D.Gray-man~The power that is hidden~ 作:黒薔薇
私はアゼドという男に心剣を抜くのを必死に抵抗しているが、彼は私の抵抗を簡単に力で押さえつけた
「俺はお前の心剣がどんな剣なのか余計に興味が湧いてきただから、抜かせてもらう!!」
アゼドは再び手を翳した
「…っ、だ、だめ…」
「このままじゃシュレイアの心剣をアイツに抜かれちゃう!!」
アゼドがシュレイアの胸の辺に手を翳すと魔法陣が現れた
「で、出てきちゃ、嫌…!!」
アゼドが魔方陣に手を伸ばそうとした瞬間
大きな光がシュレイアを包み込むように放たれた
『Dangerous perception. I take it as dangerous materials and develop tofu-proof.(危険感知。危険物と判断し、防御壁を展開します)』
「な、なんだこれ!?どういうことだよ!!」
「これはいったい何が!?」
-防御壁の中で-
(ここはいったい…?)
【欲望の人が貴方の心剣を抜こうとするとこういう風に発動するように私が造ったのよ】
(誰…?)
【私はもう一人貴方】
(私の心剣もう抜かれちゃったの?)
【いいえ、心剣を抜かれる前に私が防御壁を張ったの。貴方の力は強力で危険だから悪事に利用されることがあるからこうやって私が貴方の心剣を守っているのよ】
(そうだったんだ…)
【貴方の力はまだまだ目覚めていない状態、そんな状態で心剣を抜かてると貴方の心は今に闇に陥りやすい】
(じゃあどうすればいいの?)
【12星座の力を集めなさい。そうすれば貴方の本来の力と心剣の力が更に強くなるわ】
(12星座?どうやって集めれば…)
【それは、貴方でないと探せないわ】
その時の私はどうして12星座を集めるのかいくら考えても分からなかった
今の私は12の星座を見つけることが本当にできるのかが不安だった
【貴方は心剣を安定した状態で誰かに抜いて貰った人はいるのかしら?】
もう一人の私の質問に私は縦に頭を振ることができなかった
唯一の兄である・フュレイアさえ心剣を安定した状態で抜いたことは一度もない、こないだのコムイさんに心剣を抜いた時はコムイさんに黙っていたが不安定な気持ちの状態で心剣を抜いたから安定した状態ではない
【それでは12星座を集めることは無理ね】
もう一人の私は腕を組んで私に向かって言った
(どうして!?)
【まず、貴方は自分の心を閉ざして本当の気持ちを見せていない、だから安定した状態で心剣を抜くことができないのよ】
(本当の気持ち…)
【そんなに怖らがないで…?自分の気持ちを偽りの気持ちでなく、自分の心剣を抜いて欲しい相手に自分の本当の気持ちを伝えてあげて…?】
もう一人の自分に励まされて何か変な感じだったけど、少しだけど気持ちが軽くなった
だからもう決めた、自分の気持ちに偽りを作らないと…!!
