A smile of a goddess   作:御沢

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今日は仕事がなかったから、ヒカルと帰宅。

 

・・・まぁ、ダック荘までだけど。

 

途中で、ヒカルが向かったのは・・・

 

「カモメ公園?どうして?」

 

「海が見たかった」

 

「なるほどー」

 

そして、カバンから写真立てを取り出す。

 

 

「アルテミスだね」

 

「優勝した時のだ」

 

そこに写ってるのは、トロフィー抱えたヒカル。

 

このトロフィー・・・

 

「私も持ってるなぁ・・・」

 

「あぁ、僕が優勝する前と、その前の大会の、優勝者だったな」

 

本当に懐かしい・・・。

 

ヒカルが優勝した大会は、学校のこともあって出れなかったんだよねぇ・・・。

 

 

ヒカルは、写真立てを裏返す。

 

そこに入ってたのは・・・

 

「わぁ・・・ちっちゃーい!可愛い!」

 

「可愛い言うな・・・」

 

ちょっと照れたヒカル。

 

「・・・お父さんとの問題、解決してよかったね」

 

「知って、いたのか?」

 

「当たり前じゃん。私、結構クラスの人の事情は、把握してるんだよ?っていうか、学校全体かも?」

 

ヒカルは目を見開く。

 

そりゃ、驚くかぁ。

 

 

「じゃあねー」

 

「あぁ」

 

ダック荘の前でヒカルと別れてから、CCMを取り出す。

 

「あ、もしもし?バネッサ?」

 

「ミクか。どうした?」

 

「いや、今日のお礼したいなーって。ムラクとかミハイル君とかカゲト君とか、いる?」

 

「あぁ、いるぞ」

 

シルバークレジットを見ると、まだ2万円近くあるじゃん。

 

でも、スワローじゃ面白みないよねぇ・・・。

 

「あ、じゃあ、学校集合で!」

 

私はそういって、勝手に切る。

 

 

学校の前に、ロシウス4名発見。

 

「待った・・・よね?ごめんね」

 

「いや、構わない」

 

「じゃ、行こっか!」

 

4人を引き連れて、私が向かった先は―――

 

―――トキオシティ。

 

 

「此処が、トキオシティか」

 

「うん!あのね、4年前に連れて行ってもらったレストランがあって、美味しいかったんだよ」

 

「そこに行くのか?」

 

「うん。あ、でも、お金は実はいらなくって!知り合いが経営してるからね」

 

 

そしてたどり着いたのは、そこそこの高級レストラン。

 

アミちゃんの親戚が、経営してるんだって。

 

「さぁさぁ、たくさん食べてっ!今日のお礼。ヒカル、いつもどおりになったみたいだし」

 

「嬉しそうだな」

 

「嬉しいよ。だって、みんな揃わなきゃだもん。・・・まぁ、LOSTしちゃったのは、辛いんだけどさ」

 

「ロシウスにしてみれば、日常茶飯事だが、小国のジェノックだと、そうもいかないんだな」

 

確かに、毎日生徒会室に送られてくるLOSTした者のリストが、来なかった日なんてない。

 

毎日毎日、誰かがLOSTしてる。

 

 

あ・・・なんか、空気重くなっちゃった。

 

「ん~っ!美味し~っ!ほらほら、食べちゃって!」

 

「・・・あぁ。ありがたく頂く」

 

―――私たちは、やっぱりいいライバルだよ。

 

そして、第6小隊は最高の小隊だよ。

 

 

 

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