SS~キリトが趣味でGGOをやってたら~   作:Shadow@SS初心者

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No.2

先ほど軽い動作確認が終了し、GGO《ガンゲイルオンライン》の世界へと降り立った。

「これが、GGO……。」

SAO《ソードアートオンライン》とも、ALO《アルブヘイムオンライン》とも違う雰囲気で、なんとなくわくわくする。

「キーリトくん!」

「やあ、アスナ。」

「やっほーー!」

「相変わらず元気だな、アスナは。」

「だってキリトくんに会えるんだよ?!キリトくんは私と会えて嬉しくないの……?」

泣きそうな顔でアスナが問い詰めてくる。こんな顔をされたらどんな男でも1発で落ちるきがする。じゃなくて。

「う、嬉しいに決まってるだろ。」

「キリトくん、顔真っ赤!照れてるんだ、可愛い!」

「て、照れてなんかないからな!顔が赤いのは暑いからだからな!!」

「えーー、そうなのー?」

半信半疑のアスナ。俺はさらに言う。

「大体ここ暑すぎないか?どっか入ろうぜ。」

「それならいいお店知ってるよ!行こう!」

いつの間に偵察していたのだろうか。

そんなどうでもいいことを考えているとアスナが、

「おーい、キリトくん?置いてっちゃうよー?」

それはまずい。

「今行くよー。」

慌てて人ごみに消えつつあるアスナを追いかけるのであった。「いかにも怪しそうな店だな……。」

「外見で決めないの!とっても美味しいんだから!」

うへぇ、と思いつつ、俺は店の中に入った。

 

「あれ?」

「んー?キリトくん、どうかした?」

「いや、中は案外普通なんだなって。」

「だから外見で決めちゃダメって言ったでしょ?」

一言も言い返せない俺をアスナはふふん、とみた。

「と、とりあえずなんか食べようぜ!俺、腹減りすぎて死にそうだ!」

「もうっ、キリトくんったら。」

少々呆れ気味なアスナを置いて適当な席に座った。

「ほら、アスナ、こっちこっち。」

「キリトくん、1人でどっか行っちゃわないでよー。」

「ごめんごめん。さて、何にしようかな…。」

「ここのアンデッドステーキっていう料理が美味しいんだよ!」

「あ、あんでっと?アスナ、それゾンビ肉じゃ……?」

「とにかく美味しいんだってば!」

そこまで推されると頼まずにはいられない。

「あのー、すいません。」

NPCの店員がこっちに来る。

「アンデッドステーキを2つください。」

「分かりました、少々お待ちください。」

NPCの機械質な声が応答した。

「さて………。アスナ、1つ聞きたいことがあるんだが。」

「うん?なあに?」

「何でGGOに誘ったのか、どうしてもわからなくてな…。普段通り会うならALOでもでも問題ないだろ?」

「そうだねー、私がキリトくんをここに呼んだ理由はね、BoB《バレッツ オブ バレッツ》っていう大会に出たかったからなの!」

「あぁ、そんな大会あるらしいな。でもあれって個人戦なんじゃないのか?」

「う……。そうだけど……。」

「あ、分かった。一人でやるのが寂しかったぁぁぁあ?!」

語尾はアスナに足を思いっきり踏まれたためである。

「キリトくん……。それ以上言ったらどうなるか、分かってるよね……?」

黒い笑顔を浮かべているアスナ。

うぅ、怖い……。

「すまん、アスナ。俺が言いすぎた。」

「ふふ、キリトくんって本当に優しいよね。」

「そ、そうかなぁ……。」

間違っても怖いからすぐ謝ったなんて言えない。

「キリトくん何か隠してる?」

「そ、そんなわけないだろ、ほら料理が来たぞ。」

むー、という顔しているアスナをさしおいて、「いただきます!」とわざと大きめな声で言った。

「もう。じゃあ、私も食べようかな。いただきます。」

もぐもぐ。

「お、美味しい……!」

「ほら、私の味覚は間違ってないでしょ?」

「やっぱ見かけで決めちゃダメだな。」

「うんうん、そうだよ!」

アンデッドステーキをあっという間に食べ終わった俺らは軽いデザートを食べ、その店を後にした。

 

「キリトくーん!早く早く!登録できなくなっちゃうよー!」

「分かってる!でも……。」

あの店、すっごい惹かれるんだよな…、と心の中でつぶやく。

すると、

「登録した後でも行けるでしょ!早く早く!」

何と言わずともアスナにはバレていたらしい。

「あ、その手があったか。」

遅まきながら、そのことに気づく。

なので、大人しくアスナに従うことにした。

「あとで行こうぜ。」

「もう、キリトくんってばその事ばっかり。」

「悪い悪い、じゃ、行こうか。」

「うん!」

こうして俺達は都市グロッケンの総督府へと足を進めるのであった…。

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