カオスな4人衆!?最強のSランク武偵を目指せ‼   作:サバ缶みそ味

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 せっかく久々のローマなのだから‥‥大盤振る舞いしなくては(オイ
 ごちゃ混ぜ注意、です


131話

 一体何が起きたのか、キンジは見えていた。シャーロックの撃った弾丸がネモのコートへと当てられるその寸前、透明の円錐形の形をした何かが防壁を張るように現れた。それはシャーロックの胸へと狙い現れたはずが、タクトがコーラの蓋を開けて音を出したせいでネモの気が逸れてしまった。その刹那、円錐形の何かが向きがずれ弾丸が()()()シャーロックの肩へと飛んでいった。

 

それが一体何なのか、緋緋神との戦いを繰り広げていたキンジにははっきりと見覚えがあった。

 

「『次次元六面(テトラディメンシオ)』か‥‥‼」

 

「なに?『テトにゴメンしよ』?お前何言ってんだ?」

 

「お前が何言ってんだよ!?」

 

 訝しげに見つめるカズキにキンジがツッコミを入れた。というか今はそんな場合ではない。ネモが超々能力者(ハイパーステルス)であり、ネモの能力をキンジ達に確認させるため捨て身に出たシャーロックにとってネモは危険ということが分かった以上、彼らは予想以上に危険で、今の自分達では敵うかどうか分からない。ネモ達Nが反撃に移る寸前、動いたのはタクト達だった。

 

「それで、かくし芸大会はしないの?」

「しねえっていってるだろ!?」

 

「マジでか!?折角土産屋で買ったマシュマロバズーカで一発芸しようと思ったのに‥‥」

「いつ買ったんだよ!?だからそんな状況じゃねえだろ!?」

 

 

「アリア、シャーロックの怪我は大丈夫なのか?」

「え、ええ、応急処置はできたわ。後はちゃんとした治療があれば‥‥」

 

 ケイスケはアリアのそばにいるシャーロックが肩の怪我だけで後は無事であることを確認すると目でリサに治療をするよう指示する。

 

「うっし、お前ら後はシャーロックつれて逃げるだけだ。ナオト、一発ぶちかませ!」

「準備出来てる」

 

 いつの間に真面目に起きてるナオトが大きいケースから取り出したものはパンツァーファウスト30だった。まさかそれをネモ達に向けてぶっ放すのかとキンジは驚くがナオトが向けた先はネモ達の真上、フレスコ画のある天井。

 

「ちょ、お前まさか」

「そーい」

 

 ナオトは引き金を引き、弾頭が火を噴いて飛んでいく。そして彼女達の真上にある天井へと直撃し爆発を起こし瓦礫やシャンデリアを落としていった。過去の遺産を何のためらいもなく破壊したことにネモもキンジ達もギョッとした。

 

「な、何してんのお前ぇぇぇっ!?」

 

「おらぁ‼どんどん投げろ‼」

「タクティカル手榴弾‼タクティカルグレネードっ‼」

 

 真上から落ちてくるシャンデリアや瓦礫から回避して下がっているマキリたちに向けてカズキとタクトはMk3手榴弾やスタングレネードをアンダースローで投げていく。手榴弾の爆発はマキリ達には当たらなかったが真っ赤なペルシャ絨毯も大理石の床も壁に飾られている絵画は爆破に巻き込まれ破壊されていった。

 その間にもカズキ達は壊れた大理石の円卓の一部をバリケードにしてほいほいと手榴弾とスタングレネードを投げ続けていく。

 

「数百年もの歴史のあるホテルのホールが‥‥」

 

「キンジ、命あっての物種って言うじゃねえか」

「過去は振り返らない主義だぜ!」

「全部Nのせいにすればいい」

 

 そうだった。こいつらは過去とか悔いとかそんなものは全く気にしない連中だ。落ちてきた瓦礫やシャンデリアにも手榴弾の爆発にも全くの無傷であるネモはじっと睨んでいる。過去に拘りのある彼女にとってタクト達は天敵なのだろう。それよりもタクト達がシャーロックを守っているように自分もベレッタを守らなくては。

