バカとテストと武術コンビ   作:炎鳳・改

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本当に遅くなって申し訳ありません!!!!

「どうした。今回は一か月以上間が空いたじゃねえか。」

そうなんだよって〇児君!何で君がここに!?

「なんでって・・・今回から前書きに登場するって言っただろ。それと誤字気を付けろよ。」

ごめんごめん。

「とりあえず、この一か月以上何があったんだ?」

それは、通っている専門学校の課題が多くて、こっちを書く時間が中々取れなかったんだよ。
一応、ちまちま書いていたんだけどね。

「たしか、この後も課題をやるんだっけか?」

そうなんだよ。大変さ。

「そうか、それじゃあ本編行こうか。」

そうだね。それでは本編どうぞ(^^)~旦

(6・16誤字修正)


第五問

無事、Dクラス戦を終えた翌日、俺はカオスなフィールドにいる。

 

え?なんか可笑しいって?でもなぁ・・・・ホントにカオスだ。

 

康太と雄二は痙攣しながら倒れ、ケンがそれを介抱、秀吉の後ろに隠れるように島田がいる。美鈴は姫路を叱り、明久は俺の隣で同じく茫然としている。

 

なんでこうなったか。理由を簡単に説明するとだな。

 

補給テストを受け終わり、昼休み。なんか食べようと相談していたら姫路が弁当を作ってきてくれたらしい。どうやら、俺と美鈴がDクラス戦の前日の昼休みに約束していたらしい。それでケンを誘って屋上で昼飯を食べることになった。

弁当の中身は形はおいしそうだった。そう、“形だけ”は・・・

雄二と島田がみんなの分の飲み物を買いに行ったあと、先に食べようと康太が卵焼きを口にした時、突然彼が倒れてしまった。一応姫路に何を入れたか聞いたところ

 

 

王水

 

 

王水・・・劇物じゃねえか!

俺と美鈴、ケン、明久、秀吉でどうするか相談していたら、運悪く雄二が帰ってきて、エビフライを口の中に放り込んでしまい、また倒れてしまった。

その様子を見た美鈴が怒って姫路を正座させて、説教モードに入った。美鈴は料理にうるさいからな、彼女の行動が許せなかったんだろう。

美鈴の説教は父親譲りの説教で叱り方が西村先生にそっくり。姫路は涙目になって「ごめんなさい、ごめんなさい、ヒグッ」と泣いてしまった。さて、いい加減美鈴を止めるか。

 

「おい美鈴、それ位にしておこうぜ、彼女も反省しているしさ。」

 

「零児君!?しかし、彼女は!」

 

「取り敢えず、美鈴の言い分は解るが落ち着こうぜ、島田さんが怖がっている。」

 

「え?・・・あ・・・」

 

「(ガクブルガクブルガクブル)」

 

島田をみた美鈴は落ち着き始めた。

 

「姫路ちゃん。君が何故、あんなものを入れたのか解らないけどさ、次からはこういうことはしないでね。死人は出したくないからさわかった?」

 

「・・・・はい。皆さん、本当にごめんなさい・・・」

 

「姫路さん、もう大丈夫だからさ気にしないで、ね。」

 

彼女も十分反省しているようだな。・・・・さて

 

「一応、俺が作った昼飯があるけど、食べるか?」

 

「零児!お前、料理できんのか!?」

 

さっきまで介抱されていた雄二が信じられない顔をして訪ねてきた。復活早いな・・・

 

「おいおい、俺は一人暮らしなんだから家事位出来なきゃ生活できねぇっての。」

 

「零児君って料理得意だったからね。」

 

「明久も料理得意だっただろ。いつも作らされたって、道場時代の時に聞いたぜ。」

 

「まあ、ね。」

 

「明久君、料理できるんですか!?」

 

明久が料理得意だってことを知った姫路が明久に顔を近づかせて訪ねてきた。明久は顔を赤くしている。

 

