カオスな4人衆!?最強のSランク武偵を目指せ‼   作:サバ缶みそ味

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 序破急でいうと序の終わりの部分かなと思ったけどもそんな事はなかったぜ!(吐血)
 絶対に長くなると確信しました…1月ぐらいかなー(遠い目


76話

 これからジョージ神父と共に魔術協会の本部、時計塔へ行くと聞き、カズキとタクトは目を輝かせ、ケイスケはマジかと口をこぼした。タクトは元気いっぱいに手を挙げる。

 

「魔術って、もしかして魔法とか学べるんですか!」

「ふむ…希望とあらば可能ではあるね」

 

「やったよたっくん‼俺達ホグワーツに入学できるぜ!」

「いやっふー‼俺、グリフィンドール!」

「ハッフルパフ」

 

「お前等ホグワーツじゃねえし、入学しに行くんじゃねえんだぞ?」

 

 ケイスケははしゃぐ3人を叱咤する。カズキとタクトは頬を膨らませて文句を言うが、ケイスケの言う事にメヌエットは頷く。

 

「ケイスケの言う通りですわ。貴方達は私の助手として務めなさい。一応、貴方達の監視も兼ねてついていくことにしますわ。リサ、肩掛けと膝掛けを用意して頂戴」

 

 まさかのメヌエットも外へ出かけるという事を聞いてサシェとエンドラは物凄く驚愕する。滅多に外へと出かけないようで、メヌエット自ら外出するという事が珍しいとの事であった。

 

「おじ様、忙しい身なのに私の我儘に付き合ってすみません」

「ははは、構わないよ。メヌがここまで積極的になったのが嬉しいくらいさ。それじゃあ行こう」

 

 ジョージ神父はにこやかにメヌエットの車椅子を押していった。これから魔術協会の本部であり魔術師の学校に向かうという事でカズキとタクトは物凄くワクワクしていた。

 

「イエーイ!エクスペトロパトローナム!」

「エクスベットロ◎>゜☆△ーム‼」

 

「噛み噛みじゃねえか」

 

 明日の遠足を楽しみにしている子供の様にはしゃぎながら『エクスペトロパトローナムごっこ』をしている二人にケイスケはため息をつく。このまま普通について行っても大丈夫なのだろうか、先が思いやられる。

 

__

 

 濃霧の中を車で40分。ロンドンのベイカーストリートから南へ離れた場所にあるクラパムへ辿り着いた。濃霧の為、行き交う人々は少なれどクラパムジャンクション駅や上質なヴィクトリアン建築の建物など優雅な雰囲気が感じられる。カズキ一行は車から降りて、ジョージ神父が先導して目的地まで徒歩で向かった。濃霧でよく見えにくいがケイスケは辺りをキョロキョロと見回して首を傾げる。

 

「ここら辺に時計塔があるのか?何かビッグベンみたいのを想像してたんだが」

「まだ油断はならないぜケイスケ!どっかの壁に秘密の通路があって、そこをくぐればホグワーツだ‼」

 

 はしゃぎまくるタクトにケイスケは項垂れる。タクトを静かにするため早く着かないかと願った。

 

「もう間もなく到着するよ…ほら、見えてきた。あれが時計塔だ」

 

 ジョージ神父がにこやかに指をさす。濃霧で隠れた黒いシルエットが段々と明らかに見えてきた。

 

「おおー‼…ってあれ?なんか大学っぽくね?」

「ほ、ホグワーツじゃない‼」

 

 次第に建物が見え、時計塔を楽しみにしていたカズキとタクトは目を丸くする。確かに名前の通り特徴的な時計台が見えるが、ビッグベンほどの大きさは無く、どちらかと言えばオクスフォード大学と似たような建築をしたものだった。

 

「う、嘘だ‼ホグワーツのようなファンタジックがないじゃん!」

「だからホグワーツじゃねえっつってんだろ‼」

 

