やば・・・
ムラクの言葉が、まだ響く・・・。
「急なんだからぁ・・・っ」
真っ赤な顔を、隠すように私は走った。
チャリン・・・
スワローのドアを開けると、待ちくたびれた4人の姿。
「ごめん、ごめん」
「遅い!何してたんだよ!」
アラタは、ご立腹のようす。
申し訳ないけど、こればかりはしょうがなかった。
「ムラクに呼ばれてて・・・」
「ムラクって・・・法条ムラク?」
サクヤが反応。
私とヒカルとハルキがうなずく。
アラタは、態度が変わって身を乗り出す。
「何されたんだ!?」
「何って・・・えっと・・・」
あぁっ!また顔が赤くなる・・・!
「えぇっと・・・その・・・言わなきゃ、だめ?」
『うん』
4人がうなずくって・・・
ま、しょうがないか。
皆には、いろいろお世話になってるしなぁ・・・。
「こ、告白された?」
『えぇぇ!?』
アラタ以外の3人は、驚く。
アラタといえば、
「なんで疑問形?」
・・・なんか、超適切なツッコミだ・・・。
―――只今、パフェを食べてます。
「告白って・・・やっぱり」
「あ、あ、あ、あ、あ、愛、愛、愛の・・・あ、愛の告白か!?」
・・・ハルキ、そんなに恥ずかしいかな?
「うん・・・ま、一応・・・そうなのかな」
私も私で、恥ずかしくて顔があげられない。
アラタは、普通にパフェ食べてる。
気楽だなぁ・・・。
「ムラクはさ・・・悪い人じゃないのは知ってる。でも、仮想国が違うし、そういう対象ではないかなって・・・。ライバルだったら、全然いいんだけど」
「そうだね」
サクヤは、なんかお兄ちゃんみたい。一番小さいのになぁ・・・。
・・・でも、気になるんだよね・・・
「なんで、私の告白の話に、ヒカルとハルキがそんなに本気なの?」
『そんなことはない!』
「あ、ハモった」
この2人、やっぱり息が合う見たいね。
「ミクは、もうちょっと鋭くなろうよ」
サクヤが、苦笑いしてる。なんでだろ?
「そうかなぁ・・・なんか、一応了解です」
―――私は、好きな人がいるし。
いや、好きって言うよりは・・・むしろ・・・
「ミク?」
「あ、何でもない!あと、何でほかにもいるの!?」
そう、実はこの場に、ほかにも人がいる。
カイトとリクヤとゲンドウ。・・・その他もろもろ。
しかも、ほかの人もなんか私の告白話、聞いて本気になってる・・・。
アラタってば、まだ食べてる。
「あっ!ヒカル!アラタが食べてる!」
「アーラーター!」
ヒカル君、顔が怖いよ・・・。
「ま、アラタは当てがあるからなぁ・・・」
私がそうつぶやくと、皆が身を乗り出す。
「何の話だ?」
「彼女の話。アラタには、当てがあるでしょ?」
私がそういうと、皆、これだけは一斉にうなずいた。
―――アラタには、ユノがいるもんなぁ・・・
恋愛とか、そんなに気にしないでよさそうだよね、うん。