A smile of a goddess   作:御沢

63 / 95
62

3人がそろってしまい、どうしようかと思う。

 

すると、私のコントロールポットの中だけ、赤く光る。

 

「えっ!?ちょ、えぇ!?」

 

どうすればいいんだろう!?

 

戸惑ってると、コントロールポットが開く。

 

・・・ウォータイム中なのに。いいところなのに。

 

前代未聞だよ・・・!

 

 

とりあえず外に出てみる。

 

「ミク、大丈夫か?」

 

「猿田・・・教官・・・?」

 

そこにいたのは、珍しく心配そうな顔をする猿田教官だった。

 

にしても、何が起こった・・・?

 

「何が起こったか、理解できるか?」

 

「いえ・・・」

 

首を振ると、猿田教官はとりあえず手を差し伸べてくれた。

 

その手を取って、立ち上がり、教官について行く。

 

 

「その、何が起こって・・?」

 

応接室にて。

 

教官から事情をきく。

 

「あのコントロールポットだけ、エラーが起こったんだ。

 

機内温度が40度を超えていた。暑かっただろう?」

 

なるほど、そういうことかぁ。

 

熱があるわけじゃないみたい。

 

証拠に、全然体のだるさとかないし。

 

「教官、助けてくださってありがとうございます」

 

頭を下げて、去ろうとすると、呼び止められる。

 

「日暮先生と、学園長が呼んでいた」

 

 

「失礼します」

 

「あら、ミクミク、体は大丈夫なの?」

 

「はい」

 

まぁ、声は相変わらずかすれてるけどね、苦笑。

 

「それで、お話とは・・・?」

 

今度は、椅子に座っていた日暮先生がしゃべる。

 

「転入生だ」

 

 

「転入生?」

 

首をかしげる。

 

ジェノックには、今は空いている小隊ないんだけどなぁ・・・?

 

「ジェノック・・・にですか?」

 

「いや、ハーネスにだ」

 

「ハーネス?なら、カゲトラ君とかじゃ・・・?」

 

「ハーネスとジェノックが同盟をむすんだんだ。もはや同じ国のようなものだ」

 

まぁ、そうかも・・・?

 

 

続くように、学園長が口を開く。

 

「そうよ~!貴方は、もう2つの国の代表よ~!」

 

「は、はぁ・・・汗。

 

ですけど、ハーネスにも空きはいなかったはず・・・では?」

 

学園長は、満足そうに笑う。

 

「ハーネスは、第4小隊まででしょ?

 

あったら、もう1個小隊増やそうと思うのよ!」

 

「成程ー・・・」

 

確かに、いい考えだと思う。

 

 

だって、この話って・・・

 

ジェノックにも、戦力アップになるんだから、いい話だよね。

 

 

「それで、メンバーは誰なんですか?」

 

尋ねると、学園長は満足げ。

 

一体、どうしたんだろ・・・?

 

「昨日ね、ミクミクが帰った後、生徒の資料を見ていたのよ」

 

「はぁ」

 

「ちなみにミクミクは、お兄さんがいるわね。3歳離れてるのね」

 

・・・さっきから、話が進まない。

 

早く進めてくれないかなぁ・・・?

 

 

「はい、私には兄がいますよ。

 

私、お兄ちゃん大好きなんで」

 

・・・あれ、なんで学園長、目が輝いて・・・?

 

そして、なんで抱きついて・・・?

 

「が、学園ちょ!?」

 

「可愛いわね~っ、妹って!

 

ミクミクのお兄さん、うらやましいわ~っ!」

 

「わかっ、わかりましたから!」

 

 

日暮先生に手伝ってもらいつつ、学園長とはなれる。

 

そして、本題に移る。

 

 

「生徒の資料を見ていたって言ったでしょ?それでね、面白いことを見つけたのよ。

 

なんと、ジェノック第1小隊のメカニック君以外と、ムー君にはね、共通点があったのよ」

 

「共通点・・・ですか?」

 

「そうなのよ~。私も驚いたわ~。

 

何とね、4人は―――なのよ」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。