スーパーロボット大戦J ムーンデュエラーズ   作:YSK

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第06話 ナデシコに残るルート

──メルア──

 

 

 

 ナデシコに残ったわたし達は、新しく加わったドモンさんと獣戦機隊の皆さんと共に、大暴れの大進撃を繰り返しました。

 アフリカではいきなりチューリップを派手に破壊してザフト軍をひきつけ、ようやく地中海に抜けたと思えば今度はラダムの大群。さらにはグラドスの無人兵器(木星トカゲ)と大立ち回りを繰り広げながら、東アジアを目指し航海しています。

 

 航海は順調。

 今、わたし達は食堂でご飯の時間です!

 

 

「……そういや、ここんとこ大変だったんですっかり忘れていたけど、あいつらは何者なんだろうな?」

 戦いも食事もひと段落つき、お茶を飲んでくつろいでいた甲児さんがふと思い出したようにつぶやきました。

 

「なんや、あいつらて?」

 コンバトラーチームの十三さんが聞き返しました。

 

 

「地球に降りたあと、オレ達が偵察に出てでくわしたヤツ等だよ」

 

「……いたな。かなりヤバイ連中だった」

 甲児さんの言葉に、リョーコさんもうなずきました。

 

 

「あれは、カティア達を追ってきた連中のハズだ」

 

 甲児さんがわたし達の方に視線を向けました。

 テニアちゃんも、食事の手をとめて、わたし達は一斉にうなずきます。

 

 

「てことは、アシュアリーを襲ったってのも?」

 

 

 リョーコさんも、ナデシコで一緒に火星に行きましたから、わたし達の事情も聞いています。

 だから、甲児さんの説明であれとわたし達がどんな関わりなのか、理解できたようです。

 

 でも、あとからナデシコに加わったドモンさんや、あの時助けてくれた獣戦機隊の人達はあの未確認機を知っているなら教えて欲しいと言いました。

 

 

「なら、私達が知っている限りのことを教えるわ」

 

 カティアちゃんが、真っ先に手を上げました。

 

 

「大丈夫、カティアちゃん?」

「大丈夫なのか?」

 

 わたしと統夜さんが声をあげます。テニアちゃんも、心配そうにうなずいていました。

 

 声をかけたのは、カティアちゃんが心配だから。

 事情を説明するということは、あの日、あの時のこと(家族が殺されたこと)を説明するということだから、思い出して辛い思いをするんじゃないかと思ったからです。

 

 

「もう大丈夫よ。気を使ってくれてありがとう」

 

 そう、微笑み返してくれました。

 どうやらカティアちゃんももう、乗り越えたみたいです。

 

 もちろん、わたしもテニアちゃんも説明に加わります!

 

 

 わたし達は、あの日アシュアリーが襲われ、あの未確認機に家族を殺されたことを説明しました……

 

 

「……辛いことを説明させて悪かったな」

 

 獣戦機隊のリーダー忍さんが頭を下げました。

 他の方も、謝ってくれました。

 

 

「いいえ。もう大丈夫ですから」

「気を使ってくれて、ありがとうございます」

「そうだよ。みんなのおかげでね!」

 

 わたし達は、もう大丈夫です!

 あの日の悪夢は、火星で統夜さんが打ち砕いてくれましたから!

 

 

「しかし、わかるのはお前等を助けて逃がしたヤツからあの機体を託されたってことだけか。そいつらがなにをしようとしていたか、なんであの機体をお前等に預けたのか。そういうのはさっぱりわからねぇんだな?」

 

 忍さんが改めて確認してきます。

 

 

「はい」

 わたし達はうなずきました。

 

 でも、だからこそわたし達は改めて戦う意志を固めたんです。

 

 わたし達を助けたあの人が、あの機体をわたし達に託し、統夜さんの元へ送り届けたのは、なにか意味があるはずだから……

 

 

 

──敵の新型兵器を叩け!──

 

 

 

 カオシュン基地。

 

 そこはナデシコが地球圏に戻る少し前にザフト軍によって陥落された基地である。

 

 しかしそのザフト軍もグラドスの無人兵器。木星トカゲの攻撃を受け撤退することとなった。

 

 

 今、その基地を占拠しているのは人ではなく、その木星トカゲなのである。

 

 

 そこには今までになかったとてつもない兵器が設置されていた。

 ナナフシとコードネームのつけられた巨大な超遠距離攻撃兵器。

 

