スーパーロボット大戦J ムーンデュエラーズ   作:YSK

23 / 34
第20話 ランタオ島の死闘

──すれ違う運命──

 

 

 

 再び流浪の身となったナデシコとアークエンジェルであったが、ひとまずの方針として、木連との和平にむかうことが決まった(ラダムは現在本拠地を絶賛割り出し中)

 

 宇宙に出る前、互いに孤立せぬよう、ノヴィス・ノアとミスリルのトゥアハー・デ・ダナンと連絡を取り、宇宙に出ることを報告した。

 

 するとミスリルがアジア近海を調査中に大陸に向け移動する巨大な物体。デビルガンダムとボアザンの鎧獣士を発見したという情報を伝えられた。

 

 倒したはずのデビルガンダムが復活し、なおかつボアザン軍と共に行動していることに驚きを隠せない統夜達。

 

 

 しかも、ミスリルはその拠点と思われる場所さえ特定していた……

 

 

 あまりに上手く行き過ぎているため、誰もが罠かもしれないと考えた。

 しかし、罠であっても見過ごすことが出来るわけがなく、統夜達は宇宙にむかう前にそこを調査することになった。

 

 デビルガンダム達が出入りしていたのはランタオ島の地下に通じる裂け目。

 そこは人工的に偽装がされており、その奥になんらかの施設があることは間違いなかった。

 

 あまりにも都合よく行き過ぎていると疑問が出るが、ドモン達シャッフル同盟は危険は承知の上、仮に罠があろうと突破するのみと、彼等だけで行こうとする。

 それは誰もが予測できたお答えだったので、皆覚悟を決め、そこへ突入することに賛成するのだった。

 

 

 

──メルア──

 

 

 

 わたし達は意を決してその裂け目に飛びこみました。

 裂け目を通り、地底深くへ進むと、中央に巨大なお城が作られた地下空洞に出ました。

 

 地底城。ボアザン軍の地球侵略のために建てられた前線基地に違いありません。

 

 

 でも、人の気配がまったくありませんでした。

 

 すでに逃げたあとかという声も出ましたが、ドモンさん達が近くにデビルガンダムが潜んでいると断言しました。

 拳が光ってます。

 

 相変わらず、凄い不思議な機能です。

 

 

 ユリカさんが「誰かいませんかー」と言ったら、レーダーに反応が生まれてあの東方不敗さんとデビルガンダムが姿を見せました。

 艦長、すごい……!

 

 

 デビルガンダムの出現に、ドモンさん達シャッフル同盟の皆さんが飛び出していきます。

 

 

 あと、ボアザンの将軍も慌てて顔を出しました。

 どうやら、東方不敗さんを利用しようとして、逆に利用されたみたいです。

 

 ボアザン軍を倒させるため、東方不敗さんがわたし達をここに誘いこんだ。というのが今回の真相みたいでした。

 

 

 東方不敗さんとデビルガンダムが地上に逃げ、ドモンさん達も追います。

 

 

 ドモンさん達も心配ですが、目の前に現れたボアザン軍も放ってはおけません。

 わたし達はドモンさんを信じ、目の前のボアザン軍を倒すことに集中することにしました。

 

 

 ですが、東方不敗さんと現われた将軍、ド・ベルガンという人はとても卑怯な人でした。

 自分が不利だとわかるや否や、健一さん達のお父さんを人質にしてこちらの盾にしたんです。

 

 わたし達が動けない中、人質となった健一さんのお父さんは自分に構わず攻撃しろとおっしゃいました。

 

 健一さんも、その覚悟を組んで天空剣を構えたんです。

 

 

 父を子が殺すなんて、そんなのしていいわけがない。

 どうにかできないか。

 

 わたしも、統夜さんも考えたその時、別の方向から思わぬ助けがきました。

 

 

「ベルガン、それ以上の卑怯な振る舞いは許さん!」

 

 

 地底城から声がかかったのです。

 その瞬間、ベルガン将軍の注意がそれ、その隙を見逃さなかったボルテスがお父さんの救出に成功しました!