 

「ベレッタ!俺達の後ろにいろ!あとこのバカ達に巻き込まれるなよ‼」

「わ、わかった!これ絶対に絡んだらダメなやつよね!?」

 

 ベレッタも彼らのハチャメチャの一辺を目の当たりにして漸く理解し、必死にキンジの後ろへと隠れ、キンジと共にゆっくりと後ろへと下がっていく。

 

「よし‥‥!メーヤ、レキ、セーラ!ベレッタとキンジを守りながら撤退するわよ‼」

 

 アリアの合図に3人は二人を守るように陣形を張って下がる。このまま守りながら下がって脱出できればいいが、ネモ達はそう簡単に逃がしてはくれないだろう。アリアの予感通り、ネモはカズキ達を睨みながらゆっくりと口を開いた。

 

「‥‥同志達よ、ベレッタと過去の遺産を破壊したあのバカ共を殺せ」

 

 ネモの指示でヴァルキュリアや雨合羽のようなコートを着ていた大男達が動いた。キンジは焦る、相手の実力も未知数でありマキリや他の仲間までもが本気で戦闘になると此方の方が数が多いとはいえ勝てる相手ではないと感じていた。

 ベレッタと負傷したシャーロックを守りながら戦えるか、アリア達も内心焦っているだろう。マキリとヴァルキュリアはシャーロックを守っているカズキ達へ、雨合羽のようなコートを脱いだ首から上がライオンの頭をした大男はM92FS(ベレッタ)を、ベレッタが発明し販売した通常のFMJ弾の2倍のパワーを持つ非穿孔劣化ウラン弾をリロードしてキンジ達の方へと近づいていく。

 

「やばいぞ‥‥カズキ、急いで逃げろ!」

 

 カツェがシャーロックを守っているカズキ達へと駆け寄る。が、カズキ達はタクトの持っている携帯をまじまじと見ていた。

 

「ちょ、そんな場合じゃないだろ!?」

 

「だって、たっくんの母ちゃんからメールが来ててさ」

 

 たった今タクトの母からメールが来たとタクト達は答えた。キョトンとしたカツェにタクトはメールを読み上げた。

 

「『ホテルついたナウ。これからお友達連れていきまーす。PS.かくし芸大会は誰が最初にやってるの?』だってさ」

 

「だからかくし芸大会はないつってんだろ!?いやそうじゃない‥‥お友達って‥‥?」

 

 危うくツッコミをして流すところだった。菊池サラコが同窓会に参加するのは聞いてないし、お友達を連れてくるとは一体誰の事かと疑問に思った。

 

 その時、ナオトがパンツァーファウストでぶち開けた天井から黒いコートを着たツンツン頭で特徴的なモミアゲをした目つきの悪い男性が飛び降りて来た。

 

「レヴィ・ボルタッッ‼」

 

 男は技名を叫んだと同時に背中に背負っていた8本の黒傘を地面へと投げた。黒傘は地面に突き刺さると同時に青く光る電撃を四方へと放電しだした。マキリとヴァルキュリアはこちらへと走り出す電撃を躱して後ろへと下がる。

 

「むぅ‥‥避けられたか」

 

 男は地面に突き刺さった黒傘を一本引き抜いて電撃にも無傷だったネモへと睨み付ける。次は大将首を狙うつもりのようだ。そうはさせまいとヴァルキュリアが白銀の槍を構えて飛び掛かり、マキリが指弾を放とうとした。

 

「んもう、ダメじゃないのレヴィ。今回は戦闘じゃなくて牽制よ」

「ししし、誰も殺せてねぇし。へったくそ」

 

 いつの間に降りてきていたのか、独特な髪型をしたオネエ言葉のサングラスをかけた男性と王冠のティアラを頭に付けた目が隠れる程伸びている金髪のボーダーシャツを着た男性がレヴィと呼ばれた男の前に立った。

 

