──ルート選択/和平交渉に向かう──
「ナデシコに残ろう。ラダムも心配だけど、和平交渉も成功させないといけないから」
「わかったわ」
「そうですね。こっちも大切ですから」
「うん。それがいいと思う。和平交渉は、今後のアタシ達にも関わってくるし」
木連との交渉が成功すれば、グラドスとも交渉できる可能性が生まれ、グラドスが月からいなくなればフューリーの本拠地へむかえるようになるからだ。
ラダムを放置すれば地球が滅ぶ可能性もあるが、それは仲間を信じるほかない。
むしろ、仲間がいるのだから、統夜達は自分達に近い問題を解決しにいけるのである……!
こうして統夜達は、和平交渉に同行することとなった。
──ゲキ・ガンガー特別編集・熱湯編特別上映会──
木連との合流予定ポイントに無事到着したナデシコ。
待つことしばし。そこへ木星圏ガニメデ・カリスト・エウロパおよび多衛星小惑星国家間反地球協同連合体、和平会談調停特使に就任した白鳥九十九の乗るダイテツジンも姿を現した。
長い肩書きの中に追加された和平会談調停特使の肩書きに驚く統夜達。
だが、正式に任命されたそれにより、和平の実現をより実感するのだった。
「木連戦争評議会の中にもこの和平に期待を寄せる方も多くおります。壁はまだまだ多いでしょうが、それでも実現できるよう私はこれを用意してきました!」
そうして九十九が取り出したものとは……
なぜかはじまる、『特使歓迎! ゲキ・ガンガー特別編集・熱湯編特別上映会』
木連の者が命を懸けて編集したゲキ・ガンガーの総集編をナデシコの食堂で上映会するのである。
なぜこんなことを。と首をかしげるものもいたが、木星の人間と地球の人間が同じ物を見て、なにかを感じる。これには大きな意味があることだった。
上映会が、終わる。
感動する者、心を震わせる者。皆、これは良いものだと感想を述べた。
それは、木星の者も、地球の者も同じ感性を持ち、分かり合えるという一種の証明。ユリカは確信する。和平会談が成功すれば、きっと手を取り合えると。
「これ、よいものです!」
主に男の子が感動の声をあげる中、カティアも感動の声をあげていた。
「カティアちゃん?」
「カティア!?」
メルアとテニアが驚く。
「良かったですよね。統夜君!」
「うん。アキトさんが夢中になるわけが、少しわかったよ。火星にいた時、もう少し真面目に見ていればよかったな」
「……」
一方、シャナ=ミアは、どこか唖然とするようにすでになにも写っていないスクリーンを見ていた。
(あちゃー。流石にお姫様じゃ理解できなかったかな?)
テニアが肩を震わせているシャナ=ミアを見て、しゃーないかと思った。
「カティアさん!」
いきなりシャナ=ミアは、カティアの肩を掴んだ。
「ちょっ!?」
「シャナ=ミアさん!?」
いきなりの行動に、テニアとメルアも驚く。
「これ、とてもいいものですね!」
「シャナ=ミアもそう思うの!?」
「……」
「……」
はしゃぐ二人を見て、テニアとメルアは二人は真顔になった。
カティアとシャナ=ミアは同士を見つけたと、二人でぴょんぴょん跳ねる。
「これはいいものです。いずれ、私が戻ったあと、フューリーの皆にも広めないと……!」
「ダメです」
メルアが真顔で言った。
「え? でも……」
「ダメだからね。絶対」
テニアも。
二人にはっきり止められ、シャナ=ミアはオロオロしながら。
「でも、トウヤもこれはいいものだと……」
「それはそれ。これはこれだから、政治に趣味を持ちこまない。いいね?」
統夜も、はっきりきっぱりとやめさせた。
しゅん。となるシャナ=ミア。
「よしよし」
カティアがしょんぼりしたシャナ=ミアの頭を撫でた。
流石のカティアもメルア達を見て見て冷静に返り、そこまでの布教はやりすぎだと考えたのか、それ以上のことは口にしなかった。
なんせ、下手に広めさせたら第2の熱血ノリ組織が誕生しかねないからだ。
「個人的に好きなのはかまわないみたいだから、あとでアキトさんに見せてもらいましょうね」
「そうですね。統夜も、一緒に見ましょう?」
「うん。それならいいよ。シャナ=ミアに地球の文化が気に入ってもらえるというのは嬉しいことだから」
(よく止めてくれた!)
