スーパーロボット大戦J ムーンデュエラーズ   作:YSK

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第09話 地上に残るルート(アークエンジェル)

──ルート選択/地上に残る選択──

 

 

 

「地上に残るか。あいつらのことばかり考えてられる状況じゃないしな」

 

「そうね。戦わなきゃけない敵は他にもたくさんいるもの」

 

 統夜の考えに、カティアがうなずいた。

 

 

 こうして統夜達は、地上に残った。

 

 

 

──オルファンの抗体──

 

 

 

 ナデシコがアキトを迎えに行っている間、アークエンジェルと地上に残った者達はいつもの遊撃任務についていた。

 

 そんな中、ノヴィス・ノアへ報告に行っていたブレンパワード隊とムウはかつて一緒に戦った伊佐未勇を発見する。

 今だ単独で行動する勇を説得するため、比瑪達はその場へ向かうが、勇を追ってきたグランチャー部隊もやってきていて、戦闘になるのだった。

 

 

 少し遅れ現場に現われるアークエンジェル。

 出撃した統夜達と力をあわせ、勇はグランチャー部隊を撃退する。

 

 しかし、アークエンジェルが動いたことにあわせ、ハウドラゴンとDr.ヘルの機械獣軍団も動き出していた。

 

 

 グランチャー部隊を撃退し、機械獣を連れたあしゅら男爵と八卦ロボが姿を迎え撃つ。

 

 

 八卦ロボの狙いはもちろんゼオライマー(あしゅらはいつもどおり倒されるだけなので省略)

 

 しかしマサトはもう一人の自分を恐れ、他の人のとりなしで出撃を見合わせていた。

 八卦ロボが現われ、自分を呼ぶことでもう一人の自分に怯えるマサト。

 

 怯えるマサトを見て、ガンダムファイターの一人、ジョルジュの執事であるレイモンドと、ウィスパードであっても実質ただの女子高生であるかなめの言葉に奮い立ち、美久と共に戦場へ降り立つのだった。

 

 八卦ロボと戦う中、そのパイロットは誰もがマサトのオリジナル、木原マサキが憎いと口にする。

 強い憎しみの言葉を耳にしたマサトは、また別の人格に変貌し、圧倒的な力でそれを撃退するのだった。

 

 人格が変わったまま高笑いするマサトであったが、美久の必死の呼びかけに答えたのか、頭痛を訴え元の人格に戻ることが出来た。

 元に戻ったマサトは、自分の中に生まれた凶悪な人格を恐れながらも、戦うことを決意するのだった……

 

 

 一方、ノヴィス・ノアではグランチャーのパイロット、ジョナサン・グレーンが子供を人質にとり倉庫に立てこもっていた。

 アノーア艦長の息子である彼は、母の愛情を受けられなかったその意趣返しに母の納める艦を乗っ取ろうとしたのである。

 

 そこに仲間になると観念した勇とブレンパワード隊。そしてボルテスチームが帰還する。

 彼等は力をあわせその人質立てこもりの解決に当たり、剛3兄弟の末っ子、日吉とその発明品タッコの活躍により、人質は解放され、ジョナサンは自分のグランチャーに乗って帰っていった。

 

 

 このしばらく後、責任を感じ、乗員の信頼を回復しようとしたアノーア艦長は、プレート回収を最前線で指揮をしているおり、光に飲まれ、行方不明となってしまうのだった……

 

 

 

──ダブルリバイバル──

 

 

 

 オルファン対策会議が開かれることとなった。

 

 その間、アークエンジェルはその周囲を警護することを命じられる。

 しかし、先日の人質騒ぎもあったノヴィス・ノアの方からも警護要請があり、ブレンパワード隊の他にキラと統夜、そしてボルテスチームが派遣されることになった。

 

 オルファン対策会議には、オルファンを知る者として勇も同行することになった。

 

 しかし、会議は、はっきり言って意味のないものだった。

 オルファンが浮上し、下手をすれば地上の生命全てが絶滅する可能性があるというのに、その対策がまったく話しあわれなかったからだ。

 対策、ではなく、むしろ研究発表会に近いと揶揄されるほどに。

 

