カオスな4人衆!?最強のSランク武偵を目指せ‼   作:サバ缶みそ味

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 11月中にもう一話更新‥‥に間に合わなかったよ(白目)
 12月です。新年まであとわずか…‼


103話

「事態は一体どうなっているのだ?」

 

 アメリカ、ワシントンD.Cの中心に所在してあるホワイトハウス。その執務室にて大統領不在の為代理として務めている副大統領、リチャード・フランプは厳めしい顔つきで窓から外の景色を覗く。

 ネモと手を組んでアメリカを我が物にするために大統領を誘拐させ、その罪をジーサードに擦り付けて両者始末する計画はすべてうまくいくと思っていた。しかし、何処からか現れた訳の分からない連中のせいで計画が狂ってしまった。

 ネモの付き添いでいたジキル博士は『彼ら』と言っていたが、詳しくは話さないまま何処かへ行ってしまった。その『彼ら』に大統領が奪還され、FBIやCIA、そして各軍に追跡をさせているのだが一向に手応えがない。情報も報告も一切来ないままただ時間ばかり過ぎていく。リチャードは苛立ちながらデスクを叩く。

 

「くそっ…!何時まで待たせる…‼」

 

 このまま待たされても時間がない。いくら隠蔽しようがいずれ内部で不審に思う連中が現れるに違いない。ジーサードを支持している一部のFBIやCIA、そして軍や中にはジャーナリストが独自で調べるだろう。このままだと隠しきれずバレてしまうだろう。

 かくなる上は大統領は殺害されたと報道させ、ありったけの軍事力をぶつけて強制的に武力行使を行い始末するしかないとリチャードは行動しようとした。

 その時執務室のドアが勢いよく開き、黒いスーツを着た副大統領の秘書が慌ただしく入って来た。その様子からやっと何かしらの情報が得たのかとリチャードは期待と時間がかかり過ぎたことの怒りで秘書を睨んだ。しかし、秘書が述べた報告はリチャードの考えとは違っていた。

 

「ふ、副大統領…‼ウエストバージニア州、副大統領直属の軍事基地に収容してありましたアイアンブリゲイド試作一号が勝手に起動‼施設を破壊し外へと移動しました‼」

 

 その情報を聞いたリチャードは一瞬ふらりと倒れそうになった。ジーサードの連中を簡単に蹴散らした戦闘兵器である旧称トレンチことアイアンブリゲイド。対異能者やアメリカに仇なす武装組織や国家を殲滅させる為に製造計画を立てていたが大統領に阻止され一度は消えたが、ネモやジキル博士といった『N』の助力のおかげで水面下で立ち上がった。

 ジキル博士の改造によってアイアンブリゲイドは試作機として2()()製造され、公に明かされないように隠していたのだが、まさか勝手に起動して施設を破壊していくとは思いもしなかった。リチャードは怒りと焦りでデスクを思い切り叩く。

 

「あのイカレた博士めが‥‥‼」

 

 アイアンブリゲイドが公になればこちらの立場が危うい。FBIなどの諜報機関、マスコミやジャーナリスト共に問い詰められる前に証拠隠滅しなければ。軍の力を借りて戦闘機で爆撃するか戦車を用いて撃破するかと早速軍げと連絡しようと携帯を使おうとした。

 

「何を焦っている、副大統領殿?」

 

 その時背後から落ち着いた声に止められる。その声を聞いたリチャードはぞくりと冷酷な殺気と視線を感じ恐る恐る後ろへと振り向いた。扉の前にはネモがクスリとこちらを冷ややかに笑っていた。見た目は海軍の軍服を着たただの小柄の少女なのだが、彼女から感じられる冷酷な気にリチャードは背筋にどっと冷や汗を流して恐れていた。相手に震えを見せないようにリチャードは引きつった笑みを見せる。

 

「ど、どういう事ですかなネモ提督…?」

 

「あの余計な事をする馬鹿(ジキル博士)のお遊戯だが、お前の手柄の為に動いているのだぞ?(奴がそう考えてないと思うが)」  

 

 その様な事あろうはずがない、と反論したかったがその暇すらを与えずにネモはさらに話を進める。

 

「奴はああ見えて計算高い。大統領が今どこに、何処へ向かっているのか分かったのだろう。先手を打ち、始末をする、逆賊を討ったと偽りの情報を流し、その武勲を自分の物にすればいい。お前が得意とした事であろう?」 

 

 冷酷に静かに微笑むネモの言葉にリチャードはぐうの音も出なかった。ネモのその眼は明らかに自分を見下している目だ。リチャードは勘づかれないよに静かに怒りを込めてこぶしを握り締めた。

 

