Deathberry and Deathgame Re:turns 作:目の熊
四十話です。
前半は一護視点、後半はキリト視点です。
宜しくお願い致します。
「………………きっつ」
キリトとのデュエルに勝利し控室に戻ってきた俺は、開口一番、思わずそう漏らした。
武器解放後のキリトの強さは予想してた以上に常軌を逸していた。俺のHPが八割を切るまで使ってこなかったってことは軽々には使えねえ制約ってモンがあるんだろうが、にしたってアレはねぇ。
アレでもし死神にでもなって能力相応の霊圧と経験なんざ手にしてたらと思うとゾッとする。こんな例え話なんかに意味はねえってのは分かってても、そう思わずにはいられないくらい、あの摩訶不思議能力の威力は強烈だった。
だが、それよりヤバかったのは、武器解放後のキリトの鬼気迫る気迫だった。
今までアイツを見てきた中で一、二を争うレベルの怒涛の攻め。俺と正面切って撃ちあって、互いに一歩も退かずに攻めきったあの猛攻の中でアイツの剣に何度も触れていて伝わってきたのは純粋な勝利への渇望。勝ちたい、ただそれだけの願望だった。
単純故に強靱な、生半可な気概で挑んでいたら気迫負けしそうなその覚悟の重さは、いつものどこか達観したようなアイツらしくない、本当に正真正銘、十代のガキの闘争心って感じがした。それと真っ向から打ち合えたあの試合は、自分で言うのもなんだが、良い試合だったなと思える。
……なんにせよ、これで俺に残ってるのは決勝だけだ。とっとと観客席戻ってユウキとサクヤの準決二試合目を観たい。
……けど、その前に。
「――ヨ。お疲れ、ベリっち」
久々に会ったこのチビネコ二号ことアルゴを追い出すのが先だ。
控室に戻ってきた俺を待ち構えてたのはコイツただ一人。他の面々はどうしたと訊くと、リズ、クライン、エギルの三人は最初っから来る気が無く、「行くのは準決二つとも終わった後でいいんじゃない?」とか言って観客席に向かったらしい。友達甲斐のねえヤツらだ。
一応、リーナとシノンは俺サイドに、リーファとシリカはキリトサイドに来る気だったらしいが、リーファはリアルのトラブルで強制ログアウト(アルゴ曰く「催したんじゃネーノ」だとさ)、他の猫三匹はアリシャによって誘拐されたとか。
どうもアリシャ発案で、休憩時間の短時間であの三人をコンパニオンにした有料撮影会をやる、とかいうのが強制連行の動機だったみたいだ。
その場面に出くわしたアルゴ曰く、リーナはあの冗談みてえなカッコを短時間で揃える時にアリシャの手をわざわざ借りたツケがあったせいで渋々同行。
シリカはアリシャの「領主命令だヨ!!」……とかいう職権乱用の勢いに押されてあっけなく轟沈。
一番ゴネたらしいシノンに至っては、アリシャに散々セクハラ……っつーか尻尾弄りされまくって抵抗力を削がれたトコを捕まったとか。今頃アイツ、死ぬほど景気わりぃ面して写真撮られてンだろーな。戻ってくるなり当たり散らして来てもスルーだ。
「……っつーワケでベリっち。お疲れンとこ悪いけど、取材しに来たゼ」
「なにが『ッつーわけで』だっつの。微塵も悪びれてねえ面しといて、よく言うな」
「マーマー、そう邪険にすんなヨ。オネーサンとお前の仲じゃネーカ」
いけしゃあしゃあとコイツは……と顔を顰めつつ、とっとと済ませるべく顎をしゃくって、「何が訊きてえ」と無言で促す。どうせこの場から追い出してもあの手この手で調査を進めに来る。だったら準決二回戦が始まる十二時二十分までに簡潔にパパッと答えて終わらせちまった方が気が楽だ。