遠巻きに見ていた甲児達もそう統夜達の対処を見て思ったそうな。
余談だが、このあとカティアとシャナ=ミアの荷物にゲキ・ガンガーのぬいぐるみが加わったそうな。
──どこにでもある「正義」──
上映会が終わり、宴もたけなわとなった頃、予定の時間よりも早く九十九の上司である木星連合司令官、草壁中将を乗せたかぐらづきがやってきた。
予定より早い到着に九十九も驚くが、草壁が「一刻も早く和平を実現したい」という言葉に納得し、むしろ喜びの声をあげた。
双方がそろったことにより、予定を切り上げナデシコの面々が会場を用意したかぐらづきへ赴く。
艦長のユリカと、参謀にアラン(ダンクーガ)、護衛にくのいちの岡メグミ(ボルテスV)がつき、おまけでミナトとアキトもついていった。
和平会談がはじまる。
しかし、木連が要求してきたことは、和平などではなく地球の植民地化だった。
話が違うと撤回を申し出る九十九。
しかしその時、九十九は親友の元一郎に撃たれてしまう……
同時に木連兵が会談の場になだれこみ、和平交渉は決裂に終わってしまった。
撃たれた九十九をつれ、ユリカ達はナデシコを目指す。
しかし、木連は機体を出し、さらに逃げるアキトのエステバリスとアランのブラックウイングに砲撃を仕掛ける。
アラン一人ならばこの場に残り、艦長をナデシコに向かわせることが出来たのだが、怪我人を乗せていてはそれもかなわない。
このままではナデシコに到達できず撃墜される。
そう思ったその時だった。
「ヒーロー参上! 待たせたなお前等!」
木連軍とアキト達との間に、一機のエステバリスが現れた。
驚くアキト達。
それに乗るパイロットは、驚く彼等に向け口を開いた。
「どうした!? 本物の地獄は、こんな生やさしい物じゃ無かったぜ!」
その声を聞いたアキトは驚きを隠せない。
その声は、かつて聞いたことがあり、その台詞は、ゲキ・ガンガーの最終回で海燕ジョーというキャラが帰ってきた時に発した台詞だからだ。
そんな台詞を、この場で堂々という人間は一人しか心当たりがなかった。
「ガイ!」
「おうよ! 不死身の男ダイゴウジ・ガイ、てめえらのピンチを聞いて駆けつけたぜ!」
アキトの叫びに、生きていた男。ダイゴウジ・ガイことヤマダ・ジロウは高らかと返事を返すのだった。
かつて火星で死んだと思われた彼は、しぶとく生きていたのだ!
彼はあの後木連の捕虜となり、今回の九十九と共にここにやってきていたのである!
