アラタが気になったけど、今日は7時に4人を迎えに行かなきゃ。
ダック荘に着いて、4人を呼ぶと、もう出てきていた。
アリスは、制服着崩しすぎって感じ。
女子の上着を着てなくて、代わりにアラタのパーカーの色違い(ピンク)を着てる。
リボンも緩めてるし、スカートもかなり短い。
ブラウスの裾も出てる。靴は、茶色のショートブーツ。
ミヤビは、比較的ちゃんと着てる。
ただ、腕は袖まくりしてる。
靴は紫のラインの入ったかっこいいスニーカー。
ヒナちゃんは可愛い。
上着のそでが萌え袖で、フリルのついたニーハイソックスはいてる。
靴は、リボンのついたピンクのムートンブーツ。
頭のリボン付きのカチューシャも相変わらず。
これぞ、妹!って感じ。
サナはクール。
制服はちゃんと着てる。
下は紫のタイツに、黒の編み込みのロングブーツ。
さすがムラクの妹。紫が好きなのかな?
かっこいいなぁ・・・。
ちなみに私は、いつも通り。
ジェノックの制服をちゃんと着る。
下はニーハイソックスで、茶色のロングブーツ。
髪型はサイドテール。ピンク色のリボンはやっぱり必要。
「おはよー!4人のことは、あとでジェノックとハーネスのメンバーを集めて紹介するね」
「わかった。早く行こう」
「アリス、学校気になるんだーっ?」
「なっ!そ、そういうわけじゃ・・・っ!」
アリスって、ツンデレだよね、うん。
とりあえず見つからないよう、学園長室にいてもらう。
その間、私と学園長は、全校集会の呼び掛け。
・・・新しい先生―――セレディ・クライスラーは、天才的頭脳をもつ子ども。
年齢は、私たちと変わらなかったはず。
私は先生を、体育館まで連れてくる役目がある。
「セレディ・クライスラー先生、一緒に来ていただけますか?」
「・・・君が会長?可愛いね」
・・・ペースを乱されちゃ終わり。
平常心、平常心。
「それはどうも。私は中等部会長の大空ミクです。2年5組です」
「へぇ。じゃあ、タメだね。タメ口でいいよ?」
「・・・そうですか、ならそうします」
この人・・・苦手だ・・・。
体育館の舞台そでに立っている間、学園長はいつもの挨拶。
横では、クライスラー先生が話しかけてくる。
「君、さっきと格好が違うね」
「・・・ミクでいいよ。
この格好は―――後々わかると思いますけど、私は生徒であって、ジェノックという仮想国の司令官なんです。司令官としての正装がこれです」
今の恰好は、あの日―――ドルドキンスを突き止められた日に、着ていた司令官としての正装。
皆の前にこの姿で出るのは初めて。
見たことあるのは、ジェノック第1小隊くらいかな。
学園長に呼ばれて、私がエスコート?しながら連れてくる。
「貴方が何を考えてるのか知らないけど、邪魔するんなら容赦しないから」
小声で言うと、小声で返される。
「ミクは知ってるの?エゼルダームのこと」
「えぇ、知ってる。私の予想だと・・・バンデットでしょ」
「ふーん、面白い」
・・・私やっぱり、この人苦手・・・。
「クライスラー先生、着きましたよ」
「セレディでいいよ」
「そう。なら、これからそう呼ぶ」
セレディは前を向き、私はその横に立つ。
学園長に紹介されたセレディは、新しい仮想国のことを述べた。
・・・メンバーを聞いていたら、すぐに分かった。
キョウジや有馬くんたちがいる。
―――いつだったか、屋上にいたメンバーが勢ぞろい。
やっぱりバンデットか・・・。
「では、次に中等部生徒会長からお知らせよ」
学園長に言われて、はっとする。
―――実は私がジェノックの司令官だって、公表してないんだよね。
ドルドキンスと同類かも、苦笑。
今日は、そのことも公表するの。