アルゴもその意を汲んだらしく「ンじゃ、時間もネーシさくさく行くゼ」と前置きして手元にメモ用ウィンドウとホロキーボードを展開した。
「よくキー坊の能力を破ったナ。オレっち視力には自信があるケド、最後までアイツの能力の正体は判らなかったシ、そもそも何が起きてたのかさえ見当もつかネエ。キー坊の能力って何なンダ? ってカ、ベリっちがキー坊にブチ込んだ一撃、アレどうやったンダ?」
「知らね」
「ハ?」
「知らねーよ。別にキリトの能力を教えたくねーとかそういうんじゃねえ。多分幻惑系か転移系なんだろうなって程度しか見当つかねえし。アイツの能力が何なのか、こっちが訊きてえくらいだ」
「……チョット待テ。それつまり、ベリっちはキー坊の能力が何なのか判んねえマンマでアイツに《残月》を当てたってノカ?」
「そうなるな」
「…………キー坊も大概ダケド、お前も充分怪物ダナ」
シツレイにも顔を顰めつつコメントしやがったアルゴに「うっせーな」とだけ返してから、スルーした質問の後半部分に答える。
「能力の仕組みが分かんねえからって対処できないことはないはずだろ。キリトがいつ消えて、どこに出現するのか。能力を使われる前にそれを察知できれば、それに合わせて一発叩き込めばいいだけの話だ。少なくとも、いつ使ってくるのかだけは分かってたしな」
「ベリっちが最後の月牙天衝を撃つとき……カ?」
「まあな。自分に二回も命中させた敵の大技があと一回だけ残ってりゃ、どんなバカでも警戒する。その状態で分ッかりやすい予備動作を取って撃とうとすれば、確実にそこを突く。立場が逆だったら俺だってそうしたハズだ」
「で、能力を使われるタイミングは最初っから判ってた。だから《月牙天衝》を囮にキー坊の能力発動を自分の図ったタイミング通りに使わせた、ト。ナア、ベリっち。オレっちには最後の一撃、《月牙天衝》から《残月》に切り換えたように見えたんだガ……ひょっとしてアレ、キー坊のソードスキル繋ぎをパクったノカ?」
「察しがいいじゃねーかアルゴ。当たりだ」
「ヘッヘ、伊達にお前の怪物っぷりを長年追っかけてねーからナ痛ッ!」
調子に乗ってさらっとディスるアルゴの頭部を拳骨で小突く。確かにコイツとの付き合いも大概長くなるが、にしたってさっきから怪物呼ばわりしすぎだろ。探せば俺よりゲーム強ぇヤツなんていくらでもいそうなモンだろ。
それは置いといて、キリトの「ソードスキルのブレイクポイントに別のソードスキル」を接続する技を最後の最後で俺も使ったのは事実だ。昔っからやってた格ゲーでよく使った手だし、一度間近で見せられた後なら、発想的にはそんなに難しいコトじゃなかった。
ただ、技のブレイクポイントの判別はそのゲームを死ぬほどやり込んでやっと分かるような代物だ。キリトはポンポン繋げてたが、あれをやれと言われて成功させられる自信は全くねえ。多分《残月》から《過月》に繋げるとかだったら間違いなく失敗してる。
……でも、《月牙天衝》に関してだけは、技のブレイクポイントが手に取るように分かった。
元々須郷と世界樹の頂上で戦った時に生成したこの技は、その起源を俺の記憶に持つ以上、能力発動の仕組みも限りなく記憶に忠実なはずだ。
つまり、現実の月牙天衝の『俺の霊圧を食って、刃先から超高密度の霊圧を放出することで、斬撃そのものを巨大化して飛ばす』行程を辿ってくる。要は、この世界の《月牙天衝》はこの三段階を超短時間に圧縮して発動してるはず。そう考えると、ブレイクポイントの判断は楽勝だった。
ブレイクポイントになり成り得るのは二点。『俺の