「シュレイア!!」
「どうすんだよ?」
「この防御壁が消えるのを待つか、破壊するかの二択ですね?」
ティオールはずれていた眼鏡をかけ直しながら言った
「そうね」
「シュレイアはいったいどうなるの?」
「俺にも分からないさ!!」
ラビ、リナリー達は身動きがとれないが、アレンは必死になって抗っているが動ける気配が全くない
こんなとこでシュレイアを助けないときっと僕は一生後悔するだろう
(あの時にシュレイアを助けていれば…)という気持ちを一生引きずることになるだろう
そんな後悔をするくらいなら死んだ方がマシだ
「僕は、シュレイアを、助けます!!」
「アレン君!!」
「これはブレイラとの約束を破ることになりますからね。シュレイアが死んでしまうと僕は彼に恨まれてしまいますね」
「アレン君…」
「うぉーーー!!」
アレンの気合で部屋の辺りを一瞬にして空気を変えた
アレンの足元の凍りと封印が解け、シュレイアのもとまで近づいた
「シュレイア!!僕の声聞こえますか!?」
『I check the degree of risk of the enemy.(敵の危険度をチェックします)』
シュレイアを包んでいる光から小さな光の手がアレンの身体をあっちこっちを触っている
触り終わると光の手がアレンの身体から離れた
『I cancel a degree of risk level "low" defense obstacle(危険度レベル“低”防御壁を解除します)』
シュレイアを包んだ大きな光が小さくなって光が消えたと同時にシュレイアが光の中から現れた
「シュレイア!!」
アレンは慌ててシュレイアのもとへ走り、シュレイアを受け止めた
「シュレイア!!」
「…ん、ア、アレン…?私、いったい…?」
「貴方が無事でよかったです。心配しました」
「ご、ごめんなさい。心配かけてしまって…」
「お~い。俺ら空気か~?」
私は今の現状を把握した
今ラビとリナリー達は動くことはできず、アレンと私だけしか動くことしかできない
でも、相手は4人でこっちは2人、どう考えてもこっちは不利な状況だった
「悪いが、彼女を僕たちに譲ってくれないか?」
「それはできません。彼女は僕たちエクソシストの仲間ですから」
「アレン…」
「仕方ないですね。力づくで奪うまでです」
アレンに向かってアゼドとティオールが走ってくる
「私の心剣、抜いてアレン」
「…!!でも、僕は心剣を抜いたことは…」
「大丈夫、今のアレンなら私の心剣を抜くことができるから、最初は初めてで緊張とか不安があると思うけど、私はアレンを信じているから」
「シュレイア、ありがとう…」
アレンはシュレイアの方に向きシュレイアの胸の辺に手を翳した
アレンは少し気持ちを落ち着かせて集中した
すると、シュレイアの胸の辺りから先ほどの魔方陣が出現し、今度は魔法陣の真ん中に剣の持ち手の部分が飛び出していた
アレンは剣の持ち手を持ち、剣を引き抜くと白く、光を纏った剣だった
「これが、シュレイアの心剣…」
「ほら、心剣抜けたでしょ…?私の心剣…」
シュレイアの心剣を見て、アゼド達の顔が変わった
「あれが、“鍵”の心剣なの…?」
「あれが心剣ですか…?」
「とても、美しい…。僕の目に狂いは無かったよ…!!」
「ますます興味が湧くぜ、あの女俺が頂くぜ!!」
アゼドに視線はシュレイアの方に向いた
そして、まるで餌を狩るような勢いでアレンとシュレイアの所まで走って来た
「その女俺に寄こせ!!」
「彼女は渡しません!!」
アゼドが振り落とした大剣をアレンはシュレイアの心剣で受け止めた
「何故、彼女にそんなにこだわるんですか!?」
「お前達エクソシストに関係ないわ!!唯、貴方達が邪魔なのよ!!」
「さぁ、彼女をこちらに渡して下さい」
「お断りします、彼女を渡す気はないです」
アゼド達とアレンはお互い剣を構えた
「行くぜ!!」
シュレイアはこのままではアレンが負けてしまうと思っても、自分はみんなを守るような力なんて持っていないそう思っていたら
【彼を守りたい?本当に守りたいのなら彼を信じなさいそれが貴方が今出来ることよ】
「信じること…それがアレン達を守るためなら…!!」
シュレイアの言葉に反応してシュレイアの目の前に小さな黄色い四角いサイコロサイズの欠片が現れた
「これは…?」
「あれはイノセンス!?」
「これがイノセンス…。そう、ずっと私の呼び掛けに応えてくれたのはイノセンスだったの…?」
シュレイアの手には小さな黄色い四角いサイコロサイズの欠片・イノセンスを手にした
「お願いイノセンス!!私に力を貸して!!」
シュレイアの言葉に反応したのかイノセンスは輝きを放ち、シュレイアを包み込んだ
「イノセンス、発動!!」
シュレイアの手にしていたイノセンスが大きく反応し光輝いていた