 

 これで、人質を気にせず戦うことが出来ます!

 

 

 お父さんを人質にするなんて許せません!

 

 

「統夜さん!」

 

「ああ。この怒り、しっかりあいつにぶつけてやろう!」

「はい!」

 

 前はチョコレートかなんて言われちゃいましたけど、今度はちゃんと通じました。

 

 許せないという気持ち以外に、なぜか胸がポカポカしてます。

 わたし、こんなに怒ってたのかと思うとびっくりです。

 

 

 さあ、統夜さん、いきましょう!

 

 

 わたし達は人質を救出した勢いのまま、卑怯な将軍ベルガンを倒しました。

 

 彼が倒れ、最後の足掻きとして味方であるはずの地底城へ特攻を仕掛けます。

 

 

 あとで聞いた話ですけど、総司令のハイネルさんはボアザン星の皇帝から暗殺命令が出ていたそうなんです。

 だから、ハイネルさんを道連れにすべく、地底城へ特攻したんですね。

 

 その特攻で、ハイネルさんをかばった女将軍、カザリーンさんが命を落としました。

 

 

 カザリーンさんを失ったハイネルさんは、誇りにかけて戦い抜くと誓い、ボアザン星の守護神、ゴードルに乗りこみ、わたし達の前に立ちはだかりました。

 

 戦いをやめる。という選択肢はないようです。

 それは、とても残念なことです。

 

 

「ハイネル、お父さんのことは感謝する。だが勝負に容赦はしない! 貴様等の野望、ここで打ち砕く!」

 

「言うまでもない。参れ!」

 

 

 ボアザン軍との決戦だけあって、戦いは熾烈を極めました。

 

 特に、総司令のハイネルさんの乗る守護神ゴードルは小細工を必要としないほどの強さで、さらにもう一人の将軍、ジャンギャルさんも今までにない強さを見せました。

 

 

 それでもわたし達は負けません。

 

 わたし達だって、負けられないんです!

 

 

 ジャンギャル将軍の乗るスカールークも沈み、ついに守護神ゴードルも膝を突きました。

 

 

 決着の時。

 でも、同時に地底城から炎が吹き上がったんです。

 

 燃料が爆発したのか、それとも地底の火山が刺激されて爆発したのかはわかりません。

 

 わかるのは、もうじきここは炎に飲みこまれ、終わりを告げるということだけです。

 

 

 ボルテスチームが急いで一度安全な場所に避難させたお父さん。剛健太郎さんを迎えに行きます。

 

 

 感動の再会ですけど、それをかみ締めている時間はありません。

 ボルテスに乗せ、脱出しようとしますが、生きていたハイネルさんがそれに待ったをかけました。

 

 ハイネルさんは健一さんに剣をわたし、一騎討ちを申しこんできました。

 

 

 勝敗はついているというのに、なぜこんなことをするのでしょう?

 

 するとハイネルさんは、「意味など無意味。角のない者に自身の誇りを見せつけるためだと」断言しました。

 

 

 わたしには、意味がわかりません。

 でも、言葉であの人を止められないことがわかりました。

 

 

 健一さんはそれに応じ、剣を交えます。

 

 

 一騎討ちは、爆風にあおられたハイネルさんの隙をつき、健一さんがその剣を弾き飛ばしての勝利になりました。

 健一さんが剣をつきつけ、これで終わりだと宣言します。

 

 でも、ハイネルさんは降参しません。懐から短剣を取り出し、それでまだ戦おうとしたのです。

 

 

 そこで、その短剣を見た健太郎さんが驚きの表情を見せました。

 

 

 健一さんのお父さんが語ります。それはかつて、ラ・ゴールと名乗っていた健太郎さんがボアザン星にいた時、生前の妻に送ったものだと。

 つまり、ハイネルさんは健一さん達の異母兄弟だったんです。

 

 健一さん達は、エイジさんやわたし達と同じく、ボアザンと地球人のハーフだったんです!

