未成年の喫煙、飲酒は体に良くないので、絶対にしないで下さい。
この作品は学園生活部が大学に来る前の話を、自分の妄想で書いたモノです。
暖かい目で読んでください。
高校を何事もなく卒業し、まだ働きたくないおれはとりあえず大学に進学し今はアーチェリーサークルに入部した。
「なぁハル」
矢を射り的のほぼ中心に当たったのを確認すると、隣から自称俺の親友の原光に話しかけられた。
「一応俺に話しかけてきているらしいからこたえてやる…なんだ?」
首を捻り顔だけ光の方に向けると、何かを企んでる笑顔を浮かべている。
「相変わらずぶっきらぼうなやっちゃな…」
「用事がないならほっといてくれないか?」
「用ならちゃんとあるぞ!この後はサークルの皆と他のサークルの女の子達と合コンやるんだけどハルも来るだろ?」
「断る」
「やっぱり…やっぱりねぇ」
光はまるで俺がそう答えるとわかっていた様な態度をとり、やれやれといった表情をしている。
「ハルくーんヒカちゃん来たよー」
声がした方をみると女子が練習場の入口で手を振り、比嘉子が来たことを知らせてくれた。
「あぁ…お前にはヒカちゃんいるもんな」
「五月蝿い」
笑う光に背を向け入口の方に向かう。
「お疲れ様帰れる?、光君と何話してたの?」
「おう、合コンの誘いだ」
「…行くの?」
「バカ言うな…行くわけないだろ…準備するから待っててくれ」
「わかった、そこで座ってまってる」
指を指したのは部室の前に設置されたベンチだった。
「あぁ、急いですませるよ」
早歩きで部室に向かい急いで着替える。
「ハルはいいよなぁ〜比嘉子ちゃんみたいな可愛い幼馴染みがいて」
着替え終わったのと同時に光が部室に入って来て、着替え始めた。
「…」
「今日も一緒に帰るんだろ車で?」
「そうだ」
そう答えると光の顔が真剣になり、笑顔が消えた。
「スマホのニュースメールで見たんだけど…ハル達がよく遣う帰り道で大規模な事故が起きてるんだって」
「事故?」
「そう、だから…」
「きゃぁぁぁぁ!?」
『!?』
光の言葉を遮るように部室外で待つ比嘉子の悲鳴が聞こえ、慌てて部室の外に出る。
「どうした!!ヒカ」
「大丈夫ヒカちゃん!?」
「あ…あれ…」
真っ青な顔して震える指を向けた方に顔を向ける。
「な…なんだ?」
「喧嘩か?…」
俺達の見つめる先には同じサークルの女子が倒れていて、その上に知らない女子が2人が跨っていた。
乗られている女子は苦しそうに脚をばたつかせ手で上に乗る女子をどかそうとしているが、上に乗る女子の1人はその手を押しのけ下にいる女子の口を抑えるように頬にしがみつき肩に噛み付いた。
「ん”んん…ん”んんん!?」
周りにいる他の人はその状況に凍りつき、その場から動く事ができなかった。
ジタバタと脚を動かしていると噛み付いている女子とは別の女子に脚が当たり、弾き飛ばされるが、起き上がり脚を捕まれ膝上の短い丈のハーフパンツから出ている脚の太ももに噛み付いた。
「ん”んんんッ!!」
辺りに血が飛び散り噛まれている女子の体がビクンと跳ね、脚のジタバタが激しくなった。掴まれ噛まれている脚を振りほどこうと膝を曲げようとするが、かなりの力で掴まれている様で全くびくともしていない。
「きゃぁぁ」
「な…なんだ!?」
「おいヤバイぞ!?誰か先生呼んで来い!」
「ち…血だッ逃げろ!?」
飛び散る血肉を見て周りの連中が騒ぎだした。
「違う…喧嘩…じゃない!!」
我に返り比嘉子の手を引き自分の後ろに下がらせる。
「あいつら…人を食ってやがる!?」
「どう言う事?…」
後ろで震えながら比嘉子が口を開く。
「そのまま意味だ…」
息絶えてしまった女子をまだ噛み続けている2人を見ていると、突然名前を呼ばれた。
「ハル!」
いつの間にか部室に入っていた光から俺の弓と矢の入った矢筒を投げ渡された。
「なんだ光?俺に殺人しろって言うのか!?」
「違うよ、あいつらはもう人間…じゃない!!」
「!?」
噛み付いていた2人の女子は今度は逃げ惑うひ人々を襲おうと立ちあがるが、その体には至る場所に致命的な怪我をしている。
「普通の人は片腕が無かったり肋骨が飛び出てたら痛くて動けないよ?しかもあの怪我じゃあ普通なら死んでるはずだ!!…まるでアイツらはゾンビだよ…」
「チッ」
舌打ちをして弓を構える。
「おい!お前ら」
誰かに襲いかかろうとしていた時に、俺の声に反応してこちらを向く。
「お前ら名前は?」
俺の質問人には答えず、こちらに向かってきた。
「遙…」
「ハル早く!?頭を狙って!!」
2人の声を気にせず集中する。近づいてくる2人の目を見て、瞳孔が開いているのを確認して矢を放つ。そしてもう1本矢を取り出し放つ。
2本の矢は2人の頭に刺さり、その場に倒れて動かなくなった。
「ヒカ、光逃げるぞ」
「に…逃げるって?」
「何処に逃げるのハル!?」
「よ…よせ…噛むな!!ぐぁぁ」
「いや!?こっちにこないで!!」
どうやら他にも襲われてる人が出てき始め、そこら中で悲鳴が聞こえてきた。
「この時間なら外より学内の方が人が少なくて安全なはずだ…ひとまず中に逃げるぞ」
「わかった…」
「遙…」
「大丈夫だよヒカ…絶対守るから」
震える比嘉子の手を握り、学内に向かった。