「あった!大きくて重いもの!」
私に続くように、アラタが叫ぶ。
そうだよ、エルダーシティには、あれがあるじゃん。
休憩時間中、第1小隊はミッションの記録を見直す。
ついでだし、アラタにも言われたから、ついてきた。
「これは・・・!」
「やっぱりね、私の記憶は正しかったね」
―――そこに映るのは、巨大な貯水タンク。
これを落としちゃえば、良いんじゃない?
「でもさ、」
「ん?なんだ?」
アラタが尋ねる。
「これって、1個小隊だけで出来るミッションかなー?私は、無理だと思うんだけど」
アラタはちょっと考え込んで、ひらめいたみたい。
「そうだ!ライディングアーマー!あれを使えば!」
でも、サクヤは猛反対。
「あれは未完成だ!」
そのあと、アラタはまた考え込んで、またひらめいたみたいで、部屋を出て行っちゃった。
急いで私とハルキとヒカルはついていく。
ちなみにサクヤは、ブンタのところに行っちゃった、笑。
ついて行ってみると、そこにいたのは・・・
「ゲンドウ・・・それに、第2小隊?」
もしかして、協力頼むつもり?
「お願いだ、ゲンドウ!力を貸してくれ!」
やっぱり。そう来たか。
結構成長してるんじゃん。
「成功させるには、第1小隊だけではできない」
「そうは言われても・・・」
「どうします、ゲンドウさん」
悩みまくって、結局結論。
「手伝ってもいい。だが、ラボの優先使用権は、第2小隊がもらう」
―――サクヤの許可も得た。
結局私だって、許可を出すしかなくって。
今日のウォータイム、第2小隊がエルドバンドをひきつけて、第1小隊がタンクを落とす、で決まった。
・・・どうなるかなぁ?
ウォータイムが始まった。
指令室ことブリーフィングルームには、無関係の猿田教官、笑。
美都先生、呆れてるし、苦笑。
ガウンタたちは簡単にブレイクオーバー。
でも、ここからが本番。
―――皆の力、見せてみてね。
いよいよエルドバンド登場。
第2小隊、結構順調だけど・・・第1小隊、LBXだけで落とせると思ってるの・・・?
サクヤには申し訳ないけど、ライディングアーマーがあれば、良いんだけど・・・。
第2小隊がひきつけたはいいけど、やっぱり落とせない様子。
手伝ってあげたいけど、それはできない。
私は一応、フェアな立ち位置だし。
一進一退・・・いや、零進二退かもしれない。
武器はおれちゃうし。
どうしようか、皆が頭を悩ませる中、サクヤがやってきて、アラタに呼び掛ける。
「アラタ!使って!」
そこにやってきたのは、ライディングアーマー。未完成なはず・・・。
サクヤ・・・。
ライディングアーマーをライドオンしたドットフェイサー。
かなりの力持ちになって、タンクは落とせた。
第2小隊はフラッグを占拠。
―――ジンさんの言ったように、ジェノックの力はすごいのかも。
「サクヤ、すごいじゃん!」
「ありがとう!」
ハルキが怪訝そうな顔。
「なぜ・・・?」
「た、試したくなっただけだよ」
まぁ、本当によかった。
―――ロシウスが、黙ってるわけないけどね・・・。