪至急向かってくだsぐぺぇ!・・・・・・・失礼しました。船越先生、須川君が放送室で待ってます。どうやら明久君に頼んでいたようです。では失礼しました。≫
「今の声って?」
「須藤くんでは?」
「須藤君GJ!」
どうやら須藤くんが明久を助けたようだ・・・でも、なんでだろう?
『おい、聞いたか今の放送!』
『Fクラスのやつら、勝ちに来ているぞ!』
『そんなやつらに勝てるのか?』
上手い具合に相手の士気が下がってきているようだ。
「みんな!一気にたたみかけるよ!」
『おおーーーーーっ!』
『工藤がやられた!』
『森川が帰ってこない!やられたか!?』
盛り上がってきた士気で戦っていたが、戦力の差があったため、徐々に数が減っていき俺と美鈴を合わせて7人になってしまった。点数も徐々に減っていき、もう100点代になってしまった。
「明久!零児!美鈴!あと少し持ちこたえろ!」
よく響く声で雄二が叫んだ。援軍か!
『援軍だ!合流される前に高町と西村を倒せ!代表が直々に吉井と勝負するから手を出すなと言っているぞ!』
明久から一騎打ちを申し込まれたって聞いていたが本当だったんだな。さあてと。
「美鈴、どうやら俺たち二人が
「まあ20人以上倒していますから、当たり前でしょう。」
「・・・もっかい暴れるか!美鈴!ついて来いよ!」
「はい!どこまでも!」
俺は明久達へ向いた
「ここは俺と美鈴に任せて退け!お前は魂魄っていう子と一騎打ちすんだろ!それまで温存しとけ!」
「・・・・・わかった。ここは任せるよ!」
「やられんじゃないわよ!」
「それはフラグだぜ。叩き折ってやるけどな。」
俺は4人が撤退していくのを見ていた・・・・?4人?
「須藤君!なんで残っているの!?」
そこには金髪の青年が立っていた。須藤っていうと確か、俺が初日で吹き飛ばした奴だったな。
「いやなに、久々に勝負がしたくなっただけさ。」
と須藤は俺の肩を叩き、笑顔で言った。
「礼を言っておくぜ。あの技で俺の忘れていた心を呼び覚ましてくれたことにな。」
「はい?」
「まあそこで見てなって。Fクラスの須藤ケン!Dクラスの鈴木に化学で試験召喚戦争を申し込む!
彼の召喚獣は赤い胴着に革製のグローブだ。
「Fクラスがいい気になってんじゃねえぞ!
Dクラス 鈴木一郎 vs Fクラス 須藤ケン
化学 92点 vs 70点
鈴木の召喚獣の刀が須藤の召喚獣に襲いかかるが須藤の召喚獣はそれを躱した
「なにぃ!」
「神崎の拳に比べれば遅いぜ!」
須藤の召喚獣は隙が出来た相手の召喚獣の顔に拳を叩きこんだ。
鈴木一郎vs須藤ケン
89点 vs 70点
「まだまだぁ!」
それからというもの、須藤の召喚獣は相手の召喚獣に反撃という行動をとらせない程のパンチやキック、回し蹴りや飛び蹴りを喰らわしていく。反撃にあったとしても簡単に躱していく。
「あの動き、空手が基礎になってます。凄い動き、無駄が一切ない・・・」
あの美鈴が人の武道で褒めることは少ないから彼奴は凄いんだな・・・
『須藤・・・ケン・・・・あ!思い出した!確か全国中学空手大会個人の部で総合優勝した須藤ケン。ついた通り名が「怒涛のケン」!』
Dクラスの叫んだ声に一部の男子学生から驚きの声が上がる。
「・・・懐かしい中二名だな。そうだぜ、俺があの『怒涛のケン』だぜ!」
『怒涛のケン』
今から4年前、全国中学空手大会で無名の中学から来た男。怒涛の攻撃をくりだす様を当時の新聞記者が『怒涛のケン』と書いたとこから有名になった少年。だが、2年前からその名を聞くことがなかったが・・・あいつだったとはな。
「これでトドメだ!」
そして、その時の有名な技がある。某格闘ゲームで有名でとある芸人さんが使っていた技。
「これが本当の“昇竜拳”だぁ!」
須藤の昇竜拳が相手の顎にクリーンヒットし、空中で粒子となって消え去った。
Dクラス 鈴木一郎 vs Fクラス 須藤ケン
化学 0点 vs 68点
「次の相手は誰だい?」
その余裕っぷりな雰囲気、当時の須藤を思い出す。正にあの時の姿だ。あの大会は俺が事故って出られなかった大会で西村先生に無理行って3人で行った。あの姿はまだ思い出せるよ。
「笹島圭吾が行きます!
「高橋直哉も行きます!
「山本恵美も行きますわ!
上から剣、槍、弓を持った召喚獣が出てきた。いくら強いからって3人相手は厳しそうだな。
「「高町零児!(西村美鈴)参戦します!
「すまない二人とも!」
「いいってことよ。先にこの3人を倒すぜ!」
Dクラス 笹島健吾&高橋直哉&山本恵美 vs 須藤ケン&高町零児&西村美鈴
化学 99点 98点 97点 vs 68点 109点 100点
「俺は笹島をやる。美鈴は山本を、須藤は高橋を頼む!」
「解ったわ!」
「任せな!」
剣を持った笹島の召喚獣は俺目掛けて斬りかかってくるが振りが遅い。
「甘いぜ!そらよっと!」
『あ!』
笹島の召喚獣を掴んだ後、背負い投げの要領で投げ飛ばし、直ぐに駆け寄り、腹に肘付きを喰らわせ背後に回り背中を打ち付ける
「崩撃!雲身!」
そして前にまた回り込み両手に力を込め、前に突き出す。初日に須藤にやった大技!
