放課後になり、ブリーフィングが始まる。
「今日のミッションは、ロシウスのブラックウィンドキャンプの奪取。参加は、第1、2、5小隊の3つ」
すると、他の小隊は、帰り始めた。ユノは、見て帰るみたいだけど。
2小隊が帰ると、続きを言う。
「今回は、皆の力を見るように指示されてるので、作戦の発案から実行まで、全部皆でよろしく」
「俺たちだけ?」
「うん。出来ると思うよ。開始は20分後」
そのあと、しばらく会議の様子を見ていた。
でも、なかなかまとまってないみたい。
「第5小隊は、攻撃します」
「それはだめだ!」
「君たちは、後ろでフォローしとけばいいんです」
あぁ・・・口出ししてやりたい。
ハルキのオーヴェインを基点とすれば、全然良いのに・・・。
「もうやめろ。とりあえず、ハルキを基点として、3小隊すべてで攻める。これでいく」
・・・ゲンドウ、さすがです。
本当、苦手な時もあるんだけど、物分かりがいい人だよね。
ハルキとかヒカルは、結構熱くなったりするからなぁ・・・。
結局、ゲンドウの意見でまとまったみたい。
「じゃあ時間。準備して」
皆が一斉に駆け出す。そして、コントロールポットルームへ。
180秒がたって、ウォータイム開始。
「どこまでやれるかなぁ」
画面を見ながら、私は不敵な笑みを浮かべる。
「そうね、楽しみだわ」
横で、美都先生もつぶやく。
―――さぁ、見せてみてよ。あなたたちの、本当の力・・・!
ポイントにいた敵は6体。
重要なところだから、ムラクがいるかもと気を張っていたけれど、その心配はなかったみたい。
カイトは相変わらず、孤立してる。
私、カイトはちょっぴり苦手だからなぁ・・・。
ハルキのオーキャノンで、ミッション開始。
まぁ、なんてことない6体は、簡単に倒せたんだけど・・・。
そのあとやってきたのが、デスワルズブラザーズ。
セイリュウのLBXがブレイクオーバー。
急な出来事で、私も付いていかない。
―――ムラクはいなくても、こいつらはいたか・・・。
彼らのチームは、“チームグリフォン”と呼ばれる。
結構強い・・・らしい。
しかも、やっぱり戦い方が汚い。
ブレイクオーバーした機体を盾に使ったり、ペイント弾を使ったり。
見てて、本当にムカつく。
しまいには、フォーメーションアタック。
このことにより、タイガ、ノゾミ、タダシがブレイクオーバー。
皆がハルキの掛け声により、いったん体勢を立て直すため、ひこうとした時だった。
―――ブザーが鳴った。
本日のウォータイム、終了だ。
ミッションの途中でウォータイムが終了すると、そのまま凍結される。
つまり、LBXもそのままなわけ。
今の状況では、確実に不利。
明日はまずは、ひかないとね。
ユノも合流して、帰り道。
「フォーメーションアタックなんてのがあるなんて・・・」
ヒカルが、悔しそうに唇をかむ。
「あれを攻略しないとね・・・」
そして、私たちの間の前に、奴らが現れる。
「残念だ」
その言葉に、皆が悔しそうな顔になる。
・・・と、そこで思いつく。
「そうだ、皆、今から時間がある?」
5人は怪訝な顔。私はにやりと笑う。
「ちょっと、来てもらってもいいかな?」
5人を引き連れて、私はとあるところへ向かった。