ボクと異能と召喚獣 りめいく   作:アルス@大罪

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一ヶ月と少しぶりです。
そしておそらく年内ラストの投稿。
間に合えばあと1話投稿したいなぁ……(願望)
今回は1箇所だけ所謂台本形式をとりました。
どちらが喋っているのかわかるようにです。


Aクラス対Fクラス 姉上 対 島田じゃ by包帯巻いた秀吉

ー雄二sideー

 

FクラスとAクラスの5対5の勝負。

第1戦、俺の幼馴染でAクラス代表であるはずの霧島翔子が出てきた。

翔子には俺が当たることになっていたので、代表の俺が出る。

俺が指定したフィールドで勝負して、計画通りに俺の勝ちに終わった。

計画通り。

そう、計画通りのはずなんだ。

翔子の所属欄に、『代表』の2文字が無いことを除いては……

 

ー雄二side outー

 

 

 

ー明久sideー

 

まずは1勝、それも霧島さんから取った1勝ということで、Fクラスは盛り上がり、この勢いに乗って勝ちにいきたいと思っている中、勝った本人の雄二だけはどこか浮かない様子だった。

おそらく、霧島さんが代表じゃないことに気付いたのだろう。

僕もさっき知ったし。

となると、やっぱりアイツが代表なのかな……勉強に関しては化け物だし。

 

「それでは両クラス、2人目を」

「アタシが行くよっ!」

 

高橋先生の声に促されて出てきたのは、秀吉にそっくりな女子生徒。木下優子さんだ。

僕達Fクラスからは誰を出すのか、雄二に視線を向けると、僕に気付いたのか自分の頬を軽く叩いて意識を切り替えた。

誰が代表なのか考えていたみたいだ。

雄二は相手を確認すると、直ぐに誰を出すのか答えた。

 

「秀吉、頼む」

「うむ!」

 

雄二の指示で秀吉が出る。

秀吉を見た木下さんは笑っているはずなのに、どこか恐怖を覚える笑みを浮かべた。

 

「ねぇ秀吉」

「なんじゃ?」

「Cクラスの小山さんって知ってる?」

 

Cクラスの小山さん……綺麗だよね。正直僕の好みの女の子だ。

だけど、根本君と付き合ってるんだよね……はぁ……

 

「ふぅん……まぁいいや。ちょっとこっち来て」

 

そう言って木下さんは秀吉の腕を取って廊下に連れて行った。

 

[どうしてアタシが、Cクラスの人達を豚呼ばわりしたことになってるのよ!]

[それはワシなりに姉上の性格を……ってちがっ、関節はそっちには曲がらな……っ!!]

 

不穏な言葉と、ボキッという嫌な音の数秒後、木下さんだけが教室に戻ってきた。

 

「秀吉は体調が悪いって保健室に行ったわ」

 

そう笑顔で言った木下さん。

綺麗なんだけど、どこか恐怖を感じさせるその笑顔に、誰も文句は言えなかった。

 

「…………仕方ない。島田頼む」

「えっ、ウチ!?」

 

代わりに出ることになったのは、ポニーテールと絶壁と言って差し支えないぺったんこが特徴の美波。性格は強気……というかガサツ?

 

「…………今すっごくアキを殴りたくなったわ」

 

……一部の単語に対して異常な反応を見せるのも特徴だ。美波がこちらにやってこようとするが、雄二がそれを止める。

 

「時間がないから止めろ。今は試召戦争優先だ」

「…………」

 

納得いかないといった様子で前にいく美波。

ゆっくりと雄二に近づく。

 

「雄二、なんで美波に行かせたの?」

「近くにいたからだ。この後出てもらう予定のムッツリーニ、姫路、お前のうち誰かが代表とぶつかる。向こうはまだ学年次席……いや、三席のはずの久保がいるから、ここは捨ててでも戦力を温存すべきだと判断しただけだ」

 

…………?なんで捨てるの?こっちの最高戦力は表向きは姫路さんだ。Aクラスの久保君とは僅かな差とはいえ(「科目の選択はどうしますか?」)去年の点数では勝ってたから(優子「数学でお願いします」)

そこに姫路さんを置くのはわかる(『試獣召喚!』)

仮定の話だけど、これで2勝として残る3戦のうち1戦は勝たないといけないから、むしろここでムッツリーニか僕を行かせて勝ちを取りに行けばいいのに……あ、でもムッツリーニのときに向こうに科目を選択されたらダメなのか。じゃあ僕がいけば……あ、でもアイツが出てくるから、これが正解なのかな?

 

「勝者Aクラス」

 

考え事している間に美波が負けたらしい。

 

「負けた……」

「気にするな。勝つだなんて微塵も思っちゃいない」

 

肩を落として帰ってくる美波に見向きもせず、言葉だけかける雄二。

 

「っ!なら、アキでも良かったじゃない!」

「お前は良くて数学がBクラス程度だ。明久は点数差をものともしない操作技術がある。明久かお前かなら、お前を捨てるのが道理だ」

「〜〜〜〜っ!!」

 

美波は怒りで顔を真っ赤にして僕を見る。僕、何もしてないんだけどなぁ……

 

「3人目の方、前へ」

 

高橋先生が次の勝負へと進める。

次は誰が出るんだろう……?

 

ー明久side outー

 

 

 

ー???sideー

 

「勝ってきたわよ」

「お疲れ様です」

 

Aクラスの奥で待機していると、木下さんが帰ってきました。最初から翔子さんを送って流れを掴もうとしましたが、フィールドを限定されて、僅かな差で敗北。流れを向こうに持っていかれましたが、木下さんが勝ってくれたおかげで、いーぶんになりました。

 

「じゃあ、ご褒美頂戴!」

「ご褒美!?」

 

そ、そんなこと言ってもないし、聞いてもないです!い、いったい何をさせようというんでしょう!?え、えっちぃのはダメですよ!ボクのお菓子もあげません!

 

「抱っこさせて!」

「だっ……!?」

 

肉体的接触を要求されました!で、でもそんなにえっちぃのじゃないですし、木下さんなら……い、いやダメです!

 

「……だ、ダメです!」

「間があったわね」

「……それにちょっと詰まった」

 

木下さんと近くにいた翔子さんに突っ込まれました。

そ、それでもダメなものはダメなんれす!か、噛んでないです!噛んでないですよーう!

 

「……まぁいいわ。じゃあハグさせて」

 

は、ハグですか……それなら……って同じです!さっきのと言い方が違うだけで実質同じもの要求されてます!

 

「ダメです!ダメなものはダメです!」

「3人目の方、前へ」

 

無限ループになりそうな空気を、高橋先生が壊してくれました。えっとえっと、次は……

 

ー???side outー




次はムッツリーニが鼻血で瀕死になる話です。
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