「ね、ネモ提督は今件はご助力くださらないのでしょうか…?」

「さあ、な。私とて組織の筆頭を務める者。たった一日で滅ぶ組織に力を注ぐつもりはない。共に肩を並べるか、利用されるだけの存在になるか、それは副大統領殿の手腕次第だ」  

 

 せいぜい励めとネモは言い残し執務室を後にした。リチャードはしばらく静寂の中で立ち尽していたが、ネモの気配が消えると緊張の糸がほぐれ大きく息を吐いた。額にドッと流れた冷や汗を拭い、鋭く睨む。

 

「‥‥くそっ、あのガキが‥‥何時までも自分が上だと思うなよ…?」

 

 アイアンブリゲイドを完成させ、大量生産しどの国にも負けない世界最強の軍事国家になったあかつきにはまず先に潰してやろうと心の中で毒を吐いた。一息ついたリチャードはずっとポカンと口を開けて呆けている秘書をギロリと睨んだ。

 

「いつまで突っ立ている…早く知らせろ」

「え…?ど、どちらに…?」

 

「FBI、CIA、そして軍にさっさと知らせろ‼『ジーサードが抜け出し、私の寝首を掻こうとホワイトハウスへと向かっている』と‼奴等を絶対にここへ向かわせないように守りを固めさせろ‼」

 

 リチャードは怒号を飛ばして秘書に指示を出す。秘書は慌てて執務室を出て、やっと一人になった所で深く椅子に腰を掛けた。ネモやジキル博士が動いているという事は大統領やジーサードの連中がもうここへと近づいてきている。奴等を絶対にホワイトハウスへと近づけさせまいとリチャードは唸りながら、再び新たな情報が来ないか待ち続けた。

 

___

 

「あいつら遅いな‥‥」

 

 カツェはジーサードを救出して合流する予定だった時間に一向に来ないカズキ達を心配しだす。大統領を護衛しつつ移動していたカツェ達はウエストバージニア州、ドライフォークに既に到着しており、後はジーサードを連れて戻ってくるであろうカズキ達が来るのを待っていた。

 

「しかし…ジーサードの奴、こんなものまで持ってやがったなんてな」

 

 カツェはこれまでの道のりを怪しまれずに、または強行的に進むことができた車輌をジト目で見つめる。彼女の視線の先には黒塗りの大型トレーラーがあった。頑丈な装甲が施された戦闘トレーラー、機動作戦センターことファントム・カスタム。中はかなり広く、銃器は勿論、車輌やバイクも収納できるほどである。ジーサードにまさかこれほどのモノを持っているとは思いもしなかった。  

 

「それにしても‥‥あいつら本当に大丈夫かなー…」

 

 カツェは心配する。ジーサードを救出するという大仕事をあの4人組はトラブルなくこなすことができるのだろうか。連携は取れているような取れていないような個性の殴り合いをするチームワークで人の話を聞かないから絶対に何かやらかしているかもしれない。いや、もう既にやらかしているに違いない。そんな事を考えているたびにカツェのため息の数は増えていく。

 

「何か心配しているようだね。好きなボーイフレンドでもいたのかい?」

 

 そんなため息をし続けているカツェに大統領のマイケルがにこやかに話しかけた。急に尋ねられたカツェは顔を赤くして何度も首を横に振って焦りながら弁解した。

 

「そ、そんなわけねえし‼あのバカ4人組が何かやらかさないか心配してるだけだっ‼」

 

「ははは、それは悪かったね。でも彼らの事なら大丈夫だ、きっと成功して無事に帰ってくる」

 

 マイケルはにこやかに笑いながら山の方を眺めた。その眼差しには緊張と覚悟の様子がうかがえた。それもそのはず、ウエストバージニア州がドライフォーク、この道を抜ければその先にあるのはワシントンD.Cであり、黒幕のリチャードがいるホワイトハウスへと続く。

 ジーサードを救出したカズキ達と合流すればもう間もなく決戦が始まるのだ。相手がどのような手を使ってくるのか分からない。だからジーサードリーグのアトラス達もヤンやリサも緊張している。カツェ自身も緊張していないわけではない。『N』の一員であるネモの圧倒的な力には敵わなかった上にその先にまだ奴がいるのかもしれない。そうなれば自分達は勝てるのだろうかと一抹の不安が過った。

 

「‥‥今は彼らの可能性を信じよう…」

 

 そんなカツェの不安を察したのか大統領のマイケルはそう呟いた。これまでカズキ達の活躍を見てきたことを思い出す。4人共あれやこれやと想像の遥か斜め下な活躍をし頭を悩ませたが、ドイツのゾンビ騒動も、イタリアの戦いの時も強敵を下し、イギリスの時もかの伊藤マキリを逮捕一歩手前まで追いつめたのだ。このアメリカでの戦いも彼らならきっとこなしてくれるに違いない。大統領の言う通り、彼らの活躍を信じよう。

