女子会に行く途中だった。
「あれ、ヒカル・・・?」
少し開けた、海の見えるところに、ヒカルがいた。
しかも、結構厳しい顔をしている。ヒカル、結構プライドとか高そうだしなぁ・・・。
「どうして・・・!」
「セカンドワールドのバトルは、遊びじゃないからな」
はっとして、逆方向を見ると、ハルキが来ていた。
この2人は、ちゃんとわかりあえると思うんだけどなぁ。頭もいいし、クールだし。
「・・・ッやっば!遅れちゃう!」
気になったけど、約束に遅れそうだったから、仕方がなくその場を後にした。
そのあと、ヒカルと話す機会があったけど・・・
あの一瞬の2人を見ると、なんか聞き出せなかったなぁ・・・。
そういえばヒカルは、ハルキの過去、知ってるのかな・・・?
アラタは、知ってるのかな・・・?
―――その当時から、私は作戦を出す役目だった。
でも、バイオレットデビルがいることは知らされていなかった。
そして、第一小隊だった2人は、LOSTさせられた。
あの悪夢は、ハルキの責任だといいきれない。
バイオレットデビルに気付けなかった私も悪かったと思う。
そして昨日、アラタはムラクに目をつけられた。
悪いことなのか、いいことなのか、わかんないけど・・・。
ヒカルの険しい顔も、それが原因かもね。
そんな日曜日が終わり、月曜日。
第一小隊が難しい顔の中、先生が入ってきた。
「第一小隊、前へ」
4人が呼ばれて、4人は前へと向かった。
「もしかして退学かな」
「これでお荷物がなくなりますね」
カイトが嬉しそうに言う。リクヤも、続くように余計なことを・・・。
ジェノックって、何でこうも仲が悪いんだろう?
「現在、貴方達のLBXは、満足な状態ではないわね?」
ハルキが俯くと、先生はアタッシュケースみたいなものを出した。その中には・・・
「では、これを使って今日のミッションに出てもらいます」
その中に入っていたのは、3つのLBX。新型機だ。
「今回のウォータイムより、ジェノックに新兵器が投入されることになりました。よって、この新しいLBXの試験を兼ねて、第一小隊に出撃してもらいます。
出雲ハルキには、オーヴェイン。星原ヒカルには、バル・スパロス、そして瀬名アラタには、ドットフェイサーが支給されます」
すごい・・・すごいよ、皆!
でも、ほかの小隊がよく思うわけもなく。
第二小隊以外の隊長は、不満を漏らしまくる。
そんな中、ゲンドウは落ち着いたトーンで告げる。
「第一小隊は、俺が駆け付けるまで果敢に闘っていた。その姿勢は評価できる。アラタ、新しいLBXでも見せてみろ。お前たちの戦いを」
「ゲンドウ・・・」
ゲンドウは、物分かりがいい、本当にいい奴だ。
私も立ち上がって、皆に宣言する。
「負けたくないんなら、戦いなさい。果敢に、恐怖に負けずに。ジェノックは、絶対に勝てるんだから。負けたりするはず、無いんだから」
すると、第一小隊は笑ってくれた。ほかの小隊の反応は、それぞれだったけど。
そして、アラタも宣言する。
「よぅし!やってやるぜ!」
そのあと、教室に残って、皆で作った。
それぞれが強そうだった。
ハルキのオーキャノンは、期待できそうだった。
・・・と、ドアのところに、第3~5小隊の隊長の姿を見つけた。
後ろから回り込んで、告げる。
「悔しい?なら、貴方達も戦えばいい。第一小隊なんて、相手にならないと見下せばいいじゃん」
その言葉に、3人はまた苦い顔をする。
放課後になって、ウォータイム。
「今回の目標は、イーストエンドブリッジ。ロシウスの制圧下にあるこの橋を奪って、ジェノックの輸送路を確保してね」
そして、各小隊に指示を出す。
「第四小隊は、囮。第二小隊が、占領ポイントの制圧で、第一、第三小隊は、その援護。第五小隊は、見張り番。今日は、これで行きます」
―――この戦いは、第一小隊の力を見せる、絶好の場。
皆、頑張ってね!