ー第三者sideー
Cクラス対Aクラス
Cクラスの教室出入り口にてAクラスと戦闘となった。
『
キーワードを叫んだ生徒の前に幾何学模様があらわれ、召喚獣が出てくる。
Cクラスの生徒の召喚獣は柔道着に薙刀のいう装備。
対するAクラスの生徒の召喚獣は西洋風の鎧に直剣と小さな盾。
化学
Cクラス Cモブ1 148点
VS
Aクラス Aモブ1 357点
「クソッやっぱり高いな……」
「さっさと終わらせるよ」
Aクラスの召喚獣の剣がCクラスの召喚獣の薙刀ごと切り裂き、Cクラスの生徒の召喚獣が縦に真っ二つにされる。
Cクラス Cモブ1 DEAD
VS
Aクラス Aモブ1 357点
戦闘が始まってはすぐに終わるが、また新しい相手が出てくるために攻め切れていない。
しかし開始10分たらずでCクラスの生徒の約半数が戦死した。
対するAクラスの戦死者は0。圧倒的と言える。
「戦死者は補習だ!さっさと来い!」
この声とともに、何処からともなく現れたのはこの学校の教員西村宗一郎。通称、鉄人。
「て、鉄人!?い、嫌だ!!あんな拷問耐えられるわけがない!!」
「拷問?何を言っている、これは教育だ!
趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎という理想的な生徒に教育してやる!」
これを聞いた生徒は皆それは拷問だと思ったそうだ。
「だ、誰か助けーーー」
西村教諭の肩に担がれたCクラスの生徒は抵抗することさえ出来ぬまま、補習室に連行された。
「このまま押しきれればいいんだけどね」
「そうだね久保君、まぁ即興の部隊構成でここまで攻めることができてるのなら良いんじゃない?」
「それもそうだね。よし、そろそろ僕達も攻撃に参加しようか」
遊撃隊の指揮を任された久保利光、同じく遊撃隊のメンバーの佐藤美穂を含めた数名が攻撃部隊と共にCクラスへの攻撃を開始する。
その頃Aクラス本陣は、
「ーーーで、身に覚えがないと」
「ええ、だからなんであんな態度をとられたのかわからないのよ」
「ふむ」
今回の試召戦争を挑んできたCクラスの小山友香の言ったことについて、話し合いをしていた。
「ーーー考えてもしょうがないかなぁ……」
宣戦布告されたときの様子を聞いていたAクラス代表は、腕を組んで考える素振りを見せたが、10秒もしないで考えることをやめた。
「え、ちょっと真面目にーーー」
「今は戦争中です。
戦後対談のときにでも聞けばいいだけです」
「そ、そうね」
「まぁ、この戦争が個人の感情によるものならそれを利用しましょう。工藤さん」
「はいは〜い。何かな、代表サン?」
代表に呼ばれてやってきたのは、黄緑色の髪をショートカットにした女子生徒、工藤愛子だ。今回の戦争では伝令部隊を任されている。
「遊撃隊に伝令を」
指示を聞いた工藤は教室を出て行った。
戦場となっているCクラスの教室出入り口では、Aクラスの遊撃隊が攻撃に参加したもののーーー
「狭いね」
「そうだな、下がった方が良くないか?
久保、どうする?」
そう、隣の教室へ攻めに10人以上で行けば通路、戦場での自分の立つ位置が確保できない。
おそらくそれ見込んで攻撃部隊が3人1組になっている。
「そうだな「伝令ダヨ」ん?工藤さん?」
戦況を見て指示を出そうとした久保に伝令部隊の工藤が代表からの指示を伝える。
「…………了解した」
伝令を聞いた久保の指示の元、遊撃隊と攻撃部隊が入れ代わる。
遊撃隊は2人1組でそれぞれCクラスに攻めていく。
攻撃部隊はAクラスへ戻っていった。
「……ん?……!Aクラス代表の霧島翔子だ!木下優子もいるぞ!」
戦闘中のCクラスの生徒がAクラス代表を含む数十名が教室から出ていくのを目撃し、Cクラス代表小山に告げる。
「なんですって!?Aクラスを足止めして!木下優子、そして代表を討ち取るわよ!」
小山の指示により、Cクラスの教室にいた全生徒が出てAクラス遊撃隊を足止めする。
『
Aクラス1人に対してCクラスも1人になるように対峙する。点数差があるもののそうしなければ、Aクラス代表を討ち取れる人数を確保できないからだ。
化学
Cクラス Cモブ31〜40 平均135点
VS
Aクラス 久保利光、佐藤美穂、モブ×8 平均331点
戦闘している間に残った十数名がAクラス代表の元に向かう
「作戦通りかな」
久保は眼鏡を指であげてそう呟いた。
「Aクラス覚悟ぉぉ!」
「Cクラスに負けるかよ!」
『
古典
Cクラス Cモブ41 110点
VS
Aクラス Aモブ25 240点
「木下優子!覚悟なさい!
「なんでアタシを目の敵にするのよ!
「代表!援護する!