 会議を途中退席し、奴等はオルファンのことをなにもわかってないと憤る勇。

 

 

 その最中、プレートが現われたとの報告が入り、一番近くにいたブレンパワード隊と統夜達が先行することになった。

 

 

 多くのプレートはグランチャー部隊に奪われたが、一枚だけもって行かれるのを阻止することに成功する。

 

 しかし、そのプレートがリバイバルをはじめてしまう。

 

 

 なにかが生まれるまで、統夜達もやってきたアークエンジェルもこの場を動くことは出来ない。

 

 

 そこにグランチャーの別働隊が現われた。

 

 それは、クインシィ・イッサー。伊佐美勇の姉が指揮する部隊だった。

 

 

 姉が現われたことにより動揺を隠せない勇。

 グランチャーを降りろと必死に説得するが、聞く耳を持ってもらえない。

 

 それどころか、容赦なく勇を攻撃してくる。

 

 また、家族で敵味方に別れ、戦わざるを得ない者が出てしまった。

 

 

 戦いの中、リバイバルが終わる。

 

 

 そこには、二体のブレンパワードがいた。

 二体同時にリバイバルする、いわゆるダブルリバイバルが起きたのだ。

 

 双子のブレンを生んだダブルリバイバル。

 それは、リバイバルを幾度も見てきた勇でさえはじめて見るものだった。

 

 

 そうして生まれた新たなブレンパワード、ブレンチャイルドと力をあわせ、統夜達は襲い来るグランチャー部隊を退けるのに成功する。

 

 

 

──アークエンジェル/格納庫──

 

 

 

 その日、豹馬達コン・バトラーチームは四谷博士に呼び出され、南原コネクションに向かっていた。

 

 

 それと同じ頃、アークエンジェルの格納庫では珍しいことが起きていた。

 

 

「どうしてわからないの。私達がどういう状況にいるのか、統夜君だってわかっているでしょう?」

 

「カティア、俺だって別に俺達のことを考えていないわけじゃない。けどさ……」

 

「私は納得いかないわ!」

 

「カティア!」

 

 

 カティアと統夜が口論し、感情に任せたカティアが一人走り去ったのだ。

 

 

「なんだ、お前等がケンカとは珍しいな。どうした?」

 

 たまたま近くで話をしていたガンダムファイターのチボデーが聞く。

 

 

「たいしたことじゃないですよ。ちょっとした見解の相違ってヤツです」

 

 カティアの去った方を見ながら、統夜はやれやれと肩を落とした。

 

 

「あらあら。互いに命を預けて戦っている仲間なのに、内緒だなんて冷たいわね。お姉さんに話してみなさいよ。ん?」

 

「マオさん、どこか楽しんでません?」

 

「そんなことないわ。それで? どうなの?」

 

 

 完全に聞く耳モードに入ったマオに、統夜は折れ、小さく息をはいてから改めて口を開いた。

 

 

「リクレイマーの、勇のお姉さんて人のことを話していたんです」

 

 

「それでなんでああなるんだ? まさかリクレイマーの女パイロットに惚れたとかそういう話でもしたのか? だったらあの子も納得いかねぇだろうが……」

 

 マオの同僚、クルツがくちばしを挟んできた。

 

 

「バカですかあんたは」

 

「バカね。正真正銘の。だからいちいち相手しなくていいわよ」

 

 統夜がばっさり切り捨て、マオもすかさず援護射撃を送る。

 クルツは一人集中砲火である。

 

 当然、そんな空気の読めない発言をする子に援護の助けはこなかった。

 

 近くにいるチボデーもジョルジュもやれやれと呆れているだけだ。

 

 

「俺が言っていたのは、なんとかしてやれないかってことです。あいつ、敵がみんな何年も一緒にやってた連中で、両親はリクレイマーの指導者の上にグランチャー部隊を指揮するのはお姉さんでしょ? エイジやキラのことを考えるまでもなく、それじゃ戦いにくいに決まってる」