 

「あー!早く戻ってこねえかな!」

 

 カツェは不安を振り払いながらカズキ達の帰りを待った。

 

 

「‥‥?」

 

 その時、リサはピクリと反応し山の方をじっと見つめ出した。突然の行動に不思議に思ったヤンが尋ねる。

 

「ん?どうしたの?もしかしてカズキ達が帰って来た?」

「いえ‥‥何か近づいて来てます。この音はヘリの音じゃありません…」

 

 何かが近づいてきている。その言葉に皆、すぐに身構えてた。アトラスはモノアイの付いた先端科学兵装の鎧P・A・A(パーソナル・アーセナル・アーマー)を、ヤンは両手に黄色い籠手を装着し、ロカやツクモとリサは大統領を守るように配置につく。

 リサの言う通り、軋む機械音とズシンと大きく地を踏む足音が聞こえ、こちらに近づいてくる。木をなぎ倒す音を立てながら近づく何かは次第に姿が見えてきた。

 

「!?あれは…‼」

 

 その姿を見たマイケルは絶句する。それは白と茶の迷彩柄に彩られた4足歩行の戦車よりも大きなロボットであった。そのロボットにはガトリング砲やキャノン砲等の砲門が装備され、赤いモノアイがギョロリと光らせていた。

 

「アイアンブリゲイド…‼」

 

「あれがアイアンブリゲイドって奴か…‼」

 

 カツェはカズキかタクトが入れば目を輝かせて興奮しているだろうと考えつつ何故こんな所に例の兵器が現れたのか、戦うべきか退くべきか考えた。

 

『あー、あー、マイクテステス‥‥はぁーい!聞こえてるかなぁエブリワン‼』

 

 アイアンブリゲイドに付けられていた拡声器から声が響いた。どこか無邪気な子供の様にはしゃぎながら喧しい声を響かせる。

 

『やーっと見つけたよ大統領。ボクはジキル博士、こんにちは‼』

 

 ジキル博士という名にカツェ達はあの時ネモの傍にいた白衣の男性を思い出す。ジキル博士はケラケラと笑いながら話を続けた。

 

『探すのにかなり手間をかけたよ。衛星から少し映像をお借りして、大統領の顔をサーチして、ホワイトハウスに行くまで君達が隠れるには最適な場所を探して‥‥苦労した甲斐があった‼』

 

 ジキル博士の喜びを表現する様にアイアンブリゲイドは4つの足をカクカクと動かす。

 

『ジーサードは逃げられちゃったから先に大統領を片付けることにしたよ、そうすれば後片付けが簡単だからね!』

 

「やっぱりそれが狙いか…!」

 

『試作機といえども火力は十分。さあ楽しい狩りごっこをさせてもらうかな!』

 

 アイアンブリゲイドはモノアイを光らせ鋼鉄の脚を動かしながら近づいてきた。カズキ達がジーサードを助け出すことに成功したことは喜ばしかったが、今は先に喜ぶ状況ではない。奴等は本気で仕留めに来た。今は大統領を守りつつ、彼らが戻ってくるまで持ちこたえるしかない。

 最初に動いたのはアトラスだった。大統領を踏みつぶさんとするアイアンブリゲイドの右前脚を受け止め、右腕甲に装備されているパイルバンカーを放った。その勢いで弾かれたアイアンブリゲイドはぐらりとバランスを崩し倒れそうになるが残りの脚で持ちこたえる。

 

「大統領‼ここは豪快に自分にお任せください‼」

 

 大統領のマイケルはリサとツクモに先導されファントム・カスタムに乗り込み、コリンズが運転しファントム・カスタムはアイアンブリゲイドから離れようと動きだす。

 

『何処へ行こうというのかね?』

 

 逃がさんと言わんばかりにアイアンブリゲイドのガトリング砲2門が勢いよく放たれた。ガトリングや爆撃にも耐える装甲ではあるが、アイアンブリゲイドの速さには追い付かれてしまう。

 

「行かせはせんぞ‼」

 

 アトラスの前左腕に装備された円形の金属板の盾でガトリング砲の砲撃を防ぐ。何百、何千発も放たれる弾に耐えると、大腿部装甲から刃渡り60㎝程のあるコンバットナイフ型の単分子震動刀を抜くアイアンブリゲイドの前脚めがけて斬りかかった。バチバチと火花を激しく散らせチェーンソーのような音を響かせる。しかし、アイアンブリゲイドの前脚を斬るまでは至らず傷が付いただけであった。

 アイアンブリゲイドは左側に備わっているキャノン砲の砲口をアトラスに向けて撃った。爆発音と爆炎を撒き散らし黒煙が上がった。黒煙の中からアトラスが後ろへと飛び出す。破壊はされていないが、装甲の各所が高熱で赤熱していた。