 プンスカと怒るカズキにケイスケはげんこつを入れる。しょぼくれる二人をスルーして時計塔へと進んで行く。正門が見えてくると、門前にセーラが待っていた。随分と待たされていたのか不満そうに不貞腐れていた。

 

「神父、カツェ、来るの遅すぎ…ってお前達も来たか」

 

 セーラはムスッとして神父に文句を言おうとしたが、タクト達の姿を見る更に眉をひそめてジト目でタクト達を見る。そんな彼女の気分を気にもせずタクトは嬉しそうに手を振る。

 

「やっほー、セーラちゃん!セーラちゃんも来たんだね!」

「一応、コネがあるけど…」

 

「羨ましいよなー。セーラの奴、イ・ウーに入る前はこの時計塔にいたんだぜ?」

 

 カツェがセーラを羨ましそうに笑いながら小突く。セーラはムスッとしてそっぽを向いた。今日のカツェは普段よりもテンションが高く、嬉しそうにしているように見えた。

 

「カツェ、やけに楽しそうじゃん?」

「当たり前だろ?この時計塔は魔術師の総本山。魔女連隊は独学で魔術を学んだけども、一度でもいいから行ってみたかったんだー!」

 

「その気持ちわかるぜ‼人生に一度でもいいからネズミーランドに行ってみたい感じでしょ!」

 

 よっぽど嬉しかったのか、カツェは嬉しそうに「魔術具が」「礼装が」と熱く語りだす。魔法を一括りというわけでもなく多系統の魔術を学ぶことができる学校でもあり、それぞれのテーマで魔術の研究とやらも行われているともいう。熱心にカツェの熱弁を聞くカズキ達にメヌエットとセーラは軽くため息をついた。

 

「貴方達、社会見学じゃないのよ。早くいきますよ」

「さっさと入るよ。忙しい中、先輩を待たせているんだから…」

 

 見た目が大学だったが、正門をくぐり玄関へ入ってどんどんと進んでいくと、星を数えるほどの量の魔術本が収容されている大きな図書室、大学の教室と似た木製の講堂、幾人の生徒が魔術具で魔法を発現させたりと正真正銘の魔術師の学校であった。兎に角目を見張るものばかりでジョージ神父たちが進んでいる間に興味を持ったタクトとカズキ、ナオトがふらっと何処か行こうとし、セーラやリサ、ケイスケに止められることが何回かあった。

 

「そういえば、時計塔でも忙しいって言ってたけど何かあったんだ?」

 

 ふと、ナオトが気になってセーラに尋ねる。セーラは肩を竦めて横目で見つめて話した。

 

「魔術協会でもこの濃霧について調べているんだけど…タイミングが悪かった。丁度各魔法学部の代表教師、君主(ロード)や院長がみんな海外に行ってて中々ロンドンに戻ることができない。だから急遽、副院長のオルガマリーさんと学生首席の先輩が指揮してててんやわんや」

 

 時折、いくつもの書類を持った生徒達が廊下をドタバタと慌ただしく走り通り過ぎる。セーラ曰く、霧について何日も調べており、この霧が何なのか、解決方法は無いかと休みなしで動いているとの事だった。

 

「セーラの先輩って実はジョージ神父の教え子なんだってさ!すっごい魔術師だと聞くぜ‼」

 

 カツェがうきうきしながら話に割り込んだ。自分達の他にもジョージ神父と関わっていた人物がいると聞いたカズキとタクトは目を輝かせ、ケイスケは驚いた。

 

「マジでか!じゃあ俺達の先輩ってやつだ‼」

「あのクソ神父の事だし、色々と苦労してそうだな…」

「へー…俺みたいに超イケてる堕天使的存在かもな!」

「逞しい人かも…」

 

 どんな先輩とやらとそれぞれ想像しながら会うのを楽しみにしていた。そうしているうちにセーラはある講堂に入っていった。待ち合わせ場所らしく、静かで広い講堂に黒髪の長めのツーサイドアップ、黒のスカートを穿き赤いタートルネックのシャツを着た碧眼のスレンダーな女性がただ1人待っていた。その女性にセーラはぺこりと軽くお辞儀をした。