 

「けどよ、あいつはそれを全部わかって上でやってるんだろ? そこにオレらが顔つっこんでどうすんだ?」

 統夜の言葉にクルツが答える。

 

 

「なんとなくわかったわ。あの子はあんたが余計なこと考えて、不用意な危険を冒すのを心配したってわけだ。いい子じゃないの」

 

 マオが、なぜカティアが怒ったのかに理解を示す。

 特に統夜達の機体は特別なシステムを持ち、さらに特別なシステムを無効化する力がある。

 

 不用意な行動でそれを破壊されてしまっては多くの人に迷惑がかかるのだ。

 

 

「カティアが言っていることが正しいってのは俺だってわかってます。勇が抱えている問題は勇が解決するしかないってことも。それは俺達の問題も同じだし、他のみんなもそうです。けど、てんでバラバラな理由と事情を抱えている俺達がこうして一緒にいるのは、なにか理由があるんじゃないかって、思うんです。だから……」

 

 

「オレ達が一緒に戦っている意味か。面倒くさいこと考えてんのね、お前」

 

「あたしら傭兵は契約と命令に従って戦ってるだけだからね」

 

 

「ええ。これは俺のわがままなんで。だから、カティアが怒るのも当然だと……って、テニアどうした?」

 

 

 話をしていると、テニアが肩を怒らせやってきた。

 

 

「もう、メルアはどこ!?」

 

「ここにいるけど、なぁに、テニアちゃん?」

 

 

 テニアの指名に、ひょっこり顔を出すメルア。

 どうやら今までの話は聞いていないようだ。

 

 

「コックピットにお菓子なんかしまいこまないでって、この前言ったでしょ! 見てよこれ。溶けてベタベタ!」

 

「……わぁ、ほんとですね。じゃ今度はクッキーだけにしときます。チョコが溶けちゃったらおいしくないものね」

 

「もう、このばかっ! ばかばかばかばかばかっ!」

 

 

「……あのなぁ。人が真面目に話をしてるってのにお前ら……」

 

 突然はじまったコントに、統夜も呆れた。

 

 

「統夜も言ってやってよ!」

 

「でも統夜さんがいいって言いました」

 

「統夜が? ちょっと、ホントなの!?」

 

「いや、俺は別に……」

 

「言いました」

 

「あ~、仕方ないとは言ったような気もするけど……」

 

「言いました」

 

「統夜!」

 

 

「ええい、わかったよ。俺が掃除すりゃいいんだろ。俺が!」

 

 

「アホらし。付き合ってらんねぇ。さっさとシャワーでも浴びてメシ食おうぜ」

 

 ぎゃーぎゃーと別のことでケンカをはじめた統夜達を見て、クルツ達は呆れて去ってゆくのだった。

 

 カティアとのケンカも、すぐ元に戻る。

 そう判断されたのだ。

 

 

「……ふむ」

 しかし、そこにいた紅一点。マオ姐さんだけはちょっと感想が違った。

 

 男子達とは別れ、一人去っていったカティアの方へ歩き出す。

 

 

 ぎゃーぎゃーケンカする、仲良しの喧騒を聞きながら。

 

 

 

──カティア──

 

 

 

 ……自己嫌悪。

 

 格納庫外の裏手で、頭を冷やす。

 

 

 あそこで統夜君は感情的になっていたのだから、自分まで感情的になってはいけなかった。

 

 冷静に、きちんと説明していればあんな口論にはならなかっただろうにと、今さらながらに後悔する。

 

 

「でも、嫌だったのよね。あの子が自分でなんでも背負おうとするのが」

 

「っ!」

 

 

 私の考えを見透かしたような言葉。

 その声をした方を振り向く。

 

 そこには、一人の女性が立っていた。

 

「マオさん」

 

 そこにいたのはメリッサ・マオ。あのクルツさんとサガラ軍曹をまとめる凄いお姉さんだ。

 