しかもキリトのソードスキル接続の様子を見てた限り、ソードスキル発動前に多かれ少なかれ生じる初動の『溜め』が接続後の技から省略されていた。つまり、一拍の溜めがある《残月》の初動の隙を失くすことができるってワケだ。
キリトの消えるタイミングが月牙の初動を見た瞬間だって自分の中で仮定できれば、接続元が単発攻撃である以上、《残月》を繋げるのはそんなに難しいことじゃなかった。
……ただ、
「キリトがドコに出現するのかだけは、結局最後まで判んなかった。二回目の能力発動の瞬間どんだけ目ぇ凝らしてもヤツの動きは追えなかったし、最後の能力発動の瞬間まで脳みそフル回転で考えても、キリトの奴の出現位置を読んだり誘導したりする方法は思いつかなかった」
「エ? ケドあの身体の捌き方はどう見ても位置が判ってる風だったゼ? じゃネート、あんな強引に上向いた体勢、取らねーダロ、普通。……まさか、勘とか言うんジャねーだろうナ?」
「ちげーよ……って言いてえけど、正直似たようなモンだ」
「ウェ!? マジカ?」
「大マジだ。俺はただ、キリトの強さを信じただけだったんだ」
「強さを、信じル……?」
いま一つピンと来てない顔で首を傾げるアルゴ。ぶっちゃけ俺も上手く説明はできねえんだが、と前置きしてから、その言葉の意味を噛み砕くようにして話を続ける。
「キリトを見てたならおめーも分かるだろうけど、昔のアイツは肝心なトコで感情に引きずられて動いた。ヒースクリフに挑発されてタイマンデュエルに特攻したのがいい例だ」
「ソレ、お前にだけは言われたくねーダロ」
「俺はもーちょいマシだった。つか、黙って話聞け……けど、キリトはあのデュエル中、最後の最後まで感情をできるだけ抑えてた。ラスト一発、俺が《残月》で奴の腰から下を消し飛ばしたときでさえ、呆然としたのは一瞬ですぐにHP消滅前に俺に斬撃を当てようとしてきた。あの時、奴の目にあったのは激情と理性。我を失ってなんかいなかったんだ」
「激しても冷静、ってヤツカ。ケド、それがキー坊の出現位置逆算とどう関係するンダ?」
「キリトはまだ完全に感情を抑制するレベルの鉄心持ちじゃねえ。けど、それでも現実が自分の想定を超えても理屈で戦おうとするだけの理性を持てるのが今のキリトだ。つまり、俺がどんだけアイツの作戦を台無しにしようが、なるたけ理詰めで戦おうとする」
「ンームムム、ってコトハ…………」
訊くだけの現状に飽きて来たのか、アルゴは質問を重ねることなく自力で答えを導きだそうと首をひねり始めた。頭の上のネコミミをあっち向きこっち向きさせつつ黙考すること十数秒、思いついたようにパッと顔を上げた。
「判ったゾ! キー坊は理詰めで動いたから、ベリっちに一番攻撃を当てられる確率が高い目くらましになりそうな太陽を背にした突撃を選んダ! 武器解放前の黒煙使用の突撃、そンで能力使ってベリっちの視界を欺いてる時点で、キー坊がベリっちの視力……ッてか動体視力を警戒してることは自明だシナ!」
「そういうことだ。これでもしキリトが最後に日和って感情任せでテキトーに能力使ったり、逆にキリトが理詰めで動くと俺が読んでることを向こうも読んでたら、負けてたのは俺のほうだったかもな」
「キー坊が理詰めで動くことをベリっちが読んでることをキー坊が読んでることをベリっちが読んでることを……ってカ?」
「堂々巡りにすんな、鬱陶しい」
最後にオチを付けたアルゴに二発目の拳骨を軽く落とすが、今度は流石にひょいっと躱される。いちいち身軽なヤツだ。
一応「記事になんかしてくれんなよ」という俺の追加注文に生返事を寄越しながら情報を手早くまとめ上げたアルゴと共に控室を出て
