このやる気なしのルーンナイトに祝福を!   作:猫まんまmarkⅡ

4 / 6
はい、第4話です。
原作主人公との対面です。


この気苦労な少年に気休めを!

ゆっくりと歩いていた為、走っていったゆんゆんより遅れて爆心地に到着した。

いざ着いてみると、あの蛙が4匹くらいいて、その内2匹の口からは足が見えていた。その片方の包帯とニーソを履いた足が生えている方をゆんゆんは必死に杖で叩いている。もう片方にはどっかで見た茶髪の男が切りかかっている。なんだろう…この地獄絵図。

とりあえず、ゆんゆんが助けようとしているため、俺も救助に向かおう。

 

「大丈夫か?ゆんゆん」

 

「あ、カズマさん!助けてください!私の親友が!」

 

涙目で必死な表情で懇願してくる。そそる…じゃなくて、親友か…

 

「わかった。少し離れていてくれ」

 

「はい、あ、さっきの直接付与魔法は止めてくださいね?」

 

「あぁ、わかっている。」

 

それをすると中にいる奴も焼かれるだろうしな。

俺は剣に【ティンガー・E】を使用し、蛙の腹を焼き裂く。

蛙が息絶えたのを確認し、中の奴を救助する。

すると、中から出てきたのは小柄な少女だった。

また、お前か。俺はなんどお前と会えばいいのか。

 

「助かりました。蛙の中って生暖かいのですね。しかも焼けると香ばしいのですね。知りたくない情報でした。」

 

だろうな。誰だって知りたくないわな。

 

「めぐみ~ん!」

 

ゆんゆんは泣きながら、めぐみんと呼ばれた少女に抱きつく。キマシ?

 

「なんですか!ゆんゆん!なんでこんなところにいるのですか!?」

 

「それは私達もジャイアントトードの討伐を…」

 

仲が良さそうでお兄さんは嬉しいぞ。

さて、もう片方と言うと…

 

「ガズマザーン!」

 

「なまぐせぇ…」

 

泣き顔になっている青髪が茶髪に抱きついていた。

美少女だから役得だろうが、嬉しくなさそうだ。まぁ臭いしな。

 

俺とゆんゆんはこの変な奴らを連れ、アクセルに帰還した。

めぐみんとやらは茶髪におぶられている。

 

 

俺達は今、ギルドの酒場にて集まっている。

助けてもらったお礼だそうだ。

 

「さて自己紹介をしましょう!私は水の女神、アクアよ!存分に讃えて信仰なさい!」

 

「ごめんなさい。俺は後でエリス教に入るんで無理です」

 

即答で断ると、泣きながら茶髪に抱きつく。

 

「すまんな。うちの馬鹿が。俺は佐藤和真。16歳で職業は冒険者をやっているよ。よろしくな」

 

「よろしく。俺は葛崎一真。一応ルーンナイトを生業としている。21歳だ。」

 

「と、年上!?」

 

茶髪は佐藤和真というらしい。コミュ力ありそうだ。…って日本人か。ということはこいつも転生者か。話を聞くに俺よりも先に転生しているみたいだ。若くして死んでしまうとは…ご愁傷様。

そして、最後の問題児の番である。

 

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操る者……!」

 

「そっか、凄いな。よくわからないけど」

 

爆裂魔法か…ゆんゆんからは聞いていたけど、あの爆発は火力は本当らしい。

だが、一日一回は辛いな。俺は使わない。てか使えない。

 

「カズマカズマ。あの人は私の名前を聞いても笑わないです!良い人です!」

 

「しかし名前が一緒ですか。確かに紛らわしいですね」

 

ゆんゆんが顎に手を当て、ん~と何かを考えている。

すると、思いついたのか。

 

「よし、カ、カズマさん!これから…カ、カズ君って呼びますね!」

 

俺の呼び名を考えていたみたいだ。

 

「いいぞ。ゆんゆんの好きなように呼べば良いさ」

 

「えへへ~」

 

うん、その笑顔は可愛いぞ。

 

「ゆんゆんが…笑っている!?」

 

めぐみんが凄く驚愕したような表情でゆんゆんを見る。

ゆんゆんは顔を赤くし、めぐみんの元に向かい肩を掴む。

なにやら言い合っているようだ。

 

「えーと、一真…さんは死因って…なんでした?」

 

せっかくの同郷なので話してみると、和真の顔が汗だくになりながら宙を眺めている。

ついでにアクアの表情が絶望の色に染まっている。

詳しく聞いてみると、なんと情けない死に方をしたみたいだ。

でも人を助けようとしたのは評価できるんじゃないか?結果は別として。

と慰めると、泣きながら手を握り、感謝の言葉を投げてきた。

やめろ、俺にそんな趣味は無い。だからそこの息を荒くしている奴は

どっか別の場所に行け。俺以外の奴を見つけろ。

アクアはアクアで「後輩に席を取られる。これ帰っても居場所なくない?

やばくない?」とボソボソと膝を抱えて泣いている。

ちなみに和真に神様サポートの事を話したらアクアに掴みかかり文句をいい始めた。「なぜこんな重要なことを教えなかったか!」とのことである。

 

その後、和真から逃れたアクアがゆんゆんとめぐみんを巻き込みヤケ飲みし始めた。

んで、全員が潰れたのでここいらで解散することになった。

 

俺はゆんゆんとめぐみんを連れ、宿屋に向かう。

宿屋代は今回の報酬で払えたので、安心した。

俺の異世界一日目はそこそこ波乱万丈の一日となった。

 

 

次の日、ゆんゆんはめぐみんと一緒に出かけていった。

せっかく会ったのだし、2人で出かけてきたらと提案したところ、

ゆんゆんがめぐみんの手を引き、走っていった。

んで、一人で歩いていると、和真を見かけた。

 

「よう、なにをしてるんだ?」

 

「あ、一真さん。今日はアクアがバイトに行って暇なんで一人でぶらついていたんだ」

 

「そうか、ならどっか食べに行くか?金無いんだろ?」

 

「おぉ、それは助かるよ」

 

あの問題児たちを引き連れていると思うと、気の毒なため奢ることにした。

たまには休みも必要だろう。

 

「ねぇねぇ、君たち今から食べに行くのかい?ご一緒して良いかな?」

 

銀髪の盗賊ぽい子が声をかけてきた。どっからどう見てもエリス様にしか見えないのだけれど…

 

「いいぞ。一緒に行こうか!」

 

おい、金を出すのは俺だぞ。…まぁ、いいか。

この子には後で聞こう。なんでエリス様に似ているのか。あと、胸萎みました?って

なにやら銀髪の子から睨まれているけど…俺、声に出してないよね?




原作キャラって扱い難しいですね。
要勉強ですね。

和真さんの口調を少し修正。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。