 

 

 衝撃が、場を駆け抜けました。

 

 

 どかーん。

 

 

 精神的なものだけじゃなく、物理的にも。

 

 爆発は心の中だけじゃなく、実際に起きてました。

 お城のどこかが、爆発したんです。

 

 

 お城も地下空洞の天井も崩れ、わたし達とハイネルさん達の場所が隔たれました。

 

 

 健一さんは、ハイネルさんに手を差し伸べます。

 自分達は兄弟なのだから、手を取り合い分かり合えるといいました。

 

 でも、ハイネルさんはボアザンの誇りを胸に、それを拒絶。

 

 

 ハイネルさんは、炎の中へと消えてゆきました……

 

 

 このままではわたし達も崩壊にまきこまれます。

 急いで戦艦に戻り、わたし達は崩壊する地下空間を抜け出し、間一髪脱出に成功しました。

 

 

 地上に脱出すると、改めて健一さん達の再会がなされました。

 

 お父さんと抱き合う健一さん達。

 お父さんに無事あえて、よかったですね。

 

 わたし達にはもう出来ないことができたから、とても嬉しくなります。

 

 ちょっと、羨ましいな……

 

 

 ぽん。と頭を撫でられました。

 それは、統夜さんです。

 

 統夜さんが指をさすと、その先にはカティアちゃんとテニアちゃんがいました。

 

 

 ですからわたしは、二人に抱きつきます。

 

 

 二人は理由がわからず驚いていましたが、それでもいいんです。

 

 

 嬉し悲しい結末でしたけど、これでボアザン軍の地球侵略部隊は壊滅。地球を狙う敵がまた一つ減りました。

 

 

 ここで一息おやつタイム。といきたいところですが、そうもいきません。

 

 

 地上に出た東方不敗さんを追ったドモンさん達を探さないといけませんから!

 

 

 

──涙の兄弟拳! 東方不敗暁に死す──

 

 

 

 地上に戻った統夜達を待ち受けていたのは、リングバリアと呼ばれるバリアで覆われたランタオ島だった。

 

 リングバリアとは、ガンダムファイトをするため用意された、地上はおろか、地中、空中までを覆う通信も妨害する超強力なバリアなのだ。

 

 突破するためにはモビルファイターの使用しているエネルギー波長を干渉させればなんとかなるかもしれないという。

 だが、肝心のモビルファイターは全員このリングの中。これでは統夜達がリングの中へ入ることもかなわない。

 

 

「モビルファイターがあればなんとかなると言ったな?」

 

 そう言い現われたのは仮面のガンダムファイターシュバルツだった。

 

 

 彼とレインが協力し、干渉波エネルギーを作り出し、生み出した隙間から宗介が侵入、リングバリア発生装置を破壊する。

 

 破壊と同時に、バリアが解除されたランタオ島に、ナデシコとアークエンジェルは突入するのだった。

 

 

 ドモン達は囲まれ、復活したミケロ、チャップマンから集中攻撃を受けていた。

 手数に押され、身動きが取れなくなっていたところに統夜達が飛びこみ、数の差は消失。一転して反転攻勢となった。

 

 復活したミケロ、チャップマンを撃破し、次々とデスアーミーをなぎ倒していると、外からアレンビーの乗るノーベルガンダムが飛びこんできた。

 

 バーサーカーモードでドモンを求め暴れまわるアレンビーに、ライジングガンダムに乗ったレインが止めに入る。

 説得をして彼女の心に訴えかけたことにより、その動きが弱まり、バーサーカーシステムを発見したレインは、それを破壊しアレンビーの動きを止めることに成功する。

 

 

 残るは、デビルガンダムと東方不敗のみ。

 

 

 姿を現したデビルガンダム軍団と東方不敗との戦い。

 

 その中で、怪我をおしてシュバルツが姿を現した。

 彼は、デビルガンダムを倒すにはコアであるキョウジを倒すしかないと告げ、そのコアの元へと飛ぶ。

 

 そこで、シュバルツの正体が判明する。

 