 それが存在することで、周辺海域では作戦行動がまともにとれなくなっていた。

 

 

 連合軍も何度かそれの破壊作戦を行ったが、全て失敗に終わっている。

 

 

 そこで、近くを通るナデシコに奪還のお鉢が回ってきたのだ。

 

 

 奪還しておいた方が連合軍にも恩を売れるし、周辺の安全も確保できるということで、彼等はカオシュン基地の奪還を了承するのだった……

 

 

 

──メルア──

 

 

 

 メルアです。

 

 色々あって、わたし達はカオシュン基地を奪還することになりました。

 

 空から行くと、ナデシコも墜とした砲撃が来るので、ロボットで山をこえての奪還作戦です。

 まさかナデシコのグラビティブラストより早くこちらを狙って撃ってくるなんて思いもしませんでした。

 

 なんでもマイクロブラックホールを撃ち出しているんだとか。どういうものかさっぱりわかりませんが、凄い強そうです。

 

 

 道中、ミスリルから応援の人達と合流しました。

 山を超えたりサバイバルのための増援だそうです。わたし達はそのへん心得がありませんからね。

 

 来たのは、マオさん、クルツさん、サガラさんの三人。

 

 エキスパートなのに皆さん若くて凄いと思いました。

 

 特にサガラさんはわたし達と同じくらいの年頃なのに。

 なにより凄いのはサガラさんが食べていたあのフルーツ味の携帯食! ちょっぴり甘くて栄養満点なんて素敵でした!

 

「しかもチョコレート味まであるんだそうです! 凄いですね統夜さん!」

 

「いや、感心するトコ間違ってないか?」

 

 統夜さんがなにやら呆れていますが、今度チョコレート味一緒に買いに行きましょうね!

 

 

 山をこえる途中、さらに凄い人と会いました。とんでもない人です!

 

 ご老人なんですが、あのデビルガンダム細胞に侵されたモビルスーツも生身で撃退するって本当に凄い人です!

 

 

 ナデシコに報告した時、ルリちゃんが後ろでこっそり「勘弁して」とつぶやいていたのがとっても印象的でした。

 でも、あのドモンさんのお師匠様なんですから、むしろ納得だと思うんですけど。

 

 

 デビルガンダムを追っているという東方不敗さんと一緒に山をこえ、わたし達はカオシュン基地の奪還作戦の準備に入ります。

 

 東方不敗さんはデビルガンダムを探しに行くということで、わたし達とは別行動をとるそうです。

 力を貸してくれればとても心強かったんですけど、わたし達の制止も聞かず、森の中へ消えていってしまいました。

 

 こうして、カオシュン基地奪還作戦ははじまったんです。

 

 

 

──カオシュン基地奪還作戦──

 

 

 

 作戦がはじまった!

 

 地上を走り、護衛となる木星トカゲのバッタをなぎ倒してナナフシに一撃を加えることに成功する統夜達。

 やったか! と思えば、そのダメージは一瞬にして回復されてしまった。

 

 なんとナナフシはデビルガンダム細胞に侵されていたのだ!

 

 

 驚きの中、丘の上にデビルガンダムが現われる。

 

「キョウジィィィィ!」

 

 そこへと突撃しようとしたドモンを、突如現われたシャッフル同盟が制止する。

 

 シャッフル同盟はドモンへ告げる。

 

 

「これは、東方不敗、マスターアジアの罠だ!」

 

 と。

 

 

 ドモンをデビルガンダムの仲間とすることが目的だったが、その計画が阻まれたことを確信した東方不敗が姿を現した。

 

 デビルガンダムと共に居るマスターアジアの姿を見て、ドモンは師匠が敵に回ったのだと理解した。

 動けぬドモンに代わり、シャッフル同盟がマスターアジアを討伐しようとするが、ドモンがこの場は自分達に任せて欲しいと懇願する。

 

 なぜかひとくくりにされた統夜達もたまったものではないが、そもそもデビルガンダムは彼等を逃がすつもりはない。

 

「ならば見事果たしてみせよ!」

 とその場から消えるシャッフル同盟。

 

 

 ノリについていけないまま、戦闘がはじまるのだった。

 

 

 激闘の末、デビルガンダムと東方不敗を撤退に追いこむことに成功する統夜達。

 

 

 ドモンが追撃をしようとするが、そこに4名のガンダムファイターが現われる。

 