 

「——豪快な装甲、一筋縄ではいかんか…」

 

 アイアンブリゲイドの装甲の硬さにアトラスは好戦的な笑みをこぼしつつも頭を悩ませる。これで大統領を安全な所へ逃がすまでどれくらい時間を稼ぐことができるか。

 

「Yeaaaaaaaaaaaaaaッ‼」

 

 そんな事を考えていたら、ヤンがアトラスの横を通り過ぎアイアンブリゲイドのモノアイが付いた顔めがけて思い切り殴りかかった。効果があるのか、アイアンブリゲイドはぐらりと倒れそうによろける。

 

「‥‥い、いったぁぁぁい‼」

 

 装甲が硬かったか、ヤンは涙目で右手ををさする。ロボ相手に、しかもガトリング砲といったくらったらミンチどころじゃすまなくなる装備をしている相手に恐れもせずに豪快に立ち向かったヤンにアトラスは感心した。案の定アイアンブリゲイドはガトリング砲をヤンに向けて乱射した。アトラスは彼女の前に立ち土砂降りの様に撃ってくる弾を防いだ。

 

「お嬢ちゃん、なかなか豪快じゃないか!」

 

「見てるだけじゃ退屈だからね…!でも、かなり厄介すぎるわよ、あのロボ」

 

 パイルバンカーも、単分子震動刀でさえも効果がないアイアンブリゲイドの装甲はかなり厄介だ。トレーラーの中から戦いを伺っていたカツェはマイケルに尋ねた。

 

「おい、あれをどうにかする方法ってあんのか…‼」

 

「アイアンブリゲイドの装甲は弾丸も爆撃も通さない…光学兵器であれば装甲を貫けられるはずだ」

 

 確かに最先端技術の兵器を開発しているアメリカでは光学兵器の製造をされていると聞く。しかし、今の自分達の手元にはそんな物はない。今はアイアンブリゲイドからその場を離れるしかないが、まだカズキ達が戻ってきていないし連絡もつかない為離れることができない。アトラスとヤンが奮闘しているが防ぐのがやっとだ。自分も打って出たいがすぐにハチの巣かミンチよりヒドイことになるだろう。

 

 何かいい手はないかと焦ったその時、アイアンブリゲイドの胴体に何かが当たり爆発を起こした。装甲はびくともしないがよろけた。

 

「今のは…グレネード…!」

 

 アトラスは着発信管の40×53㎜グレネード弾が12発ほどアイアンブリゲイドのボディに命中したのが見えていた。何処から飛んできたのか見回すと、後方の方角にゴテゴテのウィングが備わり両肩部にMK4ストライカー2門装着されてこちらに向かって飛んでいるLooが見え、そしてLooの後ろには黒いブラックホークの姿が見えた。

 ブラックホークが見えた途端、アトラスやコリンズ、ロカとツクモは喜びの顔になる。そのブラックホークには誰が乗っているのか、すぐに分かった。勿論、カツェもリサも喜びに顔が綻んだ。

 

 

「おいおい‥‥折角の再会だってのに、アイアンブリゲイドとかしゃれになんねえな…!」

 

 ファントム・カスタムの近くでアトラスがアイアンブリゲイドと戦っている様子を見たジーサードは苦笑いをした。一方でアイアンブリゲイドを初めて見るカズキ達は目を輝かせていた。

 

「やっべえええ!たっくん!ロボだぜ、ロボ‼」

「かっけえええ!お前、言うなれば古に伝わりし、男のロマンの塊!機動戦士うさぎちゃんロボットマークツーでしょ‼」

「おいマジかよ…‼あれと戦うのかよ、めんどくさっ‼」

「ロボ‥‥思ってたのと違う」

 

 一人は興奮し、一人ははしゃぎ、一人は悪態をつき、一人はどうでもいいように呟き、ブラックホークの中は喧しく響く。

 

「やっと来たのか!遅いぞお前ら‥‥‼」

 

 カツェは愚痴りながらも嬉しそうに無線を通した。何とかジーサードを無事に助け出した事に彼らはやってくれると信じていた。

 

「カツェ、待たせ「おい!なんだよ「もっと俺を褒め「あれどうやって倒すの?」たたえろ‼たっくんすげえと‼」ロボは‼ふざけんなよ‼」な!ヒーローは遅れてなんちゃらだぜ!」

 

「お前ら一斉に喋んなよ!?」

 

 それぞれの主張が押し合い無線でも相変わらず喧しかった。




 原作のアイアンブリゲイドの大きさはなんとトラックがミニチュアに見える程でかく、家よりもバカでかい…らしい、です

 こちらのアイアンブリゲイドは‥‥メタルギア月光ぐらい、かな‥‥(視線を逸らす)

 

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