ガイの手助けもあり、ユリカもアキトも無事ナデシコに戻り、部隊を展開することに成功する。
一方で、撃たれた九十九はメディカルルームへ運ばれた。
次々と現われる木連軍。さらに、グラドス軍までもがナデシコの前に現われた。
それは、最初から木連は和平などするつもりがなかったという証。
本気で和平を執り行おうとした九十九を生贄に、その声を潰そうと考えた証明。
それを確信した時、統夜達の怒りも限界を超えた。
この場に現れた木連軍、グラドス軍の者達は不幸だったとしか言いようがない。
ナデシコを沈めようとやってきた木連、グラドス連合軍は全て叩き潰され、第一陣は撃退されることとなった。
しかし、ナデシコの強さは相手もよくわかっている。
次々とナデシコの周囲に木連軍を送りこみ、数をもってナデシコを包囲する。
すっかり囲まれ、これはいよいよグレートなゼオライマーが本気を出さねば突破できぬか。なんて思った時。
そこにアカツキの乗ったナデシコ三番艦、カキツバタが現われ、グラビティブラストで包囲網の一角を吹き飛ばしてくれた。
そこに開いた穴を利用し、ナデシコはその包囲網を脱出するのだった……
──不死身の男──
包囲網を突破し、統夜達はナデシコの格納庫へ戻った。
そこで統夜は、死んだと思っていた男、ダイゴウジ・ガイと再会する。
「ガイさん!」
「おう、統夜。久しぶりだな」
「無事だったなんて。俺……」
少しだけ、統夜は涙ぐんでいるようにも見えた。
それもそうだろう。火星のあの日、ガイが飛び出したのはその前に自分がカッコつけたからだと、統夜はずっと責任を感じていたのだから。
その当人が目の前に帰ってきたのだ。これほど嬉しいことはないはずである……
「フッ、あの程度で俺が死ぬかよ。あのあと、白鳥に助けられてな。そして俺達は語り合い、共に信じる正義は一つだと誓い合ったのさ」
「そうなんですか……」
「ああ。ヤツは己の正義のために、木星の中に真の和平を求めた。俺達は、それを潰えさせちゃいけねえ。わかるだろ?」
「はい。木連の中にも和平を望む人は必ずいる。そして、それは白鳥さんを殺そうとするほど追い詰められたってことですから」
統夜はうなずいた。
今回の白鳥暗殺。
それは、フューリーのところで共存派のトップであるシャナ=ミアが暗殺されそうになったのと同じ構図だからだ。
あれもまた、シャナ=ミアを共存の旗印である統夜が殺したとするグ=ランドンの陰謀だった。
今回のこれも、和平を願う白鳥九十九を卑怯な地球人が殺した。そういうシナリオとして和平を壊したのは地球人だと木連の者達を扇動する企みなのだろう。
だからこそ、その企みを暴き、木連との和平を改めて訴え、実現しなければならない。
それが出来なければ、フューリーとの和解も不可能と言えるからだ!
「フッ。いい面構えになったじゃねえか」
うなずいた統夜を見て、ガイはにやりと笑い、その胸を軽く叩いた。
統夜とガイが、顔を見合わせ笑う。
「……」
「……」
一方、それをちょっと離れたところで見ているカティア達。
ガイの言動を見て、驚き唖然としていた。
「なんだろあれ、なんか、別人になっちゃったみたい」
「ですねえ」
テニアが失礼なことをずばっと口にし、メルアが同意する。
ちなみにカティアは、誰なのでしょうと問うシャナ=ミアに火星で統夜に大きな影響を与えた人だと説明していた。
だが、彼女達の認識も、すぐ修正される。
統夜と話し終わり、格納庫の方へくるりと向きを変えるガイ。
その瞬間……
「うおおおおっ! これが本物のマジンカイザー! それにダンクーガにボルテスVまで! くぅ~、やっぱり実物は違うな!」
ずらりと並ぶスーパーロボットを見て、とたんに目をキラキラ輝かせ、拳を握った。
「マジンカイザー、知ってるんですか?」
声をあげたガイに、統夜が驚く。
ガイが火星で消えた時、甲児が乗っていたのはマジンガーZだ。
なのにどうして、マジンカイザーのことを知っている?
