いきなりですがタイトルのこの素晴らしい世界に楽しみを!なんですが。正直に言うと本当に思いつきで書いたまま出しちゃったので、何か意味のあるタイトルにはなっていません。本当にすいません。
それと、私の作品には時々、すごく凄い、など具体的な内容を書かない場合があります。何故かと言えば、まぁ行き当たりばったりな投稿主なので、イマイチよく考えず書いてるからです。では長々とすいませんでした。
では、どうぞ。
「うわぁ…!」
思わず感嘆の声が口から出てくる。何故なら、茉莉花の目の前に広がる町並みは彼女の日常生活にはなかった無骨で、大胆な造りの家。今迄見たことのないほどの澄み切った青空。そして、それらを異世界のものと決定づける、獣のような耳とエルフのように先の鋭い耳を付け、普通に街を歩く人々の姿があったからだ。
「本当に、異世界だ…ファンタジーなんだ!!」
ガラにもなくはしゃいでしまう。1通りはしゃぎ倒した彼女は、右手に先ほど天使に渡された紙を持っていることに気づく。
「あ…。返し忘れちゃった。どうしよう…。」
そこで気づく。彼女は商才という言葉に惹かれすぎて、肝心の詳細に目を通していないことに。
しまった…。そう思いながら彼女が目を通すその紙には…
1.このスキルを持つ者は、一目見ればモノが売れるか売れないかが分かる。
2.このスキルを持つ者が手に入れた素材は、必ず高品質なものとなる。
3.このスキルを持つ者の売るものが売れやすくなる。
と、書かれている。
…これは、商才というより運が良くなっていると思った方が良さそうだな、と彼女は思う。1番は素直にすごいと思う。実際にそのへんの露店にある商品を覗くと、なんとなくではあるが売れるかどうかが分かる。そして3番。これは…もうそのまんまだった。1番では分からない何個売れるか、などを気にせず売りに出せるのは、確実にほかの店を出し抜く強みになる。
だが…問題は2番。これは、まずこのスキルを持つ人間が自分から売りに出すものを取り、そして作ることが前提となっているだろうスキルだ。このスキルだけは正直うまく使える気がしない…そう思いながら彼女は歩き出す。呼んだことの少ない、ファンタジーな世界観の本の拙い知識をアテにして。
「では…冒険者登録の手数料に、1000エリス頂きます。」
「え。」
完全に予想外だった。いや、私の持っていた本のファンタジーは、大体が元から勇者だったり、冒険者ギルドという施設…所謂(設定)がなかったため、この場所に来るにも人に声をかけたり色々な苦労があったけれど…まさかお金が必要なんて。でも、私にとっての現代と合わせて考えてみると、そうおかしくないかも…これは、いきなりかなりのピンチにあっている。まだ街から出てもないのに。
「?? どうかなさいましたか?」
「あ、いえあの…す、すいませんっ!!」
そう言いながら既に体は回れ右をして走り出す準備をしている。つい先程まで日本という穏やかで平和な国にいた茉莉花にとって、この冒険者ギルドはまさしく魔窟のようなもの。大きな体躯の男が若干叫んでるようにも聞こえる声の大きさで笑っている様子はモンスターのそれにしか見えない。
そして彼女は走り出すのだが…運の悪い事に、曲がった先で誰かとぶつかってしまう。
「うわっ!?」
「きゃあっ!?」
「いってぇ…!飛び出して来んじゃねぇよ!」
そう言いながら立つ青年…いや、少年は、元々背の低めな茉莉花よりさらに低い身長を精一杯伸ばすようにして茉莉花を上から睨む。
そして彼の背には身の丈とは到底合わない巨大な剣が下がっているのだが、茉莉花はまだ気づかない。
「ご、ごめんなさい…ってあれ?…子供?」
「子供じゃねーよっ!!俺は17のれっきとした大人だ!!」
「私より年上!?そんな…信じられない…。」
「あぁ!?てっめぇ見たとこ新人のくせに「…なにやってるの?」…。」
私の後ろから静かな声が上がる。あまりに急な事に上がりかけていた腰がまた床に落ちてしまった。
「…なにしてるの?と聞いてるのよ?答えなさい。ドラン。」
「い、いや。あねもね、そこの女がいきなり角から飛び出して来やがって…。」
あねもねと、そう呼ばれた少女は…背は茉莉花と同じくらい。服装の点で言えば全体的に黒が多く見える服。というより、ローブをきている。黒髪で日本人の茉莉花にとって親近感のわく相手なのだが、1つ、違う点がある。それは…
「だ、だから…目を光らせるのをやめてくれぇっ!それ、元々紅い目がもっと紅くなるから怖いんだよ!」
ドランと呼ばれた少年が、ほぼ半泣きで言った通り目が紅いのだ。それも、強く輝いているように見える。
「…でも、あなたもぶつかってしまったのだからそこは助け起こしてあげるところでしょう。どうしてそこで文句がでるの。」
「い、いやでも…あーもう!わかったよ!…悪かったな、女。だが、これから子供とか言ったら許さねぇぞ。」
そう言って手を差し出してくれる少年。茉莉花はその手を取り立ち上がった。
「あの、すいません本当に!私が悪いのにあなたが怒られる形になってしまって…。」
「ホントだよ。これからは気をつけ「ドラン?」…これからよろしくな!」
そう言って握手を半ば強引にしてくる。そんなにこのあねもねという少女が怖いのか…だとす「…あのー」
「ひゃいっ!?」
またいきなり話しかけられる。あれ!?さっきまで私の前にいませんでした!?何故後ろに!?…輝いていた瞳は、輝きを失い、紅味を帯びているだけになっている。でも怖いよ!!