「準決見ててオネーサン思ったんだけどナ。決勝の相手がサク姉が相手だったらマダ良いケド、もし《絶剣》と当たったら、ベリっちケッコーヤバいんじゃネーノ? 主に武器特性的にサ」
「……やっぱそう思うかよ。負ける気はさらさらねえんだけどよ、少なくとも今のままじゃマズい気はしてンだ」
「マ、カタナ使ってる以上、しゃーないことではあるケドナ。甲冑でも着込むカ? そのコートの上カラ」
「アホ。重くて音速舞踏使えなくなンんだろーが。いい的だっつの」
……そう、今回のデュエルで一つ、俺の装備的な欠点が予想以上にデュエルの戦況に影響してくるってことが判った。
別に弱点ってトコまではいかねえが、カタナで防御した時の被ダメージ減衰率が低すぎるんだ。俺の天鎖斬月、つかカタナカテゴリ自体が敏捷系。対するキリトの直剣は奴の「重い剣好き」が高じた所為か筋力系のはず。結果、序盤でほとんどの通常攻撃を防御してたにも関わらずHPを二割も持っていかれて、奴の武器解放を許す結果になった。
別にノーダメージで勝ちたいなんざ欠片も思ってねえし、実際ムリだとは思う。
けど、もし未だに見たことがないユウキの武器解放がアスナ同様「貫通ダメージの強化」とかだったら、決勝は相当キツくなる。キリトの場合は考えて戦ってる分強かったが、逆に言えばその考えが分かっちまえばこっちのモンだった。単純な攻撃性能強化とかだったらそうもいかねえしな。
「……マア、決勝までに時間あるシ、オレっちがなんか良さげな武器とかアイテムとかないか、探しておいてやるヨ。取材料代わりダ」
「そうか? じゃ、せっかくだし頼むわ」
「ハイヨ」
「……念のため言っとくが、際モンだったら突っぱねるからな。特に手錠とか」
「イヤ、流石に代金代わりの調査だからマジメにやるケド……手錠って何ダヨ。マ、まさかリっちゃんとSMプレイか、監禁プレイでもする気カ? もしやるんならその様子をドキュメンタリー形式で密着取材を――って、冗談冗談。冗談だからその拳骨仕舞ってくれ」
「ったく……」
手錠案のそもそもの出処はコイツなんじゃねーかと思ってカマかけたんだが、アテが外れた。やっぱあのネコミミ領主か、それともリーナ本人か。どっちでもいいが、ケットシー連中はヘンなのが多いな。
試合開始五分前になって人通りが増えつつある内部通路を歩きながら、俺は隣の小柄な猫プレイヤーを見ながらそんなことを考えていた。
◆
<Kirito>
一護に敗北した後アスナとユイの慰めの元で散々に泣きつくし、ようやく落ち着いた俺は準決勝を観戦するべく、二人を連れて控室から闘技場の観客席に場所を移していた。
戦ったばかりの一護と顔を合わせるのは流石に気が引けたが、幸いなことに上位ベスト8に入ったプレイヤーには観戦用の個室が与えられるとのこと。
立方体型の部屋で、開けているのは前面のみ。上下左右は石壁、背後も同様で出入り用の鉄扉が設置されている。大きな革張りのソファーが一つとサイドテーブルのみのシンプルな内装だが、アスナと小妖精状態のユイの二人と共に観戦する分には何の支障もない。
……尚、開放されている前面には外から中が見えないよう任意で幻惑魔法系の結界を張ることが出来るらしいことをユイが解説して、その時一瞬だけ不埒なことを考えたせいでアスナから「愛のデコピン」を頂戴することになったが、それはまた別の話だ。勿論、結界は張ってない。
「……うぅー、なんか私、緊張してきちゃった……」
「おいおい。アスナが試合するわけでもないのに、なんでだよ」
「だって、相手はサクヤさんなんだよ? ALOに来たばっかりの頃とは言え、あの一護の斬撃を九割方先読みで止めちゃう人だし、ユウキはフェイクとかかけ引きとか苦手だし……心配だよ」