 それはドモンの友。チボデー、ジョルジュ、サイ・サイシー、アルゴであった。

 彼等はデビルガンダム細胞に侵され、ドモンの前に立ちふさがったのだ。

 

 師匠の裏切りの上、友まで敵に回ったドモンはショックを受ける。

 

 

 彼等はデビルガンダムを逃がすため、デスアーミーを統夜達の前にばら撒き、そのまま姿を消す。

 

 

 成り行きを見守っていたシャッフル同盟は逃げた東方不敗と四人を追い、残された統夜達は当初の目的、ナナフシの破壊任務へ戻るのだった……

 

 

 

──メルア──

 

 

 

 ドモンさんのお師匠様、お友達が敵に回るなんていうことがありましたが、みんなの一斉攻撃でデビルガンダム細胞に侵されたナナフシを破壊することに成功しました。

 

 ドモンさんは意気消沈していて、わたし達は声をかけられませんでした。

 わたしも、テニアちゃんやカティアちゃんが適に回ったなんて考えたら、大好きなチョコレートも喉を通らなくなると思いますから……

 

「ここは私に任せて」

 

 と、レインさんがドモンさんをフォローに行きました。

 ドモンさんをサポートするレインさん。わたしも、統夜さんのことをちゃんとサポートできているんでしょうか……

 

 

「大丈夫だ。お前達には凄く助けられてるよ」

 

 

 統夜さんに慰められてしまいました。

 

 えへへ。と嬉しくなりますが、これじゃ逆です!

 まだまだ精進が足りません。頑張らなくちゃ。おー!

 

 

「ところで統夜さん。一つ聞きたいことがあるんです。ずっとずっと、疑問でした」

 

「なんだ?」

 

 

「シャッフル同盟って、なんですか?」

 飛んだり跳ねたり催眠術を破ったり。人間なんですか?

 

 

「……俺も、聞きたい」

 

 

 謎は深まるばかりです……

 

 

 

 ……

 

 

 …………

 

 

 

 色々ありましたけど、ナデシコは日本に戻ってきました。

 

 地球圏に帰ってきた頃は、戻ったら戦うのをやめようと話をしていましたが、今は違います。

 

 

 改めてあの敵に出会い、わたし達は戦うことを決めたんですから!

 

 今度こそ、あの人達からみんなを守るんです!

 

 

 ひとまずわたし達は、光子力研究所や南原コネクションに行くのでなく、ナデシコ所属のままで居ることにしました。

 

 まだ光子力研究所が見張られている可能性もゼロではありませんし、なにより今のナデシコには秘密組織ミスリル所属のダンクーガ。流浪のガンダムファイターのドモンさんが所属しますから、この一団と一緒に居た方が怪しまれないからです!

 

 怪しいロボットを隠すなら怪しいロボットの中というわけです。

 

 

 こうしてわたし達は、ナデシコと一緒に軍のお願いを聞いて木星トカゲやラダムその他を退治してまわる便利屋さんになったんです。

 

 

 

──兜甲児、死す!?──

 

 

 

 無事光子力研究所に戻った甲児とさやか。

 

 鉄也との再会もつかの間。落ち着く間もなく熱海に現われた機械獣の迎撃に向かうこととなった。

 整備中でしばらく遅れるグレートマジンガーの登場を待たず、先行した甲児とさやかは順調に機械獣を倒して行く。

 

 しかし隙をついてさやかの乗るアフロダイが機械獣に捕らえられ、人質を取られた甲児はマジンガーZと共にあしゅら男爵の乗るグールに捕らえられてしまう。

 

 鉄也をふくめた統夜達ナデシコ一行が援軍に到着するが、一歩およばず、あしゅらはマジンガーZと甲児を捕まえたまま戦場からの脱出に成功するのだった。

 

 

 戦闘後、あしゅらのグールからマジンガーのコックピット。パイルダーが脱出したのは確認できたものの、肝心のパイルダーがどこに飛び去ったのかわからず、甲児は行方不明となってしまった。

 

 

 それと同じ頃、秋津マサト(冥王計画ゼオライマー)は16歳の誕生日をむかえていた。

 彼は突然ラスト・ガーディアンという場所に連れて行かれ、「君はこのゼオライマーに乗って戦う運命だ」と告げられる。

 

 

 甲児が行方不明であることを好機と見たのか、機械獣が光子力研究所を襲う。

 その中に、ハウドラゴン(冥王計画ゼオライマー)に属する八卦ロボ、風のランスターもあった。

 

