セレディにのいてもらって、台の真ん中に立つ。
やばい・・・なれてるはずなのに・・・
緊張する・・・っ。
すぅ・・・と息を吸う。
「皆さんに言っておくことがあります。
知っている人もいると思いますが、私はジェノックの司令官です。
表向きは、美都玲奈先生がジェノックの司令官です。ですが実際は、私と2人で司令官をしています。
クライスラー先生が来られたついでですので、私も公表しておきます」
言い終わってから、再び一歩後ろに下がる。
「ふふっ」
小さく笑うセレディ。
・・・むかつく・・・。
「何?」
「いや、意外としっかりしてるんだと思ってね。君、見るからにアホっぽかったし」
「ッ!?」
何この人・・・ムカつく・・・ッ!
「アホってねぇ・・・ッ」
「違うの?」
「これでも一応、生徒会長なんだから、バカなわけないじゃない!成績だって、学年トップ3には入るってば!」
なるべく小声で返すけど、顔に怒りがあられてると思う。
だって、この人・・・ッ!
集会を終えてから、舞台そでに戻って・・・
―――パシンッ!
「っ・・・痛いよ?」
「ふざけないでよッ!なんで集会中に、あんなこと言ってくるの!?意味わかんないッ!」
―――セレディをビンタしました。
「君をからかうのは面白いね」
「からかうッ!?・・・もういいッ!あんたの授業なんて、一生受けたくない!」
涙でてきそう・・・やだなぁ・・・。
「でも、僕は君が好きだよ?かわいいし」
「ッ!私はッ・・・大っきらいッ!」
振り返って、言い放つ。
・・・もう、本当大っきらい!
バタンッ!
―――ドアの音が、教室に響く。
うわぁ・・・皆、こっちを向いてる・・・。
でも、そんなの知らない!
なんなの一体、あの人!
これでも一応・・・ううん、一応なんかじゃない、会長なのに!
急にやってきたと思ったら、アホとかいうし・・・ッ!
アーッ、もう、本当にッ
「ムカつく―――ッ!!!!!」
私・・・頭やばいと思う。
机に顔突っ伏したと思ったら、奇声を上げたり・・・
うん、おかしいのはわかってる。でも、でも・・・ッ
「セレディのクソ野郎―――ッ!」
悶々している私に、アラタが話しかけてくる。
「あの・・・ミク?」
「アラタ・・・うわぁぁぁぁんっ!」
アラタの体に抱きつく。
もう、何が何だかわけわかんない!
大泣きしてるし、私。これじゃ、本当にバカみたいじゃん!
いつの間にか、第1小隊全員集合。
ようやくアラタから離れて、ハンカチで涙をふく。
「どうしたんだ?」
「ミクらしくもない」
ハルキ、ヒカル・・・そうだよね・・・。
でも、思い出すと・・・ッ!
「ちょっと聞いてよッ!」
さっきのセレディとの話を全部話すと・・・
「はぁ!?なんだそれ!ミクはアホじゃない!」
「だよねっ!頭いいわけじゃないけど、アホじゃないもんっ!」
「本当に分からない先生だな」
「聞けば聞くほどわからない」
「あの人はミクを気にいってるんだと思うよ?」
サクヤのその言葉・・・本当に・・・ッ
「絶対に違う!っていうか、そうだとしても断固拒否!断固拒否!断固拒否!大事だから、3回言った!」
ムカつくッ!
・・・でも、ムカつくけど・・・
「あの人が優秀なのは確かだから、結局何も勝てなかった気がする・・・」
するとアラタが、元気よく言ってくれた。
「俺、オーバーロード使うことにする!ミク、いろいろ教えてほしい!
それにさ、俺たちはミクが一番の司令官だと思ってるんだからさ、自信持てよ!」
「アラタ・・・ありがと。
よしっ!一緒に頑張ろうよっ!」
5人で顔を見合わせて微笑みあって、ぷっと吹き出してまた笑った。
―――そうだよね。
セレディやキョウジがどうこようと、私にはジェノックやハーネスの仲間がいるんだから!