 

「見てたわよ。あのケンカ。あんたがあそこまで声を張り上げるなんて、珍しいと思ったわ」

 

 

 隣にやってきて、わしゃわしゃと頭を撫でられた。

 

 

「あの子、色々背負っているのに、それでも他人を気にかけちゃうところがあるからねぇ」

 

「……はい。統夜君は、ただでさえ私達のことまで背負いこんでいるのに、アキトさんや、キラ君、マサト君にまで気をかけて。今度はさらにユウ君の。これ以上なにかしようとしたら、潰れて倒れてしまうに決まっているわ……」

 

 不思議と、素直に愚痴が出た。

 年上のお姉さんだからか、私も弱さをさらけ出せるのだろうか……

 

 

「男の子は、どうしてもカッコつけたくなる時があるからねぇ。特に女の子の前だと」

 

 うんうんと、マオさんはうなずいた。

 

 

「今さら私達の前でカッコつけたところで、散々かっこ悪いところは見てきました」

 

 あの子の泣き顔だって、弱さだって見たんですから!

 

 

「あらま、そうなの。なら、逆に余裕が出てきたってことなのね。周りを見る」

 

「……それは、否定しません」

 

 戦って、成長して、そして周りを気にする余裕が出来た。

 それは否定しません。

 

 でも、そうやってなんでも見て、気にして、私達の時みたいに手を差し伸べていたら。

 今度は泣くだけじゃすまなくなるのよ。

 

 

「でも、今度は自分の限界がわからなくなって、押しつぶされる。か。若いわねぇ」

 

「マオさんも十分若いじゃないですか……」

 

 

「こういうのは年上の特権といいますかね。だから、あたしからあんたにアドバイス」

 

 

「はい?」

 

 

「ああいう子を潰れないようにする、魔法のような方法があるのよ。さあ、あたしの後に続いて!」

 

「は、はい!」

 

 そんな魔法の方法があるのなら是非教えて欲しい。私はマオさんの隣に立った。

 

 

「まず統夜君を前にして両手を広げる!」

 

「はい!」

 

 今は実際にはいないので、マオさんを真似て両手を広げる。

 

 

「そしてこう言うの。しんどくなって倒れそうになったら私が抱きしめてあげる!」

 

「しんどくなって倒れそうになったら私がってなんですかそれ!」

 

 

「そのままハグすんのよ?」

 

「そのまま続けないで下さい!」

 

 なぜか私が抱きしめられた。

 

 背中をぽんぽんと撫でて、マオさんが離れる。

 

 

「これでいいのよ。そうすれば、逆に安心してあの子も頑張れるのさ」

 

「倒れてしまうのに?」

 

 

「そ。逆に倒れてもいいんだって思えると、気が楽になるからかね。そうするとなぜか、倒れるほど気を張らなくなるのさ。自分に味方がいると思うと、余裕が出来るだろ? 背中を守る仲間がいるといないとじゃ、戦いの厳しさも全然違く感じるのと一緒さ」

 

「わかるような、わからないような……」

 

 逆に無理をしてしまうような気もします……

 

 

「正面からが無理なら、背中から抱きついて、胸を押し当てて耳元であなたの支えになりたいの。でもいいわね」

 

「やっぱり面白がってませんか!?」

 

 私をからかって!

 

 

「自分は常に見られてるって思わせるのが重要なのよ。意識させて、倒れたら迷惑がかかるって自覚させる。味方がいるという安心感と、見張られているという適度な緊張感。ようはバランスね。そのために抱きつくの!」

 

「やっぱりからかってるでしょう!」

 

「それくらいやれば絶対意識するわよ?」

 

「そりゃするでしょうよ!」

 

 それでされなかったらむしろ悲しすぎます!

