3人がそろってしまい、どうしようかと思う。
すると、私のコントロールポットの中だけ、赤く光る。
「えっ!?ちょ、えぇ!?」
どうすればいいんだろう!?
戸惑ってると、コントロールポットが開く。
・・・ウォータイム中なのに。いいところなのに。
前代未聞だよ・・・!
とりあえず外に出てみる。
「ミク、大丈夫か?」
「猿田・・・教官・・・?」
そこにいたのは、珍しく心配そうな顔をする猿田教官だった。
にしても、何が起こった・・・?
「何が起こったか、理解できるか?」
「いえ・・・」
首を振ると、猿田教官はとりあえず手を差し伸べてくれた。
その手を取って、立ち上がり、教官について行く。
「その、何が起こって・・?」
応接室にて。
教官から事情をきく。
「あのコントロールポットだけ、エラーが起こったんだ。
機内温度が40度を超えていた。暑かっただろう?」
なるほど、そういうことかぁ。
熱があるわけじゃないみたい。
証拠に、全然体のだるさとかないし。
「教官、助けてくださってありがとうございます」
頭を下げて、去ろうとすると、呼び止められる。
「日暮先生と、学園長が呼んでいた」
「失礼します」
「あら、ミクミク、体は大丈夫なの?」
「はい」
まぁ、声は相変わらずかすれてるけどね、苦笑。
「それで、お話とは・・・?」
今度は、椅子に座っていた日暮先生がしゃべる。
「転入生だ」
「転入生?」
首をかしげる。
ジェノックには、今は空いている小隊ないんだけどなぁ・・・?
「ジェノック・・・にですか?」
「いや、ハーネスにだ」
「ハーネス?なら、カゲトラ君とかじゃ・・・?」
「ハーネスとジェノックが同盟をむすんだんだ。もはや同じ国のようなものだ」
まぁ、そうかも・・・?
続くように、学園長が口を開く。
「そうよ~!貴方は、もう2つの国の代表よ~!」
「は、はぁ・・・汗。
ですけど、ハーネスにも空きはいなかったはず・・・では?」
学園長は、満足そうに笑う。
「ハーネスは、第4小隊まででしょ?
あったら、もう1個小隊増やそうと思うのよ!」
「成程ー・・・」
確かに、いい考えだと思う。
だって、この話って・・・
ジェノックにも、戦力アップになるんだから、いい話だよね。
「それで、メンバーは誰なんですか?」
尋ねると、学園長は満足げ。
一体、どうしたんだろ・・・?
「昨日ね、ミクミクが帰った後、生徒の資料を見ていたのよ」
「はぁ」
「ちなみにミクミクは、お兄さんがいるわね。3歳離れてるのね」
・・・さっきから、話が進まない。
早く進めてくれないかなぁ・・・?
「はい、私には兄がいますよ。
私、お兄ちゃん大好きなんで」
・・・あれ、なんで学園長、目が輝いて・・・?
そして、なんで抱きついて・・・?
「が、学園ちょ!?」
「可愛いわね~っ、妹って!
ミクミクのお兄さん、うらやましいわ~っ!」
「わかっ、わかりましたから!」
日暮先生に手伝ってもらいつつ、学園長とはなれる。
そして、本題に移る。
「生徒の資料を見ていたって言ったでしょ?それでね、面白いことを見つけたのよ。
なんと、ジェノック第1小隊のメカニック君以外と、ムー君にはね、共通点があったのよ」
「共通点・・・ですか?」
「そうなのよ~。私も驚いたわ~。
何とね、4人は―――なのよ」