 彼はドモンの兄、キョウジの肉体的コピーであり、もう一人のキョウジであった。

 デビルガンダムの真実をキョウジの口から聞かされるドモン。

 

 すべてを告げたキョウジは、自分が再生を抑えるから、デビルガンダムを撃てと皆に命じる。

 

 

 そんなことをすればキョウジは死ぬ。

 ドモンはそんなことは出来ないと膝を突いてしまう。

 

 だが、キョウジが叫ぶ。

 

 

「甘ったれたことを言うな! その手に刻まれた紋章の重さを忘れたか!」

 

 

 シャッフルの紋章。

 その重さを思い出したドモンは、兄の願いをかなえるため立ち上がるのだった。

 

 

 ドモンの一撃が、デビルガンダムをとらえる。

 

 兄は、そのドモンに礼を言い、安らかに眠るのだった……

 

 

 残るは、東方不敗ただ一人。

 

 

 ドモンと東方不敗の一騎討ちがはじまる!

 

 拳をあわせる中、東方不敗はデビルガンダムを求め、人類を抹殺しようと願った理由を語る。

 

 

 それは、地球の自然を守るためだった。

 

 

 プラントとの戦争によりはじまった人類みずからによる地球の破壊。それを嘆いた東方不敗は、人類を抹殺し、地球の自然を守ろうと考えたのだ。

 

 愚かな人類さえいなければ、地球は甦る。

 最強に進化したデビルガンダムさえいれば、プラントも、異星人も、さらにフューリーさえ地球に手を出せないと考えたていたのだ。

 

 

「東方不敗! 貴様は間違っている!」

 

 だが、ドモンはその考えを否定する!

 

 

「なに?」

 

 

「なぜなら、人類もまた地球が生み出した天然自然の一部だからだ! それを忘れた貴様のやることは、単なる人殺し! 人類抹殺して理想郷など、愚の骨頂に過ぎんっ!」

 

 

 東方不敗の主張とドモンの主張。

 二つの信念が一つの力となり、石破天驚拳となってぶつかりあった。

 

 結果、勝利したのはドモンの拳。

 

 

 東方不敗は破れ、崩れ落ちた……

 

 

「なあ、ドモン。わしは教えられたよ。人間もまた自然の一部、それを破壊するのは自然を破壊するのと同じ……わしは同じ過ちを繰り返すところであった」

 

「し、師匠……」

 

「わしをまた、師匠と呼んでくれるか」

 

 倒れた東方不敗を抱き上げ、ドモンは再び彼を師と呼んだ。

 

 

「俺は今になって、初めて師匠の悲しみを知った。なのに俺は、あんたと張り合うことだけを考えていて、話を聞こうともしなかった! あんたは最後まで、俺のことを……」

 

「なにを言う、しょせんわしは大罪人よ……だがな、見てくれ。わしの身体は一片たりともデビルガンダム細胞に侵されてはおらん……」

 

「わかっていた! わかっていたのに!」

 

 東方不敗の姿を見て、ドモンは涙を流した。

 

 

「地球は美しいな、ドモン」

 

「はい……とても美しゅうございます」

 

 

「ならばドモン! 流派東方不敗は!」

 

「王者の風よ!」

 

「全新! 系裂!」

 

「天破! 侠乱!」

 

「見よ! 東方は……赤く、燃えて……いる……」

 

「師匠!」

 

「……」

 

「師匠……師匠ーーーー!!」

 

 

 東方不敗。暁に、死す!

