「」:キャラクター達のセリフ。
『』:2人以上が同時に言うセリフ。または人のセリフの引用等。
[]:電話越し、壁等を挟んで聞こえるセリフ。
ー優子sideー
「我々CクラスはAクラスに試召戦争を申し込みます!」
Aクラスのドアを開けて入ってきたCクラスの……小山友香さんだったかしら?……が突然宣戦布告をしてきた。
「……木下優子、あなたを許さない!」
「え!?」
小山さんはそう言いながらアタシを睨みつける。
身に覚えのないアタシは非常に戸惑った。
「とにかく!三十分後に戦争を始めるわ。いいわね!」
「……わかった」
アタシの代わりにクラスメイトの霧島翔子が返答してくれた。
「…………」
振り返りながらも、小山さんはアタシを睨んでAクラスから出ていった。
「……受けちゃったけど、良かった?
翔子はどうやら代表であるあの子から受けるよう言われたわけではなく、独断で宣戦布告を受けたらしい。
「…………」
「代表?」
代表からの返事が無い、もしかしてーー
「…………すぅ…………すぅ…………」
やっぱり!
「代表!起きて!!」
「なひゃい!?」
我らが代表は変な声をあげながら起きた。べ、別に可愛くてお持ち帰りしたいとか思ってないわ!
ー優子side outー
ー???sideー
「ぅぅ……まだ眠い……」
気持ちよく眠っていたところを、木下優子さんに起こされました。
「……いつから寝てたの?」
「えっと……HR終わってすぐ……ですか?」
「アタシに聞かないでよ……」
ボクの返答に木下さんは呆れたように額に手をやる。
とりあえず昨日からのBクラスとFクラスの戦争はどうなったのかな?
「Fクラスの試召戦争は終わったんですか?」
「まだよ、それよりもウチのクラスがCクラスに宣戦布告されたわ」
「え!?なんでですか!?ボクなにかしました!?」
「理由なんて知らないわよ!とにかくあと三十分もしたら試召戦争が始まるわ」
「……作戦はどうする?」
んーと、どうしよ……
「とりあえず時間もないので3人1組の部隊を5つ程度作ってその人達メインで攻めてもらいましょう。
遊撃隊として10人程度用意、近衛兵は5人でいいかな……?
更に5人を伝令要員として確保あとは防衛ラインとしてでてもらいます。これでどうでしょう?」
Aクラスの点数ならこの部隊構成でCクラスまでは勝てるかな、いろいろ不安な部分もありますけどね。Aクラス並みの点数保持者とかくると厄介です。
「部隊をどう動かすの?どこからCクラスに入るとかその辺り考えないと……」
「Cクラスは隣に位置してるから戦場を限定されるので戦う人数は少なくなります。現状このまま正面突破でいいかと。また空き教室なり屋上に行かれても遊撃隊、メインの部隊で攻めきれると思います」
「なるほどね、ならその部隊構成でいきましょ」
「キーになりそうなメインの部隊はバランスよく編成したいですね。霧島さんお願いいてもいいですか?」
「……わかった。あと翔子でいいって前に言った」
「え、でもーー」
「…………」
霧島さんは無言で、でも目を潤ませてボクを見てきます。
む、無言のプレッシャーってやつですか……!
「……お、お願いします、翔子さん」
「……ん。」
そう言って霧……翔子さんは満足そうに頷いた。
これから戦争が始まるのかぁ……
やだなぁ。内心ボクは涙を流して、汗を滝のように流してました。
ー???side outー
次回はCクラス戦です。
かつて読んだ下さった方々も初めての方々も、暇つぶし程度に読んでいただければと思います。