 

「先輩…お待たせしました」

 

「そこまで畏まらなくていいわよ、セーラ。貴女がこっちに戻ってくるのは珍し…」

 

 その女性はくるりと振り向きセーラににっこりと笑うが、ジョージ神父の姿を見るや否やピシリと固まった。ジョージ神父はその女性ににこやかに手を振る。

 

「やあ。久しぶりだね、凛」

「げえっ!?クソ神父っ!?」

 

 凛と呼ばれた女性はジョージ神父に対して途轍もなく嫌な顔をした。二度と会いたいくなかったとでもいうかのような様子にケイスケは思っていた以上に苦労をしていたと察した。

 

「紹介しよう。彼女が時計塔の学生首席で私の教え子の一人、遠坂凛だ」

「貴方達がクソ神父が言ってた新しい教え子達ね?まあ…うん…かなり個性的な面子ね」

 

 凛は目を輝かせているカズキとタクト、同じような境遇を感じているケイスケ、明後日の方向を向いているナオトを見て、少しコメントに困っていた。

 

「霧のことについて詳しく知りたいって聞いたから待ってたんだけど…彼らで大丈夫なの?」

 

 凛はジト目でジョージ神父を睨む。神父は気にもせずににこやかに頷いた。

 

「心配ない。彼らがイタリアで【究極魔法・グランドクロス】を奪還したんだ」

「ありえん」

 

 凛はきっぱりと即答した。まさかこの個性あふれるどころか個性の殴り合いをしている4人がイタリアの事件を解決したとはあまり信じきれなかった。しかしながらこれでも神父の教え子とでもいうのだからと一応納得した。

 

「まあクソ神父が言うんだからどうにかなるわね…まずは時計塔で調べたことから教えry」

「凛先輩っ!魔法を教えてくださーい‼」

 

 タクトは凛の話を遮って元気よく頭を下げた。突然のことで凛は困惑する。

 

「いや、ちょ…貴方、今はそれどころじゃry」

「教えて教えて教えてー‼俺も古に伝わりし魔法使いになりたい!」

 

 ずいずいと迫りながら何度もお願いをするタクトに凛は更に困惑し頭を抱える。

 

「ほんと人の話を聞きなさいよ…ああもう、分かったわ。後で簡単なのを教えるから!」

 

 それを聞いたタクトは「やったー‼」と大はしゃぎしながら講堂内を走り回る。凛は肩を竦めてため息をつきジョージ神父をジト目で睨み付けた。

 

「まったく、ちゃんと指導しておきなさいよ。こっちだって忙しいのに、魔法を教えてくれとせがまれるのはこれで二人目よ」

 

 二人目と聞いてケイスケは首を傾げた。タクトの前に誰かが来たのか、タクトと同じように人の話を聞かない奴だと訝し気に頷く。そう考えているとトタトタと廊下を走る音が聞こえ、誰かが講堂のドアを勢いよく開けて入って来た。

 

「凛先輩!今日も指導をお願いしま…ってまたあんた達!?」

 

 講堂に入って来たのはアリアだった。アリアはタクト達の姿を見るとギョッとした。また出くわして邪魔をしてくるのかと身構える。

 

「アリアじゃん。アリアも魔法を学びに来たのか」

「なーんだ、アリアも俺達と同じ中二病だったんだな」

 

「いやあんた達と一緒にしないでくれる?というかなんで魔女連隊のカツェまでもいるのよ…」

「へへーんだ。あたしは今、セーラと一緒にジョージ神父の傭兵だぜ」

 

 どうして眷属がいるのかと睨むアリアにむけてカツェはあっかんべーとする。アリアはぐぬぬと睨むが、カズキ達の傍にメヌエットがいることに気付き目を丸くした。

 

「メヌ…‼久しぶりね。あんたもここに来たってことはやっと捜査に協力する気でいるのね」

「お姉様、生憎私は自分の力で推理して解決つもりでいるので。それにお姉様の頼みは一切聞く気はありませんわ。まあ…遠山キンジと別れてくださるのなら、話は別ですが」

 

