第1小隊が帰ってきて、皆を招集。
「もしかしなくてもこれは、ロシウスの要塞基地だね。コードネーム・デスフォレストは、きっとこのことだよ」
「デスフォレスト・・・」
地図を見て、皆不安そう・・・。
「にしても、森に化けてるなんて、さすがロシウス。攻略方法を見つけるのは、容易じゃないかも。
・・・ってことで、攻略方法を考えてくるのが宿題ね」
皆に言い渡して、解散。
・・・うーん、難しいなぁ。
皆が帰るのを見ながら、生徒会室へ。
「ミク、遅かったな」
「誰かさんの国が、すっごいもの作ってたからねー」
先にいたムラクに、嫌味を言ってみる。
「そういうことか」
席について仕事をしようとするムラクに、呼びかける。
「そーそー、学園長が呼んでたよー。一緒に来てだって」
そして、学園長の部屋。
この部屋、何度来てもいいと思うんだよね。
「失礼します、法条ムラク、連れてきました」
「あら、ミクミクいらっしゃい。ムー君も。かけてちょうだい」
いつもの調子で、声をかけてくる。
こんな学校でも、この学園長だから、ちょっと安心できるところもあったり。
「どうしたの、バイオレットデビルと恐れられた男が。最近、調子悪いじゃない?
学園長としては、特定の仮想国に肩入れできないんだけど、ムー君は学園切っての優秀な生徒だからねー」
「・・・いえ、特にありません」
「そう、ならいいけど。最近、ジェノックのアラたんがすごいから、焦ってるのかと思って。
youの実力だったら、もう少しで司令官になれるわ。積み上げてきたシルバークレジット、無駄にしないでね。
ミクミク、先輩として何か一言、頂戴」
「えぇ!?」
急にふられると、困るんだよ・・・。
実は私は、司令官の資格を持ってる。
いや、それだけじゃないんだけど。
しかももっと言っちゃうと、プロでもあったり。
「うーん・・・ムラクと頭脳で戦いたいなぁ」
ニコッて笑ってみる。
―――本音は、言えないなぁ。
部屋を出て、ムラクに言う。
「・・・教室に、どうせバネッサとかミハイル君とかカゲト君とか、いるんでしょ?だったら、もう戻っていいよ」
「しかし・・・」
「あーもうっ!遠慮しないでいいよ!私の唯一のライバルなんだからね!」
ムラクはうなずくと、教室に帰っていく。
・・・無理だけは、しないでね。
でも、1人でできることも限られてて。
「・・・ダック荘かぁ」
鞄を持って、ダック荘へGO!
多目的ルームに入ると、第1小隊が話し合い中。
「現実的に行こうよー?」
苦笑しながら入ると、皆がそっちを向く。
でも、すぐ後に。
「ねーねー!この学校に、アスカ様の弟がいるって本当!?」
キャサリンが、目を輝かせながら入ってきた。
「あぁ、タケルのことか」
アラタがそっけなく言うと、さらに輝いちゃって。
確かにアスカちゃん、プロだしかわいいし・・・
この前会えたのが、奇跡だったり。
「古城アスカさんなら、この前―――」
ヒカルが言いかけるのを、全力で阻止。
・・・ばれたら、命が持たない気がする、汗。
サインがほしいんだって。
そしたら、どこからともなくタケル登場、笑。
キャサリン、盛り上がりすぎ、苦笑。
サインはもらってあげることになったけど・・・
「この学校を卒業したらね」
―――ガーン、だね、苦笑。
キャサリンの夢って、アスカちゃんみたいになることだって。
アラタは、“素敵な大人”になるのは無理とか言ってる。
そんなことないと思うなぁ・・・
だって
「大丈夫だと思うよ」
タケルも、同じことを思ったみたい。
私と顔を見合わせて、笑いながら言う。
「君、なんとなく昔のお姉ちゃんに似てるから」
「子供っぽいくせに、妙に自信家で」
「気が強いところが」
『似てるね!』
キャサリン、2度目のガーン、苦笑。
「・・・っていうかさぁ!」
キャサリンが、私の肩をつかむ。
「ミク、アスカ様と知り合いなの!?」
「う、うん。だって、仲間だったし・・・?」
「えぇー!?」
―――キャサリンにも、あの話、話すことになるのかな?苦笑