「おう。捕らわれている間、木星のテレビで見たのさ。向こうのテレビじゃよく木連とお前等の戦闘記録を流してるのさ。最終的には木連が勝つように編集されてんだけどよ、これがなかなか面白くってなぁ」
戦意高揚のため、これだけ優位に戦っているということを国民に知らしめる宣伝番組なのだろう。
「おおっ、なんだありゃ。統夜のグランティード、でかくて形が変わってるじゃねーか! なにがあったんだ!?」
統夜のグランティード・ドラコデウスを見て、ガイは驚きの声をあげた。
「ええ。あれはバシレウスと合体して……」
「合体! 合体だとー!? なんて羨ましい! 博士、こうなったら帰ってきた俺のエステバリスにも新しい合体機構をだな! そう、すべてのフレームを合体させグレートエステバリスに!」
「誰が博士だ!」
声をかけられたウリバタケが呆れたように怒鳴った。
「くぅ~。生きててよかったぁ!」
だが、ウリバタケの声などまったく耳に入らず、他のスーパーロボットを見てガイは感動に涙を流す。
「……やっぱりヤマダさんはヤマダさんだったみたいね」
「ですねぇ……」
「むしろ悪化してた気がするよ」
ころころ表情を変える姿を見て、カティアもメルアもテニアも、呆れつつ安心するのだった。
こうしてダイゴウジ・ガイことヤマダ・ジロウは無事ナデシコへ帰還したのだった……!
ガイが格納庫でひゃっほいしている間、ユリカとアキトはアカツキのいるカキツバタに呼ばれ、そこで唐突にボソンジャンプの実験に参加させられてしまう。
いきなり火星を思い浮かべてと言われ、チューリップクリスタルをばらまいたカキツバタは、ボソンジャンプをしてしまったのだ。
向かった先は、火星。
突然のジャンプにナデシコの乗組員は唖然とさせられる。
驚きから平静を取り戻したナデシコは、消えた艦長を探すため、一路火星を目指す。
現状でネルガルの会長、アカツキが長距離ボソンジャンプを実行して目指す場所と言えば、そこしかなかったからだ。
──たった一つの「冴えたやり方」?──
火星にはやっぱりカキツバタがいた。
アカツキに詰め寄ると、火星の遺跡を確保するため、共同戦線を張らないかと提案される。
火星にある遺跡とは、ボソンジャンプの制御装置であり、それを手にすればいつでもどこでも自由に転移できる可能性があるのだ。
場所だけでなく、時間移動さえ可能にするシロモノ。
それを木連やグラドス、さらに連合に渡しては危険極まりない。
だから、悪用される前にこちらで確保する。
と、アカツキは理由を説明する。
しかしそれは、ネルガルに渡しても同じこと。
ナデシコを一度裏切ったアカツキなのだから、信用などされないのも当然だろう。
しかしユリカは、「こちらのやり方でよいのなら」と同意するのだった。
喜ぶアカツキを尻目に、ユリカは即座にその遺跡へグラビティブラストを撃ちこむことを命令する。
飛び上がって驚くアカツキ。
そう。遺跡がなくなってしまえば、誰もそれを手に入れられなくなる。
グラビティブラストが発射された。
しかし、その重力波は遺跡の防御システムに守られ、破壊どころか遺跡に傷一つつけることは出来なかった。
二発目も同様に無意味で、三発目を撃とうとした時、それを察した木連軍がワラワラとやってきてしまった。
現われたのは、九十九を撃った元一郎と、かつて何度か戦ったこともある源八郎と三郎太の部隊だった。
こうなっては先に遺跡を確保しに向かうしかない。
白鳥九十九の弔い合戦と意気ごむ木連とナデシコの戦いが切って落とされた。
戦闘の最中、無事生還し、目を覚ました九十九が木連軍に自身の身に起きた真実を木連軍に語る。
当然地球人が裏切り、九十九を殺したと聞かされていた木連兵の動揺はハンパない。
撃った元一郎もそれを認め、真実があらわとなり、今の木連に正義はないと明かされた。
それを聞いた木連将校秋山源八郎は、源一郎を連れ真実を草壁中将に問うため、戦場を離れる。
すでに、この場で木連軍とナデシコが戦う理由は失われてしまったからだ。
