A smile of a goddess   作:御沢

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そこから出てきたのは、大口径ビーム砲。

 

これじゃあ、このまま作戦なしじゃ、歯もたたないよ。

 

その後も打たれたけど、サクヤが助けに来た。

 

とりあえず、今日は撤退かぁ・・・。

 

 

「とりあえず、偵察はできたみたいで良かった。でも・・・明日のエルダーシティ攻略作戦は練り直し」

 

皆が戻ってきて、私は告げる。

 

アラタが、懸命に訴える。

 

「ミク!明日もう一度、チャレンジさせてくれ!」

 

「アラタ・・・ハルキはどう?」

 

ハルキは首を横に振る。

 

「作戦はどうする?」

 

ヒカルが冷静に尋ねると、またまたアラタ、何とかなるさって感じで・・・。

 

これじゃあ、いつだったか会ったことのある少年、松風天馬にそっくり。

 

ま、この話は置いといて。

 

 

「話にならないな」

 

ヒカルはそう言って、出て行っちゃった。

 

こればかりは、皆も私もヒカルに同意。

 

何とかならないのが戦場だからなぁ・・・。

 

「アラタ、この話はまた明日ね。今日は解散」

 

半ば強制的に終わらせて、解散させた。

 

 

「ヒカル、言い方変えたら?」

 

すたすた行ってしまっていたヒカルを見つけ、話しかけてみる。

 

「本当のことだ」

 

もう、本当にきついなぁ。

 

「ま、そうだけど・・・アラタのことも、考えたらって話」

 

「言い方か?」

 

「・・・まぁ、主には」

 

そういうと、ヒカルは無言で首を横に振る。

 

「これで慣れてしまったからな」

 

 

翌日。

 

生徒会室に第2小隊がやってきた。

 

「どうしたの?朝早くから」

 

するとゲンドウが言う。

 

「エルダーシティ攻略作戦ミッションは、続行中なのか?」

 

「うん、もちろん」

 

「なら、今日のミッション、第2小隊に一任してもらいたい」

 

さすがにこの申し出は、びっくり。

 

「作戦でもあるの?」

 

って聞いたけど、作戦はないらしい。

 

それは、ちょっとなぁ・・・。

 

 

クラスへ向かう最中、私は思いつく。

 

扉を開けると、アラタが飛び込んできた。

 

「ミク!今日のミッション、第1小隊にさせてよ!」

 

「アラタ!ミク、真に受けるな!」

 

ハルキ、少しくらいは本気だと思ってあげてよ、苦笑。

 

「そのことなら、もう第2小隊から申し出があったけど・・・」

 

私はそう言いながら、皆の前に出る。

 

 

「私考えたんだけど、皆に作戦考えてもらおうと思って。一番優秀な案を出した班に、ミッション遂行は頼みます!」

 

 

その言葉に、皆がざわめく。

 

「奮ってご参加ください、ってことか」

 

「ま、そんなとこ。じゃ、よろしくねー」

 

私はそういうと、席に着く。

 

面白くなりそうかも・・・!

 

 

しかし、アラタくん、授業には集中してほしいかな、苦笑。

 

理科の実験中、ずっと上の空。

 

私は班(=小隊)での実験の場合は、先生とともにやったりする。

 

「瀬名君」

 

先生が呼ぶのに、アラタってば気付かない。

 

「アラタ!」

 

叫ぶと、アラタはようやく反応する。

 

 

―――ガシャンッ

 

 

しかし、大きな音を立てて、ビーカーが割れちゃった。

 

謝りながら、アラタは頭を下げる。

 

でも、ここでも停止。そして・・・

 

「あった!」

 

そう叫ぶ。

 

 

今朝は、鉄骨を落とす、なんて言ってた。

 

ユノに聞けば、朝から鉄骨の落ちるシーンを見たらしい。

 

そのまんますぎて笑っちゃった、笑。

 

もしかして、今回は・・・

 

ビーカーでも落とす気かな?

 

でも・・・

 

「そんなもの、どこにも・・・あ、あった」

 

思い出しちゃった。

 

ビーカーじゃないけど、“水”はあるじゃん。

 

 

 

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