ボクと異能と召喚獣 りめいく   作:アルス@大罪

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第4話です。
ここは特に変化無かったかと思います。


……Aクラス対Fクラス 雄二 対 私 by翔子

ー明久sideー

 

「では、両名共準備はいいですか?」

「ああ」

「……問題ないです」

 

AクラスとFクラスの一騎討ちが始まる。

会場はAクラスの教室。こっちの方が広いし、腐った畳のFクラスじゃ締まらないしね。

 

「それではひt「待ちな」……学園長!?」

 

Aクラスの担任で今回の立会人を務める高橋先生が驚いたような声を上げる。

学園長が来ることを知らなかったんだろう。

 

「やっときたかババァ」

「来てやったんだ感謝しなよ」

「何故学園長がここに?」

「そこのジャリどもとちょっとした賭けをしててね。ここにきたのはそのためだよ。」

 

顎で雄二を指しながら面倒そうにAクラスの教室の奥にあるソファに座った。

そう、僕と雄二は学園長に頼んである賭けをしてもらった。

その内容はまだ言えないけど。

っていうか読者の皆は大体予想つくよね?」

 

「明久、メタ発言するな」

「え?口に出てた?」

「改めまして、1人目の方、前へ」

「……はい」

 

僕と雄二のやり取りを無視して高橋先生が進行する。

静かな声で返事をして前に出て来たのは霧島さん……ってちょっと!?

 

「どうするのじゃ雄二!?

いきなり霧島が出てきたぞい!?」

 

ざわつくFクラスで秀吉が雄二に問い質す。

けど雄二はすぐに

 

「なら俺が出るしかないじゃねぇか!!」

 

好戦的な笑みを浮かべて、活き活きとした顔で前にでた。

 

「科目はどうします?」

「日本史。ただし内容は小学生レベルで方式は100点満点の上限ありだ!」

 

ザワザワザワザワ……

 

雄二の言葉にAクラスがざわめく。

雄二は対Aクラス、というより対霧島さんの策で、ある問題が出れば勝てるって言ってたけど大丈夫かな……?

 

「わかりました。では問題を用意しなくてはいけないので、少しこのまま待っていてください」

 

そういってノートパソコンを閉じ、

高橋先生は教室を出ていく。

先生が出ていくのを見送って、雄二に近づく。

 

「雄二、いきなり霧島さん出てきたけど大丈夫なの?」

 

さすがに予想外だから不安になる。

 

「大丈夫だ。たかが順番が変わっただけだ、なんの問題もねぇ!」

 

自信満々に言う雄二。

この調子なら心配なさそうだ。

 

「そっか、じゃあ任せたよ」

「ああ。任された」

 

互いに拳を軽くぶつけてその場を去る。皆も言いたい事があるだろうしね。

 

「…………」

 

雄二に歩み寄り、サムズアップするムッツリーニ。

 

「お前には随分助けられた。感謝している」

「…………」

 

ムッツリーニは口の端を軽く上げて、元の位置に戻った。

確かに、ムッツリーニの情報収集、Bクラス戦で根本君を討ったりと、

ムッツリーニがいたから、ここまでこれた部分もある。

 

「問題の用意ができました。

霧島さんと坂本君は視聴覚室に向かって下さい」

「うし、行ってくるか」

 

これから、これから戦いがはじまるんだ。

 

「皆さんはここでモニターを見ていて下さい」

 

機械を操作してディスプレイに視聴覚室の様子が映し出される。

下の方に黒い部分があるけど、おそらく問題を表示するのだろう。

 

「制限時間は50分。100点満点の上限あり。カンニング等の不正行為は即失格になります。いいですね?」

「……はい」

「おう」

「では、始めてください」

 

そして次々と問題が表示される。

あの問題がなければ集中力、注意力で劣る雄二は負け、良くても引き分けだろう。

 

≪次の(___)に正しい年号を記入しなさい。≫

 

(___)年 平城京に遷都

(___)年 平安京に遷都

 

このレベルの問題ならFクラスの生徒でもわかりそうだ。

これなら出ているはず…………

 

(___)年 鎌倉幕府設立

 

違う、この問題じゃない。

出てないのか………?

 

(___)年 大化の改新

 

!!…………出てる

 

『お、おい!』

『ああ!』

『これでまずは1勝だ!!』

『『『うぉぉぉぉっ!』』』

 

Fクラスの歓声にAクラスの生徒たちは驚きを隠せないでいる。

雄二はAクラス戦前に霧島の対策を教えてくれていた。

それは雄二と霧島さんが幼馴染みで、昔大化の改新の年号を間違えて教えていたらしい。

そして、霧島さんは1度覚えた事は忘れないという。

それを利用して、Aクラスに勝つというものだった。

 

「時間です。テストを終了してください」

 

テスト終了。あとは採点と結果発表。

雄二がミスしてなければ1勝を手にいれる。

 

「採点が終わりました。結果を発表します。」

 

ディスプレイに結果が表示される。

 

Aクラス 霧島翔子・・・・・・97点

 

Fクラス代表 坂本雄二・・・・・・100点

 

この瞬間Fクラスの1勝が決まった。

 

『『『うぉぉぉぉっ!』』』

 

歓声に包まれるFクラスと驚き、落胆するAクラス

まずは1勝、この流れで勝ちにいこう!

 

ー明久side outー

 

 

 

ー雄二sideー

 

「……雄二、今回は私の負け」

 

翔子が歩み寄り無表情に言う。

だが俺には少し落ち込んでいるようにも見えた。

 

「ああ、あと2勝でFクラスの勝ちだ」

「……頑張って」

 

おう、と軽く返事をしてFクラスに戻る。

途中妙な違和感を感じディスプレイを見る。そして、あることに気がついた。

 

「む?どうしたのじゃ雄二?」

 

秀吉が俺の様子に気づいて話しかけてくる。

 

「な、なんで……」

「む?ディスプレイになにかあるのかの?」

「……あ、それと」

 

翔子が振り返って何か言っているが気にしてられない。

 

「なんであいつの所属欄に代表の文字がないんだ(・・・・・・・・・・)!?」

「……私は代表じゃないから」

 

翔子は俺の疑問に答えをだした。

 

ー雄二side outー




次回は優子の出番です。
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