 

 

 

──シャナ=ミア──

 

 

 

 自己進化、自己再生、自己増殖の三大理論を備えたデビルガンダムという存在は、東方不敗を名乗る武闘家が言うとおり、非常に恐ろしい存在だったと言えるでしょう。

 

 いくら時を止める力を持つフューリーといえど、地球全てを手中に収めたそれを一度に消滅させる術はないに等しいからです。

 手段がないとは言いませんが、それを行えば、再び生命の種を地球に蒔きなおし、長い年月をかけ自然を新たに生み出す必要が出てきます。

 

 最終進化まで遂げたそれは、それほどに厄介な存在となったに違いありません。

 

 ですが、それもトウヤ達の力により阻止されました。

 

 

 そしてなにより、私はこの場で一つの解を得たのです。

 

 

 一人の武闘家が命をかけて挑戦した問題。

 そして生まれた、一つの回答。

 

 それは、私の悩みを解決に導いてくれるものでもありました。

 

 

 ドモンさんの発したあの言葉。

 

 

「人類もまた地球が生み出した天然自然の一部だからだ! それを忘れた貴様のやることは、単なる人殺し! 人類抹殺して理想郷など、愚の骨頂に過ぎんっ!」

 

 

 これは、私の心にも響きました。

 彼の言葉は、私達フューリーにも当てはまったからです。

 

 この地に生まれた人々もまた、自然の一部。それだけを排除し、その位置に私達が納まるというのなら、それは結局、彼等も私達も同じと認めるのと同じことだったのです。

 

 そう。グ=ランドン。あなた達は暗に認めていたのです。私達と地球の民は、同じだと……

 

 それに気づいた時、私の中にあった迷いは消えました。

 やはり、あなたのやろうとしている計画は間違っている。

 

 私は胸を張り、確信を持ってそう言ってのけることが出来ます……!

 

 

 東方不敗さんとドモンさんのやり取りに、トウヤが目に涙をにじませていました。

 

 

 拳同士の語らいあい。

 

 男の方特有の語らいは、女の私には少し難しいことですが、それが心を打つものだというのは理解が出来ます。

 

 

 敵であった者さえ尊敬できる。

 それは、私達フューリーにはないことかもしれません……

 

 

「トウヤ」

 

「な、なんだよ。泣いてないからな!」

 

 

 いえ、それを指摘するつもりはないんですが。

 

 誤魔化そうとすると余計にそう思われますよ。

 

 

 そうして赤い目をこするあなたも可愛いと思いますが、違います。

 

 

 改めて、力を貸して欲しいと言うつもりでしたが、そんなことを言わずともトウヤとその仲間の皆さんならば私に力を貸してくれるに違いありません。

 

 だから、心の中だけで伝えます。

 

 

 私は、やっと戦う覚悟を決めました。

 

 

 どうか私に、力を貸してください。

 

 私の心の騎士様。

 

 

 

──暗躍する影──

 

 

 

 東方不敗も倒れ、艦に収容されたアレンビーは目を覚まし、彼等の仲間に加わった。

 

 

 戦後、落ち着いたところでトイボックス。トゥアハー・デ・ダナンから連絡が入った。

 

 連合軍の太平洋艦隊が統夜達の元へむかっているというのだ。

 どうやら、どちらが勝ってもいいよう、この戦いは見張られていたようなのである。

 

 それを聞き、ユリカ達は即座に宇宙へ逃げることを選択した。

 

 今の段階で、連合軍を相手にする理由はないからだ。

 それどころか地球に足止めされ、和平やラダムの開花に間に合わないなんてことにもなりかねない。

 

 ゆえに、無視して飛び立つことを決めたのである。

 

 

 そのまま、ナデシコとアークエンジェルは宇宙へあがる。

 

 

 ノヴィス・ノアに行けなかったことを残念に思いながら……

 

 

 

 統夜達が宇宙へ飛び去ったあと、デビルガンダムがいたランタオ島に降り立つ一つの影があった。

 

 

 それは、消滅を待つデビルガンダムの残骸を見て、にやりと笑う。

 エクストラクターを解放し、ステイシスを発動させその消滅に待ったをかけた。

 

 ギリギリの欠片。

 

 ここでは養分もなく消滅を待つだけだが、自己進化、自己再生、自己増殖できる場所さえあれば再生が可能となるだろう。

 

 

「もう一つ、お土産が出来ましたわね」

 

 

 そこに降り立った影。フー=ルーはそれを見おろし、もう一度にやりと笑うのだった。

 

 

 

 

 第20話終わり

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。