「できる!できるから姫路さん、とりあえず離れて!顔が近いよ!?」

 

「はぁう!」

 

明久に言われ、顔を赤くしながら離れる姫路。顔を近づかせたせいか、お互いの顔が真っ赤だ。しかも顔を合わせようとすると直ぐに明後日の方角へ顔を動かす。・・・なんかまどろっこしい。

 

「二人とも、めんどいからさっさと付き合え。」

 

「「って、急に変な事いわないでよ(ください)!!」」

 

おうおう、息ぴったしだな。初々しいぜ。

 

 

 

その後は俺の作ってきた弁当で昼飯を済ませ、Bクラス戦の作戦会議となった。そして、Bクラスの使者が明久になりそうだったので、俺が代わりに行くことにしてもらった。その時の雄二の顔だが、舌打ちしながら不機嫌な顔をしていた。喧嘩売ってんのかあんたは!?

 

余談だが、姫路さんの料理の腕前を直すため、今度の休みの日に明久が彼女の為に料理を教えることになった。その様子を妬ましく見ていた島田さん・・・落ち着けやw

 

 

 

 

まあ、なんだかんだ言ってBクラスの教室前に着いた訳だ。

 

「さて、入るか。」

 

俺はBクラスのドアに手を掛け、力を込めて開けた。

 

「失礼するぜ!」

 

「「「!!!」」」

 

いきなりドアを開けたからBクラスの連中が驚いてやがる。なかなかいい反応だな。

 

「Bクラス代表はいるかい?」

 

「俺だけど、何かな?」

 

俺の声に反応してやってきたのは、いかにも悪人面でヘラヘラしている男子学生。確か・・・

 

「根本恭二君であってるかい?」

 

「そうだよ。で、君は?」

 

・・・なんかムカつくなその顔・・・

 

「俺の名は高町零児だ。早速だが・・・俺たちFクラスはBクラスに試召戦争を申し込む!時間は明日の一時。以上!」

 

『『『ええええええええ!』』』

 

『『『ふざけてんのかFクラスのくせによ!』』』

 

俺の発言にBクラスの男子生徒が机に身を乗り出して喧嘩腰になっている。こりゃあ撃退したほうがいいかな?

 

そう思い、迎撃態勢を取ろうとしたその時、椅子が倒れる音がした。

 

 

「やめなさいよあんた達!」

 

 

透き通るような女性の声。その声の主の方を向いた。そこには蒼い髪を膝まで伸ばし、気が強そうな少女がいた。

 

「そんな事をして恥ずかしくないの!?バッカじゃないの!」

 

『文句あんのかよ!』

 

「あるわよ!Fクラスが宣戦布告をしに来ただけで暴力を振るうなんて、低脳よ低脳。上に立つ者の風上にも置けないわ。全く、これだから才能も無い奴は・・・あんたの努力は何?こういう事を平気でする為にした行為なの?」

 

『んだとぅ!』

 

彼女の罵倒により、男子生徒が怒りの矛先を彼女に向けた。

 

ん?そういえば、明久が宣戦布告しに行った時は魂魄さんが擁護して、平賀君が彼女を守って暴力沙汰に・・・この展開だとまたなりそうだな。ここは早く切り上げた方がよさそうだ。

 

『いい加減にしろよ比那名居さんよぅ!恥ずかしいって言うんならあんたはどうなんだよ!』

 

『どうせ、親のコネを使ってBクラスに入ったんだろ!』

 

「そんな卑怯な真似はする訳ないでしょ!」

 

比那名居・・・比那名居って確かここの市長さんの名前じゃ。となると彼女はその娘さんか孫娘ってところか。

ってなんかヤバい空気だな。ここは俺が何とかするか。

 

「お前さん達さぁ。相手は彼女じゃなくて俺だろ?来るんならかかってきな。」

 

『望むところじゃボケェ!』

 