 アリアと久しぶりに再会するというのにメヌエットはズバリと毒舌を出す。相変わらずの毒舌っぷりだとアリアは肩を竦めた。

 

「そうだと思ったわ。だから私も自分なりに方法を探ってたのだけど…まさかここでまた喧しいバカ4人に出くわすとは思いもしなかったけど」

 

 アリアが時計塔に来た目的は、自身の心に潜んで乗り移って暴れまわる隙を伺っている『緋緋神』を抑える方法を見つける為、緋緋色金の事について詳しく調べる為である。もっとも前者の目的は多忙の身でありながらも無理を通して、学生首席である遠坂凛にその方法を教えてもらう予定だったのだが、カズキ達に出くわしたことにより雲行きが怪しくなってきた。そんな彼女の考えなんて気にもせずカズキがにこやかにする。

 

「よーしアリアも『エクスペトロパトローナムごっこ』しようぜ‼」

「そんな変な遊びするつもりはない‼というか私の邪魔をしないでくれる!じゃないと風穴!」

 

「はいはい、ここで喧嘩しない。もうまとめて教えるから場所を変えるわよ」

 

 凛はプンスカと怒るアリアを宥めさせる。冷静に対処する凛を見てジョージ神父はクスリと微笑んだ。

 

「ふふ、君も大人になったようだね」

「もう慣れたわよ…アリアだっけ?あの子を見てると昔の私を思いだすわー…ああ、黒歴史だわ」

「ところで、『シローくん』はいるのかい?彼がいてくれれば更に心強いのだが」

「今は修行で諸国行脚の旅をしてるわ。ホントいてくれたらよかったんだけど…」

 

「彼氏さん?」

 

 遠い目をしていた凛にナオトが突然聞いてきたので凛は物凄い勢いで噴き出して咽た。

 

「べ、べ、別に違うんだからね!ただ同じ高校で一緒に留学してきただけだから‼というかそんな話よりもさっさと行くわよ‼」

 

 凛は顔を赤くしてずかずかと講堂を出る。そんな凛を見てカズキ達はキョトンとしており、セーラはジト目でため息をついた。

 

「たっくん達…鈍すぎ…」

 

__

 

「ここが私のラボ。少し散らかっているけど気にはしないで」

 

 凛が案内したのは現代魔法学部棟にある自分の個室。学校の教室分の広さがあるが、デスクには何冊にも積まれた書籍や乱雑に置かれた書類、隅にはよくわからない魔法具の数々とすこし散らかっていた。魔法具やら魔術本やらにカツェとカズキは目を輝かせる。

 

「すげ…‼これマジモンじゃん!」

「ああやば…あたし、嬉しすぎて感動しそう…」

 

「あれ?たっくんは?」

 

 気付いたナオトは辺りを見回す。さっきまでついて来ていたタクトの姿がない。また勝手にどこかに行ったのかと探しに行こうとすると凛が止めた。

 

「魔法希望者の彼は、私の後輩達と一緒に訓練所へ行ったわ。まあ教えてあげれるとすれば超が付くほど簡単なやつなんだけど」

 

「たっくんだけで大丈夫か…かなり心配だ」

 

 ケイスケはタクトが真面目に魔法を学ぶかどうか心配していた。SSRでもステータス、能力値は1なので『たっくんスーパー弱いね!』と言われるほどだ。習得できるかどうかも不安である。そんなタクトに対してナオトは羨ましそうに呟く。

 

「いいな…俺も教えてもらおうかな…?」

 

「さてと、メヌエットちゃんかしら?霧について聞きたいことがあるようだけど…」

 

 凛はメヌエットに視線を向ける。メヌエット頷いて軽くお辞儀をした。

 

「ええ、私が知りたいのはまず霧の正体について…」

「そう。今はまだ調査中だけど、今分かっている事程度なら教えれるわ」

「失礼ながら聞いてもよろしいですか‥‥本当はもうこの霧が何なのか正体を暴いているのでは?」

 