「まあ、なるようになるさ。それにユウキには度胸がある。アスナが強制ログアウト半歩手前にまで陥ったホラーダンジョンを笑顔で踏破するあの肝っ玉があれば、多少手を読まれたくらいじゃ逆に勝負を楽しみそうじゃないか」
「そ、その話はもうナシだってばー!」
「あっはは。あ、ほらアスナ。二人が出て来たぞ」
むくれるアスナの視線を闘技場の舞台へと誘導する。衆人環視の大歓声の中、二人の女性プレイヤーが円形舞台の両端の入場口から入ってきて、開始戦前で立ち止まる。
一方は《絶剣》ユウキ。トーナメント予選の時期は「うひゃー、き、緊張するなぁ……」と苦笑いしていたものだが、流石に準決勝まで上がってきただけあって、もう慣れたものだ。天真爛漫な笑顔を振りまきつつ、周囲の歓声に手を振っている。良くも悪くもいつも通りだ。
しかし、もう一方のプレイヤーはそうとはいかないらしく、
「ね、ねえキリトくん。サクヤさん、なんかちょっとコワくない……?」
「……ああ。親友のアリシャさんでさえ『今日のサクヤちゃん、スゴク気が立ってるから……』って言って撮影会に退避しただけはあるな。《絶剣》との初対戦で気合が入ってるのは分かるが……あれは真剣どころか殺気の域だ」
珍しい無表情で舞台上に上がった才色兼備のシルフ領主、サクヤさんは周囲のリアクションに一切頓着することなく立っていた。その姿には一切の無駄が無く、刀を構えてもいないのに、近づいた瞬間居合いで斬り捨てられそうな気配さえ漂っている。
そんな研いだ刃のような気迫をまき散らすサクヤさんの様子に尻込みも遠慮もすることなく、戦う前の挨拶としてユウキが何か言葉をかけようと口を開く。が、サクヤさんがその気配を察知したかのように右の掌を突き出し、そのまま首を横に振って見せる。
その対応に目を丸くするユウキを一瞥した後、怜悧な美貌に一縷の表情も浮かべることなく、サクヤさんは腰の太刀をゆるりと抜刀し、
「……多くは語るまい。ALO始まって以来最強の剣士と謳われる君なら、全ては互いが帯げた剣で語ろうじゃないか」
「へえ、お姉さん詩人だね。わかったよ、じゃあ後は……これでお話ししよっか」
ユウキもそれに合わせるように腰の黒曜石の剣を抜剣。いつも通り、凡庸な中段の構えを取る。対するサクヤさんはやや下段気味。こちらもいつも通り、防御重視の構えだ。
……さあ、どうなる。
アスナにああは言ったものの、確かにユウキにとって、サクヤさんは最も相性の悪い部類の相手だ。
常に先を読み続け、読みが外れない限りまともに斬撃を当てることさえ難しいあの人の前では、ユウキの素直すぎる太刀筋は致命的だ。一護は武器の大火力攻撃で、俺はシステム外スキルによる不意打ちで勝利したが、ユウキにはそのどちらも望めない。
これでサクヤさんの振るっている刀が通常の太刀、いや、去年まで帯刀していたあの『軽量化』効果のある太刀だったのならまだ多少は楽観視できたんだが、
「征くぞ――」
「――うん。いつでもどーぞ」
今のサクヤさんの獲物が相手だとそうはいかなくなる。なにせ……、
「――剥れろ。
彼女の化ノ丸の能力《常理剥落の刀身》の織りなす斬撃は変幻自在、全く先が読めない代物だからだ。
感想やご指摘等頂けますと、筆者が欣喜雀躍狂喜乱舞致します。
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次回はこの続き、ユウキ対サクヤ戦を(出来れば決着まで)書く予定です。
……感想返しが滞っておりますが、週末でなんとか返しますので、もう少々お待ちください。