「今日から5組の仲間になる、神無月ナナミ。第4小隊のプレイヤーだよ。1年生の時は、ヨーロッパ留学してたの」
「よろしくですわ、皆さん」
皆の前で、ペコペコ頭を下げるナナミ。
ご令嬢のくせに、謙虚なんだよなぁ。
「席は、ユノとハナコの間で、アラタとヒカルの前ね」
ナナミは、なんともまぁ美しい動きで、席に着く。
・・・でも、ナナミには悪いけど・・・
「ナナミ、ごめん。今から集会なの」
「そうなのですか?ならば、行きましょう」
皆が廊下へ出て、ユノとハルキが並ばせる。
私は、集会で演説しないとだからね、笑。
私の演説が終わって、理事長が出てくる。
シルバークレジットの発表だ。
「第5位、中等部2年、細野サクヤ」
ジェノックの列にいたサクヤが叫ぶ声が、生徒会役員の列まで聞こえた。
ちなみに私は、シルバークレジットのランキングには参加してない。
理事長いわく、“貴方は強すぎよ~。ミクは、ムー君よりもはるかに強いもの~”
・・・らしい、笑。
ちなみにムー君ってのは、ムラクのこと、爆笑。
教室へ帰る途中、サクヤはいろいろ言われてた。
よかったね、うん。
そして数学の授業中、ユノが尋ねる。
「先生!アラビスタ同盟から、誘いがあったって本当ですか?」
「・・・えぇ、本当よ」
そういえば、そんな話も生徒会の仕事中に、昨日したなぁ。
まぁ、忙しかったし、断っちゃったから、あまり考えてなかった。
しかも、LBX塚に行ったり、色々あったし。
でも、クラスはざわめく。
先生が断ったことを告げたら、さらにざわざわ。
昼食時間、第1、4小隊と一緒に食べながら話すのは、同盟のこと。
ナナミはまだ慣れないみたいで、黙りこくったまま。
・・・実はナナミ、一時帰国しただけだったり。
1ヶ月後くらいには、またヨーロッパにもどっちゃうんだって。
同盟を結ぶべきだという第4小隊(ナナミ以外)+ハルキとサクヤ。
アラタとナナミは微妙、ヒカルは信じられるのは自分だけだ、なんて言って、行っちゃった。
・・・ヒカル、過去に何かあったのかな?
予想だけど、何かありそう。
まぁ、突っ込まないほうがいいかな?
「じゃ、私も行くね~」
ヒカルの後を追うように、私も食堂から出た。
放課後、ジンさんのところへ行く。
「ジンさん、エルダーシティどうだった?」
「さすがだな、ジェノック」
そんな話をちょっとだけして、家へと帰る。
「まーた7時過ぎだ・・・」
カモメ公園の前を通ると、サクヤとリンコ。
しかも、何か植え込みみたいなところに、第4小隊(ナナミ以外)とアラタ。
「なーにやってんだか・・・」
5人のところへ行ってみる。
「アラタ、何してんの」
「ミク!ちょうどよかった!」
小声でアラタが言う。思わず私も、小声。
・・・なんか、悪いことしてるみたいじゃん、笑。
一通り事情をきく。
―――ちょっとあきれた、笑。
ま、気にならないわけないけど、笑。
・・・でもまぁ、結局ラボのことだった。
こ、こんなことじゃないかなー・・・って、思ってたんだよ!
5人は肩を落としてたり、2人の友情に感動したりして、ダック荘へと帰って行った。
翌日、ラボを使うことになったみたい。
サクヤ、ライディングアーマーの完成を目指すみたい。
ほかの小隊は、今まで占拠したところの警護、第4小隊は各地に散らばるみたい。
私はやっぱり見てるだけ。
「久々に、したいですー・・・怖いけど、したいです」
先生に言ってみると、盛大にため息はかれた、笑。