「大空、今日はもう帰れ。
ウォータイムのことは、あとでちゃんと教えるよう海道先生や美都先生に言っておく」
4人がウイニングを見てはしゃいでいる傍で、先生に耳打ちされる。
・・・そうだよね。
今の私は、4人を学園になれさせなきゃ。
「ありがとうございます。
でも、4人のことは後々私から伝えます」
「そうしてくれ。
実を言うと、司令官2人も知らないんだ」
マジですか!?びっくり・・・。
「了解です!」
敬礼ポーズをとって、4人のところへ行く。
「皆ー!寮に行くよー!」
「はーい!」
ミヤビが返事して、4人がやってくる。
「あ、あの・・・大空さん・・・」
「ミクでいいよ、出雲さん」
おどおどしている出雲さん・・・
やっぱりかわいい・・・っ!
「あ、ありがとう・・・じゃあ、ヒナ・・・じゃなくて、私もヒナって呼んで・・・くださいっ」
「ありがと、ヒナ」
うーん・・・なんか違う・・・。
「・・・やっぱり、ヒナちゃんで!」
「うん、わかった。よろしく、ミクちゃん」
―――ハルキめ、こんな可愛い妹がいるとは・・・っ!
「それで、どうしたの?」
「ハル君・・・お、お兄ちゃんに会いたいんだけど・・・」
そうだよね・・・
でも、今日はちょっと難しいかな・・・。
「いつか会わせてあげる!
でも、ちょっと待ってね?4人のこと、それぞれのお兄さんには秘密なの」
すると、4人でうなずく。
・・・やっぱり、いい子たちばっかりだなぁ♪
そして、ダック荘に着く。
「寮長殿、転入生4名連れてきました!」
「御苦労だったね!」
そして出てきたトメさん。
ヒナちゃんなんか、縮こまっちゃった。
「ついてきな、部屋に案内するよ」
「ついて行ってー!」
4人をせかして部屋に連れて行く。
結局、アリスとミヤビ、ヒナちゃんとサナが同室みたい。
ユノは1人部屋だけど、ちゃんと2人部屋もあるわけで。
「今日はまだ皆に発表してないから、食堂とかにはいけないんだ・・・。
だから、この総菜パンで我慢してね?」
夕食の代わりに、総菜パンを出す。
それでもいやな顔1つしないんだから、すごいなぁ。
「あ、私のCCMの番号とアドレスね。
何かあったら電話なりメールなりしてね。私は、別のところに住んでるの」
「別のところ?」
「うん。担任の先生の家。私は、これでも一応特待生だし」
「すごいです・・・っ!」
女子が増えるのは・・・いいことだよねー♪
ちなみに今いるのは、アリスとミヤビの部屋。
兄妹そろって、同室とは・・・。
「外出ちゃダメって、きついねー」
「俺は、狭苦しいのは無理だ」
顔とか見られたら、やばいしね・・・
「ごめんね?明日は、紹介するから」
「ミクちゃんは、悪くないもん。ヒナたちが我慢するから、大丈夫」
「そうよ。それに、この状況もまた楽しいじゃない?」
ということで、なぜこうなったかは知らないけど・・・
「いいの?本当に?」
「今日だけだよ!だから、大丈夫っ!」
―――4人は、この部屋に泊まるみたい、苦笑。
アリスなんか、うげー・・・って顔、苦笑。
「じゃあね、また明日7時に来るから」
『ばいばい』
アリスを除き、皆は笑顔だね、苦笑。
とりあえず役目も終えたし、ダック荘を出ようとすると・・・
「ミク・・・?」
・・・タイミング、悪すぎ。
「ヒカル、ハルキ・・・帰ってたの?」
―――お兄ちゃんに出会いました。
ウォータイムのこととか、聞きたいことはたくさんあるよ・・・。