このやる気なしのルーンナイトに祝福を! 作:猫まんまmarkⅡ
指摘、感想ありがとうございます。
まだまだ未熟な身なので大変感謝しております。
はい、ギルドの食堂にやってきました。
エリス様似の少女クリスはちょっと友達連れてくると言って走っていった。なので、俺と和真は先に席を取りに向かったわけだが、さっきから和真がメニューを見て動かない。恐らくなにを食べようか悩んでいるのだろう。なるべく払える分に抑えてくれると助かるが、まぁ大丈夫だろう。
「一真さん。これとこれ…頼んでもいいか?」
「なになに?…こんだけでいいのか?これならもっと頼んでもいいんだぞ?」
和真が頼もうとしているのは、カエルの唐揚げとサラダだった。これはいつも和真達が食べているもんだ。ちなみに、俺とゆんゆんはしょうが焼きと野菜炒めがメインだ。野菜は嫌いだったが、この世界の野菜は美味しくて普通に食べれたよ。
じゃあと和真は、カエルの唐揚げを大盛りに変更したようだ。あまり贅沢すると…後が恐いとのことだ。確かに一理ある。と和真と頼むものを選んでいると、
「やぁやぁ、待たせたね」
ようやくクリスが到着したようだ。その隣にはあまり見かけない金髪ポニーの美人さんが立っていた。なんか凄く気まずそうだ。あと、なんか顔を赤らめている。…これは和真に苦労が舞い降りる気がするな。
「こっちはダクネス。あたしの大切なお友達だよ。仲良くしてやってね♪」
「よろしく。ご紹介にあったダクネスだ。こう見えてナイトの上級職クルセイダーだ。」
所謂タンク役なのね。まぁ、ご本人がそう望んでいるならいいのではないか?
「自己紹介はこれくらいにして、とりあえず飯を食おう」
ちょうど昼時なので腹も空くだろう。そこのダクネスがいい証拠だ。可愛らしく腹を鳴らしている。なんか顔を赤くしてにやけている。
「それでカズマは、スキルに関して悩んでいるんだね。ならこのあたしの職業盗賊のスキルをおススメするよ。…凄く便利だよ?」
食事が済み、和真はレベルが上がり、スキルポイントを得たのはいいがどうしたらいいか悩んでいる話になり、それならとクリスが私にお任せと言ったので、その様子を端から眺めている。
「じゃあ、2人ともついておいで!見せてあげるよ盗賊のスキル」
クリスは立ち上がり、和真の手を引っ張りながら走っていった。なので俺とダクネスはその後をゆっくりと追う。ちなみにダクネスとの会話はあんまりない。流石に美人さんには緊張する。
そして、アクセルの街の少し広い路地裏に着いた。
「じゃあ、見ててね♪【スティール】」
クリスはスキルを発動させる。ドヤ顔をしながら手を開くと、和真の財布がクリスの手の中にあった。
「あぁー!俺の財布!」
和真は驚きながらも、財布を取り戻そうとするが軽々と避けられる。
「返して欲しかったら【スティール】で取り戻してごらん♪」
もちろんハズレもあるよ。このそこら辺で拾った石が残念賞だよ。とクリスが得意気に余裕をかましている。ダクネスもなんだかオロオロとしている。なんだかんだで常識人ぽいなこの人。
俺があくびをしながら辺りを見渡してると、和真はスティールを発動させていた。その和真の手の中には、白い布が入っていた。
「お、おおおぉ!当たりも当たり、大当たりだぁ!」
「いやぁぁ!?パンツ返してぇぇ!?」
なんなんだろうこの状況は。和真はクリスのパンツを振り回し、クリスは涙目になりながらスカートの裾を押さえながら片手を伸ばし抗議中、ダクネスはその様子をだらしない顔で見つめる。はぁ、カオスだ。…あ、でもクリスのその表情はグッジョブだな。
一段落吐いたところで、和真はこの後アクア達と合流するらしい。なのでギルドに戻るみたいだ。
ギルドに戻ってみると、顔が少しペンキで汚れているアクアと、ちょっとボロボロのゆんゆんとめぐみんの姿があった。アクアは良いとして、ゆんゆん達は何があったのだろうか。
「あ、カズマさん…じゃなかったカズ君。これはね…めぐみんが…」
「私の所為じゃないです。ゆんゆんが…」
事情を聞くと、買い物途中でめぐみんがゆんゆんの発育に嫉妬したのか、ちょっと取っ組み合いになったみたいだ。まぁ。確かにめぐみんは幼児体型だけど。
「それで和真さんは無事にスキルを取得できたのですかぁ~?」
となんかムカつくような顔でアクアが和真に問い詰めている。
「ふふ…見て驚けよ。【スティール】!」
和真は再び【スティール】を唱える。すると、また軽くゆんゆんと言い合っていためぐみんのワンピースが少し捲れ上がる。そして頬を赤くし涙目になりながら、和真の方に顔を向ける。
「なんですか?レベルが上がって変態にジョブチェンジしたんですか?…スースーするのでパンツ返してください」
はぁ、【スティール】って窃盗のスキルであってパンツを盗むものではないと思うのだけれど…あぁ、和真にとってパンツは優先度が高いのか。
クリスはさっきのことを思い出して顔を赤くしている。ダクネスは私の目に狂いは無かったみたいにうなずいている。
この後、和真のパーティーにダクネスが加わり、四人パーティーになった。見た目はバランスいいのにな…見た目は。俺は変わらずゆんゆんと二人パーティーだ。恐らく増えることは無いだろうな。
一人で座っていると、クリスが近づいてきた。
「ねぇ、君はあの輪に加わらないの?」
「あぁ、俺は端から見てるだけで十分だ。」
その方が気が楽だ。和真はアクアとめぐみんだけでも手一杯なのにそこにダクネスが加わり大変そうだ。愉悦。
ゆんゆんは疲れたようで、机にぐったりしている。
「そう言えば、クリス」
「なんだい?」
「なんでそんなにエリス様に似てるんだ?」
ギクッと肩を揺らすクリスに疑いの目で見る。汗を書きながら「え、えーと、ほら私は昔からそう言われてるけど、わ、私はた、ただの信者だから」と言っている。
「まぁ、そうだよな。エリス様はもう少しでかかった」
「うっ…」
なんだかクリスに睨まれているような気がする。まぁ、まだ確証ないし…続きはエリス様に出会ったときにでも行うか。あぁ、愉しそうだ。
「はぁ…まともに見えたんだけどな…」
クリスがボソッっと呟いているが聞こえているぞ。失礼な俺は良識のある常識人だぞ。まぁ、きっと和真と出会った時点でクリスの災難は続くだろうな。そんな気がする。
キャラが多くて大変です。
これからは1話1話に制限を掛けようかな…
でもそうすると、話が進みづらい気がする。悩ましいな。
小説版では短パンでは無くスカートなのでそちらに変更しました。
指摘、感想お待ちしております!