「な、なんですか!?」
「…その、驚かしたのは謝りますので、そんなに怯えないでください。」
「は、はい…それで。えーと…なんでしょう?」
「…実はあなたがギルドに入ってきたあたりからちょっとあなたのことを見ていたんですが…。もしかして、冒険者登録ができないのではないのですか?」
「お前、目立ちまくってたんだぜ?なんかこの辺じゃ見ない服着てるし、明らかに冒険者って感じでもないからな。」
えぇ…それが本当なら恥ずかしすぎる…。私すっごいキョロキョロしてた気がする…。
でも…「はい、私冒険者になりにきたんですけど…お金が必要って知らなくて。だからどうしたらいいか分からなくて。あの、会ったばかりで失礼なんですが、お金、貸してもらえませんか!?」
…もし、彼女たちがここでお金を貸してくれるなら、恥ずかしかったのも必要なことだったな、と自分を誤魔化せる。
「…えぇ、もちろんです。元々そのつもりでドランに様子を見に行かせたのに…。」
「いや、悪かったって言ってるだろ。」
「…まあいいわ。あ、そういえばまだ自己紹介してなかったですね。…ごほん。」
そう言って彼女は羽織っていたマントを翻し、高らかに叫ぶ。
「我が名はあねもね!!再臨せし魔王を倒し、新たなる勇者の仲間となるもの!!」
…そう、彼女はドヤ顔で言い切った。本当に大きな声だったのでギルドの視線が一瞬こちらに集まり、喧騒も静まりかえるが、すぐにまた騒がしくなりはじめる。耳を凝らすと、チラホラとまたかーなんて声が聞こえてくる辺り、日常の中の出来事なのだと思う。…今の自己紹介が日常になるってやっぱりこの異世界はおかしい気がする。
「…ハァ。あー、まぁ、あねもねとパーティ組んでるハイドランジアだ。略してハイドって呼んでくれ。」
凄い。今の自己紹介に突っ込みすら入れずに自分の自己紹介をすませている。
「え、えと。私は木村茉莉花って言います。茉莉花って呼んでください。」
「…はい、よろしくお願いします。茉莉花さん。」「よろしくな、茉莉花。」
「…それで、お金の話なんだけど。貸す、というよりあげても良いの。でも、1つ条件があります。」
…まぁ、そうだよね。何も対価がなくお金が手に入るとは私も思ってない。とりあえず聞いてみよう。
「えーっと。はい。なにをすれば良いんでしょう?」
「…あなたが冒険者カードを渡された時、プリーストか、それに関わる回復の出来る職業になれたら、私たちのパーティに入って欲しいんです。」
「冒険者カード?」
「…これです。」
そう言って彼女が差し出してきた手には、何か文字がつらつらと書き綴られた、手のひらくらいのカードがあった。
「…これは、私たち冒険者の冒険者である証明書みたいなものです。でも、それよりも大きな役割として、冒険者たちのステータスや、使えるスキルなどが書かれているんです。そこで、もしもプリーストになりやすいステータスだったり、最悪どんなスキルでも使える冒険者っていう職業でも良いから私たちのパーティに入って欲しいんです。もしなれなくても、お金返してとは言わないので…。」
「まぁ、そういうわけだ。回復職の強い冒険者なんて、もうほとんどが自分のいるパーティってのを作ってる。最近は冬が近いせいでモンスターも凶暴化し始めててな。俺たちも回復の出来る味方が欲しいがどうにも誘えない。そこで、1からはじめるヤツに頼んでるって訳だ。」
…これはすごい。もしかして私ボッチ!?とか思っていた中で職業さえなんとかればパーティには入れるらしい。ここは…
「分かりました!私も1人じゃ無理だと思っていたので…もしプリースト?か冒険者?になれたら、あねもねさんたちのパーティに入ります!」
「…はい。じゃあ、これが1000エリス。登録料です。…あなたと冒険できるか、ここで楽しみに待ってるわ。」
「ま、どーせ結果は変わんねーんだ。気長に行けよ。」
私はお金を受け取り、頷きだけ返してカウンターに行く。
片手に持つ、今迄見たことのなかった銀色に光るコインとともに。
…はい。文字数を3000前後にしようと思っていたのですが、なかなか難しいんですね。私の書き方のせいでもあるでしょうが。
それでは少しだけ、主人公茉莉花と新たなキャラであるあねもねとハイドランジアについてプロフィールを書かせて頂きます。
木村 茉莉花
年齢16歳
身長162cm
体重43kg
黒髪黒目の基本的な日本人の容姿。
顔は普通に可愛く、結構慌てた雰囲気を出しているため男女分け隔てなく好かれていた。(愛されキャラ)
体型はそこまで悪くは無いが良くもない。ざっくり言うとキュッキュッボン。
あねもね
年齢18歳
身長160cm(156cm)
体重39kg
黒髪赤眼の魔法使い。まぁ、とある種族の1員。
体重と身長の差から、よく痩せてると思われがちだが4cmという超厚底ブーツを履いているため、実際の身長と合わせると結構普通。ローブで隠れているが巨乳です。投稿主の趣味です。
ハイドランジア
年齢17歳
身長154cm
体重45kg
全身かなり筋肉質なので、体重が重めという設定です。それでも背負っている大剣に振り回されてしまいそうですが、それについてはまぁ考えます。
という訳でプロフィールです。途中から投稿主が勝手に喋ってましたが、後書きなので許してください。それと、わかる方はわかるかと思いますが、それぞれの名前は花からとってます。ナターシャはどうだったか忘れましたが。…まぁ、この名前の付け方については、単純に投稿主が名前思いつかなかっただけです。
それではそろそろこのへんで。
この投稿主に書き続ける気力を!