A smile of a goddess   作:御沢

42 / 95
41

「ムラクのアラタに対する気持ち、並大抵じゃないよね」

 

「ミク以外に傷付けられたのは、初めてだったからな」

 

生徒会室にて。

 

雑務をこなしながら、ムラクと雑談。

 

関係ないけど、この学校の生徒会、執行委員って仕事しないなぁ。

 

集会のときに、協力してくれるだけ。

 

あとの雑務は主に、会長の私と副会長のムラクでこなす。

 

書記が2人いて、バネッサとミハイル君だけど、2人は意見を聞いて回る役目だし・・・。

 

会計のゲンドウは、財閥の御曹司だからね。

 

色々あるみたい。

 

 

その間に仕入れた情報だと。

 

「じゃあ、ムラクがエンジェルピースの臨時守備隊長になったんだ?」

 

「あぁ。急だがな」

 

「はっきり言えば、グレービースト先輩より、ムラクのほうが強いもん」笑

 

・・・ムラクが隊長かぁ。

 

また、厳しい戦いになりそうだな・・・。

 

 

仕事が早く終わったので、ダック荘へ。

 

いつもなら、第1、4小隊と話をするけど、今日は違う。

 

―――コウタと話があって。

 

 

玄関のところのソファーに、コウタはいた。

 

またノート取ってる。

 

「今回は早すぎだぜ・・・」

 

「だよね」

 

ソファーの横に腰掛ける。

 

「リクヤ、どう?」

 

「ショックだろうな。皆の前では、あんなんだけど」

 

「アラタに至っては、もう怒りが頂点に達してるよ」

 

「そうだな」

 

ノートを取るコウタの顔も、ちょっとつらそうで。

 

「できること、あったら言ってね。私だって、事情を知ってる存在なんだから。それに、クラスメイトだし会長だし、友達だし」

 

「あぁ、ありがとう」

 

私はソファーを立って、リクヤのところに行く。

 

 

突き当り、海の見えるところにリクヤ発見。

 

その背中を見ていたら、思いが伝わってくる。

 

「“倒れるわけにはいかないんだ、使命を果たすまでは、絶対に”」

 

「っ!大空さん」

 

「ミクでいいって言ってるのに」

 

苦笑しながら、リクヤの隣に立つ。

 

「ねぇ、無理はしちゃダメだよ?」

 

「わかってます」

 

「本当かなぁ?・・・私は、何があってもリクヤのこと、理解したい。少しでも、力になりたい」

 

「・・・ありがとうございます」

 

コウタもリクヤも、第3小隊は大変だな・・・。

 

「だからね、第3小隊のやり方、否定しない。正しい・・・とは言えないけど、間違いだなんて思ってないしね」

 

 

アラタとヒカルの部屋の前から、話し声が聞こえたから、立ち止る。

 

「なんなんだよ、リクヤの奴!」

 

「あれが第3小隊のやり方ということだ」

 

「そんなバカな!」

 

・・・アラタ、覚えてるのかな?昼の話。

 

「ミクが、昼に言ってたけど・・・やっぱり俺は、誰かをLOSTさせて生き残るなんて、絶対に許せない!」

 

・・・覚えてても、3日連続でなんて許せないか。

 

 

仲間が3日連続でLOST。

 

小国のジェノックにとっては、かなりの戦力ダウンだよ。

 

ナナミに頼んで、とりあえず第3小隊にいてもらおうかな。

 

LBXは、そのままパープルカラーのセイレーンでいいかな?

 

 

私には、本当に何もできないけど・・・

 

私の役割は、支えることなんだ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。