モンスターハンバァァァァァグ!!   作:恋さん

2 / 2
ハンバーグ師匠と友達?

ここは名もなき村。それ以上でもそれ以下でもない。

 

「この村も変わらねえな…」

 

「来たことあんのかよ!」

 

どうやら昔来たことがあるようだ。

 

「おお、お前さん。久しぶりじゃな…」

 

「村長!知り合いだったんですか?」

 

村長が来てそう言う。

 

「ああ此奴は昔この村の専属ハンターじゃった。とても強くてのぅ」

 

「よせよ。じーさん昔の話だ」

 

「でもいきなり「俺は最高のハンバーグになる!」といってこの村を出て行ったんじゃ」

 

全く意味が分かんねえよ!そう聞きたかったが村長に止められた

 

「やめい!面倒くさくなるじゃろ!」ヒソヒソ

 

本当どうしてこんなおっさんが強いのか…謎が深まるばかりである。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ダンが自分の家で次の狩りの準備をしていると、

 

アハハハハ!!

 

外で多数の子供の笑い声が聞こえた。少し外に出て見ると、

 

「こないだね。トンカツとメンチカツとハンバーグで芝居をやったんだ」

 

ネタを披露しておらっしゃる…やっぱお前ただの漫談師だろ!

 

「けどトンカツとメンチカツだけとても緊張してたんだ。何故だと思う?」

 

ネタを披露している所から俺が見ている場所はかなり遠いが子供達の笑い声が此処まで聴こえる。しかもずっと絶えずにだ。

 

「ハンバーグだけ上がってないからね」ドヤァ

 

「アハハ!!」 「何コレー!」 「おもしろーい!」

 

デェェェェェェェェン!!

 

お、この変なBGMが聞こえたという事はあれが出るのか、絶対子供受けがいいだろうと思い見ていたが、

 

「ハンバァァァァァグ!!」

 

シーン

 

子供達が一斉に真顔になり全く笑わなくなった。それに耐えられなくなったのかハンバーグ師匠は

 

「ハンバァァァァァグ!!」スタスター

 

「帰んなあぁ!」

 

逃げる様に近くのお店に入って行った。

 

というか子供達の笑いの基準…なんで上がってないからねというわかりづらい洒落で笑い、単純なネタで笑わないのだろうか…こっちの方が謎である。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハンバーグ師匠が俺と一緒にクエストについていくことになった。村長からの命令だ。絶対厄介払いだろ!

 

「少年。いやダン君といったね。どのクエストに行くんだい?ハンバーグはね、このクエストなんかいいと思うが」

 

そう言って差し出してきたのは

 

【イビルジョー討伐】

 

「論外だ!」

 

などの話を繰り返していると、後ろから足音が聞こえる。ハンバーグ師匠もそれに気づき後ろを見ると海パンとピンクの帽子をかぶった筋肉ムキムキな男がいた。

 

「お前は!」

 

何やらファンキーなBGMを流しながら筋肉ポーズをしながら段々と近づいて来る。

 

「久しぶりだな。ハンバーグ。君は初めてだな。俺の名は筋肉料理研究家。マグマ中山だ」

 

まーた変なのが出てきた…

 

「中山…何しにここに来た」

 

「全てはお前との決着をつけるためだ!」

 

決着!?こんな村の真ん中でそんなことやられたら…

 

「分かった。いいだろう」

 

おい!ハンバーグ!こんな所で騒ぎ起こすんじゃねえ!

 

「覚悟!」

 

うわぁー!

 

思わずぎゅっと目を瞑る。数秒後何も起こらないと思い目を開けると、

 

ガラガラ

 

「へ?」

 

覚悟!そう言いマグマ中山が何処からともなくテーブルとその上にスパゲッティを用意する。

 

「まずはハンバーグ。お前からだ!」

 

「分かった。んっん〜」

 

どうやらハンバーグから始める様だ。

 

「じゃさっと終わらせるのでフライングハンバーグをここで1つ」

 

「こないだね。ハンバーグ喫茶店に 「ハンバァァァァァグ!!」

 

瞬間ハンバーグの後ろから突風が吹く。

 

「くっ!中々やるな!」

 

いやなんも笑えねぇよ!

 

「だがそんな短くていいのか?」

 

「いいんだよ。次はお前の番だ!」

 

「ああ。んっんー」

 

分かるよ。ちゃんと声だけは大切にしないとな。やはり漫才師にとって声は命。だけどこれだけはやめよう。村の真ん中で奇声を放つ男と筋肉ムキムキの怪しい男。俺までが関係じゃに見られてしまう。

 

「まずは皆さん。普通のスパゲッティを用意してください」

 

「このままだったら普通のスパゲッティ。皆さん粉チーズを用意してください。ここからがマグマなんです!」

 

「ミュージックスタート!」

 

先程近づいてきたときのBGMと筋肉ポーズをし粉チーズを持ちながらも披露している。

 

対するハンバーグはそれを見て構えている。

 

お?どうやらBGMが止まる様だ。

 

〜♪〜♪

 

「だーーーーーーーー!」

 

どうだ!とマグマ中山はハンバーグを見る。いやあんたただスパゲッティに粉チーズかけただけだろ!

 

バキュン!

 

ハンバーグからそう聞こえる。それと同時にハンバーグが倒れる。ここにいるマグマ中山、俺も驚く。いきなり聞こえるからだ。

 

「へっ!またこいつに助けられちまったぜ!」

 

そう言って取り出したのはハンバーグだった。

 

「いやおかしすぎるだろ!なんでハンバーグで銃弾が!?いやそもそも銃なんか誰も…」

 

「くっ!完敗だ!」

 

「えぇぇ!?」

 

「どうだ。中山。俺の二段構えは」

 

「完璧だ…!くそ!クソおォォォォォォォ!」

 

「こんな茶番もういいよ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの後なんとか収集がつき、やっと狩りへ出発することになった。

 

「やっと出発できる…」

 

「そうだな少年」

 

「」

 

「ハンバーグ。少し回復薬をくれないか?」

 

「分かった。いいだろう」

 

ダッ!

 

「おい!待て!待つんだ!少年!慌てなくてもモンスターはいるぞ!」

 

そういうことじゃねえよ!

 

後はご想像にお任せします。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次回予告

 

「行くぞ!ハンバーグ!」

 

「ああ!中山ぁ!」

 

「ファッ!?」

 

「「お、お前は!」」

 

「チキショー!!」

 

次回「ハンバーグ師匠&マグマ中山の狩猟/ハンバーグ師匠の友達…ってもういいわ!」

 

 




ハンバァァァァァグ!!(閲覧ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!ハンバァァァァァグ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。