「手加減しないからな」
「望むところだ!」
2人の戦いは面白い。
アラタはさすがプレイヤー。
LBXだって、ウォータイムじゃなかったら、楽しそう。
それに、サクヤの発明した“レイザーランチャー”も見れた。
強力な武器になりそうだけど・・・
しかし、ドットフェイサーではなく、山の斜面へ攻撃発射。
DCオフェンサーは、見事なまでに倒れちゃってるし。
「これ、未完成!もっと改良しなきゃ!」
「なんだ、そうだったの。これで完成って言われたら、どうしようかと思った」
私たちが笑いあう中、アラタの瞳が輝いた。
―――また、何か考えついたみたい。
翌日、授業中。
「これをこうしたら・・・」
理科の授業中だったんだけど、明らかに関係ない声がする。
アラタのノートを見てみると・・・
「なーにしてんのよ、まったく」
何かお絵かきをしてた。
授業中なのに、全くだよ・・・。
そんなことしてると、運が悪かったら・・・
「~・・・~じゃあ、次の法則を、瀬名君読んでみて」
ほうら、言わんこっちゃない。
しかも、夢中になりすぎて気付いてないし。
「アラタ、呼ばれてる!」
何度か私が呼ぶと、ようやく反応するアラタ。
しかし、ページ数が分かんないらしい。本当に、もう・・・。
「ヒカル」
ヒカルに助けを求めるも、ヒカル見事なシカト、笑。
「56ページの下!」
サクヤは優しいから教えてあげる。
でも、私から見ると、アラタの机にあるのって・・・
「Yes,we can」
―――英語の教科書だ。クラス中が、間抜けな雰囲気。
「瀬名君、今何の授業だね・・・?」
先生、キレ気味です、笑。
次の授業では、先生に見つかってます、笑。
英語の時も、ずっと書きっぱなし。
ほら、ユノまで心配してんじゃん・・・。
休憩時間。
行動派のユノは動いた。
「アラタ、何か勘違いしてない?神威大門は、LBXだけできれば良いところじゃないんだから!普通の授業もちゃんと受けないと、進級できずに落第よ!」
しかしアラタは、まだお絵かきし続ける。
「ハルキ、LOSTしないでも仲間を失うかもよ」苦笑
ふざけ気味で言うと、ハルキも呆れかえっていた。
「そうだな、予想していなかった」苦笑
昼食は、第4小隊と相談して、ハナコとハルキをひっつけよう!・・・ってことで、一緒に食べた。
今日は、美都先生特製弁当。
時々あの先生、弁当作ってくれるんだよねー。
「んーっ、おいしーっ!」
しかもあの先生、意外と料理上手!
「いーなぁ、ミク。ねぇ、ちょうだい!」
「はい、あーん」
「あーん」
なんてユノとやり取りしていると、ハルキは苦笑い。ほかのメンバーは、慣れてるんだけどね。
女子同士って、そんなものだし。
教室へ帰ってくると、ハルキ以外の第一小隊が落ちこんでた。
どうしたんだろ・・・?
「どうしたの?」
「デスワルズブラザースにあった」
「あいつらに!?」
デスワルズブラザーズっていったら、学校でも札付きの悪じゃん・・・。
アラタ、相手が悪いよ・・・。
「あいつら、バトルは強いのか?」
「全然よ」
私が淡々と答えると、サクヤが苦笑いしながら訂正。
「かなり、だよ。ミク基準は怖い。奴らは、汚いバトルもするんだ。一部では、バイオレットデビルよりも恐れられてるよ」
もしかしたら・・・今日のウォータイム・・・
危険なにおいがするなぁ・・・。