「先生、ジンさん。本当にこれでいいの?」
「どういうこと、ミク?」
ビリヤード場から、2人と一緒に神威大門へ。
「同盟のことか?」
「ううん、そうじゃなくって・・・アラタ達に言ってよかったのかなー・・・って事」
「それは、あなたが約束だと・・・」
「あ、はい、そうなんですけど・・・ほぼ100パーセント、皆に知れ渡りますよ?」
「そうね、しょうがないわね」
「なら・・・」
そういいかけて、口をつぐむ。
先生は、どこを見ているのか分からない目で、まっすぐ前を見てた。
ジンさんもジンさんで、よくわからない・・・。
私も前を見て、ボソッと言う。
「・・・まぁ、自然に任せるって事ですよね」
翌日、学校へ行くと、掲示板に人だかり。
「あー・・・同盟のことかぁ」
流すように見て、教室へ。
「おはよう」
「あ、ミク!おはよう!」
第4小隊は、相変わらずの元気。
同盟も決まったし、普通はそうだよね。
第1小隊も、気まずいかなぁ・・・と思ったけど、別にそうでもないみたい。
でも、4人のテンションは低いかなぁ・・・。
気分転換に屋上へ行こう!
・・・なんて気分できたんだけど、やばいなぁ。
キョウジの声だ。
つまり、バンデット。
横目で見ると、ロンドニアのキョウジのほかにも、あと4人。
ロシウス2名、ポルトンとアラビスタが1名ずつ。
これって、やばいよね・・・!?
「どんな相手でも、なめちゃだめだ」
なーによ・・・
「なめられて、たまるもんか」
小声で呟いて、階段を駆け降りる。
そして授業中。
アラタってば、ボーっとしすぎ。
寝てないの褒められてたけど、苦笑。
でも・・・しょうがないよね・・・。
第1小隊は皆、そんな感じだったし。
ボーっとしてて・・・。
チャイムが鳴って、ちょっと席にいるのは気まずくって、リクヤのところへ。
「最近、どんなかんじ?」
「どうもこうもありません」
「みたいだね」
リクヤの机に肘をつく。
「1人で抱え込んじゃ、絶対にだめだからね?」
「そんなの、貴方には関係ないでしょう」
「関係大アリだよ。だって、仲間だもん」
それでも、リクヤって固いからなぁ・・・。
「だからって、ミクさんには迷惑は・・・」
「はぁ・・・あのねぇ、私だって総理に頼まれてるの!
ロイやアカネとはちょっと違うかもだけど・・・私だって、守るよ?
リクヤ・・・頼ってよ?コウタと比べたら、私は頼りにならないと思うけど、私だって―――」
そんな時だった。
―――ハルキが席から立ち上がった。
そして、教壇へズカズカ。
「ハルキ・・・まさかッ!」
やばい・・・とりあえず、先生に言わなきゃ!
「ミク・・・さん・・・?」
「ごめん、ちょっと急用!」
皆がハルキに注目してる中、1人だけ教室を出る。
たどり着いた職員室で、先生を呼ぶ。
「美都先生ッ!」
「・・・どうしたの、ミク。今からブリーフィングルームへ行くところよ」
「その・・・ハルキが・・・」
すると先生は、ため息。
予想通りだよね。
「ミク、行くわよ」
「えっ、あっ、はいっ!」
廊下を歩いていると、先生が声をかける。
「ハルキは、どこまで言ったの?」
「わかりませんけど・・・多分、皆代理戦争のこと、知ったと思いますよ?」
「・・・そう。予想はしていたけれど、ここまで大きくなるとはね・・・」
先生も大変そう。
私も、正直どうすればいいかわかんないよ・・・。
そして、先生は教室の前に立つと勢いよくドアを開ける。
―――ジェノックは、ちょっとやばいかもなぁ・・・。