 オネエ言葉の男性はヴァルキュリアの白銀の槍を躱すとボディめがけて飛び膝蹴りをした。ヴァルキュリアは防御の態勢で防ぐが強烈な一撃のようで後ろへと吹っ飛ばされる。

 王冠のティアラをつけた男性はたった2回、投げる手ぶりをしただけで数百本ものナイフがマキリめがけて投げられた。マキリは無表情のまま指弾による空気弾でナイフを弾かせていくが、彼が投げつ続けるナイフの数が多かったのか防弾コートを脱いで投げて盾にし後ろへと下がった。

 

「ちっ、めんどくせー‥‥ガチで刻んでやろっかなー」

「だから牽制って言ってるでしょ?」

「しかし、大将首を討てばボスもきっと褒めてくれるはず‥‥」

「うっせーのろま」

 

 突然3人が敵前でもめだしている一方で、ボールルームの入り口の扉が蹴り開けられ褐色肌で長い金髪のツインテールの少女とファーのついたモッズコートを羽織った金髪の男性と、黒いコートを着た長い銀髪の目つきの悪い男性が駆けつけてきた。

 

「もう‼あの人達勝手に乗り込んじゃって‼たっくん、皆無事!?」

「たく坊!相変わらずハチャメチしてんな!」

「う゛お゛ぉぉぉぉい‼雑魚共、生きてるかぁ‼」

 

 カズキ達、キンジとカツェは彼らを覚えていた。カズキ達は久しぶりの再会に嬉しくなって笑顔で手を振り、キンジは目を丸くして驚いた。

 

「トリエラちゃーん‼おひさーっ‼」

「ディ、ディーノさん!?それにスクアーロさん!?」

 

 去年のローマでの騒動で出会った少女、トリエラとキャバッローネファミリーのボスでありタクトの知り合いであったディーノ、そしてどこからともなく乱入して大暴れしてたスクアーロ。こんな状況でもハイテンションで手を振っているカズキ達を見てトリエラは苦笑いした。

 

「ほんと、相変わらず楽しそうにしてるわね‥‥お話は後にしましょ」

 

 ディーノとスクアーロがキンジとベレッタの前に立ち、ライオン頭の大男の前へと立ちはだかる。しかし二人はその大男の後方にいるネモへと睨んでいた。

 

「さて、サラコさんから『N』がこのホテルにいるって聞いてな。これ以上暴れるのなら俺達が相手になるぜ?」

「う゛お゛ぉぉい!クソ女、いい度胸してんなぁ。こちとらボスもお前らに一目会いたくて控えているんだがなぁ‥‥それでもやるか?」

 

 二人の威圧にライオン頭の大男がゆっくりと後ろへと下がる。ここで戦闘になると不味いことになる、状況を判断して下がったようだ。アリアとキンジの後ろにいたベレッタはディーノとスクアーロを見て驚愕していた。

 

「キャバッローネファミリーのボスとボンゴレファミリー、暗殺部隊ヴァリアーじゃないの‥‥!?」

「な、なあ…これってそんなにヤバイのか‥‥?」

「当たり前でしょ!?しかもヴァリアーのボスも控えてるってなるとここが戦場になるわよ!?」

 

 二人の焦り様からして相当やばい状況なのだろう。以前の時も思っていたがタクトがどうしてこんな人達とパイプが繋がってるのかと思えた。

 ネモ達もディーノ、そしてヴァリアー達はお互い手は出さず硬直状態になっていた。するとネモは肩を竦めてため息をつき、片手をあげた。マキリ達の放っていた殺気がふっと消え、ネモの下へと集う。

 

「私とて今はキャバッローネファミリーとボンゴレファミリーと戦うつもりはない‥‥今回は彼らに挨拶をしに来ただけだ」

 

 ネモはキッとタクト達とシャーロック、そしてキンジを睨み付けた。ふつふつネモ達の周りに碧い光の粒が現れ、彼女達の周りで公転するように段々と光の粒が増えていく。

 

「仕留め損ねたが‥‥また会おう。次はもう少し過去――――」

 

「「バイバーイ‼」」

 