「双竜掌!んでもっての!」
壁に叩き付けた笹島の召喚獣に対し、壁に打ち付けてパンチや蹴りを繰り出し、最後に強力な正拳付きをだす技!
「直突きぃ!チェイサアアァァァァッ!」
ドォンっ!
笹島の召喚獣は粒子となって消えた。他の二人もやっつけたようだ。って美鈴の召喚獣の足に矢が刺さってる。
「零児の召喚獣にも刺さってますよ。」
え!マジ!・・・・ホントだ。脚の踵に刺さってた。気づかなかったぜ。
『なんちゅう出鱈目な強さなんだ・・・。』
『か、勝てるわけがない・・・』
『くそっ!「今来たぞ!」ちぃ!みんな撤退だ!」
やっと雄二の奴が来たか。
「遅いぞ雄二。」
「悪い、他のDクラスの相手をしていたら遅くなっちまった。」
「追跡します?」
「いや、ここは体制を立て直す。一旦引くぞ!」
Fクラスに戻る道中。俺は気になっていたことをケンに聞いた。
「なあ須藤、少しいいか?」
「ん?なんだい?」
「今までの2年間、何があったんだ?」
「ああそれかい?実は中学3年の始め辺りに好きな女の子に告ったんだけど見事にフラれてな。その後は全然気合が入らなくて途中で空手部をやめたんだよ。」
「で、なんであの集団に?」
「須川って言うやつに入らないかって言われて入ったんだ。あの時は完全に自棄になっていたからもうなんでもいいやって感じになってたんだ。でもよ・・・」
と須藤は笑顔で言った。
「お前さんのあの技でやっと目覚めたぜ。俺には気合がまだ足りなかっただけだったんだとな。これからは遅れた分を取り戻すために修行のやりなおしさ!」
なんか、こいついいやつだな!
「そうか、それは良かったな。なあ、次からはケンって呼ぶけどいいか?」
「ああ!こっちは零児って呼ばせてもらうぜ!」
「おう!これから宜しくなケン!」
「こちらこそ、零児!」
「じゃあ私もケンって呼びますね!」
いつの間にか聞いていた美鈴が会話に入ってきた。
「君は確か西村美鈴だったっけ?あの西村先生の娘さんの。」
「そうだよ!私の事は美鈴でいいよ。」
「そうか、宜しくな美鈴ちゃん。」
『おい!早く教室に戻って来い!』
あ、雄二が怒ってる。
「お二人とも!早くいくぜ!」
「「おうよ!(はい!)」」
Dクラス
「平賀君、こちらの被害状況は?」
「半数以上がやられた。主に美鈴さんっていう西村先生の娘さんとその幼馴染みの高町零児君に、二人あわせて15人位やられたよ。」
「これ以上、戦死者を出す訳にはいきませんし・・・・私自ら行きます。」
『待ってください!あなたが負けたらこのクラスの負けになるんですよ!』
「大丈夫です。その為にちゃんと考えてます。丁度昼休みです。お昼にしてください。・・・・平賀君、あなたは私と一緒にFクラスに来てください。」
「わかったけど・・・なにするんだい?」
「ただの伝言です。」
Fクラス
『坂本!Dクラスの代表と平賀源二が話したいことがあるってやってきたぞ!』
「・・・通してくれ。」
「「失礼します。」」
「Dクラスの代表が何のようできたんだい?」
「私と吉井さんの一騎打ちについての話です。」
「・・・・内容は?」
「一騎打ちの内容の変更です。昼休みが終わったら、渡り廊下で私と平賀君、対吉井さんとあなたのタッグマッチを申し込みます!」
「なあ!・・・それはどういう意味だ・・・」
「そのままの意味です。2対2で戦うということですよ。」
「その内容は?」
「2対2で戦い、どちらかのクラスの召喚獣が一体残っていればそのクラスの勝ち。残っている召喚獣がたとえ代表でなくてもそのクラスの勝ちです。」
「つまり、俺かあんたがやられても平賀と吉井どちらかが残っていたらそのクラスの勝ちっていうことか?」
「はい。もう学園長や西村先生から許可は取ってます。」
「用意周到だこと。」
「これ位しないとあなた達Fクラスには勝てませんから。」
「俺たちFクラスを侮っていないようだな。」
「どんな相手でも全力で戦うだけです。」
「・・・・・・わかった。昼休みが終わったら渡り廊下だな。科目は?」
「現代国語です。担当教師は西村先生に頼んであります。」
「・・・それだけか?」
「はい、お時間取らせてありがとうございました。」
「明久・・・気合入れろよ。」
「元から入れてるさ。でも、もっと入れないと勝てないね。」
「悪鬼羅刹って呼ばれた俺の実力を見せてやるよ。ヘマするんじゃねぇぞ。」
「雄二こそ!」
オリキャラ紹介
須藤ケン
顔 ストリートファイターのケン
もとFFF団会長だったが、零児の技により本当の自分を思い出した青年。
中学の時は『怒涛のケン』と呼ばれていた。
まさかの須藤君レギュラーwそしてバトルシーン。ちゃんと書けていたでしょうか?
取り敢えず、長くなったので二つに分けました。
次回!明久&雄二vs妖夢&源二です!お楽しみに
次の更新は少し空きます。学校ですので・・・