 ストレートに尋ねて来たメヌエットに凛はピクリと反応して真剣な眼差しで見つめた。

 

「…そう思えるのは何故かしら?」

「では小舞曲の如く、順を追って話しましょう…まず魔術協会ならばすぐに調べて報告ができるはず。たとえ各学部の君主がいなくても生徒は星の数だけいますし、それに貴女だっている。原因は遅かれ早かれ数日で判明できていたと。次に私の曾お爺様は収集好きでして、時には変わった物も集めていますの。その中で魔力に反応する魔法具もあり、この濃霧に反応した。ただ自然発生したモノではないのなら生徒総員で調べにかかっていらハズですわ」

 

「んーつまり分かっていたという事なんですねー。私にはさっぱりですー」

「カズキ、古畑任三郎のマネ全然似てねえぞ」

 

 カズキがケイスケにツッコまれながらも古畑任三郎の物まねをしているが、メヌエットは全く気にせず話を続ける。

 

「でも何で隠す必要があるんだ?」

「それともう一つ、正体に気付いてもそれはイギリス政府に報告すべきではない結果が出た。またはイギリス全土がパニックに陥るからあえて伝えていない、ということでしょう」

 

 メヌエットの話を聞いて、凛はヤレヤレとため息をついて肩を竦めた。

 

「‥‥流石は名探偵の血を引いていることもあるわね。貴女の言う通り、良くない結果が出たの」

「良くない結果?」

 

「ええ、黒魔術師ブラックウッドが発現させたこの霧はただの霧じゃないわ。この霧には物を腐食させる力があるとわかったの」

 

 突然の事実にアリアとカツェ、セーラはギョッとしたが、カズキ達は実感がなく頭にハテナと浮かべながら首を傾げる。

 

「分からないのも仕方ないわ。確かに腐食の力があるのだけど、それは微量なもの。普通なら何の危害にもならない…でも、この霧の魔術は日が進むにつれ力が強くなってきている」

 

 腐食の力が日に日に増しているというのなら、このまま進むとどうなるか、アリアはあまり考えたくなかったが、凛は事実を告げる。

 

「最悪な事に侵食のスピードも徐々に速くなってきている。もしブラックウッドを捕えられないままだと…5日後にはロンドン橋やビッグベンは崩落し、1週間後にはイギリス全土の建築物は崩壊、そして一月後にはもうイギリスは誰も棲むことができない腐食の島と化するわ」

 

 衝撃の事実を聞いてアリアとカツェは驚愕する。まさかたったひと月でイギリスという国が無くなるかもしれない事態はありえないし聞いたことがない。

 

「そんな、ありえないぜ!あんなМ字ハゲの魔術師がそんな大層な魔術を使える筈がねえ‼」

 

「確かにその通りだわ…でも、()()()()()()()()()

 

 メヌエットは静かに口をこぼした。アリアはちらりとメヌエットの方に視線を向ける。

 

「メヌ…『例外』っていどういうことなの?」

「お姉様は色金の事ばかりを気にして見落としているのですわ。色金の他にももっと気をつけねばならないものがあるのです…使用者の能力だけでなく、周りの環境さえも巻き込んで最悪の極限へと登り詰めさせる魔法具が」

 

 一体何のことかアリアはキョトンとしているが、反対にケイスケはまさかと嫌な予感がして嫌そうな顔をした。『色金』とやらは何のことか知らないが、それ以外にもっと厄介なものがある。しかも5つもあり、自分達がその一つに出くわしている。メヌエットは頷いて告げた。

 

 

「おそらく、ブラックウッドは【十四の銀河】の4つの秘宝の一つ、【極限宝具・エクリプス】を発動させたのですわ」




 みんな大好き、凛さんのご登場(?)

 学生首席とか生徒会長みたいなもので。
 いろいろと押し込めました…

 しろーさんはチートなので今回は登場しません…

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