 ネモの台詞を遮るようにタクトとカズキがうざったいくらいな満面の笑みでネモに手を振った。またしても邪魔されたネモはギロリと睨んで聞こえるくらいの舌打ちをした。

 

「‥‥次こそは貴様達を殺してやるからな‥‥!」

 

 キンジは敵なのにどうしてかネモに同情した。心なしか彼女の胃も痛くなってるのではと思ってしまった。その間にも碧い光がネモ達を包み込み、完全に消えた。

 

「消えた‥‥!」

「逃げられたわね‥‥」

 

 キンジとアリアには色は違えど見覚えがあった。あれは緋緋神の使っていた有視界内瞬間移動(イマジナリ・ジャンプ)。緋緋色金の力による瞬間移動だが、ネモが使ったのは碧い光による瞬間移動。まさかネモも色金の力を使えるのか、二人は彼女の能力の強さに焦りを募らせた。

 

 

「あら、かくし芸大会は終わったのかしら?」

 

 ボールルームに遅れてやってきたのはタクトの母、菊池サラコだった。彼女の両手には紙袋が提げられおり、おもちゃの旗とか手品に使う花束が紙袋からはみ出していた。どうやら親子共々この同窓会にかくし芸大会が行われると勘違いしているようだ。

 

「かーちゃん!やっほー!」

「タクト、約束通りシャーロックさんを護れたのね。えらいわー!」

 

 駆けつけてきたタクトにサラコは笑いながらアイアンクローをお見舞いする。

 

「その代り、この惨状なんだけど‥‥」

 

 セーラは歴史あるボールルームが戦場跡のように崩され壊されと影も形もない有様にため息を漏らしてどこか遠い眼差しをしていた。

 

___

 

「やれやれ‥‥僕らはどうやらMs.サラコに一杯食わされたようだ」

 

 手当てをされながらシャーロックは苦笑いしてサラコを見つめた。サラコは煙草を一服してニシシと悪そうな笑みをみせた。

 

「当たり前でしょう?貴方が幹事で同窓会を開くだなんて、敵さんに『どうぞ討ち取ってください』と笑顔で首を差し出してるような物よ。しかも相手がNなら尚更」

「手助けは感謝するよ、でもビジネスに欠かせない人材なのなら直接言ってほしかったのだけどね」

「あら推理してたなら分かってるでしょ?私は敢えて借りを作らせる悪い人だって」

 

 その通りだね、とシャーロックは再び苦笑いして今回自分が死ぬという条理予知を覆したタクト達を見つめた。

 

「へぇー、トリエラちゃん今はディーノさんとこで住み込みで働いてるんだ」

「ええ、今はキャバッローネファミリーの傭兵として雇われてるの。ボスもファミリーの皆も優しくて素敵な人達よ。今度ボスと一緒に日本に遊びに行くの」

 

「おおっ!その時は是非とも遊びに来てくれよな!盛大にピザパーティーするぜ!」

「ピザ限定かよ。もうちょっとバリエーション増やせよ」

 

 カズキ達はトリエラと再会してわいわいと賑やかに話で盛り上がっていた。そんなタクト達をアリアとベレッタは半ば驚き半ば呆れて見ていた。

 

「たっくんとその母親がキャバッローネファミリーとボンゴレファミリーと繋がりがあったなんて‥‥もう本当になんなのよこの親子は‥‥」

 

 菊池財閥は本当にノーマークだったとアリアは肩を竦める。今はキャバッローネファミリーとヴァリアーがN、ネモの追跡をしているようだ。彼らが睨みをきかしているため暫くはNを牽制できただろう。するとそこへサラコがアリアとベレッタの下へとニコニコしながらやってきた。

 

「神崎・ホームズ・アリアちゃんね?貴女の曾御爺さんなんだけど話し合って‥‥ボンゴレファミリーの優秀な医療班の下へ治療してもらう事になったわ。その後はまたNに狙われるでしょうから暫くはボンゴレファミリーのボス、つまりは10代目の下に匿ってもらう。彼は私達菊池財閥とボンゴレが絶対に護ってあげるわ」