小山と木下がほぼ同時に召喚獣を召喚。小山を援護するためにクラスメイトの男子も召喚する。
古典
Cクラス代表 小山友香 & Cモブ49 200点 & 240点
VS
Aクラス 木下優子 390点
全身を包む銀色の鎧を見に纏い、身の丈程の大きさの鎧と同じ色のランスと体の半分以上を隠す大盾を軽々と持ち上げる木下の召喚獣。
対するCクラス代表の小山の召喚獣は、和服に制服の同じ赤いスカートを着て、三叉の槍を持っている。
男子生徒は、鎧というより服に近い軽装に長刀という装備だ。
左右、あるいは前後から木下の召喚獣を追い詰めていく。
木下も回避、防御を使い分け、隙を窺うが全てを回避しきれず、少しずつ点数が減っていく。
Aクラス 木下優子 307点
「クッ少しキツイかしら……?」
対するCクラスは、点数を減らすことなく攻めていく。
「あっ!」
ギィィン…………という鈍い音とともに、木下の召喚獣のランスが弾かれ、床に刺さる。
「これで終わりよ!」
「……
ザンッ!
「え?」
Cクラス代表 小山友香 DEAD
VS
Aクラス 霧島翔子 420点
「Cクラス代表戦死によりAクラスの勝利です」
突如現れた霧島の召喚獣の一撃により決着がついた。
ー第三者side endー
〜数分後〜
ー???sideー
「……戦後対談」
Cクラスの教室にAクラスの人数名を連れて戦後対談に来てます。交渉人は翔子さんです。
「対談もなにもこちらの設備のランクが落ちるだけでしょ?」
Cクラスの代表さんが、ぶっきらぼうに言ってきます。
「……条件をいくつか呑んでくれれば無しでいい」
「え?いいの?」
「……って
「代表って霧島さんじゃないの?」
Cクラス代表さんが驚いたように翔子さんを見てます。やっぱり知られてないですね。まぁ、なるべく知られないようにしてましたし。
「……代表は私じゃない。この娘」
そういいながらボクの背中を押す翔子さん。
「……『この子』の字が違う気がしますがまぁいいです。はじめまして、Aクラス代表の----といいます。」
「え?この子が!?」
Cクラス代表さんは、信じられないとボクと翔子さんを交互に見てきます。
「はい、ボクが。で、条件言ってもいいですか?」
「え、ええ」
「条件はこの紙に書いてありますので読んで下さい」
ボクは戸惑っている代表さんの様子を気にすることなく、用意した紙を渡しました。
ー???side outー
ー第三者sideー
条件
1. 1学期終了までAクラス代表の名をCクラスは他クラスに言わないこと。
2. 1年間CクラスはAクラスと同盟を結ぶこと
3. 同盟クラス間は互いに宣戦布告をしないこと
4. 同盟クラスが宣戦布告を受けた場合、同盟相手から代表を除く5名までを借りることができる
5. Cクラスは3ヶ月間宣戦布告をしないこと
6. Cクラスは他クラスと同盟を結ばないこと
「この条件を呑めばいいの?」
AクラスからCクラスに出された条件はかなり甘いものだろう。
設備のランクは下がらない。
宣戦布告されたときだけだがAクラス5人という戦力強化。
同盟を結べばAクラスの設備が直接手に入らなくなるが他のクラスがAクラスを倒した後、宣戦布告できる2学期にでもそのクラスを倒せばいい。
そんな条件を突きつけてきたのだ。
「はい、相手は少ないほうがいいですから。あ、あと今回の戦争をおこした理由を教えていただければ」
「そう。なら教えてあげる。
それはそこにいる木下優子よ!」
右手人差し指を木下に向る小山。
「あ、アタシが何かしたっていうの!?」
「とぼけないで!今朝貴女が私達を豚呼ばわりしたのを忘れたとは言わせないわよ!」
「アタシはそんなことしてない!」
「まだ白を切るの!?」
忌々しい、と言いたげに木下を睨む小山。平行線のままの両者に、第三者が割り込んだ。
「まぁまぁ落ち着いて。木下さん、
たしか貴女には双子の弟さんがいましたよね?」
「え?ええFクラスに」
若干ほ戸惑いを見せながらもしっかりと答える木下。
「その人の特技とかは?部活とかでもいいです」
「……演劇部に入ってるわ」
「ん〜なら、もしかしたらそれを利用したかもですね」
少し考える素振りを見せたあと、小山を見てそう言ったAクラス代表。
「どういうこと?」
「小山さん、Bクラスと共謀してませんでした?」
「え?ええたしかに……」
「なら弟さんに木下さんの真似をさせてCクラスをAクラスに向かわせた、と」
推測の域を出ないが辻褄は合うと思える答えを出す。
そして1人の生徒ある行動にでた。
ー第三者side outー
ー???sideー
「まだ確認できないけど多分代表のいうとおりね。弟に代わって謝るわ
ごめんなさい」
ボクが予想したことを事実と思ったのか、そういいながら頭下げる木下さん。
普段からこういう真面目な空気を吸っていてほしいです。
「……もういいわ。たぶんそこの代表さんの言うとおりだと思うし。」
「……ありがとう」
戦争のきっかけがわかったので、あとは条件をどうするか聞かないとです。
「で、小山さん。条件を呑みますか?それともーーー」
「条件なら呑むわ。こちらとしても戦力を他のクラスから手に入れることができるのはありがたいし、
でもこれって大丈夫なの?」
戦争中のクラス以外の生徒が戦争に参加することは禁止されています。
同盟を結んでもルール違反で即失格になってしまうのが気になるんでしょう。
「その辺は大丈夫です、高橋先生に確認を取りましたから。
質問は以上ですか?以上でしたら書類にサインを」
Cクラスの代表が書類にサインをしてくれました。
「では戦後対談はこれで終了です。
ありがとうございました」
終わったぁ〜!
教室に戻ってお菓子食べましょう!
チョコはありましたっけ?
ー???side outー
次回はFクラスとAクラスの交渉です。