 光子力研究所を守らなければならないため、満足に動けないグレートを一方的かつなぶるように攻撃する風のランスター。

 

 

 そこに、先のマサトを乗せた天のゼオライマーが現われた。

 

 機械獣と共に八卦ロボ、風のランスターが居ることに気づいたラスト・ガーディアンの長官、沖が、光子力研究所を襲うのは弓教授を捕らえ、そのラスト・ガーディアンの場所を聞き出すためだと悟り、光子力研究所を守るためマサトを出撃させたのだ。

 

 突然戦場に放り出されたマサトは、わけもわからぬままゼオライマーを動かし、それを撃破する。

 

 その際、一瞬彼の性格が別の者のようになっていたように感じられた……

 

 

 ランスターが倒れると、漁夫の利を狙っていたあしゅら男爵が動き出した。

 甲児から奪ったマジンガーZを改造したあしゅらマジンガーに乗り、機械獣と共に光子力研究所に襲いかかる。

 

 

 その最中、突然マジンガーZによく似た黒い巨人が現われた。

 

 

 それはあしゅらマジンガーを攻撃し、さらに光子力研究所もナデシコの一行さえも無差別に攻撃をしはじめる。

 

 皆何事かと驚いていると、ボスボロットに乗ったさやかが現われ、それには甲児が乗っていると叫んだ。

 だが、乗っているという甲児に反応はない。

 

 どうやら乗ってはいるが、意識を失ってしまっているようだった。

 

 

 甲児に光子力研究所を破壊させるわけにはいかないと、統夜達はあしゅらの猛攻と暴走したマジンガーに似た魔神。マジンカイザーとを同時に相手をすることになったのだ……

 

 

 

──2体の魔神ー──

 

 

 

「鉄也さん。甲児は俺がなんとしても止めますから、その間にあしゅらの方をお願いします!」

 

「ああ、兜を任せたぞ!」

 

 

 鉄也は暴れまわるマジンカイザーを統夜に任せ、これに乗じて光子力研究所を制圧しようとするあしゅらの方へと駆け出した。

 鉄也が気絶した甲児のことを統夜に託したのも、火星で共に戦ってきた絆があると見こんだからだ。

 

 統夜の乗るグランティードが、マジンカイザーに掴みかかる。

 

 

 巨大な手と手がつかみ合い、力比べの形となった。

 

 

 グランティードの大きさは33メートル。対してマジンカイザーの大きさは25メートル。

 サイズを見ればその力比べの勝敗はグランティードに傾く。

 

 だが……

 

 

「くっ……! なんてパワーだ!」

 おさえようとするグランティードの腕が、おし戻される。

 

 体格差などものともせず、暴走したマジンカイザーはグランティードをねじふせようとしているのだ。

 

 

 だが、統夜とて負けられない。

 後ろには甲児の家ともいえる光子力研究所があるのだ。

 

 そこを、甲児みずからの手で破壊させるわけにはいかない!

 

 

「なにをしているんだ甲児! 寝ているんなら早く目を覚ませ!」

 

 統夜の叫びがマジンカイザーに響く。

 同時に、押し戻されようとした巨体の腕が、マジンカイザーの腕を押し戻す。

 

 

「どうしてこうなっているのかさっぱりわからない。けど、お前に光子力研究所をやらせるわけには行かないんだー!」

 

 

 力任せにグランティードをねじふせようとしたそれを、統夜はバランスをわざと崩し体をひねって投げ飛ばす。

 マン・マシン・インターフェイス。思うだけで機体が動くグランティードだから出来る荒業だった。

 

 兜甲児の意識があり、明確な意思を持って操縦しているのならば、こんな小手先の投げ技通用しなかっただろう。

 

 だが、ただ暴れるだけの獣なら、統夜でもどうにか投げられた。

 

 

 これにより、統夜は確信する。

 あのマジンカイザーに兜甲児の意思は介入していないと!