 

 まあ彼にはその必要がないかもしれないけどねとサラコがニシシと笑った。彼女の話にアリアは少し戸惑う。シャーロックは身を挺して自分達を守ろうとした、今度は自分が戦わなければ。意を決してアリアは頷いた。

 

「‥‥分かりました、後はよろしくお願いいたします」

 

 彼女の覚悟にサラコは満足そうに頷き、次にベレッタに微笑んだ。

 

「貴女がベレッタ=ベレッタちゃんね‥‥今日は災難だったわね」

「は、はい‥‥」

 

 まさか自分が国際犯罪組織に目をつけられたり、全く話を聞かないで主意も知らずにパンツァーファウストを撃つわ手榴弾を投げまくるわで大惨事を目の当たりしたのだから大変だっただろう。キンジもベレッタには同情した。

 

「でも滅多に出会えない貴重な経験もしたのじゃないかしら?たとえば‥‥自分の発明した武器で自分が殺されそうになった、とか」

「っ!?」

 

 サラコの言葉にベレッタはハッとした。あのライオン頭の大男が持っていたのは自分が開発した銃、そして自分が発明した銃弾。もしキャバッローネファミリーとヴァリアーが駆けつけてきていなかったら自分はその凶弾に撃たれて死んでいたかもしれない、ベレッタはその時自分が死ぬかもしれないと嫌な予感を抱いていた。

 

「この経験を経て貴女はどう思った?もし何か心当たりがあるのなら、これはチャンスよ。変わろうと足掻いてた自分を変える大事なチャンスじゃなくて‥‥?」

「自分を変える‥‥」

 

 ベレッタに何か心当たりがあったのだろうか、サラコの言葉にベレッタは何かを決意したかのように頷いた。そんなベレッタにサラコは満足そうにニッと笑った。

 

「明日のプレゼン、楽しみにしてるわよ。どのような結果であろうと、私や菊池財閥は貴女を応援するわ‥‥さて遠山キンジ君、ちゃんとこの子を守ってあげなさいよ?」

 

 サラコはキンジにウィンクしてタクト達の下へと歩いていった。キンジは元より承知の上だと答えようとしたが、背後からぞくりと嫌な気配を感じた。恐る恐る後ろを振り返ると今から捕食せんというサメのようにギロリと睨んでいるスクアーロがいた。

 

「う゛お゛ぉぉい‼なんだあのざまは‼そんなんでNと戦えると思ってんのかぁ‼」

「ひぃっ!?」

「ちょっと待てスクアーロ、キンジは初見だったんだから仕方ないだろ」

 

 スクアーロの怒気にディーノがキンジをフォローしようとしたがスクアーロはギロリとキンジを睨み続ける。

 

「戦いに初見なんてねえ‼以前あれだけ戦い方を教えてやったと言うのにあのざまじゃ話になんねえ‼もう一度みっちり叩き込んでやらぁ‼」

「ええっ!?ちょ、俺武偵だし!?マフィアに、しかも暗殺部隊の人に教えられても‥‥」

「武偵がなんぼのもんじゃぁぁ‼死ぬ気で受けやがれ‼」

 

 このままではスクアーロにみっちりしごかかれる。キンジは必死の形相でディーノに助けを求めた。

 

「スクアーロ、お前がやると死人が出る。だから俺も手伝ってやる‥‥久々の家庭教師だ、腕が鳴るぜ」

「え゛えぇぇぇっ!?」

 

 ディーノとスクアーロによる特訓が決定された。必死の抵抗無虚しくキンジの絶叫が虚しく響いた。





 シャーロックの護衛は成功したよ

 キンちゃんメンバーにトリエラちゃんとディーノさんとスクアーロさんが追加されたよ。
 キンちゃんディーノさんとスクアーロさんにしごかれて更にチート化するよ
 キャバッローネファミリーとボンゴレファミリーがキンちゃんの味方になったよ

 あれ?これ敵さんやばくね‥‥?ライオン頭さんやばくね?

 

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