一人の男子が拳を振りかざして殴りかかってきた。ふむ、踏込が甘いな。それに・・・

 

「やる覚悟があるんなら。」

 

腰を低くすることで拳を避け、殴ってきた腕を左手で掴む

 

「やられる覚悟もあるんだろっとぅおおお!」

 

右手で服を掴み、そして背負い投げで床に叩き付けた。

 

「言っておくが・・・先に仕掛けたのはそっちだ。勘違いするんじゃねえぞ!」

 

『『『ヒィイ!』』』

 

「・・・・・確かに宣戦布告したからな。」

 

先程まで興奮していた男子は俺が睨みを利かせると落ち着いてくれた。

俺はまだヘラヘラ笑っている根本を一瞥し、教室から出て行った。

 

 

 

 

 

零児がBクラスから退室した後、根本と男子学生たちは自分の席に戻った。

 

彼女、比那名居天子は彼の対応に不満だったらしく、席に座ったあとも不貞腐れていた。

 

「なんなのよあいつ。折角私が擁護してあげようとしたのに・・・」

 

「お嬢様、その気遣いは不要だったのでしょう。」

 

「・・・衣玖・・・」

 

彼女に話しかけたのは隣の席に座っている子で、蒼い髪だが短髪で優しげな顔をしている少女だ。

彼女は永江衣玖。比那名居天子の従者であり、良き理解者でもある。

 

「彼は先程の背負い投げを見る限り、武術に精通している節が見られます。それにあの目・・・お嬢様もご覧になられたのでしょう?」

 

「・・・ええ、あの目には強い意志みたいなものを感じたわ。」

 

二人には零児の本質を少しわかっていた。でもそれがなんなのか、まだ理解していないようだった。

 

「・・・ねえ衣玖。」

 

「はい、なんでしょうお嬢様。」

 

「私の事・・・ちゃんと見ているよね・・・・」

 

「・・・・・・・先程の男子学生の言っていた言葉が、気に掛かっているのですね。」

 

「・・・・」

 

彼女は俯き、衣玖だけに聞こえるような小さい声で喋った。

さっき男子学生に言われた“親のコネを使った”

彼女の父親は文月学園がある市の市長をしており、スポンサーも兼ねている。それで彼女は親のコネを使ったんじゃないかと噂されている。だが、正真正銘自分の力でBクラスに入ったのだ。

 

そんな彼女を衣玖は、すぐ隣まで椅子を近づかせて彼女の背中を優しく擦った。

 

「大丈夫です。私はちゃんと見てます。お嬢様が寝る間も惜しんで勉学に励んでいたこと、もう不良少女と呼ばれないよう人一倍努力していたことも全部見てます。」

 

「・・・・衣玖・・・」

 

「私は、いつでもお嬢様の味方です。」

 

「・・・ありがとう。本当に、ありがとう。」

 

「お気に為さらず。さぁ、授業が始まりますよ。」

 

 

彼女の顔は、不安がっていた顔ではなく、いつもの気が強そうな顔に戻っていた。

 

その様子を衣玖は見守っていた。

 

「(それにしても高町零児という人。お嬢様が男子の発言で傷つかないよう、早めに切り上げてくれたのでしょう。もしそうなら、あとでちゃんとお礼を言いに行かなくては。それと・・・試召戦争では要注意しなくてはいけませんね。)」

 

彼に感謝しつつも警戒し始めた衣玖。これが後に、二人が最高の好敵手(ライバル)になるとは、誰も考えていなかった。

 

 




次回の更新はまた遅れそうです。

今回は天人二人を登場させました。
衣玖の天子を呼ぶ名称が違うのはここに合わせただけです。
では次回、BクラスvsFクラス戦です!



比那名居天子
17歳
文月学園があるところの市長の孫娘。
原作と違うところは、あんまり傲慢ではない。

永江衣玖
17歳
天子の従者で彼女の一番の理解者。
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