 

 

「ならば動きを止めるまでだ! 意識のない兜甲児が乗っているだけの、魂の入っていないマジンガーに、誰が負けるものかー!」

 

 

 

──メルア──

 

 

 

 統夜さん達のがんばりで、あしゅら男爵は無事撃退でき、マジンカイザーの動きを止めることに成功して、甲児さんも無事救出できました。

 やっぱり乗っていた甲児さんは、意識を失ったままマジンカイザーに乗っていたみたいです。

 

 その後意識を取り戻した甲児さんから、あのマジンガーは彼のおじいさん。兜十蔵さんが残したものだと語られました。

 

 マジンガーのパイルダーには、マジンガーZがピンチに陥った時、自動的にマジンカイザーのある格納庫へ導かれるようセットしてあったそうなんです。

 そこで、甲児さんはおじいさんの立体映像からマジンカイザーを託されたんですけど、今までマジンガーZを乗りこなしてきた甲児さんでさえそのパワーを制御することが出来ず、気絶してしまい、あの暴走を許してしまったそうなんです。

 

 結果として甲児さんは無事でしたが、みんな本当に心配したんですからね!

 

 わたしも統夜さんもカティアちゃんもテニアちゃんもいっぱいいっぱいパイルダーを探して回ったんですから!

 

 

 本当に、無事でよかった!

 

 

 こうしてマジンカイザーがわたし達の仲間に加わりました。でも、甲児さんはそのパワーを制御するため、しばらく乗りこなす訓練をするそうです。

 

 統夜さん、わたし達も時間が出来たらその訓練のお手伝いしましょうね!

 

 

 

──さらなる脅威、新たな力──

 

 

 

 甲児がマジンカイザーを乗りこなそうと特訓している中、新たな敵の影が地球に忍び寄っていた。

 

 角ある異星人。ボアザン軍(超電磁マシーンボルテスV)が地球侵攻を開始したのだ。

 

 そこへ超電磁マシンの2号機、ボルテスVが立ち向かう。

 今回はどちらも顔見せ。ボルテスVがボアザン軍を撃退し終わりを告げた。

 

 

 

──あの「忘れ得ぬ日々」──

 

 

 

 新たな脅威が目白押しの中、元からの襲撃者との戦いも忘れてはならない。

 本日のナデシコは、連合の要請により木星トカゲの迎撃に出ていた。

 

 しかしその最中、ナデシコと一緒に参加していたダンクーガやシャイニングガンダムが、なぜかナデシコの搭載機、エステバリスの攻撃を受けてしまう。

 

 それはナデシコのシステムの誤作動であり、ナデシコのメインシステムであるオモイカネに幾度もストレスがかかった結果でもあった。

 火星にむかう際、連合軍に攻撃を受け、敵と認識したあとで連合を味方と修正し続けたのが大きなストレスだったのである。

 

 このままその誤認識を直せないのならば、これまで培ったナデシコのデータを消去せざるを得なくなってしまう。

 

 ナデシコを別人にしないため、なんとかしなきゃと対応する中、それを察知したボアザン軍がナデシコの停泊するヨコスカを強襲する。

 

 作業を中止し迎撃に出るナデシコ。

 最初こそはよかったものの、結局オモイカネはストレスに負け、全てを敵と見て戦いはじめてしまった。

 

 オモイカネは火星にむかう時に敵味方の認識を戻し、敵として狙われないのは最初から仲間であったコン・バトラーVと統夜の機体のみ。

 

「くるとわかっていればどうということはない!」

 しかし、最初から攻撃されるとわかっていれば、ダンクーガもシャイニングガンダムもそれに対応し、平然と戦闘を続ける。

 

「す、凄い!」

 

「期待した目で見られても俺達は対象外だからやれないぞ」

 

 メルア、しゅんとした。

 

 

 戦いは加熱する。

 さらにこの混乱をついて、あしゅら男爵までもがヨコスカに襲撃を仕掛けてきたのだ。

 

 

 戦いの中でも、オペレーターのルリはナデシコを戻そうとオモイカネの説得を続ける。

 それでも暴走は止まらない。

 

 だが、ミスリルのテスタロッサ(フルメタルパニック)大佐が力を貸し、ルリはオモイカネの説得に成功。暴走をおさえることに成功した。

 

 

 さらにマジンカイザーの制御を可能にした甲児も援軍として駆けつけ、襲い来た敵をすべて撃退し、統夜達はヨコスカの街とナデシコを守り抜くのだった。

 

 

 新たな敵が現われ、さらにゼオライマーなどの強力な兵器も姿を現した。

 連合はその兵器が自分達の管理下になく野放図にされているのを危険視し、それらを一ヶ所に集め、強力な一部隊を結成することにする。

 

 

 それは、連合に協力を表明していたナデシコ、さらにオーブへむかったアークエンジェルを旗艦とした、地球圏最強の遊撃隊である……!!

 

 

 

 第6話 ナデシコに残るルート 終わり

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