言い訳させてもらうと、いろいろあって執筆の時間がとれなかったのです
本当にすいません。では、本編をどうぞ
「斬刑に処す。その六銭無用と思え」
俺の言葉には耳もかさずに近づいてくる二体のシュールな生物、某マヨネーズで有名な会社のマスコット人形に歪な改造を施したかのような巨大赤ちゃんと、何が嬉しいのかその何個あるのか分からん顔全てに下品な笑顔を貼り付けたマネキンの塊。
さて、どっちから解そうかな?確か原作では、ここでシャナとかいうガキに助けられるところから始まるんだっけ?俺が殺っちまっていいのか?
まぁ、今更止めても遅いけど・・・・
そんなことを考えていたときだった
「・・・ん?」
背後に突然何かの気配が現れる
後ろを取られた?この俺が?予想外の出来事に俺は少し困惑する。まぁ、敵なら殺せばいいだけなんだが・・・。振り返って後ろを見る、そこにはいたのは・・・
「さ、坂井くん?これどうなってるの?・・・な、なんで?ど、どうして皆動かないの?」
平井ゆかりだった。この結界もどきに取り込まれた時、こいつは止まっていたはずだ
ん?、原作でこいつ動けたっけ?
しかも、胸に火がついてるし
まぁ、今は関係無いや
「ねえ、ねえ、もう一匹動いてるけど、もしかしてあれも~?」
「どうやらそのようね。しかも2つとも封絶の中で動いている。かなりのレア物ね」
「やった~。僕達大手柄だ~」
今は前で騒いでいる的に集中するとしよう
「平井さん、ちょっと待ってて」
呆然としている彼女に背を向け、返事を待たずに俺は歩きだす、近づいてくる俺に気がついてこちらに手を伸ばしてきている間抜けの方向へ
「いただきま~す」
なにが嬉しいのかニコニコしながらマスコット人形は俺にむかって腕を伸ばす
その丸太の様に太い腕には、幾筋もの線が無数に走っていた。この場において俺以外は認識することのできないこの線。触れれば崩れる。これは、そういうものだ。そして、この線があるのは何も、この腕だけの話ではない。体にも、道にも、標識にも、建物にも、人間にも、そしてなにより俺自身にも、この線が無いものなど、この世には存在しない。
直死の魔眼は万物に厄災を振りまくが、俺が思うに一番被害を受けているのは保持者自身だ。次の瞬間には崩れてしまいそうな世界と、死という概念を理解してしまった自分の心、大抵の生物はこの2つを前にすれば精神崩壊を起こすだろう
・・・まぁ、俺には関係無いが・・・
遂に眼の前までやってきた腕の、その腕に走る線を撫でるように
「ぐっ!?、ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぁぃぃぃがぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
「なっ!!どうなってるの?!まさか、攻撃系の宝具!?」
敵が何かごちゃごちゃ言っているが、関係無い。俺は腕を切り飛ばされて悲鳴を上げているマスコット人形の懐に滑るように潜り込む。頭の天辺から足の指先まで、直死の線が17本、直死の点が7箇所、俺はナイフを順手から逆手に持ち替える
「ぎぃいぃぃぃぃ!!!!このぉぉぉぉぉ!!!!」
マスコット人形が腕を振り上げる。俺を叩き潰すつもりのようだな、だが・・・
「鈍間」
その一言と共に右足の腿に走る線と左足の付け根に走る線を断ち切る。バランスを失い倒れてくる巨体の左腕を切り飛ばし、達磨と化して倒れこむマスコット人形の目の前に進む。どうやら何をされたのか理解できていないようだ・・・どうでもいいか。四肢を無くしたこいつに最早抵抗する手段は無い
「行き先は決まったか?地獄に落ちたら、閻魔によろしく言っといてくれ」
マスコット人形の顔が恐怖に歪む、状況が飲み込めたようだな
それでは、さようなら
俺は止めをさすべくナイフを振りかぶる。だが、俺のナイフが閃くより一瞬早く、マネキンの塊が俺の背後から飛び込んでくる。どうやら仲間の危機を救おうというらしい。大人しくしておけばいいものを・・・
速度はそこそこ、時速50~60kmってところか?見た目はシュールだがあの巨体でこの速度。体当たりされるのは少し不味い
「っ!!坂井くん!!危ない!!」
後ろで平井さんが叫んでいる。言われなくても分かってるよ。・・・うん、アレやるか
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
おいおい、叫んだら奇襲にならんだろ。俺は振り向きざまに軽く跳び、そのまま左足を一閃、強烈な後ろ蹴りを放つ
「蹴り穿つ!!」
閃走・六兎
響く打音は一蹴りで六音。七夜の体技の1つであるこの蹴り閃走・六兎は一蹴りに見えて実は六度蹴っている。閃走・一鹿を使おうと思ったが、こいつはボールみたいな形してるから、
「ぎぃがっっっっ!!!!!!!!!」
故に六撃、抉りこむように同じ場所を蹴る技を受け悶絶するマネキンの塊、突進の勢いが死にその場に落ちかけるが、まだ逃がさん
「はっ!」
落下する直前のボールの用なその巨体を掬い上げるように蹴り飛ばす。そして、自らも跳ぶ。前蹴り、抜き手、刺突、回し蹴り、切り上げ、手刀、膝蹴り、裏拳、跳び蹴り、サマーソルト、そして唐竹、袈裟切り、逆袈裟、左薙ぎ、右薙ぎ、左切り上げ、右切り上げ、逆唐竹、直死の魔眼を使わずに、七夜の体術すら使わずに、この体のスペックだけで敵を八つ裂きにする
(ふむ・・・。このレベルの攻撃で難なくたおせるか・・・)
雑魚とはいえこいつは原作の敵の筈。これから現れるであろう敵のレベルを測るために、最低限の実力だけで戦ったが、それでも過剰戦力だったらしい。マネキンの塊は見るも無惨な姿に成り果てた
「・・・・・ぎぃ・・ぁ・・ぐぅ・・・・」
もう喋れもしないらしい。このまま殺すか、と考え実行しようとしたときだった。
「・・・うん?」
この結界のような物の天井をすり抜けるように一つの強力な気配が現れる。目の前の三下共など話にならないレベルの強さを持つ気配だ
「この気配、たまんねえなぁ、おい!どこの誰だか知らんが・・あんた、俺と少し遊ばないか?」
見上げながら俺は誘う。俺につられて他の奴等も電柱の上を見る。そこにはまるで太陽の様な少女が立っていた。身長は140㎝程、12~13歳ってところか?髪は長く太ももあたりまで伸びており、黒いボロボロのコートを羽織っている
一番特徴的な髪と目。彼女のそれはは燃えるような赤色だ、っていうか燃えてんのか?火の粉がでてやがる
そしてこの殺気、日本刀のような鋭さと独特の美しさを孕んだ一個の芸術品のような殺気
「あぁ、そんなに見つめてくれるな。心地よすぎて惚れちまいそうだぜ」
彼女は俺だけを見つめて、否、警戒していた
「ミステスが二つ?いや、お前は違う。お前、何?」
直死と灼眼
相対する蒼と赤の瞳
俺の二度目の人生はここから燃え上がった
自分の文才の無さに絶望したくなります。
話が全然進まない、戦闘描写が下手、キャラがたってないなど。学校の友人にボロクソ言われました
次の更新は9月までにはしたいなぁと思っております。ヒロイン案も募集中です。
誤字報告もいつでも受け付けております。
では、また次回