◆極限鬼ごっこ◆逃げるか、犯られるか……   作:ムーンラビット

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まずは、初めに。やってしまいました。


いや、ようやくタブレット治ったから回帰祝い的な意味合いも
兼ねて練習で書いたんですが、なんか予想以上に出来上がっちゃいまして
もうこれはアップするしかないよね!的なノリでついやってしまいました。

まっ、まぁ、ごゆるりとしていってくださいませ(苦笑)






但し、後悔はしていますが、反省はしていません!(キリッ)スパァン!!


異世界の四人(犠牲者とも言う)

 

 

 

 

 

 

暗い……そう、暗黒とまでは言わないまでもかなり薄暗い

ジメジメとした空間…と言っても、辺りに所々に点在する

かなりの大きさの岩なんかを見ると、此処が何処かの森の

ような場所であることが把握できるだろう。

 

そんな冷静な思考をしながら未だ起きたばかりの頭を覚醒させる

俺は内心、今の状況に若干困惑をしていた。

 

「ッッ……?」

 

「何処だ此処……」

 

「アレ!?おっぱいは!?」

 

そんな俺同様と思われる状況に巻き込まれたであろう倒れていた

三人組も意識を覚醒させていた。1人はショックか何かの影響でも

あったのだろうか、訳の分からない言葉を発している。

 

「起きたか?怪我はないか?」

 

「えっ?あっ、あぁ、大丈夫だがあんたは一体?此処は何処なんだ?」

 

「それは俺も聞きたい…が、とりあえずはお互いの

状況について情報交換などをしないか?」

 

俺は目立つ赤い髪をした恐らくは同年代くらいの青年に声をかけ

残りの見知らぬ学生服を着た茶髪の青年と黒髪のどことなく声が自身の

友人に似ている青年にも促しながら近くの岩場に腰を落ち着ける。

 

「えっと、とりあえず自己紹介からだな。俺は衛宮士郎(えみやしろう)だ。

知り合いからは士郎で通ってるよろしく頼む。」

 

「えぇ、俺は駒王学園2年の兵藤一誠(ひょうどういっせい)って言います、

気軽にイッセーって呼んでもらえると助か…る…ります。」

 

「あぁー、俺は桐々谷和人(きりがやかずと)。……まぁ、周りからは

キリトって呼ばれてるから気軽に呼んでくれ。」

 

「最後は、俺だな。国立魔法大学附属第一高等学校E組の司波達也だ。

周りからは達也と呼ばれている、よろしく頼む。」

 

俺達四人はとりあえず自己紹介を終えたのだが、俺の頭の中に浮かぶ

のは疑問符ばかりだ、反応を見るからに彼等もどうやら同じようだ。

 

「えと?国立…魔法大学?って一体?」

 

「名前から察するに魔法の学校なのか?」

 

「そもそも、駒王学園なんて聞いたこともないんだが?」

 

「とりあえず状況を整理しよう。まずは、〝魔法師〟〝CAD〟三人は

これに聞き覚えはあるか?」

 

状況がややこしくなる前に彼等を落ち着かせながら

俺は世間なら皆が知っている情報を彼らに問う、

 

魔法師は文字通り技術体系化された技能〝魔法〟を扱う

正式には魔法技能師と呼ばれている者達の略称であり、CADとは

その魔法を扱うにあたっての起動式が組み込まれた魔法簡略化の

ために作られたデバイス、早い話が媒体のことだ。

 

小学生でも習うこの二つの事柄を引っ張り出したのは

俺が考えている推測を確実にするためだからだ。

 

「魔法師?なんだそれ?」

 

「魔法!?いや、魔術師ならわかるが… 」

 

「CAD?新手のアダルト動画サイトか何かか?」

 

(案の定か…)

 

「わかった。とりあえず、今の状況を俺なりにまとめたんだが。

どうやら、俺達はそれぞれ異なる世界から来た…いや、この場合

迷い混んだが正しいのか?」

 

いや、この際そこは些細な問題なのかもしれない、

俺がこの推測をたてたのは、俺達四人の間に広がる情報の違い、

更に着ている服に使われている材質何かも違った。

俺の世界で一般的に先の二つを知らないのはほとんどいないといってもいい。

それこそ、よほどの無知でもない限り知らないはずが無い。

 

それに三人の着ている服地は一昔前に良く使われていた生地であり

周りにその生地を使っている人などどこぞの坊主くらいしか俺は知らない。

 

「異世界って……此処は一体…」

 

「並行次元ってことか…遠坂の奴が何か言ってたな」

 

「あまり慌てないんだな君達は」

 

「まぁ、こんなのは慣れっこだからな俺は!」

 

「知り合いがその手の関連でちょっとな、まぁ内心驚いてるが…」

 

「いや、ちょっと待ってくれ。三人で先にいかないでくれ」

 

おっと、以外にも話しがスムーズにいきかけていたから少しばかり

失念していたな、深雪には時たま言われているからな気をつけよう。

 

「すまないな…あぁ…キリトで良かったか?」

 

「あっ、あぁ。その、異世界って言うのはネットなんかでよく聞く

異世界転移ってことだよな…それに、あんたらはその…NPCとか言う

わけでもない…よな…」

 

「あぁ、その反応を見るからにキリトの世界では

魔法なんかの事柄はなかったみたいだな。しかし、NPCとは…」

 