木連軍が姿を消すと、火星にグラドス軍が降下して来た。
同じように遺跡の秘密に気づいた部隊を送ってきたのかと思えば、先頭にいるのはザカールを駆るル・カインだった。
なんと、月にいるはずのグラドス本隊が火星にやってきたのである。
だが、その数は異様に少ない。
月のグラドス軍は、統夜達が火星にむかったあと、フューリーの襲撃を受け、壊滅的な打撃を受けていたのだ。
さらにル・カインに屈辱が続く。
命からがら月から撤退したル・カインに届いたのは、月の基地と大部隊を失った失策と、木連との勝手な軍事同盟についての本国に出頭し説明せよとの召還命令だった。
実質的な撤退命令。
プライドの高いル・カインは、そのような命令に従えるわけもなかった。
そこへシャピロが推論を述べる。
火星にある遺跡になんらかの秘密があり、本国はそれに触れられたくないが故の召還なのでは。と。
グラドス軍将校はなにを馬鹿なことをと一蹴するが、ル・カインはかつてエイジから聞かされた先住グラドスとその起源のことを思い出し、そこに触れることを本国は恐れている可能性は十分にありえると考えた。
よってル・カインは、残った軍勢を集め、火星にやってきたのである。
しかし、統夜達のあずかり知らぬところで起きたこの状況を、統夜達は知る由もない。
彼等から見れば、木連と同じように遺跡を手にするため火星にやってきたようにしか見えなかったからだ。
なぜ門番となるグラドス軍をフューリーが追い払ったのか。
その『なぜ』に対する答えが得られるのは、もう少し先の話である。
部隊を展開したル・カインは、火星の遺跡を手にするため進軍を開始した。
ナデシコも、それを阻止するため部隊を動かす。
しかし、ル・カインを止めることが出来る者はいなかった。
どれほどのダメージを受けようと、ル・カインは遺跡を目指し突き進み、ついにはそこへ到達してしまったのだ。
しかし、そのタイミングを見逃さない者もいた。
イネスの命令でアキトはル・カインの乗るザカールごとどこかへボソンジャンプするイメージを固める。
それに反応した遺跡の力により、ルカインはザカールごとどこかへ飛ばされてしまうのだった。
ル・カインという司令官が消滅し、遺跡を手に入れる理由が見出せなくなったグラドス軍将校ギウラはこれ以上の損害を恐れ、撤退することを決めた。
残されるのは、ル・カイン以外で唯一遺跡の価値を理解していたシャピロのみ。
撤退するグラドス軍に自分の命に従えと言うが、当然誰も従ってはくれなかった。
それでも遺跡を手にいれようと、孤軍奮闘するシャピロ。
だが、多勢に無勢。
乗機のデザイヤは破壊され、それでも生身で遺跡を目指したシャピロは、獣戦機隊の手によって火星の大地に消えるのだった……
遺跡の制圧に成功したナデシコは、ひとまず遺跡の破壊を諦め、中枢を分解し回収する。
これで遺跡の機能が停止するかと言われれば、ノーであり、中枢と遺跡は不思議な力でつながったままでボソンジャンプなどは普通に行えるとのことだった。
アカツキはカキツバタで預かろうと言うが、先の戦いの流れ弾でカキツバタは大きく損傷しており、そんな状態で襲われたら中枢を守りきれないと、即座に却下され、ナデシコに積む以外の選択肢がないことを理解する。
一方、木連旗艦に戻った元一郎、源八郎、三郎太は草壁に会談の真実を追究し、悪事を暴かれた草壁は失脚。強硬派は一気にその大義と正義を失うこととなった。
これにより、木連に和平の波がやってくる。
しかし、本格的に和平交渉を再開するとなると、地球の争乱が納められることが条件となってしまった。
いくらナデシコと和平を誓っても、それは地球全ての意志ではないからだ。
ひとまず休戦の誓いを結び、改めて和平交渉の時を待つこととなる。
小さいながらも和平はなった。
意図せずグラドスも撤退し、あとは、地球圏の問題を解決するだけである。
ゆえに、ナデシコは再び地球に戻る。
希望の種を胸に抱きながら……!
第22話 和平交渉に向かうルート 終わり