 

 

「他の子の分まで抱えこもうとするのはもう、あの子の性分なのよ。なら、やめろと言ってやめられるものじゃないわ。だから、やめさせるんじゃなくて、倒れないよう支えてあげなさい。倒れないよう、倒れるまでやっていいと支えるのも、パートナーのつとめよ」

 

 突然、真面目な声色に変わった。

 

 

「男のわがままを許すのも、イイ女のたしなみってヤツなんだから」

 

 

 そう言って、マオさんは私の頭を撫で、去っていった。

 

 

「……」

 

 なんだかそれっぽいことを言ってからかわれた気もしないでもない。

 

 でも……

 

 

 ……よし!

 

 

「と、とうやくん!」

「ん?」

 

 なぜかグランティードのコックピットを掃除していた統夜君に声をかける。

 声、裏返ってなかったかしら?

 

 

「わた、わた、わたた……」

 

 言え、言うのよカティア!

 

 両手を広げて、『倒れそうになったら抱きしめてあげる』って! もしくはこう、背中に胸を当てて、『支えになってあげる』って……!

 

 さあ、やるのよ私!

 

 

「……」

 

 

 ……

 

 

「やっぱり無理ー!」

 

 私は逃げ出した。

 

 

「なんだぁ?」

 

 

「青春ねぇ」

 

 ──そこには、あまりのことにぽかんと口を開くしか出来ない統夜と、影からニヤニヤしてのぞいていたおねーさんが残されたそうな。

 

 

 

──超電磁合体不能!──

 

 

 

 南原コネクションに戻った豹馬達は、四谷博士から第2コン・バトラー計画がについての説明を受ける。

 

 新たな超電磁ロボの製作。

 コン・バトラークラスのスーパーロボットが増えれば、戦いは格段に楽になるだろう。

 

 しかし脳波を一つにするという特性ゆえ、なかなかパイロットが集まらないのが現状であった。

 

 

 そこに、ボアザン軍がやってくるという一報が届いた。

 

 

 コン・バトラーVとボルテスVはそこへ先行する。

 

 しかしそれは、ボアザン軍の罠だった。

 ボアザン軍は二体の超電磁ロボの構造を研究し、超電磁ロボの合体を阻害する装置を開発していたのだ。

 

 それを使い、2体の合体を解除させ、無力化することに成功する。

 

 

 合体できない状態でコン・バトラー達はまともに戦えない。

 

 

 戦場をやってきたアークエンジェルに任せ、彼等は撤退を余儀なくされてしまうのだった。

 

 

 

──カティア──

 

 

 

 出撃直前、私はサブパイロットシートに座りながら、頬を膨らませていた。

 

 

「まだ怒ってるのか? あれは俺が悪かった。謝るよ」

 

「怒ってません」

 

 そう、私は怒ってない。

 

 ただただ、恥ずかしいのだ!

 

 

 そもそも冷静に考えれば、互いに謝って冷静に話をすればよかっただけ。

 統夜君だけに負担をかけないと約束すればよかっただけ。

 

 だというのに、どうして私はあんな方法を……

 

 

 思い出したら顔から火が出るかと思った。

 

 

 ああもう、マオさんのバカ!

 

 

(あたしのせいにされてもー)

 そんな幻聴が頭に響いた気がした。

 

 

「ああもう統夜、行くわよ! そして終わったらなにか奢ってもらうから! メルアがチョコレートケーキ食べたいって言ってたし!」

 

「いきなりなんだ!? まあ、わかったよ。外に行くのは危ないから、ナデシコが戻ってきたらな!」

 

「ええ、それと、さっきはごめんなさい……」

 

「ああ……って、え?」

 

「ほら、来るわ。ちゃんとして!」

 

「あ、ああ!」

 

 

 超電磁ロボ二体を欠いた戦いになったけど、それでも私達はやってきたボアザン軍を撃退することが出来た。

 

 でも、あの二体はその妨害対策が出来るまで、今後の戦闘も出撃は難しいだろう。

 

 

 私達は、急に二体のスーパーロボットを失うという事態に陥ったのだ……

 

 

 彼等の不在は、特務分艦隊にとって大きな痛手になったのは間違いない。

 

 

 

 第9話 地上に残るルート 終わり

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