「すまないな、気を悪くしたなら謝る。俺は、ここに来る前までは

その…VRMMOってわかるかな…をやっていて気づいたら此処に…」

 

VRMMO…確か、ヴァーチャルリアリティ

マッシブリーマルチプレイヤーオンライン。

の略称だったか、仮想現実へと呼ばれている場所に意識を飛ばし

行う技術のはず。こちらのこちらの世界では技術の開発は行われている

と聞いているが。

 

「なるほどな、つまりキリトはそのオンラインゲームをプレイ中に

こちらに転移させられたと、士郎とイッセーはどうだ?」

 

「俺は、知り合いの家でその、古びた本を開いたら突然光に包まれて

気づけばこの場所に飛ばされてたよ。」

 

「俺の方もそんな感じだなぁ、魔法陣がいきなり現れたら目覚めて此処に。

達也の方はどうなんだ?」

 

「俺も似たようなものだな、妹と…「妹!」……妹と帰宅途中に急に

空間の歪が現れたと思えばなすすべなく呑み込まれてしまった、幸い

妹は直前に弾いたから大丈夫だったと思うが…しかし…」

 

 

これからどうしたものか、そう言うと俺は辺りに再び視線を向ける。

正直、今の状況はとても好ましくないものだ、辺りはかろうじて空から射す

月明かりが照らしているおかげで見える状態であり、そしてこの地形…

古来西洋の貴族の娯楽の一つである狩猟に良く登場している、

狩猟場(ハンティングフィールド)にとても良く類似しすぎているのだ。

 

 

 

俺は辺りを視る(見渡す)

極めつけはこれだ、何故か(深雪)に割り当てられているリソースのため

制限のかかっているはずの(エレメンタルサイト)が使用出来ているのだ

いや、厳密に言うなら使えてはいるが周りの物体のエイドスがあまりにも

あやふやでフル状態の今現在でもしっかりと映る範囲が絞られているのだ。

 

「七メートル…と言ったところか……」

 

「ん?どうしたんだ達也?」

 

「いや、少し考え事をな。それで、これからどうするかだが…」

 

「ちょっといいか。とりあえずこの空間についてなんだが、確証はないが

これと似たものを少し知っている。」

 

「おっ、本当かキリト!」

 

そう言うとキリトは自分が知っているという情報を話していく、

この状況下で物怖じしないところを見るとキリトもなかなか

肝が据わっているのか、まぁ、今はキリトの話しを纏めよう。

 

 

「つまり、この空間はキリトの世界で出されているその

オンラインPCゲーム〝Dead by Daylight〟に酷似した空間だと…」

 

「ッ、つまり!?もしその通りの世界なら……」

 

「俺達四人はプレイヤー…つまり逃亡者であって、俺達とは別に狩る側、

殺人鬼がこのフィールドの何処かにいるってことか……」

 

俺達の言葉を聞くキリトは静かに頷いた。

だとすればこの場所に留まるのはとても危険な行為だ、先程から

周りを包む空気がピリピリと変わってきている、眼で周囲の限定範囲を

リアルタイムで見ているが今は特には変わった様子は………ッ!

 

 

「三人とも、とりあえず話しは終わりだ直ぐに此処を移動するぞ」

 

「どっ、どうしたんだよ達也…?」

 

「理由は行きながら話すが、この場所に向かってくる〝ナニカ〟がいる…」

 

 

俺の言葉に三人の顔には焦燥の表情が浮かび上がる、俺達は範囲内にいるナニカ

とは別方向に向かって逃走を開始する、キリトの話しに出た情報とこの場所が合致

しているならフィールドの中心には全体をある程度見渡せる建物が

一件存在するようだ、とりあえずはその場所を目指すことにする。

 

 

 

 

 

そして、俺達はこの後知ることになる、危険などと言う言葉が

生温く聞こえる程に(いびつ)で邪悪なナニカ(・・・)の全貌を……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つい数秒前まで四人のいた場所には達也の感知した〝ナニカ〟が居た。

暗がりで全体図はよくわからないが、かろうじて人の形をしている事が

シルエットとなってわかる。

 

〝ナニカ〟は突如勢いよく地面にしゃがみこむとまた勢いよく立ち上がる

傍から見てただの奇行としか取れはしないがその目的の回答は

彼の指に抓まれている一本の茶髪の髪の毛にあった。

 

〝ナニカ〟は、髪の毛を鼻と思われる自身の顔の位置に持っていくと

思い切り鼻呼吸を繰り返す、長く吸い込み口から空気を吐く…その繰り返し

を〝ナニカ〟は楽しんでいる、否、堪能しているのだ、この髪の毛の持ち主の

匂いをただひたすらに。

 

正に、異常。狂った(バーサーカー)としか思えない奇行。

 

しかし、此処にはそれを咎める者なんて何一つとしていない。

 

彼もまた、四人とは違うが混ざった状態で呼び出された者。

 

そして、このフィールド(狩場)の主なのだ。

 

 

〝ナニカ〟は堪能した髪の毛を口に含み呑み込むと

その閉じた眼を開き、四肢という四肢に力を滾らせ、

そっと、いや、はっきりと通る意外にもイイ(・・)声で呟いたのだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウホッ!いい男………』

 

 

 

 

 

 

◆end◆

 

 

 

 

 




追記…この小説では色々なアラヤの力が働いており実際の作品とは
能力設定などが若干異なりますのでご了承ください。(主に作者の理解不足)
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